大河ドラマ『麒麟がくる』を振り返る -総括-

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』を振り返る、第4弾は個人的に一番刺さった「マイベスト編」について書いてみたいと思います。あくまでも、独断と偏見で選んだのであしからず。各シーンについての個人的振り返り感想レポは以下のリンクを参照してください。

※美濃・上洛編を振り返る感想↓

※新幕府編を振り返る感想↓

※本能寺編を振り返る感想↓

これまでの『麒麟がくる』感想レポ

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NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の感想レビュー
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大河ドラマ『麒麟がくる』振り返り

マイベストシーン

数多くの名シーンがあったので一つに絞るのは非常に難しいのですが、全話振り返ってみてあえて個人的に一番この大河ドラマへ『麒麟がくる』への愛が深まるきっかけとなったのは…

第1話「光秀、西へ」のエピソード後半で、光秀が火事で燃え盛る家の中から一人の少女を救い出すシーンです。

鉄砲を手に入れる事と道三の病弱な妻の為に医者を連れて帰るためという二つの目的で初めて美濃を出て京を訪れた光秀は、今後の彼の人生を左右する多くの人々と出会うことになりました。今回のドラマのために登場した架空のキャラクターである医者の東庵もそれに当たります。

光秀は腕のいい医者と評判のあった東庵を美濃へ連れて行こうとしますが、最初は断られてしまい一度は諦めるわけですが・・・、帰ろうとしたその時に野党による町の火付け事件に遭遇してしまう。そのうちの一軒家に一人の少女が取り残されていると聞いた光秀は、助けに行こうとした駒を引き留め自ら水を被り燃え盛る火の海に包まれた家の中に飛び込んでいきました。

しかし、火の勢いは増すばかりで外で待つ誰もが「もうだめだ」という諦めの境地を抱き始める。その次の瞬間…!

煙の中から必死の形相で少女を大切に抱きかかえた光秀が飛び出してきました!!

このシーン、この瞬間、私の心の中の高揚感がMAXに達したのを覚えています。炎の中から少女を無事に助け出したハセヒロ光秀の、曇りのない真っ直ぐな正義感溢れる表情を見たとき、こみ上げてくるものを抑えきれずに涙が出ました。本当に理屈抜きで心が震えたんですよねぇ。
当時の感想にも書きましたが、その瞬間に「この大河は個人的にものすごく好きになる予感がする!」と直感したし、ハセヒロさんの光秀に猛烈に心惹かれたきっかけにもなりました。

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その後、しばしの休息を取っていた光秀のもとに駒がやってきて幼い頃に「大きな手をしたお侍さん」に火事の中を助けられたエピソードを語ります。戦が怖いと泣く幼い駒に、その人はある話を聞かせ慰めたという。

「いつか、戦が終わる。戦のない世の中になる、そういう世を作れる人がきっと出てくる。その人は、麒麟を連れてくるんだ。それを呼べる人が必ず現れる」

全てが終わった後に改めてこのセリフを聞くと色んな思いがこみ上げますね。駒を助けた人は後々、光秀の亡くなった父親だという事実が判明するわけで…、光秀は駒から初めてこの話を聞いた時に”父”と再会したんだなぁとも思えます。
駒を通して、父から息子へ「麒麟を連れてくる人になれ」とメッセージが送られていたようにも感じるかなぁ。そう思うと胸アツです…!これはあくまでも個人的な解釈ですけどね。

最初は光秀に対して不信感を抱いていた駒は、火事の中から少女を救い出したことをきっかけに彼に特別な感情を抱くようになっていきます。

「明智様は、お梅ちゃんを助けた大きな手の人ですね!」

そう告げられた光秀は自らの手を眺めて

「私の手はそんなに大きくない」

と苦笑いするのですが、今から思うとその手は駒を救った父の血が流れている手でもあったわけで。この時はまだそんなこと微塵も思ってなくて照れ笑いするハセヒロ光秀がとても可愛かったのだけど、後々彼は多くの人との出会いと別れを繰り返しながら「麒麟を連れてくる人」を探す旅に出て行くのだと思うと非常に感慨深いシーンでもあったなと思います。

駒の「麒麟」の話を聞いた光秀は、美濃から京への旅の中で様々な理不尽を目にしてきたことを思い起こします。

「どこにも…麒麟はいない。何かを変えなければ…!誰かが!美濃にも京にも麒麟は来ない…!」

このセリフも非常に痺れました!!決意に満ちた真っ直ぐな眼差しがとても印象的だった。
常々戦いに明け暮れた日々に直面し人々が虐げられる姿を目にしてきた光秀は、いつも心の中で激しい葛藤を抱え苦しんできた。そんな彼のなかで、「麒麟がくる世」のために立ち上がらなければというハッキリとした目的が芽生えた瞬間でもあるとても重要なシーンでした。

この一連のシーンの中でのジョン・グラムさんの音楽もドンピシャで、全てに心を鷲掴みにされましたね。最高だった!

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この第1話での強烈に刺さった場面があったからこそ、私の心の中の『麒麟がくる』熱も冷めやらなかったんじゃないかなと思います。

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主演・長谷川博己さんについて

最後に、明智十兵衛光秀を演じた長谷川博己さんについて少しだけ。

ハセヒロさんが大河の話を受けたのは2018年の朝ドラ『まんぷく』を受けた直後くらいのタイミングだったと聞いています。それゆえ、朝ドラ撮影が終わってからほとんど休む間もなく十兵衛への役作りにシフトしたということで…こちらの想像が及ばないほど大変なことが多かったと思います。『麒麟~』の撮影に入る前は「まだ萬平が抜け切れてなくて」なんて苦笑いしてたこともありましたしね。

さらに、撮影が進んでいたなかで出演者が急遽降板するといった予期せぬハプニングや、新型コロナ禍により2か月もストップせざるを得ないといった前代未聞の困難にも見舞われてしまった今回の大河ドラマ。
でも、そんな中でもハセヒロさんは一貫して”明智十兵衛光秀”として凛とそこにあり続けていました。様々な困難に直面するたびにますます役者としての輝きも増していったようにすら思えます。

とにかく、最初から最後まで本当に魅力的な役作りをしてくださって感謝しかないです!
大好きだった朝ドラ『まんぷく』でさえ、途中で「萬平さん、ちょっとそれは納得できないなぁ」と思うことがありましたが(これはあくまでも脚本の問題でもあったけど 笑)、『麒麟がくる』の明智十兵衛光秀には一度も違和感を抱いたことがありませんでした。

土スタでも語ってたけど、ハセヒロさんの演じた光秀は基本的に初回から基礎の部分がブレてないんですよね。

何事にもまっすぐに立ち向かっていく清々しさ。一本芯の通った信念。超がつくほど真面目だけど、どこかチャーミングで皆が放っておけない魅力。そして素直な感情表現。出会う人みんなが「十兵衛!」「十兵衛様!」と心惹かれてしまうのがめちゃめちゃ納得できてしまう人物像ってなかなかうまく演じられるものではないと思いますが、ハセヒロさんは見事にそれを表現していました。
あの心が歪んで不器用まっしぐらだった信長ですら、事切れるまで「十兵衛LOVE」を貫きましたが、それも大いに納得できてしまうのです。

最後の最後まで、誰もが愛さずにはいられない最高の”明智十兵衛光秀”を演じてくれた長谷川博己さん、本当にありがとうございました!私はハセヒロさんが演じた光秀は、これまでの大河で見てきたキャラの中でも3本の指に入るほど大好きです。
ハセヒロ光秀が笑えば同じように心が躍ったし、ハセヒロ光秀が泣けば同じように心から哀しくなったし、ハセヒロ光秀が苦しめばこちらの心も締め付けられるように辛くなった。こんな風に一人の人物に共鳴して同じ気持ちを共有できたことが何よりも嬉しかったし、愛しくてたまらなかったし、毎週画面越しに会うことが本当に楽しみでした。

過酷な撮影の連続で、きっと表には出せない苦しかったり悔しかったりといった感情もあったはずです。でもそこを乗り越えたからこそ、撮影前に語られていた「見たことのない世界」も見えたのではないかなと…そうあってほしいなと思います。

もしも『麒麟がくる』の番外編や続編なんて話が本当に出てきたら、また絶対にハセヒロ@光秀に会いたい。基本的には一度本編が終わったものの続編はあまり好きではないのですが、『麒麟~』は特別です。あの清々しい爽やかな表情で野を駆けて行ったその後の姿はぜひとも見てみたいし見届けたい!!

暫くお休みされた後、またさらに進化した長谷川博己さんの演じる姿を見ることができれば幸せです。本当に1年以上(朝ドラから数えるともっとか)お疲れ様でした!

※撮影初期のインタビューも今読むと興味深いです。

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麒麟がくる展にて

載せようと思ってすっかりそのままになってしまいましたが、今年初めに東京へ出た時に偶然訪れることができたKITTEで開催された「麒麟がくる展」の展示物の写真をいくつか(まぁまぁ上手く撮影できたもののみ)紹介します。こちらの写真はクリックすると大きくなります(転載は不可)。

ドラマに登場した小物の数々

信長が恍惚の表情を浮かべたことで話題になった「蘭奢待」

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衣装の数々

甲冑

色んな衣装や小道具が見れて楽しかったです!特に坂東玉三郎丈が演じた正親町天皇は、衣装すらも神々しかったw。

これにて、2020年度大河ドラマ『麒麟がくる』のレポを締めたいと思います。思い切り個人的感情詰めまくった感想にここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。もしも「スピンオフ」のようなものが放送されることが決まったらまた書くかもしれません(笑)。

引き続き2021年度大河ドラマ『青天を衝け』もかなりの好感触なので感想を続ける予定です。もし気が向きましたらそちらもよろしくお願いします。

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