NHK正月時代劇『風雲児たち ~蘭学革命篇~』その1

2018年のNHK正月時代劇は三谷幸喜さん脚本の『風雲児たち~蘭学革命篇』でした。

このドラマの大きな特徴となったのが・・・出ている主要キャストが全員大河ドラマ『真田丸』に出演している役者さんだったことです。
大河が終わった後に「スピンオフを」といった声が多く挙がっていたのですが、全く違う時代の作品のなかで真田丸キャスト陣が登場するといった形である意味実現したのかなと。次々発表される登場人物キャストに毎回驚かされっぱなしでしたw。

ドラマ放送直前の年末、佐賀と大分のイベントに参加したこともあって放送日をとても楽しみにしていたのですが、正月には主人の実家あいさつ回りという外せない行事があるため(苦笑)実際にドラマを見れたのが5日過ぎになってしまいました😅。
リアルタイムで感動を分かち合えなかったのは残念でしたが、素晴らしいドラマだったと思います。三谷さんのドラマは個人的には90分という尺が一番面白く感じるかも(真田丸は時折不満に思う部分もあったので 苦笑)

以下、ネタバレありの感想です。

 

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NHK正月時代劇『風雲児たち ~蘭学革命篇~』

2018年1月1日(祝・月)19:20~20:49

原作 みなもと太郎『風雲児たち』

風雲児たち~蘭学革命篇~
みなもと太郎
リイド社
売り上げランキング: 5,791

脚本 三谷幸喜

ナレーション 有働由美子アナウンサー

出演

  • 前野良沢:片岡愛之助
  • 杉田玄白:新納慎也
  • 中川淳庵:村上新悟
  • 桂川甫周:迫田孝也
  • 平賀源内:山本耕史
  • 奥平昌鹿:栗原英雄
  • 田沼意次:草刈正雄  ほか

 

参考 公式ページ

風雲児たち~蘭学革命篇~ | NHK 正月時代劇
NHK 正月時代劇『風雲児たち~蘭学革命篇~』の公式サイト。三谷幸喜が満を持して送る究極のエンターテインメント時代劇!

参考 イベントレポ

『風雲児たち』プレミアムトークin中津 -1-
NHKのお正月時代劇『風雲児たち~蘭学革命篇~』放送に合わせて、九州でPRイベントが行われました。その第二弾は、12月31日大晦日開催で大分県中津市。実は前日の佐賀でのイベントにも参加してきたわけですが、まさかド年末に九州行くことになるとは...
『風雲児たち』カウントダウン・トーク!in佐賀 ‐1‐
NHKのお正月時代劇『風雲児たち~蘭学革命篇~』放送に合わせて、九州でPRイベントが行われました。その第一弾は&

 

江戸・杉田玄白邸

最初に有働アナのナレーションから入る形は『真田丸』を踏襲しているなと思いましたw。丸はテーマ音楽の後に必ず有働アナの解説が入ってましたからね。

意外だったのが、すでに良沢や玄白が年老いたところからドラマがスタートしたこと。最初にその姿を見せてしまうのかとちょっとビックリしました。
九州のイベント2回頑張っていた大野さん演じる大槻玄沢が最初に登場。なんだかすごく親近感を持って見てしまう😁。その弟子ということで安岡玄真も登場してくるのですが、浅利陽介くんの天真爛漫な笑顔がめちゃめちゃ可愛らしかった😊。玄沢に呼ばれて元気よく「はい!!」ってニコニコしながら駆け込んでくる姿にちょっと萌えましたww。玄沢はそんな弟子を面倒くさいと思いつつも可愛くて見離せないみたいな感覚でいるんだろうなぁなんて妄想w。

玄白邸が色んな客人でごった返していたのは…どうやら長寿の祝いの席が設けられたからの様子。しかし、杉田玄白は偏屈さ丸出しでww玄沢の説得も振り切り一人別室に籠ってお茶を飲む始末。それでも周りが気になって障子からちょっと顔を覗かせる一面は可愛らしかったですがw。
いやぁ~~、新納くんの老け役初めて見たけど…見事にジジイになっていてちょっとビックリ(笑)。違和感が全然ありませんでした。いつも明るい新納くんが気難しいジイさんを演じるのってすごく新鮮だなぁと😁。お茶の入れ方がちょっと「相棒」の右京さんちっくだったのが面白かったww。

で、偏屈さでは玄白爺さんの引けを全くとらないのが前野良沢ジイさん。こちらはまだ自宅の別館(?)みたいなところに籠って一節切を吹き続け、招待を受けているという玄白邸へ足を運ぼうともしてない状況😅。あの頑固さは玄白の上を行く感じっていうのがびりびり伝わってきました。
いやぁ~~、あそこまで老けメイクした愛之助さん初めて見ましたが・・・こちらも全く違和感なく爺さんになっててビックリです(笑)。で、さっそく一節切を吹くシーンも出てきてましたね。これを撮影したのは後半かもしれませんが(最初に渡されたのが撮影1時間前って話してたのでww)、それでも吹く姿が様になっててすごく自然に見えたのはさすがだなぁと思いました。

解体新書をこの二人がどのように創り上げていったのか、有働アナのナレーションと共にここから時代が遡っていきます。

ターヘル・アナトミア

冒頭のシーンから20年遡ったところから本編がスタート。前野良沢が100日間の長崎遊学期間を終えて久しぶりに江戸にもどってきます。家族にはそれぞれ長崎土産を買ってくるという、この時点では「良き夫であり、良き父親」な存在の良沢。
この場面見た時、イベントの時長野さんが「最初だけは家族の雰囲気がよかった」って語っていたのが過ってww・・・あぁ、ここだけが平和なひと時ってことなのかなって思ってしまいました😅。それにしてもこの時の愛之助さんのどっしりと落ち着いた芝居が光ってましたなぁ~。家庭のしっかりとした屋台骨感が出ていて惚れ惚れ😊。

家族への土産のほかに、良沢はある「本」をこっそりと持ち帰っていました。それが「ターヘル・アナトミア」。オランダの医学書で、その内容はこれまでの日本の医学書にあるものとは比べ物にならないくらい詳細な内容。良沢は一人別館にこもって興奮を覚える。
当時の人にとったらその「ターヘル・アナトミア」の内容は衝撃の一言だったんだろうなと思いました。なにせ、人体の中の様子が「嘘だろう!?」ってくらい詳細に図に描かれ説明されていましたからね。

さっそく蘭方医仲間の玄白に長崎で手に入れた蘭仏辞典と「ターヘル・アナトミア」を見せてドヤ顔する良沢先生ww。これ、軽く、自慢?みたいなww。
ところが、玄白も江戸で全く同じ「ターヘル・アナトミア」を手に入れてて持参していたことが判明😅。自分だけが持っているという優越感に軽く浸っていた良沢はそのことがショックすぎて思わず脂汗を流してしまうっていう(笑)。自分だけがと思っていた書物をまさか玄白も持ってたとはねぇw。これって史実なのかな?としても見せ方の面白さはさすが三谷さんだなと。

とりあえず落ち着いて「ターヘル・アナトミア」を見ながら「西洋人と日本人では体の構造が違うのか確かめてみたい」と話し合う二人。その時、玄白は翌日に腑分けがちょうど行われるから一緒に見に行かないかと持ちかける。腑分けとは、いまでいう解剖ですね。
私たちからすると、そんなおぞましい現場…って思うけど、蘭方医の良沢たちからすれば人間の構造を知ることができるまたとないチャンス。ということで、一緒に現場へ向かうことが決まります。

腑分け

出かける支度をする良沢の準備をかいがいしく手伝う珉子さん。この時点ではまだ夫婦関係は良好だなとw。

玄白の後輩にあたる村上新悟さん演じる中川淳庵も一緒に、いざ骨ヶ原へ。薄気味悪い夜道にびくびくしながらもようやく現場に到着。怯えながら微妙な顔して歩く3人が面白かったなw。
そこで役人の近藤芳正さん演じる新蔵が腑分けの注意事項を話すのですが…新蔵さん、なにか常にかじっていらっしゃるww。これって…「真田丸」で近藤さんが演じてたスルメ好きな平野殿をパロったんですかね(笑)。あの仕草に思わず笑ってしまったww。

腑分け人の虎松なる人物が来れなくなった事が判明し、代わりにその祖父の国松という人物がやってくる。


このひと、誰???wwwwww

「真田丸」キャストであることは分かってたんですが、ドラマが終わってクレジットが流れるまで、この腑分け歴80年wwの爺さまを誰が演じてたのか気が付きませんで😅、小林隆さんだと分かった時にはビックリいたしました(笑)。
中津のトークショーで「特殊メイクがすごくて初めての人は分からないと思う」って栗原さんが言ってたのはたぶん、コバさんのことだなwww。いやぁ~、今回のドラマの特殊メイク班、すごいですなぁ~~!!

それにしても御年90で腑分け歴80年って・・・10歳から腑分け携わってたのか😱😱!!しかもこの老人、ちゃんと記録に残ってるっていうからビックリです。実在のジイさんだったんですねぇ~。
仕事っぷりも90には思えないほどの的確っぷりで、良沢たちも食い入るようにそれに魅入られていく。いやぁ・・・いつの時代も、医学に携わる人ってこういう現場を見てきているっていうのでホント・・・尊敬してしまいますよ。私だったら絶対倒れてる。

その帰り道、良沢と玄白は「ターヘル・アナトミア」のことが本当だったと確信して気持ちが高ぶっている。淳庵はまだ慣れていないらしく気持ち悪くなってたようですが😅、私から見ればあれがまっとうな反応じゃないかとw。
この時、良沢と玄白は共に「ターヘル・アナトミア」を日本語化して世に出そうと決意。淳庵も交えての翻訳作業に入っていきます。最初は「無謀だ!」と反対した良沢でしたが、医学のためだという玄白の熱意に心打たれた形で受け入れてましたね。この時点では、二人とも同じ方向を向いていたという事になります。

翻訳作業開始

意気込みだけはよかったのですが、いざ翻訳しようにも本を開けてみても何が書かれているのかさっぱりわからない状態😅。全く未知の文字との遭遇ですからねぇ…。分からない文章ってジーっと見てるとグニャって見えてしまうの…あの描写すごいリアルだった。で、良沢先生がひとこと。


「本日は、ここまで」

なんもやっとらんやないかいwww!!!玄白が思わず「え!?」って聞き返す気持ちもよく分かる😅。諦めが早すぎるぜ良沢先生(笑)。なんでも、「まっっったく分かりません!」とのことw。見栄張るまでもなく完敗ってほど分からないんですねw。
ところが、そのさらに上を行くのが玄白さんです。

「一つも知りませんっっ!!しかしやる気なら人一倍!!・・・申し訳ないっ!」

潔すぎるぜ、玄白さんwwww。このあたりの芝居は新納くんらしさがすごく出てて面白かったですね~。
淳庵さんはまだ数個知ってるだけマシだったよ😅。でもそれだけでは、難しい「ターヘル・アナトミア」を翻訳するなんて夢のまた夢です。ということで、初日は早めに切り上げて、次の時までに【オランダいろは】を覚えてくる宿題が課せられることに。いわゆる、英語で言うところのアルファベットを覚えるって感じですかね。

ガックリしながら玄白たちが帰る道中、やったらテンションの高い侍に遭遇w。


「真田丸」で北条氏政を怪演した髙嶋政伸さんが演じる高山彦九郎なる人物。これだけの出番でしたが、爪痕残すほどのインパクトはさすがでした!

平賀源内、登場

翻訳作業の助けになりそうな知り合いがいる、ということである人物の元を訪れる玄白と淳庵。


その人こそが、山本耕史くん演じる平賀源内。多彩な才能を発揮した人物としても有名ですが、同じく多彩な能力を持つ耕史くんが演じてるとなんだか本物に見えてきてしまう!それくらいハマってましたね。
ちなみに源内のそばで締め切りを待っていたメガネのおじさんは・・・『風雲児たち』原作者のみなもと太郎先生だったそうです!実に自然にその場に存在していて違和感がありませんでした。

さっそく源内に「ターヘル・アナトミア」翻訳作業をしていることを告げると、何やらもっともらしい発音でそれを読み進めていく。これを見たら、当然、玄白も淳庵も「読めるんだ!!」と思っちゃいますわなww。
ところが、その直後に彼が発した「オランダ語に聞こえた?」って言葉でガックリ😅。このあたりの適当さっていうのも源内の魅力かもしれませんね。耕史くんが演じるとそれすらなんだかカッコよく見えちゃうから不思議。

「オスト、アンデル」って妙なオランダ語っぽい日本語を饅頭片手に発した後ww、「俺の頭のなかはすでにオランダなんか超えている!」と豪語する源内。「もっと面白いことがやりたい」と言う彼は玄白たちよりも大きな世界を見据えているようでした。「誰も見たことないものをこしらえる時は呼んでくんな」ということで、今回の話はご破算となってしまいました。
頼みに行った相手、間違えちゃったっぽいね😅。「言っていることが全く分かりませんでした」っていう素直な淳庵の言葉にちょっと笑ったw。

前回よりも参考文献を増やして翻訳作業に入る良沢たち。しかし、だからと言って意味が分かるわけでもない。


分からない単語には「轡十文字」という印をつけていったそうですが、その数はどんどん増えるばかりで一向に日本語に訳せる気配が見えてこない。

しかし、今回の良沢は前回とは違って「分からないとあきらめるのはまだ早い!!」と熱いご様子w。おそらく、この日を迎えるまでに必死に何とかしようと準備してきたに違いない。しかし玄白はその反対で「別に轡十文字でいいんじゃないですか?」と先に進むことを提案。
楽観主義者の玄白と、完璧主義者の良沢・・・このあたりから雲行きが怪しくなってきました😅。

ここでブレイクのような形で杉田玄白が書いた「蘭学事始」のエピソードの一つが紹介されます。


その当時の玄白が振り返るという形で出てきたんですが、ここの演出が実に面白かった。
内容は、『鼻がフルヘッヘンドしている』という一文に関するエピソードについての語りだったんですけど、ジジイ声を実に巧く演じてた新納くん。これ、言われなければ「誰このジイさん?」ってレベルくらい違和感なかったですよ😁。
「フルヘッヘンド」の意味が分からなくて苦労したっていう話だったわけですが(答えは「うず高し」という意味)、実はこの単語は「ターヘル・アナトミア」のなかに登場しないので現在では玄白の「創作か思い違い」ってことになっているんだとか・・・ってオチww。何気に盛る癖があったんですかね😅。

その後、翻訳作業チームに桂川甫周が加わったのはいいのですが…


「この女は誰なんですかね?この、裸の・・・」

と、人体の中身よりも外見の方に気を取られる有様wwww。まぁ、気持ちは分からなくもないけどさ(笑)。迫田さん自身、「エ○医者」って語ったらしいからまた笑える😁。
トークショーではやたらエリートをアピールしまくってた迫田さんですが、私個人の印象としては、新納くんが言ってた「2世のお坊ちゃん感を強く感じた」って説を取りたいと思います(笑)。あれはかなり適切な表現だったという事が、この甫周くん見て分かりました😅。

そんな裸に夢中の甫周の言葉を他の三人がほぼスルー状態なのがまた面白かった。こういうところ、三谷さん上手く書きますよねw。良沢は「なぜあの男を引き入れた」と不満顔。まぁ~、そうだろうね。玄白以上に気が合わなそう(笑)。そんな彼に「いずれ役に立つ」とほくそ笑む玄白。乳に気を取られてるこの人に役立つことなんて本当にあるんだろうかって思っちゃったよww。

とりあえず、番号が指示している部分の単語を一つ一つ見ていくことになるのですが…ちゃっちゃと答えを出してしまう玄白に対して、ディテールに激しくこだわって先に進もうとしない良沢。『鼻』を「顔の穴かもしれない」って言ってるのには笑ったww。
痺れを切らした玄白は「鼻でいいでしょ」っとあっさりと肯定w、淳庵もそれに倣う形で良沢の意見は聞き入れられないまま進みました。まぁ、立ち止まりすぎても時間だけが過ぎていくからね😅。ちょっと玄白も適当過ぎるところあるけどww。

そして、『鼻』の説明文を訳していこうという事になり、


『verhevene(フルヘイヴェヌ)』という単語に引っかかる。良沢はこれに見覚えがある様子。さっそくみんなで単語の意味を調べるわけですが・・・玄白は「先に行きません?」と面倒くさそうww😅。単語のことを彼は重要視していないようですが、意味が分からないと日本で出版なんかできないじゃないかww。

良沢は『鼻』のことを書かれている説明まで完璧に訳したいと思っているのに対し、玄白は単語の読み方や意味なんてそんな重要じゃないし、先に進めたいと思っている。真っ向から意見が対立する二人。この二人を足して2で割ったくらいがちょうどいいのにねぇ😅。
「発音なんか適当でいい!」と言う玄白に対し、「あなたは間違っている!!」と言う良沢。何にこだわったのかと思ったら…

『鼻』の単語の読み方が「ニース」じゃなくて「ナウス」だってことだった(笑)。

愛之助さんの発音の仕方が露骨すぎて笑いました😁😁ww。これにはさすがのテケトー玄白も言い負かされてましたねw。

その後、「verhevene」の単語は発見したもののそれを説明する文字が読めなくて万事休す…と思ったら、甫周が「この女の裸の絵のところに載ってますよ」とサラっとコメント。寝っころがって何見てるのかと思ったら、ずっとその絵に釘づけだったのかwww。しかし、まさかそれが役に立つとは😅。
「鼻と乳房に通じるものは??」と色めき立つ玄白たち。そしてついに・・・

「うず高し・・・隆起していること」

にたどり着くことができましたとさ(笑)。

娘の死

翻訳作業から1年が経った頃、良沢の長女・富士子が亡くなってしまいました…。「真田丸」では妖艶な役を演じていながらもあっけなく殺されてしまう役だった中島亜里沙さん、今回も早い段階で退場という事になってしまいました😓。

珉子は亡くなった富士子のそばに来てほしいと懇願しますが、良沢は翻訳作業が忙しいから行かれないとすげなく断ってしまう。そんなダンナの姿に失望感を隠せない珉子さん…。
あぁ~、トークショーの時に長野さんが言ってた「事件」ってこれだったんだなと思いました。娘の死に際してもまだ翻訳にかじりついている夫が許せなかったんですね。これは気持ちわかるなぁ…。たしかに女性と男性とではこういう場合の時の考え方って違うかもしれませんね。

玄白たちは頑なな良沢に富士子の傍へ行くよう勧めますが、良沢はそれを忘れようとするがごとく翻訳に没頭しようとします。
が、やはり娘の死のショックは相当堪えていたようで・・・別館にこもって涙を流しながら一節切を吹くしかなかった良沢。こんな時までそんな片意地張らなくても…って思っちゃうけど、頑固すぎる良沢の、あれが娘への弔いのせい一杯なのかなとも思えたり。「笛吹いてるなら行けばいいのに」っていう玄白の呆れた声がその場のアンバランスさを象徴しているようで印象的でした。

水吸い

腑分けの道具の単語について説明する良沢。明らかに他のメンバーよりも彼の方が熱心にオランダ語を勉強しているなっていうのが伝わりますねw。まるでオランダ語教室みたいな雰囲気になってた😅。
そんな良沢でも分からなかった単語が・・・


『spongieus(スポンギウス)』です。またまた単語の迷路にハマってしまう4人😅。

良沢の翻訳熱に一番熱心に付き添ってくれていたのが淳庵。素直に次々出てくる単語について一緒に考えようとしてくれてましたね。なんとも可愛らしい(笑)。「そんなのどうでもいいんじゃない?」って態度の玄白は良沢にスルーされまくりww。
甫周のなぜか知ってる単語の意味ww(しかもウィンク付き 笑)で、「スポンギウス」が「海で取れた、小さい、黄色い、穴があいたもの」というところまでたどり着く良沢たち。ここから連想したのが玄白。なんか、いいとこどりしてる気がしないでもないんだけど(笑)。

「水吸いのことじゃないか!?」

今でいう、スポンジ…ってことですよね。これなら医療でもよく使うという事で、答えがついに導き出てきました。そこからさらに分からなかった単語の意味も連想できて一石二鳥状態。良沢が求める「完璧な翻訳」にまた近づくことになりました。


彼らからしてみたらまさに世紀の大発見!!4人で集まって大喜びするシーンに思わず見ているこちらの頬も緩んでしまいました😊。

その後もコツコツと翻訳作業を重ねた4人。ついに「ターヘル・アナトミア」の最終章までこぎつけることができました。個性が強すぎる人の集まりで、一時はどうなるかと思うこともありましたがwwそんななか、最終章までたどり着いたっていうのは本当にすごいことだと思います。たぶん、その翻訳作業に一番熱心に取り組んだのは良沢だったんでしょうね。その良き助手となったのが淳庵ってところでしょうか😀。

不穏な話

ある日、工藤平助という熱すぎる男に遭遇する玄白と淳庵。


おっ!「真田丸」で長宗我部盛親を演じていた阿南健治さんではないですか!今回もスポット的な登場でしたが、暑苦しい男っぷりがハマっててwwインパクト絶大でした(笑)。

工藤の話によると、『紅毛談(おらんだはなし)』というオランダ語のことを書いた本の作者が幕府からお咎めを受け発禁になった事件があったらしい。「ターヘル・アナトミア」を訳していた玄白たちにも気を付けるようにと忠告してくれました。
かくいう工藤は果敢にも「オロシア国(ロシア)」の現状についての本を出してやると張り切ってましたww。「そっちの方が危ない」っていう玄白さんのツッコミ、ごもっともです😅。だけど、「お互い頑張りましょう!!」と全然気にしてない様子。豪快な人でしたw。

この話を聞いた良沢は「そのようなことを恐れて何ができる!!」と激怒。自分は捕まってでもこの本の出版にこぎつけてやると鼻息が荒いのですが、そんな良沢に玄白も淳庵も不安を隠せない。
と、ここで、甫周が役に立つときが来たようです(笑)。甫周は奥医師(幕府お抱えの医者)の息子というこということで、何とか裏から手を回してもらえないかを父ちゃんである甫三に口をきいてもらうよう頼むって魂胆らしい。なるほど、そういう利用を見越して甫周を仲間に入れたのかw。

さっそく頼みに行く玄白と甫周。「ターヘルアナトミア」を世に出すのは今後強い風当たりが予想されるし、漢方の奥医師も黙っていないと思う…と懸念を進言する甫周ですが、お父ちゃんの甫三は豪快に笑いとばして「その時は任せとけ!!」とドヤ顔するばかり。な~~んか、不安しか感じないんだよなぁ、この父ちゃんには😅😅。
現に、「後ろ盾になってもらえるなんてこんな心強いことはない」と暢気に笑う玄白に対して甫周は

「力になるかなぁ?割と流される人だから、あまり当てにしない方がいいと思いますよ」

と他人事のようにシレっと言い放つ😅。そこを何とかするのが君の役割じゃないのかいっ!!みたいなww。
そこへ、漢方医集団とすれ違う玄白たち。イベントの時に多紀を演じた山西さんが「後ろの人が怖かった!!」って盛んに言ってたんだけど、この時点では通り過ぎるのみでよく人相確認できず(笑)。でも異様な雰囲気だけは察しましたww。

 

思いのほか、感想が長くなってしまったので今回は二つに分けます😅。