毎朝見てはいるのですが、なつへの嫌悪感が強くなってきちゃって(汗)。昨年AKの主人公が時々過るという危険な兆候がw(←これ、ドラマ始まる前から一番懸念してたんだけどね 苦笑)。
アニメーターの仕事の過程が見られるのは興味深いし、宮崎駿をモデルにした神地くんのキャラもなかなか楽しい。中川大志くんの不器用なキャラ演技も嫌いじゃない。
しかし、そこになつが加わったことで負の印象が増してしまった気がする。「ヘンゼルとグレーテル」の案だって、あれ、夕見子が出してますからねぇ。しかもその当時はなつは「は?」みたいな反応だったし。それをいかにも自分が提案したみたいに言われてもねぇ…みたいな(苦笑)。
麻子さんがとにかく気の毒すぎる。時代の流れに乗りきれてないっていうのは感じるんだけど、長期の休みから帰ってきた新人の案が突然採用されたかと思えば、それに乗っかった新人監督の坂場や新人アニメーターの上地にどんどん話を先に進められてしまうなんて…。
あの会議の雰囲気では、麻子さん、何も意見できないよねぇ。言う隙すら与えられてなかったし。なつが帰ってきたことで話の輪にも入れてなかったじゃない。それでドヤ顔で「ストーリー考えました」みたいに発表されちゃうなんて…(苦笑)。
さらには、なつと坂場の今後を予見させるかのように二人きりでストーリーどんどん進めて作っちゃうしね(苦笑)。正直、この二人の恋の行き先なんて興味ない。坂場君のキャラは好きだけど、なつに影響されすぎちゃって好感度が…(汗)。
期待したいメンバーは、染谷くんが演じる神地くらいかなぁ。将来の宮崎駿らしいからね。その進化は見てみたい。なつは絡んでこんでええよ、ほんと。
と、当初に比べてなつへの嫌悪感がアップしたことでドラマへのテンションもだいぶ変わってきてしまったのですが…、今回は最初と最後以外は面白かったので振り返ってみようと思いますww。
それは、咲太郎が新たに設立した声優プロダクション会社の初仕事エピソード。
咲太郎が北海道の家族に報告しようとしながらも言わせてもらえなかったのって、このことだったのね。これからは声の仕事が熱くなると目を付けたのはなかなか良いと思うぞ!まぁ、今のような声優ブームが起こるのはずっとずっと先のことになるけど(私がハマってた時代ですらまだ黎明期だったし)。
それにしても、松井と島貫がここにきて再登場して咲太郎の仲間に加わるとは予想外だったわw。過去に咲太郎に多大な迷惑かけた二人だったからね(汗)。でもなんかこの二人、トラブルメーカーになりそうで安心できないんだけど…って、咲太郎もまだ危なっかしいんだけどねww。
初仕事は『拳銃渡世人』の吹替えに決定。シリーズもので、咲太郎たちは第1話のみ委託されたとのこと。
この映画の元ネタは『拳銃無宿』という海外ドラマ。
1958年から1961年にアメリカで放送されていた西部劇だそうです。スティーブ・マックイーンが主演を務めていたということで、ドラマ版では「スティーヴ・マッキング主演」とあったのが面白かったww。
ちなみに、ドラマに出てきた映像は独自にそれらしく作ったものらしいです。
それにしても、松井と島貫はなにやら自分勝手なことをほざきまくってて始まる前から嫌な予感しかしなかったよww。レミ子の「なんで私が男の子の役なの!?」ってクレームなんて可愛いもんです(笑)。
にしても咲太郎よ、「レミ子のダミ声が生きるんだ!」っていう諭し方はちと失礼だぞw。結局、蘭子さんの一言で納得してもらえたけどね。彼女は助っ人要員ですかね。
しかし、一度間違えたら最初からやり直さなければならなかったとは…この時代の吹き替え作業は緊張感半端なかったでしょうなぁ(汗)。よほど度胸が据わってなければできない仕事かも。
で、いよいよ録音スタジオ入り。そこにさりげな~く「先生見えたよ」と普通に入ってきた藤井プロデューサーをよく見たら…
高木渉さんではないですかっ!!
何の前触れもなく普通に現れてびっくりしたよww。昨年AKに続いて2度目の登場ですね。やっぱり「声の仕事」ってことで高木さんに白羽の矢が来たのでしょうか。何はともあれ嬉しい驚き。
そしてそして…促されて入ってきた先生とは…豊富遊声さんではないですかっ!!『白蛇姫』の吹き替えオンリーかと思ってたら、またまた再登場!!
山寺宏一さん…山ちゃんっっ!!!テンション上がったーーーー!!
吹き替え担当するのはもちろん、主役の”スティーブ・マッキング”氏の声ってことで。
山ちゃんも声優界のレジェンド的存在となりましたが、ドラマの中の豊富先生もけっこうな重鎮的存在。
しかし、島貫ときたら「あんたのこと、よく知ってるよ」とのっけから非常に失礼な上から目線態度(汗)。図が高い!とツッコミ入れてる松井も決して褒められる態度ではありません(笑)。「誰?」と怪訝な顔をしながらも二人を怒らない遊声先生は器がでかい。
ちなみに、今回の仕事がなぜ咲太郎たちに来たかというと…藤井P曰く、
「遊声先生に金がかかるからね。予算を考えたら贅沢言えないよ」
ってことのようですww。あ、経費削減ってやつで呼ばれたのね、なるほど。
そしていよいよ声撮りスタート。効果音も新たに作って入れなおすとのことで、かなり大変な作業だったんですねぇ。つまり、一度間違えると音を作っている裏方さんにも多大な迷惑がかかるということで…これは相当緊張する大変な作業だったと思います。
それを知った雪次郎は、かなりビビった様子で心配…(汗)。
それにしても、リハーサルみたいなことはしなかったんだろうか?マイクの立ち位置の指導から入ったところを見ると、台本だけ読ませておいて声を出すのはこれが初めて…みたいな雰囲気だったんだけど(汗)。
いや、これで一発撮りっていうのは・・・かなーり危険な予感がwww。
とりあえず本番スタート。
遊声先生…っていうか、山ちゃんはさすが慣れていらっしゃる!また再び映像で山ちゃんが声入れしている姿が見れるなんてほんと贅沢だわ~~。蘭子さんも声優の仕事が増えたって前に解説があったからずいぶんリラックスしてますね。杏樹さん、声優のお仕事も向いているんじゃないかって思うほど上手いです。
と、この二人はもう別格的な存在でしたが、意外な才能を発揮していたのがレミ子さんです。最初は男の子の役と聞いてかなり不満そうだったのに、いざ収録に入ると…キャラクターになり切って映像の口の動きともばっちりリンク、見事な演技力!!
後ろで見ていた咲太郎も思わず顔を緩めてましたね。レミ子ちゃん、声優に向いてると思うぞ!
で、いよいよ不安要素だった島貫の出番が来るのですが…、我が道を行きすぎるというか、悦に入っちゃってて映像と全くかみ合ってない吹き替えっぷりwww。あれは吹き替えようっていう意思がそもそもないな、と思ってたら・・・案の定、ダメだしされた後に
「自分の間で芝居をしなかったら役者の個性は死ぬんだ!」
と、全く映像に合わせる意思がなかったことが判明(笑)。つまりは、自分自身がなり切って演じてるゾーンに入ってたわけねw。そりゃ、吹替じゃあかんわ。しっかり映像のキャラクターと自分をリンクさせなきゃ~。
それに対して松井が「吹き替えってのはな人の間を盗むんだよ!」と、これまた方向性の違うツッコミしててなんだかおかしなことになってきたww。いや~~、この二人、危なっかしいわ~~←おもろいけどww。
でも、それ以上に問題だったのが雪次郎。最初吹き替え聞いた時には気づかなかったし、雪次郎、上手いじゃないか!とすら思ってしまったのですが…彼の場合問題だったのは北海道訛り(汗)。
「あんたは引っ込んでろよ!」
の”あんた”のイントネーションが訛ってしまって「大富豪のお付きが訛るなよ!」と藤井さんからも手痛いダメ出しが。たしかに、富豪のお付きの役だったら訛りがあったらおかしいよなw。
ということで、始めからトライすることになるのですが…意外にも真面目に修正してきた島貫さんに対して、雪次郎の訛りは何度やっても直らない。次第に現場の空気も悪くなり(松井さんの「俺の出番はいつ来るんだよ!」のツッコミは笑ったけどww)、あの器の大きい遊声先生の顔も厳しくなってきた。まさに、”仏の顔も〇度まで”状態。
しかもこのリトライが7回も繰り返されるとなると…相当なストレスが充満した状況に。
雪次郎が一番胃が痛い想いをしてるはずなんだけど、彼もめちゃめちゃ真剣に取り組んでるからなぁ…。でも、けっこう劇団にいる期間が長かったんだからその間に訛り矯正できてるような気がしないでもないんだけど(苦笑)。
そしてついに8回目。松井さんやレミ子は出番が回ってこないからついに寝てしまってる有様ww。松井さんなんかいまだに出番すら回ってきていないよな(笑)。
そして再び雪次郎の出番が来たわけですが…ここで遊声先生が力業に出ました!!
セリフを発しようとした雪次郎の口を思い切り塞いで遊声先生が二役をこなしてしまった。
いやこれ、演じてる山ちゃんだからこその芸当だわww。っていうか、山ちゃんなら登場人物全員演じ分けられると思うよ、マジで。以前そういうCDも出してたしね(←私買いましたww)。
この場合は残酷だけど仕方ないよね。
でも、雪次郎にとってはトラウマになりかねない事件だよなぁ(汗)。このことがきっかけで挫折して役者の道を諦めて帰ることになるんだろうか。
でもそもそも、雪次郎は声優じゃなくて劇団の舞台で演じる役者になりたかったわけだからねぇ…。まぁ、声優も俳優と同じではあるんですが。
ちょっとこの先の雪次郎君の未来が心配です。
一方のなつですが、麻子が「ヘンゼルとグレーテル」のストーリー展開に納得していないんじゃないかと察して喫茶店で話を切り出していました。
でもねぇ、あれだけグイグイ周囲を置いてけぼりにして勝手に話進めておいて構想が決まった段階でそんなこと言われてもねぇ(苦笑)。しかも「マコさんが納得してないならやめます」って…ちょっとあんた、そりゃないんじゃない!?って思っちゃう。そんなことしたら麻子がまるで悪者みたいになっちゃうじゃない。
麻子のことを「目標なんです」なんて持ち上げられたって、正直、何を今さら!?って感じでちょっと気分悪い。なつが言うと、なんか、上から目線的に聞こえちゃうんだよなぁ。なぜもっと早い段階で周囲を見て話し合うところに考えがいきつかなかったのか。先まで進んだ時に突然「マコさんが納得してないのはいや」なんて、それはちょっと無いんじゃない!?って思うわ。
これに対して麻子は「あなたって、ずるいわ…」とため息をつく。一途に突っ走りすぎて自分を貫こうとしてるから周りの人は何も言えなくなる、と。
確かにその通りなんだけど、なつの場合は「一途に突っ走る」というよりも「自分中心に地球が回ってる」的に思えてしまうことがあまりにも多い。自分のことばかりで周りを見ようとしてないように思えちゃうんだよ。それが無性にイライラするの。これやっぱり、広瀬さんの演じ方が私の感性と合わないんだろうなぁ(汗)。こうなることを始まる前から恐れてたんだけど…やっぱりか。
麻子はそれでも「ものを作るには大事なことよ」と肯定的に諭していましたが、そうやって甘い顔すると後々また図に乗るんじゃないかと嫌な予感しかしないからやめてほしいんだけどなぁ(苦笑)。
「えっ!?それじゃ、私が人のことを考えられないみたいじゃないですか!」
と、なつは憤っていましたが…その通りなんだから仕方ないww。自覚が無いからなおさらタチ悪いけど(苦笑)。
えーーーと、正直、なつサイドのほうは適当でいいから、咲太郎サイドをメインでやっていただきたい気分w。咲太郎の吹き替え声優のエピソードのほうが面白いよ!っていうか、なつがいない場面は普通に見れるww。
サブタイトルは”なつよ、ワクワクが止まらない”という微妙なものですがww、個人的には、”咲太郎よ、ワクワクが止まらない”のほうが当てはまってる今日この頃ですw。
ドラマガイドPart.2は7月25日発売。
📺 記事が気に入ったらバナークリックしてくれると嬉しいです