「照男をなつと結婚させる」という泰樹じいさん捨て身の作戦を聞かされた剛男と富士子は大きな衝撃を受けました。特に富士子は「照男にはもう話した」という泰樹に激怒。何としてもこの話だけはなつの耳には入れたくないということで厳しく口止めをする。
しかし、ちょうどそこへ帰ってきたなつに泰樹はさっそく「話がある」と口走ってしまうわけで…こりゃ何を言われても自分の主張押し通す気満々だな(苦笑)。
そこを決死の眼力で「なんもない!!今はない!!・・・でしょ!??」と圧をかける富士子さんww。中央突破を図ろうとしていた泰樹さんでしたがw、さすがに娘の予想外の「言うなよ」圧に押され・・・
「ない…!!…ない…!!」
とおとなしく引き下がる結果となりました(笑)。富士子さん、グッジョブw。
その日の柴田家の夕食の席はみんな押し黙っていてまるでお通夜のよう。さすがにこの空気じゃ夕見子も「何かあった!?」って勘づくよねぇ。それに対して、なんとしても「あの」話題だけは匂わせまいと「なによ!?」と娘にまで睨みを利かせてしまう富士子。もういろんなところで神経質になっちゃって、あれじゃ食事の味も分からんわな(苦笑)。
「これが普通だ」と平静を必死に装う剛男と富士子でしたが、逆にそれが怪しまれる結果となりw夕見子の疑いは深まるばかり。
明美も同じくいつもとは違う雰囲気の食卓に違和感を覚えていたようで、「なつねえちゃんが喋らないからじゃない!?」と原因をなつに特定w。「何か悩んでることでもあるの?」と心配する明美に「あるの!??」とやたら敏感に反応してしまう剛男と富士子ww。いやいや、あなたたちじゃなくて、なつに聞いてるから(笑)。それに対して「普通だよ」とさりげなく答えたなつでしたが、そう落ち着いていられるのも今だけかもしれないな…。
明美がなつの様子を心配していたのには理由があって、前回兄の夢を見てうなされていたことをずっと気にしてくれていたようです。が、いま、この食卓の席で「兄」のワードは危険www。案の定咄嗟に反応したのが剛男さん。
「どっちの!???」と思わずなつに尋ねてしまい、隣の照男くんは動揺のあまりご飯吹いちゃってましたw。巻き込まれまくってる照男兄ちゃん、ホントお気の毒(苦笑)。
で、東京の咲太郎のことが気になってるって聞いてちょっと安堵する皆さんw。
東京で分かれた時には釈放の見込みがないって状況だったけど、あれから無実だと認められて無事に外に出ることができたらしい。『まんぷく』の萬平さんたちは出るまでにえらい苦労重ねていただけに、咲太郎はどんな手を使って無実を証明できたのか気になってしまう(笑)。でも、行方は分からないままということで…なつはそのことに関しては心配が募っているようです。
明美は学校の先生から「人は死ぬ時に大事な人の夢に出る」って聞いたらしく、なつの夢に出てきた咲太郎に何かあったのではないかと不安を感じていました。その言葉を聞いて動揺してしまったなつを見た照男は咄嗟に「関係ねぇだろう!夢に誰かが出るなんて普通のことだよ」と強く否定。ぶっきらぼうだけど、やっぱり優しいよ、照男くんは。めっちゃ好きだよ、照男ーーー!!
しかし、この言葉に剛男が「お前の夢にも誰か出てくるのか!?」と思わず反応してしまい…富士子からの「余計なことを言うな!!」目線ビームを浴びて「そんなのどっちでもいいか」と慌てて誤魔化してたなww。剛男さん、色々とやっぱり危なっかしいわ(笑)。
その場はなんとか取り繕えましたが、「誰か夢に出てくるのか?」という剛男の問いに照男はちょっと動揺したように見えたな…。もしかして、なつが夢に出てくることがあるのだろうか…。
数日後、なつは天陽と帯広の映画館へ『ファンタジア』を見に行きました。
ディズニーの映像がそのまま放送されていたようですが、どうやら版権が切れてOKになったみたいですね。某ネズミさんキャラだけは出せない状況ってことで登場してきませんでしたがw。
この映画を見ていたなつが、あの、父の手紙を読んだ時に「幸せな家族」のイラストが想像の中で動き出したことを思い出すシーンが出てきました。そうか、あの涙涙した場面はここに繋がっていたのか!と、なんかちょっと胸熱だった…。♪アヴェ・マリア♪の音楽がさらに気分を盛り上げる感じでウルウルっときたなぁ。
なつの想像の世界のなかで、奥原家はとても幸せだった。父のイラストを想像の世界で動かした時に温かい気持ちになったことを、映画を見ながら思い出したのかもしれないね。そして、アニメの世界に関わりたいと思ったのもこの時かもしれない。
『ファンタジア』の本編が終わったあと、仲や陽平が働くことになった「東洋映画株式会社」の紹介映像が始まりました。え!?当時そんなことってあったの?と思ったのですが、SNSの情報によると、東洋のモデルになっている「東映」の大川社長が「白蛇伝」予告編と一緒に出てくる映像が流れたのだそう(動画サイトで見た)。今回はそれをオマージュした感じになってるわけですね。
東洋の社長さんは…角野卓郎さんじゃないですか!!近藤春菜ちゃんじゃないよw、角野さん本人だよ!役名は大杉満さん。東映の当時の社長さんと少し名前が似てるねw。ちなみにドラマで紹介された予告は『白蛇姫』。これって、学園祭でなつたちが演劇部で上演したやつだよね。
最後に、大杉社長は「わが社では広く新しい人材を求めております!」と熱くPRしていました。
この当時はまだアニメは草創期。将来を担う作り手を増やしたいという思いは強かったと思います。
なつは、大川社長の言葉を目を輝かせながら見入っていました。確実にアニメへの想いがふつふつと盛り上がってきているようでしたね。
帯広で映画を見たということで、帰りに寄ったのは『雪月』。
なつが天陽と二人で映画を見に行ったと聞いて、妙子さんはピーーンときた模様w。ニマニマしながら二人が恋愛関係にあるんじゃないかと探りを入れてきたわけですが、逆になつから「とよさんに似てきたのでは」とツッコミを入れられてしまう。それだけは認めたくない様子だったけどね、妙子さんww。
ちょうどそこへタイミングよくとよさんも来襲(笑)。なつと天陽が二人で映画に行ったと知るや否や「映画の中身は何でもいいのよねぇ」と妙子さんとほぼ同じこと言って恋愛を疑ってる様子ww。やっぱりこの二人、似た者同士だわ(笑)。
なつは天陽に熱く見てきたばかりの『ファンタジア』について語り出す。アニメの無限の可能性に相当興味を持ったようです。「アニメって何でもできるんだねぇ」と興奮冷めやらぬなつでしたが、それに対して天陽は「何でもできるってことは何もないのと同じだよ」と冷静に答える。天陽は『ファンタジア』をなつのように情熱的には見ていなかったようだね。
そして、確信を突く質問を投げかける天陽くん。
「なっちゃんはそれでも行きたいのか?」
なつがアニメーターの仕事に興味を持ち始めていることを敏感に感じ取った天陽は、彼女がどれくらい本気なのか確かめたかったのかもしれない。
でも、なつは「何もないところへ飛び込む」ことへの覚悟ができていないようで「私にそんなところへ行けるわけないよ」とあっさり引いてしまう。
そんななつを見て、さらに天陽は「本当は行きたいんだべさ」と迫る。「自分には無理」と諦めたようなことを口にしていても、なつの心の中ではアニメーターの世界への興味がどうしようもなく膨らんでいたことを天陽は察していたんだね。鋭いなぁ。
「なつよ、そんな顔で笑うな。天陽くんも辛いぞ」
ウッチャン父さんの天国からの声が意味深だったな…。無理して笑って夢を諦めようとしているなつを見るのは天陽にとってはたしかに切ないことだと思うけど…、でも、それ以上にもしかしたら、彼はなつのことが好きなのかもしれないね。
ちなみに、『なつぞら』とは全く関係ない話ではありますが・・・映画『キングダム』をやっと観に行くことができまして。そこで準主役として吉沢亮くんが出ていたのですが…素晴らしかったです!!2役やってたんだけど、同じ人物が演じているとは思えないほど別人として演じ分けてた。
吉沢君のことは数年前から知っていたけど、コツコツと色んな役に真摯に取り組んでいて気になる存在でした。その努力が、ここにきて一気に花開いた感じ。イケメンってだけじゃない、確かな演技力があるよ、吉沢くんは!!これからも注目していきたい楽しみな若手役者さんです。
ドラマガイド発売中。
連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド) [ 大森 寿美男 ] 価格: (2019/04/10 16:11時点 ) |
📺 記事が気に入ったらバナークリックしてくれると嬉しいです