どうしても忠彦の様子が気になって仕方ない福子は、もう一度克子の家を訪ねることにしました。
鈴さんは一緒に行きたがってましたが…あんな感じで頭ごなしに否定なんかしようものなら、今よりも状況が悪化するのは目に見えてるもんな(苦笑)。あんな風に、人を上辺で判断しちゃうところが鈴さんのイラッとするところだったりするんだけど…。
「ちょっと夜遅くなるかもしれません」
っていう福ちゃんの言葉に、何の疑いも持っていない萬平さんw。後々この言葉が自分の心の中に重くのしかかろうとは夢にも思ってないよなw。
っていうか、「本当は僕も一緒に行きたかったんだけど」…っていうのは、世良ちゃんと専売局へにしていただきたい(苦笑)!!
ということで、留守番は萬平さんと鈴さん…これはこれでストレスだろうなぁ、お互いに(笑)。これもあって鈴さんは福子と一緒に出掛けたかったんだろうなw。
と、このタイミングで何やら深刻そうな顔をした神部と小松原が「世良さんのことで話がある」とやってきます。
前に岡たちと一緒に難波に飲みに行ったとき、小松原くんは闇市に世良がいるのを目撃していたことが判明!!おお!!小松原くんっ!!よく見つけたな!商社の社長でもある世良が闇市で仕事していることに不信感を抱いた様子。確かにそれは怪しいって思うよね。
あーーー、でも、その話をするなら、世良ちゃんが2回目にやって来る前にしてほしかったぞーーー(苦笑)。まぁ、気にはなってても言い出せなかったんだと思うけど…。
この話を聞いた神部くんは「世良さん、もしかして闇市にうちの塩を流しているのでは…」と疑いを持ったようです。
「ほんまは闇業者に高く売って、正規の値段分だけ社長に渡してるとか…」
神部くん、鋭い!!それやってたんだよ、あいつはーーー(苦笑)。思わず「信用できるんですか?世良さんは・・・」と萬平に尋ねたわけですが、
「僕の友達を悪く言うな!!」
と一喝されてしまいました。あーーー…やっぱり、そうくるよねぇ、萬平さんは…。親友とまでは思っていないかもしれないけどw、憲兵から救い出すために奮闘してくれた恩は絶対忘れていないはず。萬平さんの中では「友達」という地位にまで昇格してしまっていたか…(苦笑)。
世良ちゃんも根っからの悪党ってわけじゃないんだよね。靴を磨いてくれた子供にお金弾んでやったりしてるし…そういうの見ると、やっぱり憎めないっていう気持ちも湧いてしまう。「ありがとうオッチャン!」とお礼を言う少年に「お兄さんや!」とツッコミ入れるところとか微笑ましいし。
まぁ、その金は闇市で不正に得てるお金なんだろうけど(苦笑)。
しかし、萬平さんには「友達」でも、鈴さんにとっては「胡散臭いヤツ」なのが世良ちゃんですww。
さっそく専売局に確認の電話を入れたようで。おそらく萬平も鈴さんには強く言えないところがあっただろうから押し切られたのかもねw。
そこで判明したのは…専売局が「かます8個しか買取していない」という衝撃の事実でした。20個持って行ったはずなのに8個しか買取されていないというのは明らかにおかしい!
ということは…世良は12個のかますを闇に流していたのか!!!わっるいやっちゃな~~~!8個分の正規の値段は1600円。萬平には「満額だった」と言って4000円渡していたけど…残りの金は闇で得たものであることが判明したわけです。まっとうなところで、まっとうな値段をつけてもらうことをモットーにしてきた萬平にとっては、ショックな出来事だったと思いますよ。
いやぁ・・・あの場に鈴さんがいて本当によかったよね。じゃなかったらずっと世良ちゃんを信用したままになってたかもしれないし。小松原くんも、神部くんも、鈴さんも、グッジョブだったわ。
これでなんとか世良ちゃんの悪事を暴いて気持ち良く商売できるようになればいいんだけど…。
その頃、香田家では相変わらず忠彦が追い詰められたようなうつろな目でキャンバスに向き合い続けている。休みを取ろうとしていないようで、克子はただ静かに食事を置いておくことしかできない。もうここまでくると、どんな言葉をかけていいのかもわからないよね…。
「邪魔をしたくない」と「元気でいてほしい」という思いの間で揺れる克子さんが、せめてこれだけでも…と忠彦さんに思いをこめて作った差し入れのおにぎりです。当時は貴重な卵を使っています。画家の妻らしく、彩り豊か!#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/Jn51jrYKYw
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) November 15, 2018
克子さんの愛情のこもった差し入れのおにぎりセット…すごく美味しそうだったなぁ。それにも見向きもしないなんて忠彦さん…(涙)。
福子は克子の家に行く前に真一を訪ねていました。同じ戦争を経験した者として真一さんの言葉ならば受け入れられるのではないかって考えたからかもしれないね。
すっかりクールな影がなくなり爽やか青年になった真一さん…素敵!!!最近ちょっと、真一さんを見るとトキめく自分がいます(笑)。
さっそく真一と一緒に香田家を訪ねた福子。忠彦は真一まで巻き込んでいる事態になっていることをかなり不愉快に感じている様子でしたが、福子の方も香田家を救いたい一心でで考えた一手なので後には引けない。
真一はやんわりと忠彦に語りかけてみますが、表情は硬く聞く耳を持ってもらえない。あんなに通じ合う想いを共有してきた二人だったのに、真一さんすら拒絶しようとしてしまうとは忠彦さんの心の病はけっこう深刻なのかも…。
その時福子は、仕事に没頭する萬平の姿を重ね合わせます。「没頭しているときが本人にとって幸せなんですよね…」と不意に言葉に出てしまい、克子もタカも福子は忠彦の味方をしてしまうのではと不安になってしまう。でもそのうえで…
「本人が幸せでも、家族には心配する権利があると思います」
と忠彦に語りかける福子。それに被せるように真一も「創作に没頭できるということは幸せなんだろうけど、それでもやっぱり家族に支えられているんだよ」と必死に訴える。
そして福子はおもむろに手鏡を取り出し忠彦に差し出す。今自分がどんな顔をしているのか知ってほしかったんだよね。こういうことはやはり実際に目にして自覚してもらわないとちゃんと伝わらない。
そこに映し出されていたのは、うつろな目をして生気を失った表情をしている忠彦の顔がありました…。
毎日こんな顔を家族に見せていたら…そりゃ心配でたまらないよ(汗)。
戦争の暗い影がまだ心の中に息づいているかもしれないけど、それでもやっぱり、自分の傍に居てくれる家族のこともちゃんと見てあげてほしい。人目のつかないところでいつも涙を流していた克子や、大好きなお父さんがまたいつ倒れてしまうか心配でたまらなかったタカや子供たち…。忠彦さんにはちゃんと、自分を心配してくれる温かい家族がいるのです。
暗い表情の自分の表情を目の当たりにしたとき、忠彦の中で何かが変わったような気がしました。
「僕たちは、無理なお願いをしているのだろうか?」
という真一の言葉は、忠彦の心に少し刺さったように見えたな。
その夜、忠彦は判子作りをしている克子のところへ「お茶漬けを作ってくれないか」と言ってくる。それはつまり、忠彦が食事をとろうという気持ちになってくれたということですよね!家族ともう一度ちゃんと向き合おうと思い直してくれたんだ!福子の手鏡が効いたわ~!グッジョブ!!
結局真一さんはあまり役に立ってなかった気はするけど(笑)、香田家にまた平和な家族の時間が戻りそうなんだから結果オーライだよw。
僕は、いい夫で、いい父親で、いい絵描きになる
どんなに尊い仕事も、絵描きのような一人でできそうと思われがちな仕事も、多くの人の支えと思いがないと成り立たないものなんですね。#まんぷく #朝ドラ #まんぷく句 #松下奈緒 #要潤 pic.twitter.com/GS9bnE1xK3
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克子さん、よかったねーーー!
ちなみに、まだ判子作りしてたんだ・・・ということに今回気付きました(笑)。萬平の塩造りが中心になってきたのですっかり忘れてたw。
一方、休日に大阪のバラックが並ぶ路地に出てきていた森本くん、峰岸くん、倉永くん。どうやら峰岸くんと倉永くんは森本くんに強引に「ここにうまい店がある」と渋々連れてこさせられた模様ww。彼らは難波の方に行きたかったみたいだけど森本くんには逆らえなかったようで(笑)。
と、そのとき、彼らの目に衝撃の光景が飛び込んできます。
「奥さまが、知らない若い男性と一緒に歩いている…!!!」・・・(笑)
あーーーそうだ、彼らは知らないんだよなぁ、真一さんのことを(苦笑)。福子が一緒に歩いている相手は、義理のお兄さんなんだよーーー!!と教えてやりたいwww。
しかし、そんな関係だとは微塵も想っていないようで…
彼らの頭の中には「奥さまがまさかの不●…!!!」という結論が渦巻いている様子ww。あの森本くんがこんなに動揺しちゃうとはねぇ~w。可愛いじゃねぇか!
ざわざわした気持ちのまま製塩所に帰ってきた三人は恐る恐る萬平に報告。
「奥様が男と一緒に歩いているのを見ました…」
ただでさえ世良の不正疑惑に頭を悩ませているところに、さらに大きな爆弾を落とされたことになってしまった萬平さん(苦笑)。
しかもこんな時に限って福子はなかなか帰ってこない。時刻は22時10分前…不安は募る一方。
と、ようやくここで福子が帰宅。思わず「遅かったな」と声をかけてしまいますが、出かける前に「遅くなるって言うたやないですか」と屈託のない笑顔で返されてしまい…ますます疑念が大きくなってしまう萬平さんw。「遅くなる=男性との密会」という図式が頭に浮かんだに違いないww。
一方の福子は、まさか香田家から真一さんと一緒に歩いていた帰り道を森本くんたちに見られていたとは夢にも思っていない。っていうか、見られていても全然問題ない事案なんですが(笑)。ただ彼らは知らないですからね、真一さんとの関係を。
萬平は恐る恐る福子に「今日は誰と会っていた…」と聞こうとしますが、そのタイミングで電話が鳴るっていうねww。なんとも古典的でベタな展開に思わず吹いた(笑)。
その電話の相手は克子で、忠彦がまた元の穏やかな家族思いの夫であり父親に戻ってくれたと喜びの報告をしてきたのでした。克子さん、よかったね~~。
しかし、萬平さんの心中は全く穏やかではなくww、福子から一件落着の知らせを聞いても素直に喜べない。福子はまさか萬平が自分の●倫を疑っているなんて露ほども想ってないので、微妙に様子がおかしいことにも気づいていない様子(苦笑)。
結局福子に事の真相を訪ねることができなかった萬平w。
久しぶりに挙動不審で動揺しまくるハセヒロさんの萬平さんが見れてテンション上がったww!!やっぱり可愛くて仕方ない(笑)。これ、萬平さん、夜気になって眠れないパターンだなw。
早く誤解が解けますように~~。
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