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大河ドラマ『西郷どん』感想・総括

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革命編

第26話 一蔵の畳回し

人付き合いが苦手な一蔵が、周囲とのパイプをつなぐためになりふり構わず「畳回しの芸」を披露している場面。あれ、かなーり回すの大変そうで…瑛太くん、よく頑張ったなぁと。そんな一蔵の姿を見て「一蔵どんが人を喜ばせてる姿を見ることができて嬉しい」って素直に喜んでた吉之助になんかじんわりきちゃいました。

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このあとの一蔵はおゆうと「良い仲」になっちゃってるのを新八だけが悟ってしまって動揺するシーンは笑えましたがw。  

第28話 慶喜との決裂

一時は気持ちを通わせ共に日本を変えようとした慶喜でしたが、徳川幕府に固執しようとしたことが災いして吉之助と袂を分かってしまいます。慶喜は吉之助のことを恐れの対象とも見ていたし、それと同時に「同志」として共に世の中を渡っていきたい相手とも見ていたんですよね。吉之助を慕っていたし、好きだったと今でも思います。

それだけに、短刀を突き付けられたあの場面はけっこう衝撃的で・・・一人残されたヒー様の気持ちを想うと切なくもなってしまったのでした。

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第30話 罠にかかる二人

岩倉具視に吉之助を紹介しようとやってきた一蔵でしたが、見事に庭に仕掛けられた罠にかかって捕らわれの身(?)になってしまう場面。「また仕掛けを変えてやられた!」って一蔵は悔しがってたけど、吉之助と一緒に網に引っ掛かってるシーンはなんだか可愛くて萌えてしまったw。

第31話 チェスト!!

龍馬のお膳立てで桂に会いに行く予定だったのが、急な事件が重なって行くことができず龍馬と桂を怒らせてしまったことに落ち込む吉之助。自分の脇の甘さを痛感して激しい自己嫌悪に陥る吉之助を「自分はいつでも味方だから」と傍に寄り添って励まし続ける一蔵にグッとくるものがありました。

いつもは声を張り上げない一蔵が「チェストーー!!」と大声で激励したシーンは胸が熱くなったなぁ。それに呼応するように吉之助も最後に「チェストーー!」って叫んだしね。二人の絆の熱さを感じるワンシーンだった。  

第32話 薩長同盟

 

頑なに薩摩に対する嫌悪感を捨てなかった桂が、西郷の人柄に触れて「よろしゅう頼む!」と手を差し出してきたシーンはグッとくるものがありました。熱くて激しい一面が多く見られた玉鉄くんの桂さん、私は大好きでしたよ。

そして小栗くんが演じた龍馬も忘れ難いです。近い将来小栗くんの龍馬が主演のドラマができても不思議じゃないなと思いました。

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第37話 江戸無血開城

戦の鬼となった吉之助が、勝海舟の説得を受け入れる場面はかなりグッときました。「西郷どんが背負う新しい日本ってなんだい?」と問いかける勝さんの言葉をきっかけに吉之助の耳に鳥のさえずりが聞こえてくる演出は特に印象的でした。
勝の言葉で、戦の鬼と化していた吉之助の心に「民のために動いてきた自分」が蘇った瞬間でもあったんですよね。そのことに気が付いた吉之助を目を潤ませながら見つめていた勝に思わずこちらも泣きそうになってしまった。

そして、決裂した慶喜との対談も印象深かったです。死に装束を着て吉之助と対面した慶喜の覚悟と本心。それを受け入れた時に久しぶりに口から出た「ヒー様」という言葉は胸が熱くなるものがありました。
これまで張りつめてきた慶喜の気持ちが崩れて思わず涙してしまったシーンも泣けたなぁ。

江戸無血開城を成し遂げ、書物を読むうちに安堵感から熟睡してしまった吉之助。その寝姿になぜか胸が熱くなってウルウルしてしまった。思わず「おつかれさま」って声をかけてあげたくなるね顔だったなぁと。

第38話 吉二郎の死

北越戦争に志願して出陣していた吉二郎が戦死してしまったシーンは切なすぎて泣けました…。
これまでずっと薩摩の西郷家を支えるために必死にやりくりして、縁の下の力持ち的存在だった吉二郎。でも、本当は戦に出て働きたいとずっと思っていたんですよね。吉之助はその願いを叶えてやることにしましたが…生きて帰すことはできなかった。

吉二郎的には本望だったかもしれないけれど、吉之助としては、いつも支えてくれた弟の死は胸が張り裂けるほど悲しかったと思う。
これまで吉二郎がつけてきた帳簿を眺めたあと、こみ上げるものを抑えきれずに慟哭する吉之助の場面は涙なしには見れませんでした。

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