東洋動画の入社試験に落ちたなつは落胆のあまり、北海道の家族への手紙も書けない状態になりました。それほど「不採用」になることを自分の中で想定していなかったってことだね(苦笑)。
まぁ、仲さんから「今人手不足だから誰でも大丈夫かも」なんて誘いうけてたからw、落ちるってことが頭になかったという気持ちは何となくわかるかも。
翌日、マダムと野上に結果を報告するなつ。野上さんは相変わらずなつには手厳しくて「まさか本気で受かることしか考えてなかったんじゃないでしょうね?」と嫌味をぶちかましてくるw。野上さんはそうでなきゃ(笑)。
マダムもさりげな~く「無謀なことに挑戦したんだから」と現実を突き付けてくる。なつはこの時に初めて自分が分不相応なことにチャレンジしたんだと気が付いたよう。
でも「だけど挑戦した、そうでしょう?」とその心意気を褒めてくれている。さらにこのまま川村屋の正社員として雇っていいとまで言ってくれて…
光子マダムは菩薩かwww!!
しかもこの雰囲気に飲まれたからか野上さんまで「より一層の努力をしてくれるなら、立派な川村屋の店員になれるでしょう」なんて歓迎の意向(最後にピリ辛スパイスも入ってるけどw)。なんだかんだでなつのこと、野上さん、ホントは応援してるんじゃないのかね。
とにかく、川村屋さんが本当に寛大な職場だということがよく分かるよ。
しかし、アニメーターを目指して上京したなつとしては、そう簡単に川村屋の正社員になるという気持ちにはなれない。野上は「せっかくのマダムの好意を踏みにじるんですか!?」と憤慨してたけど、光子マダムはなつの気持ちを汲んで選択権を彼女に委ねました。
マダムは本当に人間ができておられる。さすが大女将に仕込まれただけあるな(違←どんどw)。
とりあえず、自分の進路を考える間はこれまで通り川村屋で裏方として雇ってもらえることになりました。
一方、北海道ではなつから試験の連絡が来ないことにさすがに不安を覚えている様子。柴田家が出てくるとなんかホッとするのはなぜだ(←ヲイww)。それにしても、1か月音信不通は長すぎだわ!そんなに長い期間知らせないっていうのは、さすがにどうなん!?そりゃ心配するっしょ。
一番不安に思っているのは泰樹じいさんのようで、それを少しでも和らげようと富士子は無理やり「便りがないのは良い便りってこともあるし」とはぐらかそうとしましたが、剛男は即座に「なつの性格からしてそれはないだろう」とバッサリww。こうハッキリ言われてしまっては、富士子たちも「ないな」と納得するしかない。
照男も「良い知らせならすぐ電報とかよこすべ」とかなり不安に思っている様子。この何気なく発した「電報」という言葉にピーーンときた剛男はこっちから電報打てばいいと思いついたようですが…思いついた内容というのが…
「連絡を、待つ身の辛さ、つれづれに・・・」
って、なぜか俳句調(笑)。剛男さんに西行法師が憑依したのかと思ってしまったではないか(←平清盛ネタww)。っていうか、横にいた照男兄ちゃんが一緒になって情景思い描いてるのが可愛いんですがww!!
ツッコミ入れてくる富士子に対して「露骨に聞きづらいだろうが!」とムキになる西行@剛男(笑)。だからってその俳句はますます分かりづらいぞww。
すると横から照男が「農協から電話すればいいべさ、川村屋に」とグッドアイディアを思いつく。みんなそれが妙案だと乗ることになりかけるのですが…
「落ちてたらどうすんの?」
という明美の鋭すぎる素朴な一撃でみんな押し黙ってしまうww。家族みんな、受かること前提で北海道から東京へなつを送り出してるからね。「万が一」のことが頭になかったw。それに今直面してるかもしれないって状況になって、電話してもいいのか迷いが生まれてしまいました。
優しい家族だね、やっぱり柴田家は。なつよ、早く手紙を出した方がいい!
その頃新宿では、雪次郎が一人で「風車」を訪れていました。妖艶なお姉さんの客引きをなんとかかわしてる姿が可愛かったぞw。それにしても、亜矢美ママの人柄の明るさからか、訪れるお客さんは皆ざっくばらんでフランクな雰囲気ですね。あんな店だったら楽しそうだなぁ。
しかし、雪次郎は咲太郎に用事があるようで…。一番はなつの不採用の件を知らせに来たようですが、それとはもう一つ他に「新劇」についても聞いてみたい雰囲気が(汗)。さすがにそれは本人には言えなかったけど、雪次郎はもしかしたら自分の進路に迷いが生まれているのかもしれない。
雪次郎からなつが不採用となって落ち込んでいることを聞いた咲太郎。今後の振る舞いについて悩んでいる友達の姿を見て居ても立ってもいられなくなって訪ねて来るなんて…、雪次郎くんは本当に優しい子だね。
雪次郎からなつの様子を聞いて不安に思った咲太郎は川村屋の下宿先を訪ねる。ボンヤリと魂が抜けたようになったなつに代わって出迎えたのは咲太郎に想いを寄せる佐知子。姿を見るなりテンション爆上がりww。目が完全にハートになってますがな(笑)。でも当の咲太郎はそのことに全然気が付いてなさそう…。これ、将来的に波乱起こらなきゃいいけどねぇ(←ありそうww)。
それにしても…咲太郎のファッションはやっぱり目を惹くものがありますな。
ちょっとアベコベなファッションでも、スタイル抜群で綺麗な顔立ちの岡田くんだとなぜかカッコよく見えてしまう不思議(笑)。
なつを元気づけようとしてやってきた咲太郎はなつに対して「東洋動画なんてビールの泡みたいなもんだよ、気にするな」と励ましますが…そのたとえはちょっと飛び過ぎだろうw。なつもさすがに「泡なのはこっちだよ」とツッコミ入れてるし。
かえって落胆が大きくなったなつは
「絵のことだって何も知らないし、美術の大学も出てないし。けど私にもできるって言われて、それを真に受けてそれしか考えられなくなってたんだわ。バカだよね」
と凹みまくり。いや、でも、逆に冷静に自分を分析できてよかったんじゃない!?とか思ったんだけどね。
すると咲太郎は面接のことについて突然突っ込んだことを聞いてくる。さらに「何か聞かれなかったか?」と詰め寄ってきて…これは完全に、自分が東洋へ行った時に社長に直談判した効果がどうだったのか気にしている感じだったな(苦笑)。
それに対してなつは面接のときのことを頭の中で振り返るのですが…「戦災孤児」と指摘されたことと「もうけっこうです」とバッサリ切られたことしか思い出せない。それを今兄に告げてしまったら怒鳴りこみに行きかねない…と防衛意識が働いたからか「普通だよ、絵がダメだったんだ…」とだけ伝えます。
そこで面接のことを言わなかったのは良かったんだけど、最後の「絵がダメだった」と言ってしまったことがトラブルを引き起こすとは…この時のなつにはそこまでは思いもしなかっただろうね(汗)。
場面変わって東洋動画のアニメ制作の現場が登場。
静かながらも各々が凄まじい集中力で作業していて緊張感がハンパない!!まさに戦場といった感じ。コツコツと細かい作業をいかに高い集中力を保ってできるかというところに適性を問われそうです。
小手さんが演じる井戸原はベテランのオーラがすごいし、一心不乱に絵に立ち向かってる仲さんには惹き込まれる魅力がある。
お昼のチャイムが鳴ると一気に緊張感がほどける皆さん。もう見てて思わず「お疲れ様でした」って声をかけたくなってしまった。仲さんがメガネを取って目頭を押さえる仕草が…なんだかちょっとセクシーに見えたのは新さんが演じてるからだろうな。
で、どうやら仲さんは女子社員の中でもかなりの注目株のようで皆表情が乙女になってたw。超イケメンっていう感じじゃないんだけど、あの周囲を包み込むような柔らかいオーラと草食系なふんわり優しい雰囲気が女子を虜にしてるんだろうね(←きっと私も惚れるww)。
お昼ご飯はパンとコーヒー牛乳かな?そんな些細なところもなんか可愛いぞ(笑)。
と、そこへなぜか突然咲太郎が現れる。その場所って、見るからに東洋動画の会社の中庭っぽいところですよね!??当時は警備も甘かったとは思うけど…それにしてもどうやって入ったんだ!??ビックリだよw。今だったら不法侵入の罪でお縄になるんじゃないか!?
咲太郎を見た途端に怯えまくる仲さんww
まるで、蛇に睨まれたウサギ状態(笑)。
きっと、初対面の時に「あんたが誘った?そりゃ責任重大だよな。裏切ったら海に浮かぶよ!?」と脅されたやつが相当効いてると思われますw。あの時の怯えっぷりもかなりだったからww。仲さん、かなりのビビリさんなんでしょうね。咲太郎は思うほど怖くないんだけどなぁ~~。
目が泳ぎまくって動揺している仲になつが落ちたことを告げる咲太郎。この時点で仲さんはなつが落ちたことを全く知らなかった様子。そりゃそうだろうね、添削してた時はかなり高評価だったから。しかし、咲太郎はそんなこと知る由もないわけで…
「なつには、実力がなかったんでしょうか?どうなんでしょうか!??」
と激しく詰め寄ってしまう。あ~~、仲さん、哀れ~~~。次回はさらに哀れなことになりそうでハラハラする(楽しみとも言うがw)。
本日のウッチャン父さんのツッコミ。
「咲太郎よ、気持ちは分かるが、そこまで聞きに行くのは…どうなんでしょうか!?」
その通り(笑)。
照男役の清原翔くんの『なつぞら』写真集5/31発売。
清原翔 Visual Book in「なつぞら」 (カドカワエンタメムック)
ドラマガイドは絶賛発売中。
連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)
📺 記事が気に入ったらバナークリックしてくれると嬉しいです