NHK大河ドラマ『青天を衝け』第15回ネタバレ感想 篤太夫、薩摩潜入

一橋家家臣となってから1ヶ月、栄一と喜作に初めての俸禄(給料)が手渡され二人ともテンションが上がります。いつの時代になっても”初任給”っていうのは嬉しいものですよね。
喜作は「さっそくこれで祝杯を!」とノリノリでしたが、栄一は「親から大金をもらっていたのにあれよあれよという間に使い果たし借金もあるから」と窘めてムダ金は使わないようにしようと心に誓うのでした。ここに二人の性格の違いが表れていて面白かったですね。まぁ、飲む気満々だった喜作は不服そうでしたがww。こういう真っ直ぐな性格の栄一を円四郎は気に入っていたんだと思います。

円四郎は岡部藩から栄一と喜作を引き抜く許可を得てくれたとのことで、二人は晴れて百姓から武士に昇進。こういう段取りもちゃんとつけてくれる円四郎は優しい。さらに「武士らしい名前に変えたほうがいい」と新しい名前まで授けてもらえることに。
この時円四郎は、栄一のことしか頭になかったよね(笑)。栄一には新しい名前をやりたいっていう気持ちが強かったから、めちゃめちゃ丁寧な字で清書。円四郎の想いが込められたその名前は…

『篤太夫』

しかしその名前を目にした栄一の反応はというと…超微妙www「なんかジジイみたいな名前で…」と絶句状態(笑)。たしかにこれは予想の斜め上を行く名前かもねぇw。武士らしいというよりも学者らしい名前っぽい気が…。栄一が微妙な心境になってしまうのも分かる気がしたww。でも、円四郎は「いい名前だ」と自画自賛状態で変更してくれる様子は全くのゼロ(笑)。

で、この流れになったら当然自分にも新しい名前がもらえるものだと思い込んでいた喜作は「某は!!??」と円四郎をせかします。ところが、円四郎は喜作は名前を変える必要がないと思っちゃってたという、ね(笑)。そりゃないぜ、円四郎さんww。喜作っていう名前もどちらかといえばお百姓さん向きな感じだと思うぞw。
ということで、急遽喜作にも新しい名前を考えなければならなくなった円四郎。栄一の時はもうすでに頭に浮かんでいたらしいのでスラスラ出てきましたが、喜作はイレギュラーの注文だったのでなかなかいい案が浮かんでこないw。その末に絞り出した名前は…

『成一郎』

めでたく喜作も新しい名前をもらえたわけですが…、円四郎さん、栄一の時にはとても綺麗な字で清書していたのに、喜作の時には”適当”に考えたっぽいのがバレバレと思えてしまうような雑文字ではないですかwww。これはちょっと可哀そうだぞ!?と思ったんですけど、当の喜作は大喜びだったので、まぁ、結果オーライということか(笑)。

奇麗な字で授けられたにもかかわらず納得いかない表情の栄一と、適当な字で授けられたにもかかわらず大喜びな喜作の対比がめちゃめちゃ面白かった(笑)。

かくしてしばらく二人は「篤太夫」「成一郎」と名乗ることになりました。タイトルもそんなわけで「栄一」から「篤太夫」に変化。こちらの感想も新しい名前で書いていこうと思います(笑)。

以下、さらに第15回を見て気になったシーンもろもろネタバレあり

これまでの『青天を衝け』感想レポ

青天を衝け
青天を衝け
2021年度NHK大河ドラマ『青天を衝け』の感想レビュー
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『青天を衝け』第15回 篤太夫、薩摩潜入

2021年05月23日(日)放送 NHKBSプレミアム 18:00~18:45 ほか

出演:吉沢亮、高良健吾、徳井優、藤原季節、博多華丸、草彅剛、堤真一、ほか

あらすじ

栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は、武士として初俸禄(ほうろく)をもらい、円四郎(堤 真一)から「篤太夫(とくだゆう)」「成一郎(せいいちろう)」という新しい名も授かる。篤太夫の初仕事は、摂海防禦(せっかいぼうぎょ)の要職に就く薩摩藩士・折田要蔵(徳井 優)の隠密調査だった。そこで出会った西郷西郷(博多華丸)から、“先の時代が読める優秀な人材ほど非業の最期を遂げる”と聞かされた篤太夫は、円四郎の行く末を心配する。一方、水戸藩では、藤田東湖の息子・藤田小四郎(藤原季節)が攘夷(じょうい)実現のため天狗党(てんぐとう)を率いて挙兵していた。

<公式HPより引用>

今回はOP明けに徳川家康さんが登場!もはや『青天を衝け』には欠かせないお方となりましたねぇ。出てくるだけでホッとする自分がいる(笑)。栄一改め篤太夫と、喜作改め成一郎が「ようやく我がファミリーに入ってまいりました」と語っていたのがほっこりきました。徳川家家臣になったわけですから、そりゃ家康さんも嬉しいでしょう。

しかし、京の情勢は動いています。慶喜が朝議参与メンバーを「大愚物」と毒を吐き散らしたことで彼らの権威が一気に失墜。世間の慶喜に対する期待が一気に高まることとなりました。さらにそれと同時に円四郎も存在感を増していくのです。そのことが後の悲劇につながることを、この時はまだ誰も予感していませんでした…。

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そんなる日、篤太夫と成一郎は原市之進がかつては水戸学を学んだ攘夷論者で、大山訥山に心酔し老中・安藤襲撃の計画に参加していた過去があることを知り驚きます。市之進は慶喜と出会ったことにより、「本当の尊王攘夷とは過激な殺戮ではなく外国に備えて日ノ本を強くすることだ」ということを思い知らされたのだという。円四郎の家臣となった川村恵十郎もまた同じ道をたどっているらしい。ちなみに黒川嘉兵衛は公儀の旗本出身とのこと。
黒川を演じているみのすけさん、2017年大河ドラマ『おんな城主直虎』で憎たらしい酒井忠次役が記憶に新しいですねぇ。しかも今『~直虎』がCSで再放送されていますから、『青天~』での穏やかそうな雰囲気が未だにちょっとまだ馴染めなかったりします(笑)。

こんな風に、一橋家臣には様々な出自の者たちが集まっていました。篤太夫と成一郎に仕官を許したのも納得できますね。どんな境遇であろうと能力がありそうだと見れば採用するっていう…、慶喜は当時としてはとても進んだ考えの持ち主だったのかもしれないなと思いました。

ちなみに、猪飼勝三郎さんは生粋の一橋家家臣。かつては慶喜の小姓を務めたこともあるようですからかなり信頼の厚い家臣ということになると思います。ところが猪飼さんの口から、意外なる「やらかし」エピソードが飛び出してきて思わず吹き出しちゃったよww!!

やらかしちゃったエピソードその1
佃島の花火を見せるため案内しようと火の見櫓の階段を上っていたら、誤って足を踏み外してしまい慶喜の顔を蹴とばしてしまった事件www

猪飼は腹を斬って詫びようとするほど思い詰めてしまいますが、慶喜は鼻血を拭いながら「勝三郎のせいではない。私が急いだせいだ。もうなんともない」と涼しい表情で許してくれたという。てっきり切腹を申し付けられると覚悟していた猪飼は驚きを隠せず固まってたなww。
篤太夫と誠一郎は自分たちが受けた慶喜の印象とはまるで違うエピソードが出てきたので驚きを隠せません(笑)。

やらかしちゃったエピソードその2
慶喜の髷を結う時に思わず手元が狂ってけがをさせてしまった事件(汗)

その時も慶喜は「私の不注意で刃が当たったようだが大した傷ではない」と猪飼さんのミスを涼しい顔して許してくれたそうな。でも、いざカメラが慶喜さんのほうに向いた時ちょっとビックリしたぞ!?

慶喜さん、全然「大したことない」レベルではないじゃないですかwww!!! あの姿で「痛くもなんともない」って言われても説得力がwww。いやぁ~~、猪飼さんからしたらホント肝が冷えまくりで気が気じゃなかったと思うよ~。慶喜じゃなかったら本当に切腹ものだったかもね(汗)。

この二つの事件を経て、猪飼さんは「一生殿に御仕えする」と固く心に決めたのだそう。うん、その気持ちは今回のシーンを見てよーーーく分かったよww。これ、史実っていうのがまたすごいエピソードですよねぇ。慶喜の器の大きさがよく分かるシーンでもありました。
この猪飼さんの後釜に小姓として入ったのが平岡円四郎というわけです。

そのあとも「農人形」のことなどで話が盛り上がる家臣団の皆さんでしたが、篤太夫たちからすれば情報量が多くて話になかなかついていくことができませんw。最後のほうは完全にポカーン状態だったのが面白かった(笑)。

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長屋に戻った篤太夫と成一郎は、円四郎だけでなく恵十郎や市之進たちも元々は攘夷派だったことに驚いたと語り合います。しかし慶喜と出会ったことによって過激な考え方を改めている。
それでも篤太夫は「俺たちだけでも決して攘夷の志は忘れないようにしよう」と成一郎と誓い合います。世の中の動きを探ったうえで、いつかは自分たちが攘夷の先鋒となることを夢見ている様子。水戸や長州が攘夷の志を未だに強く持っているだろうと期待していたようですが…、それが今後どのように考えが変化していくのか気になりますね。

と、そんなタイミングでご飯が炊きあがります。初めての自炊は失敗しまくってましたが、あれから月日を経て研究を重ねた結果、ついに美味しそうなご飯を炊き上げることに成功!二人であれこれ試行錯誤した姿が目に浮かんでなんだかホッコリしてしまいましたw。

二人が炊きあがったご飯を頬張っている頃、板橋宿には血洗島からやってきた惇忠の姿がありました。前回は牢に入れられた長七郎と面会すらままならないと肩を落としていましたが、ようやくその許しを得ることができたようです。
粗末な仮牢のなかに虚ろな表情で座り込んでいる弟を発見した惇忠は思わず「長七郎!!」と大声を上げる。大事な弟の無残な姿を目の当たりにしてショックだっただろうね…。

虚ろな目をしていた長七郎は兄の姿を見るや涙ながらに傍まで駆け寄ってくる。

まるで子供のように「兄ぃ…!兄ぃ…!!」と嗚咽する長七郎の手を握り、愛しそうに頭に手を当ててやる惇忠の仕草が泣けました(涙)。剣豪として目をギラつかせていた弟の姿はそこにはなかった…。泣きじゃくる長七郎を見てなんとか弟をここから救い出してやらなければという想いがさらに強くこみ上げてきたに違いありません…。

血洗島に戻った惇忠は、長七郎が何の罪もない飛脚を斬り殺してしまったことを深く後悔しているものの、幕吏は「人殺し」の罪を重く見ていてすぐに許される雰囲気ではなかったと肩を落としながら語ります。妹の千代だけでなく、渋沢家の女性たちはその話を聞いて不安を募らせていく…。

するとそこへ栄一と喜作のことで呼び出されていたという市郎右衛門が帰ってくる。二人も長七郎と同じように捕縛されてしまったのではと先走って暗いことばかり考えてしまう渋沢家の女性たち。
市郎衛門はそんな彼女たちに呆れながら無事であることを告げると一同ほっと一安心。ゑいさんなどは安堵しすぎて腰抜かしたほどw。母親としては手紙も来ないし死ぬほど心配していただろうからその気持ちはよく分かるよ。

市郎衛門はさらに一橋家から岡部藩に連絡があったことも告げられたようです。ここで「一橋」というワードが飛び出し、惇忠はビックリ仰天ww。栄一と喜作は公儀に追われる立場だったはずですからね。二人から何の連絡も来ないので謎は深まるばかりですww。早く手紙書いて知らせてあげてーーーww!!

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その頃、尾高家の末の弟・平九郎は油売りに精を出していたわけですが…

列に並んでるのって、若い女子しかいないじゃないですかwww。いやぁ、平九郎、めっちゃモテ男だったんですねぇ。

深谷市のご当地キャラクター「ふっかちゃん」が尾高平九郎の実際の写真を紹介してくれていますが、なるほど、かなりのイケメン!!これはモテモテだったというのも納得だわ。身長もかなり高い青年だったようだし、当時の女子からしたらアイドル的存在だったのかもしれませんねぇ。

まだまだ女子たちの長い行列は続いていましたが、長七郎は油が売り切れてしまったことを申し訳なさそうに告げました。それでも彼女たちは「お顔が見られただけで幸せ~」とホクホクしながら帰って行く(笑)。つまりは油を買いに来るっていうのは単なる口実で、一番の目的は平九郎に会いに来くることっていうのが本当のところだったんでしょうなww。

平九郎目当ての女子たちが帰って行ったあと、ていが油を買いにやって来ます。もう売り切れてしまったのならとガックリする彼女に「おていの分くらい何とかしてやる」と平九郎は都合してくれました。ていは嬉しそうに顔をほころばせていたので、やっぱり彼のことが好きなんだろうね。
しかし平九郎は今の油売りの仕事に物足りなさを感じていて元気がない。惇忠を中心としてみんなが攘夷運動にのめり込んでいる頃から「いつかは自分も!」と闘志を燃やしていましたからねぇ…。栄一たちが身を隠すため京へ旅立ってしまったり、長七郎が投獄されてしまったりでその動きもすっかり影をひそめてしまった。

諦めたように笑いながら「油売りの平九郎で終わるんだろうな」と口にした平九郎。その背中はなんだかとても寂し気です…。それに対してていは「平九郎さんがどこかへ行くのは寂しい」と告げます。その言葉に少し驚いたような顔をする平九郎を見て慌てふためいてしまうていちゃんが可愛いww。で、アタフタしてるうちに

「ていは、里見八犬士よりも平九郎さんのほうが…!」

と思わず告白してしまいそうになるていちゃんw。照れまくった挙句に逃げるようにもらった油のツボを担いで家路に就こうとすると、平九郎が「ありがとう」と笑顔を向けてくれました。これはもしかすると、おていちゃんの片想いだけじゃない展開が待ってるかもしれないぞ!?
少なくとも、平九郎の顔を見るためだけに油の列に並んでる女子たちよりもていちゃんのほうが有利だよね(笑)。

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同じころ京では篤太夫が円四郎に呼び出されて「隠密の仕事を任せたい」と告げられていました。今回は成一郎と一緒じゃなくて単独での使命になるのね。成一郎は嫉妬したりしなかったかな(汗)。
幕府は帝を異国の脅威から守るために摂海、すなわち大阪湾に台場を築くことになったらしい。そのための任に就くのが海岸防備に詳しいと言われている薩摩藩士の折田要蔵という人物なのだという。
そこで篤太夫に折田がどういう人物なのか探ってきてほしいとのこと。

慶喜は近々将軍後見職を降り、その代わりに京を守る役職に専念することになるだろうと告げる円四郎。そのために、もしも折田が優秀な人物だと分かれば薩摩から引き抜いて家臣に加えようと思っているらしい。それゆえ、篤太夫に秘密裏に折田に近づいて人となりを調査するようにという任務だったのです。
篤太夫は「隠密は性に合わない仕事だ」と苦笑いしながらも「薩摩の腹の内を知るのは至極大事な務め」と割り切りその使命を引き受けることにしました。

そんな篤太夫に「薩摩は血の気の多いものばかりだからひょっとしたらやられちゃうかも…」と不吉なことを呟く円四郎。これにはさすがの篤太夫も「え!?」とビビってしまったようですがw、「日ノ本の役に立ちたいと鍛錬してきたから大事ございません!」とキリっと告げます。その言葉に安堵した円四郎は「俺はお前のそういう性根の座ったところが好きだ!」とニカニカ笑うのでしたw。

そしていざ潜入の日がやって来ます。初めての大仕事に緊張しながら折田のまえで挨拶する篤太夫。すると折田は超ドヤ顔で…

「摂海防禦御台場築造御用掛(せっかいぼうぎょおだいばちくぞうごようがかり)」と、やったら長ったらしい役職名をつらつらと述べて自己紹介(笑)。

公式SNS情報によると、摂海防禦御台場築造御用掛とは、大阪湾に入ろうとする外国船を撃ち祓うための砲台を設置するお役目、だそうです。

折田を演じている徳田優さんのセリフ回しがとにかく面白すぎたww。折田がいかにこの「摂海防禦云々」のお役目に誇りを持っているかが伝わってきたよ。だからいろんな人にちゃんと役職名からしっかりと伝えようと言いまくってるんだろうなぁと想像できてしまう(笑)。

しかし、案内されていく篤太夫の背中を「一橋の家臣か」と不審な眼差しで見つめている薩摩藩士の三島通庸川村純義の姿が気がかりです…。この二人は幕府側の人間にかなり敵意を持っているようにみえたので、篤太夫が途中でバッサリやられないか心配になってしまう(汗)。

三島通庸は寺田屋騒動の折、精忠組の一員として関与し謹慎させられています。そんな彼に目をかけたのが西郷吉之助でした。幕末から維新にかけて活躍し、明治9年から15年の間には初代・山形県令(知事)に就任し都市の整備や道路の設置などに尽力したそうです。強引な政治手法から「鬼県令」と揶揄されることもあったらしい。
ちなみに、2019年度大河ドラマ『いだてん』に登場した三島弥彦(生田斗真くんが演じてました)は、三島通庸の息子に当たります。
川村純義は西郷吉之助のいとこにあたり、弟のように可愛がられたのだそう。通称は「与十郎」(ドラマでも西郷が川村のことをそう呼んでいましたね)。
明治天皇からの信頼が厚かったようで、晩年は昭和天皇の養育主任を任されました。
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別室に案内された篤太夫は、再び折田から「摂海防禦御台場築造御用掛」についての熱い解説を聞かされることに(笑)。さらには掃除から絵図面の書き写しなどといった雑用まで任される羽目になってしまいました。それでも文句言わずに忠実に任務に励むところが篤太夫の真面目なところなんだよねぇ。

折田のもとには台場造りについて学ぶために多くの藩から人が集まっていました。そんな彼らの前で得意げに解説をしている折田なのですが、ことあるごとに「摂海防禦御~」とご丁寧に役職名を挟みまくってくるうえに、バリバリの薩摩弁でまくしたててくるのでしまいには「ポカーーーン」となってしまう人も続出(笑)。あの講義じゃ、台場のことより役職名のことしか頭に入ってこない気がするぞwww。
そんな彼らに篤太夫は鹿児島弁の翻訳をしてみせる。血洗島にいた頃に惇忠のもとに足しげく通っていたことで、そこに訪れていた全国の志士たちの言葉が自然と分かるようになったようです。

そんな篤太夫に学びに来ていた仲間たちは折田に対する愚痴を言いまくってくるww。言葉の問題だけではなく、講義内容もやたら大風呂敷広げまくる割には中身が薄くて全然ためにならないし信用できない、とケチョンケチョン(笑)。さらには女遊びもお盛んとのことで、学びに来ている方としては相当フラストレーションがたまっている様子w。その話を聞いた篤太夫はおそらく心の中で「篤太夫はスカウトしないほうがいい人物かもしれない」と感じ取ったかもしれんな(笑)。

するとそこへ一橋から来たということで最初から篤太夫を怪しんでいた三島と川村がやってきて、「お前、台場のことを知りたいんじゃなくてスパイとして薩摩を探りに来たんじゃないのか?」と疑いをかけてくる。図星を突かれた篤太夫は思わず動揺を見せてしまう(汗)。そこで狼狽えたらスパイだってバレちゃうじゃないか~~!!
と、思っていたら「喧嘩が始まってしまった!!」と誰かが飛び込んでくる。篤太夫、命拾いしたなw。で、その現場に駆けつけてみると…

すごい勢いで折田の首を絞めにかかっている西郷吉之助の姿がありました。 博多華丸さん、めちゃめちゃ迫力あるじゃないか!!全く違和感なく”西郷吉之助”だったよ。

西郷曰く、折田が「台場をこしらえる」と大ボラ吹いて偉そうに旗本顔してると聞いたので懲らしめに来たということらしい(汗)。のっけの登場から荒々しいですな、華丸@西郷さぁはww。そんな西郷に折田も負けじと腕を嚙んで応戦し再び乱闘騒ぎにw。

篤太夫は初めて目の当たりにする迫力満点の西郷にビビり息を飲んで立ちすくんでしまった。西郷は見慣れない篤太夫に興味を持ったようで、さっきまで首絞めてた折田との食事会に同席することを許します。二人とも、けっこう朗らかに酒を酌み交わしてて篤太夫ならずとも見てるほうも「え?」って狐につままれた気持ちになっちゃったよ(笑)。

西郷と折田が乱闘騒ぎを起こしたことは、渋谷直武という人の「史談会速記録」に記載された史実とのことです。そこには西郷が折田の首を絞め、折田が西郷の腕を噛み、時間が経って酔いがさめた頃に二人で笑い合いながら茶を酌み交わしていたと書かれているらしいw。

西郷は篤太夫に「こんな男の話を聞いても何の得にもならないから信じないほうがいい」と釘をさす。それに対して折田は「おまえが島流しで不在の間、自分は国父様とお公家様を結び付ける役目を果たして信頼を得ている」と猛反論。それにしても折田を演じてる徳井さん、この酒の席でも「摂海防禦~」をめっちゃアピールしまくるセリフがあって大変だなぁと思っちゃったww。あのセリフ、油断すると噛んじゃいそうだしね。それを淀みなく言えてるのはさすがです(しかもコミカルにw)。

西郷はドヤ顔してマウント取りまくってる折田に「お前よりもイギリス船に乗り込んだ五代のほうがまだマシだ」と呆れ顔。ここで再びおでぃーん様の五代才助の回想が登場!早く活躍する姿が見たいなぁ~。

生麦事件の賠償問題で薩摩と交渉しに来ていたイギリスは、なかなか回答を示そうとしない薩摩に痺れを切らし、戦が始まる前に五代たちが乗り込んでいた蒸気船を突然拿捕してしまいました。イギリス側は聡明な五代を粗末には扱わなかったようで、薩英戦争後に横浜で日本側に引き渡します。
捕虜になったことで薩摩に帰れなくなった五代は身を隠さざるを得なくなりました。

西郷は五代が無事に武州経由で長崎まで逃げ延びたことを知って胸をなでおろしていました。話のなかで故郷の「武州」という言葉が出てきたところで篤太夫は「俺の故郷です!」と嬉しそうに反応。江戸へ向かう途中に碁を打ってる五代と遭遇していたなんて夢にも思ってないよねぇw。
西郷に気に入られた篤太夫はすっかりいい気分になって一緒に酒を飲んでご機嫌となっていましたが、そんな彼の姿を見て「やっぱりあいつは一橋のスパイに違いない」と三島たちが目を光らせていることには気づいていませんでした(汗)。すっかりロックオンされちゃってるよ~~~!

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西郷には「こんな男の言うことなんか信じるな」と釘を刺されていた篤太夫でしたが、それでもきっちり折田のもとで数週間仕事をこなしました。ホント、真面目だよねぇ。
3週間後、休暇を与えられた篤太夫は京の円四郎の屋敷へ赴いて集めてきた資料を手渡します。さらに、折田は海岸防禦に才のある人物だとは思えなかったと正直に報告w。「大げさに語る割には中身がぞんざいで大したことがない」とかなり辛辣な評価です(笑)。まぁ、あの講義では台場の知識よりも折田のマウント色のほうが強いイメージ確かにあったからねw。

その報告のなかで篤太夫は「宮様にもあまり相手をされていなかったし…」とため息をつくのですが、円四郎はそこに鋭く反応しました。折田はしばしば西洋事情に詳しいとされる山階宮と連絡を取っていたらしい。薩摩藩はそこを糸口に孝明天皇に近づいていました。
円四郎は折田の人物像よりも、山階宮と薩摩が繋がっていたという報告に重きを置いたようですね。重要な情報をもたらした篤太夫に円四郎も満足そうな笑みを浮かべました。これでますます彼のなかで篤太夫の評価が上がったね(成一郎にはちょっと気の毒だけど)。

篤太夫は円四郎に「今回の仕事が役に立ったと思ってもらえたならば、関東の仲間たちも家臣に加えることを検討してほしい」と願い出ます。それに対して円四郎も「こちらも優秀な家臣や兵を増やさなければと思っていたところだ」と好感触。ところが、その者たちを召し抱えるための金が不足しているのだという。それだけに、あまり金に拘らない人材が必須らしい。
そんな人物がいるかと問われた篤太夫は「必ずおります!」と断言。共に攘夷運動に身を投じた故郷の仲間たちは草莽の志士であるという確信が彼の中にはあるんですよね。おそらくこの話が通れば長七郎を救い出す手立てにもなると考えていたのではないだろうか。円四郎は篤太夫の真っ直ぐな瞳を信じ慶喜に話を通すことを約束しました。

その頃、もう一度政治の表舞台に復帰しようと狙っていた薩摩は、禁裏を守る「禁裏御守衛総督」の座を手に入れようと画策し続けていました。朝廷とパイプを持っていたのもこのためですね。これが実現してしまうと、薩摩が京で実権を握り政を始めることになってしまう。すなわち、幕府とは別の薩摩を中心とした政府が誕生してしまうわけです。
あくまでも政治の中心は幕府が行うべきだと考える慶喜は「何としてもその謀は止めなければならない」と危機感を募らせました。そんな彼に円四郎は自信満々の表情で「こちらも公家とパイプを持ち、禁裏御守衛総督の座は何としても一橋中納言様(慶喜)にするべしと働きかけていく」と告げました。頼もしいぞ、円四郎!でも反面、またそのことで恨みを買ってしまいそうな危険性も…。

そしてそんな円四郎たちの働きかけが功を奏し、3月25日、将軍後見職を免じられた慶喜は「禁裏御守衛総督」に新たに任命される運びとなりました。

 ちなみに、京都守護職に再任された松平容保と、京都所司代に任命された松平定敬の兄弟を演じているのは、俳優・小日向文世さんの息子さんたちです。二人とも実際の兄弟ということで、今後どのような活躍をしてくれるのかとても楽しみです。

一方で、またしても一橋にしてやられてしまった薩摩の国父・久光は怒りを抑えることができません(汗)。

怒り心頭な池田成志さん演じる久光、迫力ありますねぇ~~!!

そんな彼に冷静な表情で耳打ちするのが石丸幹二さん演じる大久保一蔵。策士感ありありで見ていてなんだかゾクッとするものがある。石丸さんの新たな一面がまた見れたようで嬉しい。

大久保は今回の一件は平岡円四郎の影響が大きかったと睨んでいる様子…。慶喜のために張り切って工作に動いていただろう円四郎…。そのことでやはり目を付けられやすくなってしまったようです(汗)。 そのうえで、大久保は久光に「国に戻って異国との交易で富を蓄え兵を整え将来の戦に備えましょう」と提案しました。この案に興奮状態だった久光も頷き、いったん薩摩へ戻ることとなりました。大久保、おそるべし!!

これで完全に薩摩と徳川幕府との間に対立構造が成立。ちなみに西郷は藩邸に残ることとなりました。

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慶喜は江戸の水戸藩邸にいる耕雲斎に「兵が不足しているので、今後の為にも水戸から200~300ほど率いて自分を助けてもらえないだろうか」と打診する手紙を送りました。それを読んだ耕雲斎は目を細めて「今すぐ!!」と嬉しそうに頷きました。こんな日が来るのを耕雲斎はずっと待っていたでしょうね。

ところがそのタイミングで藤田東湖の息子・小四郎筑波山で挙兵したという知らせが入ってしまいます。ついに小四郎が攘夷決行を掲げて行動を起こしてしまったのです。

斉昭の位牌に手を合わせた小四郎は集まった兵の前で「烈公のご遺志を受け継ぎ、幕府に攘夷実行を迫る!!」と宣言。天狗党の悲劇がついに始まってしまったか…。
98年大河ドラマで田辺誠一さんが藤田小四郎を熱演していたので印象深いのですが(田辺さんは当時初大河でした)、藤原季節くんの若さゆえの真っ直ぐさが滲み出る小四郎もなかなかカッコいいですね。

同じころ、大阪では折田の元での隠密行動が終わったということで、塾を辞めることにした篤太夫がみんなの前で別れの挨拶をしていました。真面目によく働いていたことから、折田の彼に対する評価はかなり好感触だったようですね。一緒に学んだ藩士たちも篤太夫が去っていくことを残念がってくれていました。ここに集まったみんなは、まさか彼がスパイだったなんて疑ってない様子(一部ではものすごい疑い掛けられてましたけどね 汗)。

さらに篤太夫は折田に「薩摩の言葉を一覧にしてまとめた」という冊子を手渡します。いわゆる、薩摩言葉の翻訳辞書みたいなやつですかね。いやはや、大した奴だよ本当に。スパイしながらもちゃんとみんなの為を思ってこういうサポートしてくれてるなんてねぇ。
様々な国から集まった藩士たちは折田の薩摩言葉を理解するのにたいそう苦労していたようでしたから、篤太夫の作った翻訳冊子は本当にありがたかったと思います。みんな大喜びでほっこり。

ところが、その様子を陰から見つめていた三島ら数人が「あいつが一橋家に戻る前にやっちまおうぜ」みたいな物騒なことを呟いてる(怖)!!!篤太夫は全くそれに気づいておらず…かなりヤバいんじゃないか!??とハラハラしていたら…

「渋沢、ちぃとやらんか?」

と西郷が食事を誘いにやって来ました。篤太夫はキョトンとした顔をしていましたが、あのタイミングで現れたということは…おそらく西郷は三島たちの企みを察知して事前に阻止してくれたのではないかなと。篤太夫、命拾いしたねぇ(汗)。

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西郷が篤太夫にごちそうしてくれたのは、薩摩の豚鍋でした。

めちゃめちゃ美味そう~~~!!!見ているだけで口の中に唾液が(笑)。鹿児島まで食べに行きたくなるレベルだったよ!!

豚鍋を前に「何とも言えない香りだ」とワクワクしてくる篤太夫。そんな彼に西郷は「薩摩をどう思っているのか」と尋ねてくる。彼は篤太夫が円四郎から命じられたスパイであることをしっかりと見抜いていました。図星を突かれて口ごもったあと正直に白状してしまった篤太夫はやっぱり隠密には向いてないかもねw。
「何でも学んでやろうという気概で来た」とまっすぐな目で語る篤太夫を見た西郷は「正直な奴だ」と呆れながらも興味を持ってくれたようです。そして改めて尋ねる。

「この世はこの先どうなると思う?」

その問いに対し篤太夫は「そのうち幕府が倒れ、どこぞの強い豪族による政治が始まると思う」と答える。もう力のない幕府の代わりに強いどこかの藩が治めるべきだと考えているらしい。それにふさわしい人物として彼は「一橋様がよろしいかと考えます」と告げました。
あまりにもストレートな回答を目の当たりにした西郷は「本当に正直な奴だ」と驚きを隠せない様子でした。あの強い真っ直ぐな眼差しを見たら、何も反論できなくなるよね。

そんな篤太夫に酒を取りに行くと背を向けた西郷は「薩摩が治めるのはよくないか?」と尋ねると、逆に「薩摩の殿様にはその徳がおありですか?」と逆に聞き返される。いや~~、痛いところ突いてきたねぇ。あるならそれも良しと考えている、と告げた篤太夫はおそらく西郷と久光の確執に気づいていないだろけど、西郷からしたらドキリとする質問だったと思うよ。

「某は、徳ある方に才ある者を用いてこの国を一つにまとめてもらいてぇ」

どこの藩が力を持っているかどうかはこの際彼には問題ではないのです。「徳のある者」に正しい方向へ国を導いてもらいたい。それが願いなのだと。この言葉はとても印象に残りました。

その会話の途中、豚鍋が煮えたのに気付いた篤太夫は早く食べたくて仕方がなくなってしまうww。西郷が鍋を勧めたところ「舌がとろけるようだぃ!!」と大感動してかぶりつく篤太夫w。ホント羨ましいシーンだった!もう、見ているだけで唾液が!!!あの場に乗り込んで一緒に食べたい気持ちが押し寄せてきちゃったよ~~(笑)。

篤太夫が舌鼓を打ちながら「平岡様が西郷様に会ったらよろしくと伝えてほしいと言っていた」と告げると、西郷は少し複雑な表情を浮かべながら不吉なことを口にしました。

「平岡殿は一を聞いて十を知る男なので、気をつけんといかん。あまり先のことが見えすぎる人間は、往々にして非業の最期を遂げてしまうのだ…」

その後西郷は「何事も腹ごしらえからじゃ!」と話しを切り替えてしまいましたが、篤太夫は彼の言葉に言いようのない不安を抱かざるを得ませんでした。

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しばらくして成一郎と今日の一橋邸を訪れた篤太夫は、門の前に不審な人物がうろついているのを目撃してさらに不安を募らせてしまいます。その人物を偵察するため川村が後をつけに行きましたが、その正体を掴むことはできたのだろうか…。

円四郎と対面した二人は「一橋家家老並ご昇進、おめでとうございます」と祝辞を述べました。あらたまって頭を下げられた円四郎はちょっとビビってましたがw、目をかけている二人から祝われるのは嬉しかったと思います。
そんな彼らに、「関東から人材を集めたい」という篤太夫たちの願いが聞き届けられたと告げる円四郎。どのくらいの人数が集められそうかと尋ねられ、誇らしげに30~40人は連れて帰りたいと答える二人。

満足げな笑みを浮かべた円四郎は、改めて二人に「関東出張」を命じます。それを受けてまるで子供のように「久方ぶりの関東だい!!」とはしゃぐ二人。円四郎も微笑ましくそれを見つめている。
しかし、篤太夫の脳裏にふと西郷から告げられた「先のことが見えすぎる人間は往々にして非業の死を遂げる」という不吉な予言が過る…。心の中に言いようのない不安が広がっていく篤太夫…。

ラストは物事がうまく回りかかっていたシーンなだけに、余計切なく見えてしまいました。そして次週、一橋家に大きな悲劇が襲い掛かることになります…。

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