ドラマ『ガラスの仮面 スペシャル ~完結編~』感想レポ -1-

2020年4月、ドラマ『ガラスの仮面』のBS朝日での再放送が終了しました。パート1~2まで連続して放送してくれたことはありがたかったです(本放送では1年ブランクあったのでw)。

しかしながら、本当の意味での完結はその後のスペシャルになるのですが・・・やはり今回も放送される気配はありませんでした。過去の地上波やCSでも一度も再放送されなかったのを考えると…やはり何かそれができない事情がある気がしてならないですねぇ。
色々と考えてみましたが、もしかしたら、スペシャルを放送するときの契約で「1度きり」という条件が付けられていたのかも?…なんて。パート1と2はビデオ化はされましたがスペシャルだけはされませんでしたから、権利者との絡みがあるのかもしれません。まぁ、推測にしかすぎませんが…。

今後も放送されない可能性が高いとなると、感想書くのもどうしたもんかと思っていたのですが…やはり、22年ぶりとはいえwあそこまで見てしまったら最後まで追いかけないとかなと。
実は、前にもちょろっと書いたんですが…、完結編にもエキストラ出演する機会がありましてw、個人的にもすごく思い入れ深いんですよね、この作品。その時の思い出も少し書いてみようかなと(細かい出演に至るまでの事情は書けませんが)。

ということで、録画してある映像を見つつ振り返ってみたいと思います。正味約1時間45分番組だったので、今回は前半、中盤、後半の3つに分けて書こうと思います。

以下の感想・ツッコミは大いにネタバレありまくりwです。ご了承ください。

パート2の全感想レポ

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ドラマ『ガラスの仮面』再放送に併せての雑感・ツッコミ
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ドラマ『ガラスの仮面 スペシャル』完結編 -1-

1999年09月30日(木)19:58~21:54 テレビ朝日系にて放送
※クランクインは1999年09月1日

原作:美内すずえ

脚本:野依美幸

テーマソング:B’z「Calling」

主なキャスト

安達祐実(北島マヤ)、田辺誠一(速水真澄)、中村愛美(姫川亜弓)、小橋賢児(桜小路優)、佐伯伽耶(鷹宮紫織)、戸川京子(水城冴子)、六平直政(小林源造)、佐戸井けん太(小野寺一)、羽場裕一(黒沼龍三)、かとうかずこ(姫川歌子)、野際陽子(月影千草)ほか


パート2が終わってから約1年ぶりのスペシャル版ということもあり、本放送前には一部地域で前回までのおさらい映像が流れてました。約2分弱のダイジェストにまとまっていましたが、それを見る限りでは”マヤと真澄の恋愛”が軸になっていたように思えたので、今回のドラマも期待できるぞとテンションが上がったのを思い出します(笑)。

速水さんから贈られた大きな紫のバラの花束を抱えながらマヤが「紅梅村」へ入っていく場面からスペシャルがスタートしたのですが、この流れを見ると、パート2のラストシーンから時間は経っていないように思えました。あのまま流れで続きが始まるんだなって感じ。

ところが、マヤの姿を見ると…どうしても電車降りてからすぐに紅梅村に入ったとは思えなかったんですよねw。

マヤちゃん、パート2のラストシーンとスペシャル版とでは姿格好がだいぶ違うやんけwwww!!!

あの短い時間の間にどうやって服を着替え、髪の毛にパーマを充てたのだろうかww。
ここは本放送当時、大きな波紋を呼んでたなぁと(笑)。ガラかめ放送当時、安達祐実ちゃんが子役から大人の女性へとステップアップする過渡期あたりだったことも影響してたかもしれません。まぁ、ここは見ているうちに気にならなく…なったということにしておきます(笑)。

紅天女の故郷の景色を見て感激したマヤは改めて、紫のバラの花束を見ながら「私頑張ります、紫の薔薇の人、速水さん。いつかあなたに紅天女を見てもらうために」と気持ちを新たにする。パート2のラストではマヤの中では速水さんが「大事な人」に昇格しているので、最初から彼に思いを馳せるシーンが入ってくるのが嬉しい。

同じころ、会社に戻っていた真澄もマヤからもらった”青いスカーフ”を見つめながら、マヤが紫のバラのひとの正体を知ったことに思いを馳せていました。時間軸的には…パート2ラストで海を見ながら黄昏てた後か…その翌日あたりでしょうか?

「マヤ、待ってるよ、君が紅天女を演じるその日まで。その時が来たら、その時こそ俺は…!」

こちらもパート2ラストシーンで呟いていた言葉と同じ。今回もマヤを想うのは定位置の窓際(笑)。でも副社長室が以前より広く少し豪華になりましたw。ちょいちょい小物もバージョンアップさせてたらしいです(当時のスタッフさん曰く)。

青いスカーフは、真澄だけが観た『忘れられた荒野』初日にしか使われず2日目以降はずっとマヤのお守り代わりになっていました。それがマヤ本人の手から真澄の手に渡ったパート2のラストシーンは非常に感動的でした。”青いスカーフ”は彼にとってマヤそのものの象徴でもあるんですよね。そんな幸せな物思いにふけっているところに・・・

今回も登場です、サイコパス紫織さんwww!!

パート2の最終回で「絶対あなたを諦めたりしない!!!ずっと…ずっと待ってますから…!!!」と恐怖のストー〇ー宣言をした通りホントに諦めていなかったようでw、すました顔して普通に副社長室に入って来て「今頃、マヤさん。紅天女のふるさとに着いた頃かしら?」と探りを入れてくる(汗)。相変わらず、こっっわww!!!!
しかもちょっと、風貌がお嬢様からさらにかけ離れてイケイケ風女子になってますね(笑)。そんな彼女を見た速水さんの表情に「バージョンアップしてる!?」と緊張が走ってるように見えたのは気のせいかww。

しかし、パート2の第11章で様々な彼女の悪事が明らかとなりきっぱり婚約解消を告げていますから、真澄はそう簡単には隙を見せず「なんのご用でしょうか?」とそっけない態度をとる。いや~、ちょっとまだ甘いんじゃないか!?と思って見てたら案の定、「フィアンセに随分と冷たいおっしゃり方ね」と返しオペラを一緒に観に行こうと誘ってきた(汗)。速水さんの反撃が全く効果をもたらしていないようですww。

ここで流されてはいけないと「婚約は解消したはずです!」と再度通告するものの、

「あら、もうお忘れになったのかしら?私、言ったはずですわよ?あなたを諦めない、ずっと待ってるって…!」

と一度食いついたら二度と離れない宣言してくるサイコ紫織www。このセリフ、めっちゃホラー(笑)。昼ドラも真っ青だよww。
しかし、この時の速水さんも彼女に何としても懐に入られたくない一心からか再度

「私も言ったはずです。待っていただいても、私の心はこれから先も変わらないと!」

と抵抗を見せる。いいぞーー!!なんとしてもここは突っぱねろーー!!と思って見ていましたが、そんな程度ではサイコ紫織の気持ちは覆されるものではなく…

「構わないわ、あなたの心が私になくても!」

と、意地でも離れてやるもんか宣言をされてしまう真澄(苦笑)。いや~~、本放送ではパート2から約1年経ってましたが、紫織さんの粘着力は果てしなくパワーアップしたようにお見受けいたしましたよw。ある意味、どんな手を使ってでも手放すものか的執着心は感嘆に値しますw。
紫織の言葉を受けて絶句する速水さんの表情が「とんでもない女に育ちやがった…」と言わんばかりでwww、完全に厄介な敵という目で見てる感じでしたな(笑)。

速水さんがオペラのチケットを受け取ってしまったのかどうかは謎ですが、もし強引に渡されていたとしても彼女が帰った後に廃棄されたことだけは想像できますw。
でも、サイコパス紫織の真の恐ろしさはまだこんなもんじゃないんですよ(汗)。

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副社長室に戦慄が走っている頃w、マヤは月影先生が滞在しているお寺に到着。彼女もここで寝泊まりしながら紅天女の稽古をつけてもらうことになっているようです。「先生、来ました!」と嬉しそうにお寺のお堂に駆け込むと、先に到着していた亜弓の姿がありました。

完結編では、亜弓役が松本恵(現・莉緒)さんから中村愛美さんにチェンジ

この当時、松本さんが様々な事情で芸能活動をストップさせていたことから(いったん引退もされてますしね)続投が困難となってしまい中村さんが亜弓役に抜擢されたと聞いています。彼女はこのドラマ出演前に出ていた『GTO』での評価が高かったようなので、それもあって白羽の矢が立ったのかもしれません。

ただ、あまりにもパート1・2と松本恵さんの亜弓で見慣れてしまっていたため、突然の配役変更はやはり最後まで馴染めなかったなぁというのが正直なところかな。中村さんも大変だったと思うけど、松本さんが作り上げてきたものをそのまま引き継ぐにはあまりにもハードルが高すぎたかもしれない。

亜弓が到着した時にはすでに月影先生の姿はなかったようで戸惑いを見せる二人。すると遠くから鼓を打つ音が聞こえてきた。導かれるように音のするほうへ向かうマヤと亜弓ですが…けっこうな距離を歩いているように見えました。そんな遠くからあんなハッキリと鼓の音は聞こえるものだろうか!?

そして林の中を進んだ先に現れたのは、一本の大きな紅梅の木。鼓の音はその木の下から響いていたのです。原作では「梅の谷」というだけあってたくさんの紅梅の木が登場しますが、ドラマでは1本のみとなっています。放送された時期が9月でしたからね…梅が咲き誇ってるロケ地は無理だったと思われます。
ということで、このドラマでは1本の梅の木に神秘性を持たせようという意図が感じられました。

マヤと亜弓はこの地が「紅天女の梅の谷」であることを確信。すると、梅の木の後ろから能面を付けた一人の着物の女性が優雅に現れて鼓の音に合わせて舞い踊り始める。「人の気配がない…」と驚きつつその動きから目を逸らすことができない二人。力強く、優雅で神秘的な踊りを披露していた能面の女性は扇と衣を投げたところで動きを止める。

その正体はもちろん、月影千草!後ろで鼓を打っていたのは源造さんです。

月影先生、顔色もよくめっちゃ体調良さそうじゃないですか!優しく「二人とも本当によく来ましたね」と歓迎。さらに後ろから鼓を打っていた源造も二人のもとに歩み寄り、マヤは久しぶりの懐かしい再会に胸を熱くします。

亜弓も「風が吹いていないのに先生の姿からは梅の花が風に揺れるようでしたなびく音が聞こえるようでした」と月影先生の紅天女を絶賛。でも、そう語っている彼女の後ろでは風で木々が揺れまくってたんだけどね(←見なかったことにしろww)。

それに対してマヤは「こんな梅の木の精になれるなんて、なんだかワクワクしちゃう」と胸を弾ませている。亜弓は紅天女の稽古をすることへの緊張でいっぱいいっぱいだったので、マヤが「ワクワクする」とニコニコしていることが信じられず脅威を覚えてしまう。
パート2でもさんざんマヤに対する嫉妬心に苦しんできた亜弓でしたが、今回もマヤと自分との違いに大いに苦しみそうな予感がします。

今回登場した紅梅の木はスタッフの力作で、撮影前に丸一日かけてロケ地に設置したんだとか。しかしながら、撮影日当日は前日の雨のせいで足元のぬかるみがひどく沼状態(汗)。キャストさんたちは長靴を履いたり、下にはベニヤ板を敷いたり・・・と苦労しながらの撮影となったようでした。
ちなみに、原作者の美内すずえさんもこの日の撮影見学に訪れてました(メイキングより)。

月影先生から『紅天女』とは何かをダイジェスト的に解説されたマヤと亜弓。

”国同士の争いを収めるために帝は、仏師・一真に天女像を彫るよう依頼する。一真は樹齢千年とも伝わる梅の木から天女像を彫ることを思い立ち、それを探しに旅に出た。そのたびの途中で彼は阿古夜という一人の乙女と出会う。彼女こそが、千年からなる梅の木の精霊・紅天女だった”

その話を聞いて改めて「紅天女」への想いを強めていく二人。

宿泊先の寺に戻ると、月影先生はさっそくマヤと亜弓に「紅天女を学ぶための課題」を告げる。最初のお題は『火』。二人とも、課題を出された直後から自分の演じるべき『火』の演技について真剣に向き合っていく。

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その頃、副社長室には真澄の義父である英介が訪れ「一刻も早く紅天女の上演件を手に入れろ!」とプレッシャーをかけていました(苦笑)。英介的には月影千草の演じる『紅天女』を何としても自分のものにしたいという野望がある。真澄にはその手助けをするために動いてもらわなければならないと思い込んでるわけで…それがこの二人の関係をややこしくしてるんだよな。
でも、真澄は父のために『紅天女』の上演権を手に入れようという想いは微塵もなくて、むしろ、父の夢を自分の手で奪い取ってやるという野心を持ってここまで生きてきた。パート2のラストでは少し和解した雰囲気もありましたが、この部分だけはまだ譲れないところだと思われます。しかし、とりあえずは『紅天女』の上演権を手に入れるという大目的は一致しているので、素早く手を回して全日本演劇協会に根回しをしていた真澄。

スペシャル版でも「ううぅっ!!」と突然心臓が痛くなり倒れこむ月影先生。毎回必ずこのシーン入ってくるので、「やっぱりきたか」と思いながら見てしまうww。『紅天女』上演実現のために一歩先に進めるべく月影先生は全日本演劇協会に依頼して試演を行うよう依頼。全日本演劇協会のプランというのが、大都芸能が提案したものだったと。つまりは影の主導権は大都が握ってることになるわけです。速水さん…なにげに、月影先生が体調面で焦りを感じているだろうと予測してたな!?

それにしても、この報告が来た時の戸川京子さん演じる水城秘書にはびっくりしたな~w。パート1からパート2になった時も髪型が少し短くなっていたのですが、スペシャルになったら超ベリーショート状態になってた(笑)。当時、戸川さんご自身も「ついにここまでになっちゃいました」って笑ってたっけ。
素敵な女優さんだったので…哀しい最期を迎えてしまった時には本当にショックが大きかった。生きていてほしかったです、戸川さん…。

試演をやることが決まったことで、演出家に選ばれていた黒沼龍三もスカウトに走る。一真役にと声をかけたのが桜小路くん。彼が相談する場所は…今回も屋台のおでん屋さん(笑)。よっぽどあの屋台が好きなんだね、黒沼さんww。
未だにマヤに片想いをしているらしい桜小路くんは「また、マヤちゃんと共演できるんだ~」と期待に胸を膨らませていました。でもねぇ…マヤは桜小路くんのこと、たぶんもう友達以上には考えられないところへ行ってると思う。そう思うとなんだかちょっと気の毒になってしまった(汗)。

マヤと亜弓は未だに『火』をどう演じるかが定まらず迷宮入り。マヤは焚火を見つめ「心」について考えているのに対し、亜弓はひたすら蝋燭の炎を見つめ「動きとリズム」を研究している。この二人の違いも面白い。月影先生のお題は「表現する」ことですから、どちらもありですね。
ちなみに、亜弓さんの脇には今はもうほとんど見ることが無くなったポータブルカセットが!!見返してみて思わず「懐かしい!」と注目してしまったww。

そんなある日、寺のお堂では「よくも来れたものですね!!」という月影先生の怒号が響いていました(汗)。何事かと思ったら・・・速水英介氏がお見舞い持参で来ちゃってた(笑)。「月影千草にもしものことがあったら…」って気にしてたようでしたが、思い余ってついに本人のところへ駆けつけてしまうとはw。でも、相当手ひどく突き飛ばされてたみたいでww。
月影先生としては英介が恋人だった一蓮を死に追いやった人物であると認識しているので未だにその恨みは消えていない。彼の紅天女の上演権に執着した強引な手法が原因で一蓮さんは命を落としてしまいましたからね…。そりゃ、顔も見たくないってなるでしょう。

「千草ぁ~~」といくら泣きそうな声を出そうが全く容赦ありませんw。さらには源造さんからも「お引き取り下さいっ!!」とダメ押しされて追い出されてしまいました。あの剣幕で言われたら退散するしかないね。彼は月影先生の最強のボディガードだわ(裏設定では資金を集めるため地下鉄工事してるってことになってるそうww)。
それにしても筒井先生の演じる英介さん、月影先生の前ではとことんヘタレキャラで見ていてちょっと気の毒とすら思えてしまう(笑)。ホントにこの人、一蓮を追い込むようなことできたんだろうか?とすらww。

追い出された英介がトボトボと寺から帰ろうとすると、焚火の炎を見つめながら『火』の演技について考えこむマヤの姿が目に留まる。マヤも「誰だろう?このおじさん」的な感じで思わず見つめてて…それがまさか、真澄の義父で大都芸能会長の速水英介だとは夢にも思っていない。

英介はマヤの傍に座り「月影千草の紅天女は素晴らしかった」と目を細めながら語りだす。その姿は月影先生が憎んでも余りあるような人物にはとても見えず、まさに好好爺そのもので可愛らしいw。「あの舞台は生涯忘れられん」という熱い想いを語る英介に、マヤも「舞台の上で紅天女として生きられたら、私どんなに幸せか!」と自分の夢を伝える。まるで孫と爺やの穏やかな二人って感じで和むなぁ~w。

マヤは月影先生から『火』の演技課題を出され頭を悩ませていることを伝えると…英介は「八百屋お七」の話を知っているかと尋ね、その内容について語りだす。

”江戸の火事で家を失った八百屋の一人娘・お七は避難した先の寺で寺小姓の吉三と出会い恋に落ちる。その後火事が収まり寺を出ることになったお七は、また火事になれば恋しい吉三と会えると信じて放火をしてしまう。当時、放火は死罪に当たる重罪だったが、それでも彼女は自分の心の火を消すことができず焼き尽くされてしまった”

英介から「八百屋お七」の話を聞いているうちにどんどん頭の中で世界観が広がっていくマヤ。「お七の心の火・・・」と呟き、そこに英介がいることすらも忘れたように自分の思い描く世界に没頭していく。
このとき英介は「マヤさん?」って声をかけてたけど、彼は彼女のことを知ったうえで話をしていたのだろうか?それまで面識はなかったはずなんだけど…。もしかしたら、真澄が「好きな人がいる」って宣言した時点で「どんな人なのか」調査して顔だけは知っていたのかもww。

その日の夜、焚火の炎を眺めながら「八百屋お七」の情景を思い浮かべお七になり切ってセリフを紡いでいくマヤ。吉三に会いたい気持ちを想い感情を高ぶらせていきますが、没頭しすぎて羽織っていた衣に火の粉が飛んでいることに気が付かない。かなり炎が上がったところでようやく気が付いてそれを払いのけるのですが、一歩間違えたら大火傷だよ(汗)
でも、「会いたい、お前に!!」と吉三への恋心をお七として語る言葉と、マヤの中に眠る「速水さんに会いたい」って気持ちがリンクしてるようでとても印象的なシーンでもありました。

マヤが火のついた衣を投げ捨てるシーンは、スタントさんが担当してました。衣には着火オイルを塗りまくり、最後にはチャッカマンで点火しててビビりましたw。マヤの表情とうまくリンクして繋がってましたね(メイキングより)。

同じころ亜弓も蝋燭から焚火の前に移動w。大きく燃え盛る炎を見つめながら「火になりたい!!」と新体操で使うリボンを使って自らを炎と同化させようとしていました。
いや~、これ、実写で見るとかなり危険なシーンでしたね(汗)。リボンに炎が移りそうで見ていてハラハラしてしまった。そういう無茶な場面がたくさん出てくるのがこのドラマの面白い所でもあるんだけどw。

愛美ちゃんも、この撮影のためにリボンの動かし方をかなり猛特訓したようでした。撮影当日も新体操指導の先生と一緒に間際まで熱心にリボンを揺らめかせる練習をして頑張ってました(メイキングより)。
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そしていよいよ『火』の演技を披露する日がやって来る。場所は寺のお堂。仏様が見守る中で火の芝居をするわけですね。

まずトップバッターは亜弓。持ってきたカセットデッキ(今回はCD機能付きww)の音楽再生スイッチを入れるのですが、いつの間に音楽素材を探してきたのだろうか!?

亜弓はピンクの衣装に身を包み、真っ赤な新体操リボンを縦横無尽に動かしながら”炎”になり切った動きを披露する。スペシャルでもやっぱり亜弓さんは”ダンス”メインで表現する方向なんですよね。よほど自分の身体能力に自信があるとしか…w。でも、愛美ちゃんのリボンの動かし方はなかなかに見事なものでした。
マヤは亜弓の動きを見て「まるで火そのものだわ…!」とかなり衝撃を受けている様子。自分とは全く違うアプローチできてますから、そういう意味でも脅威に感じたのでしょう。

でも、終わり方がブチって突然終了みたいな形になっててビックリしたww。流れるような音楽が急に「ジャンっ」ってかんじで強制終了してしまってwwwそれと同時に亜弓さんがリボンを畳にバタっと置く、みたいな。余韻がないよ、余韻がww。

そして次はいよいよマヤの番。隣の部屋で準備にかかろうとしますが、亜弓の演技に圧倒されたからか「見なければよかった」と一瞬弱気になってしまう。しかしすぐに「私には私の火があるわ!」と集中力を高める。

隣の部屋から薄い着物を羽織りながら飛び出したマヤは中央で立ち止まると流れるようにそれを身に纏っていく。そしてどこかうつろな表情をした「お七」の表情でその場に佇む。このあたりの動きや表情がさすが祐実ちゃん、巧い。あれは目を惹きます。

マヤが演じ始めたのは、お七が死罪にも値する火付けの罪を犯した後。自分の付けた火で江戸の町が燃えていくのを見つめながら吉三への想いを募らせていくお七…。そして櫓の上に登っていく場面が出ていくのですが、見事なパントマイムであたかもそこに梯子があるかのように演じていくマヤ。ビアンカの時にも思ったけど、祐実ちゃんはこういったパントマイムの表現力も非常にレベルが高いのでマヤの表現力のすごさもつぶさに伝わってきます。
櫓に上り詰めたお七がそこにあった鐘を鳴らす場面。ここはパントマイムと実物の鐘とをミックスさせたような映像になっていてなかなか面白かった。

鐘を鳴らしたお七が櫓の上から炎の海と化した江戸の町を眺め「おまえと会えるのも、もうすぐだよ…」と囁くシーンも思わず見ているこちらも力の入る熱演っぷり。そしてさらに炎が自分の身にも降り注ぎその熱に魘されながらも「何もかも燃えていくよ…!お前と私の何もかも…!!」と吉三への恋心に焼き尽くされるお七の姿を熱演する場面は非常に感動的でした。
一本の作品としてマヤの『八百屋お七』が見てみたくなったほど素晴らしかった。さらにこのシーン全体で流れてる音楽もドラマチックでよかったよなぁ。サントラ欲しいくらい。

亜弓はマヤの芝居を見て自分が思いつかなかったことを表現したマヤに衝撃を受ける。
月影先生は「どちらの火もそれぞれに個性が出ていて興味深いもの」として評価し二人に合格点を与えていましたが、個人的にはマヤちゃんの圧勝だったなと思いましたね。心を動かされたのはやはり彼女の演じた「八百屋お七」のほうだったので。

しかし、月影先生はマヤに対して「あなたの目には恋の狂気がなかった。観客が舞台に惹きつけられるのは、そこに本物の香りがあるからです。マヤ…本物の恋をしなさい」と注文を付ける。あれ以上恋の狂気が加わったらさらにすごいお七になりそうだぞ!?
でも、この月影先生の助言がその後の展開に大きな恩恵をもたらすことになるんですよね(笑)。今回も何気にナイスアシストしてますぜw。

ちなみに、原作では月影先生がマヤの「八百屋お七」の芝居を見て速水英介が近くに来ているって察知したんでしたよね。今回はそのことには触れてなかった…っていうか、その前に会っちゃってるしw。でもマヤのお七を見て「英介がヒント与えたのでは?」って察知する場面があってもよかったかも。

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同じころ、英介が月影先生に会いに行ったことを知った真澄が紅梅村まで駆けつけていました。原作では英介さんの車が崖下に転落して行方不明になったことで真澄が紅梅村まで駆けつける…って展開になってましたが、そうなると色々シーン的にも大変そうなので変更になった模様です(笑)。

月影先生のところまで対面しに行ったことを聞いた真澄は「よく、会っていただけましたね」と嫌味を投げかけるww。しかし、英介にとってはあまりにも苦い結末になってしまったことからその件についてはあまり触れられたくない模様。そこで話をそらすためにとんでもない話題に切り替えてくる。

「紫織さんと結婚しろ!これは命令だ!!」

ヲイーーーー!!!そりゃないぜ英介さん(汗)!!いくら嫌味を返されたからってwwその命令はあまりにも残酷すぎるでしょーが!!パート2の最終回で「お前の好きなように生きろ」って言ってくれてたじゃないかーーー!!なんだその手のひら返しみたいな仕打ちはーーww!!

この突然の義父の心変わりに真澄も大きな衝撃が走り、すかさず「言ったはずです、私には紫織さんではなく好きな人がいます!」と猛反論。しかし「愛はなくても結婚は出来る」ととんでもない言葉を投げつけられ全く取り合ってもらえない。
愛はなくても結婚って、いつの時代のこと言ってるんだよ~!っていうか、愛情がないままあの女と結婚してしまったら、お宅の息子さん、精神破綻起こす可能性大ですよ(汗)!?会社かえって傾くんじゃないの!?

速水さんもここは何としても自分の恋愛を貫き通したいところですが…「おまえは大都を背負って立つ身だ!それを忘れるな」と告げられると反論に窮してしまう。一度は自由恋愛を認めてくれたと思っていたのに、結局は会社のために犠牲を強いられてしまうなんて…速水さんが不憫すぎる(涙)。「大都を背負ってる」って言われてしまったら、責任感強い彼ならそれ以上反論できないじゃないか(ドラマでは殆ど仕事してる場面出てこないけどねww)。

「紫織さんと結婚しろ、それがおまえの仕事だ!」

英介さん、ちょっと前までは好好爺なんて思ってたけど、このセリフで前言撤回だよ(苦笑)。っていうか、もっと紫織さんの素性を調べて彼女の本性を知っておくれよw。心から愛する人を無理やり諦めさせることがどれだけ残酷なことか(しかも相手がアレだしw)…理解できないかねぇ。
「お前の仕事だ」って言われた直後の何ともやるせない辛そうな表情の速水さんが切なくてたまらなかったよ…。

その日の夜は大雨が降っていました。月影先生から「本物の恋をしなさい」と告げられたマヤは雨の中を傘もささずにぼんやりとその言葉の意味を考えながら林を歩いていた。その時彼女の脳裏に浮かんだのは、『忘れられた荒野』初日でたった一人嵐の中観に来てくれた真澄の姿だった…。

「私…どうして速水さんのこと!?」

と、動揺を隠せないマヤ。パート2のラストでマヤの気持ちはだいぶ速水さんには傾きましたが、それが恋だとはまだ完全に自覚できていない感じだったんですよね。だから改めて「恋」というものを意識した時に、自分の彼に対する気持ちがどういう位置にあるのかこの時点では不明瞭だったということになると思います。

自分の気持ちに戸惑い動揺したマヤがふと視線を上げると、なんと目の前には同じく傘もささずにずぶ濡れ状態で林の中をぼんやり歩いて来た真澄が立っているではありませんか!タイミングが良すぎだろう(笑)。
真澄は英介から「会社のために紫織と強制結婚」するよう告げられたことのショックで、夢遊病者のように林の中を歩いていたものと思われます。気の毒すぎる…。

大雨の林の中、奇跡的な遭遇を果たすマヤと真澄。これはもう天のお導きとしか思えませんな。ということで、いよいよ大きな第一の山場がやってまいります。

その後のふたりの展開については次のページにて(本放送でもCM入ってるのでw)。