泰樹から「雪次郎と一緒に東京へ行けるように頼んできた」と言われ東京行きを後押しされてしまったなつは、本当のことをまだ告げられなかったため逆に辛くなってしまう。
困惑したなつが頼ったのは…やはり雪月のとよ婆さんでした。
でも、とよさんにだけ相談するのかと思ったらOP明けてみると小畑が全員集合ｗｗ。なつが切り出す前にとよさんが皆を呼んじゃったってパターンだろうか（笑）。
雪之助は川村屋のマダムに連絡してさっそくなつも請け負ってもらえないか打診したようで、その了承を得られたことを報告する。この時点ではみんなまだなつが「兄を支えて妹を探すために東京へ行く」って思ってるから、生活するために川村屋でも働けるように頼んでくれちゃったようです。みんな本当になつに至れり尽くせりで優しいよなぁ～～。
そういえば、雪之助さんはなつたちが川村屋に世話になったことをいつ知ったんだっけか？クリーム作ってた時はまだ知らなかったはずだけど…雪次郎から聞いたんだろうか。
なつが川村屋で働かせてもらえるように頼んだという話に、雪次郎は思わず「なっちゃんがいてくれれば心強いわ」と本音がちらりｗ。それを聞いた母の妙子さんがすかさず「あんたがなっちゃんの力になってあげるんでしょ！」とツッコミ入れたので雪次郎くんは「俺がついてるよ、なっちゃん」って言い直すんだけど・・・ほぼ棒読み状態ｗｗｗ。東京へ出て行くことに雪次郎はけっこうビビってるみたいだね（笑）。
なるほどー、こんな性格だから雪次郎はしっかり者の夕見子に惹かれてるのかもしれないね。将来的に尻に敷かれてる姿が目に浮かぶけどｗ、案外うまくいくかも。
しかし、川村屋で世話になれる話を聞いてもなつの表情は曇ったまま。働きたい場所は自分の中でもう決めてるからねぇ…。でもそのことまでは言い出せない。そんななつを「頼ることを遠慮しちゃダメだよ」と妙子は窘めますが、とよは「なっちゃんにはなっちゃんの考えがあるべさ」と代弁する。
それに対してなつは
「自分はいつもここから出なければいけないとずっと思いながら、それを隠して酪農をしてそれが夢だと言ってきた」
と素直な心境を話す。でも、小畑家のみんなはなつのことを家族のように庇ってくれる。その優しさが今のなつには逆にしんどい…。そしてついに、
「今は自分勝手な理由であの家を出たいと思ってるのさ」
と想いを口にします。それゆえ泰樹をだましたことになってしまうと俯くなつに、とよは「よくわかんないけど、東京へ行ったらいい！そういう気持ちも全てじいちゃんに喋ったらいい」とアドバイスを送ります。そう、もう、そこまで思い詰めてるんだったら全部話してしまった方がいいと私も思うんだわ。
「何でも我慢しないで言い合えないなら、ここでは、心までしばれてしまうんだわ」
しばれるっていうのは北海道弁で凍るって意味ですから…ここでは「心が通い合わなくなる、人と通じ合えない」みたいな意味になるのかな。
で、ここでとよ婆さんの苦労が語られるわけですが…ずいぶんと旦那さん関係では相当苦労されたようですね（汗）。とよさんはあんな感じで精一杯戦って、その結果子供を連れて出てきたわけですね。あの逞しさはそういう経験から培われたものだったのか…！とよさんの苦労に比べたら、なつの悩みなんか小さなもんだわ、確かに（汗）。
「なっちゃん、一緒にがんばるべ！！」とどちらかというと自分自身に言い聞かせてるような雪次郎くんｗ。そんな彼に妙子さんは「やっぱりなっちゃんに頼ろうとしてる」とツッコミ入れてましたが、雪之助さんは「お前はお前で頑張ればいい」と励まします。
小畑家、良い家族だな～～～って思いました。雪次郎くん、頑張って！！
雪月で勇気をもらったなつは、帰って泰樹に本当のことを話す勇気が出たようです。
搾乳をしながら、天陽に言われた「たった一人で北海道に渡って切り開いてきた泰樹さんはなっちゃんの誇りだべ。だったらどうすべきか自然と分かるだろう」という言葉を思い出していました。あの時はそれを受け止めるだけの心の余裕がなかったけど、今はその言葉がなつの身に沁みてきている様子。
作業小屋へ入ると、悠吉が「東京へ行くってホントかい？」と不安げに語りかけてくる。春になったら東京へ行くと答えるなつに「そのままこっちに帰ってこないなんてことはあるのかい？」と迫る悠吉さん…。それに対してなつは即答できない。
すると、いつも優しい悠吉さんが「帰らなきゃダメだ！！」と珍しく声を荒げてきました。悠吉さん的には、なつがなつが泰樹のことを捨てて東京の本当の家族に会いに行くって思ってしまったんだろうなぁ。菊介は「俺らが口を挟むことでないべよ！」と制しようとしますが、「家族だと思ってるのに」と納得がいかない様子です…。早くこの二人にも本当のことを教えてあげた方がいいよ…。
その日の夕食、泰樹が先に食べ終わったタイミングでついになつは本音を告げる決意をします。
まず「兄に会うため」と嘘をついたことを謝ったうえで「本当はやりたいことがある」と切り出したところで剛男さんのKYっぷりが発動ｗｗ。即座に富士子さんに「黙って聞いてやればいいべさ！」と諌められると「しゃべれ！！何でも喋れ！！」と強引に促してきちゃってｗｗ、かえってそれでまたなつが言いづらくなっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしちゃったよ（汗）。
「漫画映画を、作りたいのさ」
富士子は思わず「やっぱり」と呟き、剛男は「知ってたのか！？」とまたまた乗り出してきちゃってｗｗ。でも、そんな空気でももうなつは怯まない。
作れるかどうかわからないけど挑戦してみたい、とハッキリと泰樹に自分の意見を伝えたなつ。
「わたし、じいちゃんみたいになりたかったんだ…って。それが、私には漫画映画を目指すことなのさ」
最初は自分には無理だと諦めようとしたけれど、今ではそれでも漫画映画の世界に飛び込みたいという気持ちの方が強いと必死に説得するなつ。覚悟、決めたんだね。
「酪農を、じいちゃんを裏切っても、私はやりたい！！！」
なつの確かな決意と覚悟を聞いた泰樹は「何が裏切りじゃ…！ふざけるな！！！」と声を荒げる。え！？じいちゃん、怒っちゃったの！？？とビビりましたが（汗）、次の瞬間、泰樹は涙を浮かべてそっとなつの前に座り、優しくその頬に何度も触れる。
「よう言った…！！それでこそ、わしの孫じゃ…！！」
この頬っぺたペチペチシーンはどっかで見たことあるぞとは思いましたが（言わずと知れた真田丸伝家の宝刀ｗ。この朝ドラは丸を意識しすぎだろｗ）、それをツッコミながらも、この場面は涙が溢れましたよ、やっぱり（泣）。
なつが、どれだけ泰樹に言いづらい想いをしていたのか…この時痛感したんだろうね。酪農をやめるっていうのはなつの中では泰樹を裏切るっていうのと同じ意味を持ってたから、切り出すまでに相当の覚悟を要したことがちゃんと伝わったんだと思う。
それとSNSで話題になっててハっとしたんですが、幼いなつが柴田家に来たばかりの時、酪農を手伝うと言った時に泰樹は「それでこそ赤の他人だ」と褒めたたえてました。それが、今回は「それでこそわしの孫じゃ」ってセリフに進化してた。
この瞬間に、なつと泰樹…そして柴田家は本当の意味での家族に昇華したんじゃないかと。なつが北海道を出ると決めた時がその時っていうのが、なんだかドラマチックでいいなと思います。
なつの本当の想いを知った泰樹は「行ってこい」と背中を押します。少し前まで照男と結婚させて柴田家に縛り付けようとしてたけど、結果的にこう言えるようになってよかったよ。
ただ、「漫画映画か何だか知らんが」って言ってたから・・・なつがどんなことを目指しているのかっていうのはこの時点では理解できていないようだったね（笑）。知ったら「そんなことやめろ」とか言い出しやしないかちょっと心配ｗｗ。まぁ、ここまで来たらそれはないと信じてますが。
「東京を耕してこい！東京を開拓してこい！！」
泰樹さんらしいエールの送り方だね～。開拓する内容はよく分かってないけどｗ、新しい世界になつが飛び込もうとしていることは分かるわけで、素敵な贈る言葉だと思います。
そんな二人の様子を目に涙を貯めながら見ていた富士子と剛男。奥の方でウルウルさせてた剛男さんは特に可愛らしかった。
照男も「それがなつの夢だったのか」と嬉しそうでしたね。天陽からスキー勝負の前にチラっと夢の話は聞いたけど内容までは教えてもらえてなかったから、ここで判明してスッキリしたと思うよ。
夕見子は「初めからそう言えばいいのよ」とツン発言してましたが、その言葉にはなつへの温かい想いが含まれててなんだかちょっと泣けた。夕見子も実はすごく心配してたんだよね。
柴田家の面々が夢を応援してくれた翌日、真っ先にそのことを天陽に報告しに駆けつけるなつ。
「じいちゃんが認めてくれた！！天陽くんのおかげ…！ありがとう！！」
嬉しい気持ちから天陽に抱きつき興奮気味に報告するなつでしたが、それを受け止めた天陽の表情は笑顔のなかにも寂しさが入り混じっているようでなんだか切ない…。
”なつよ、それは天陽くんに別れを告げてもいるぞ”
というウッチャンお父さんのナレーションもなんだか切なかったなぁ…。
で、この日の「あさイチ」のプレミアムトークゲストは天陽くんを演じてる吉沢亮くん。
仲良しだという山田裕貴くんが「国宝級の顔」ってSNSの評判と同じこと言ってたのにはちょっと笑ったｗ。まだ主役級の役をやる前の吉沢くんにはそこまで「キレイな子」って思うことなかったけど、ここ1－2年の間、そして朝ドラや『キングダム』見て「美形だ…！」と実感しますね。
だけど、吉沢くんはお芝居もすごく頑張ってるし良い表情をたくさん見せてくれる役者さんだとも思ってます。これからますます活躍の場が広がると思うけど、色んな役で見てみたい。応援してます！
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