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NHK朝ドラ『なつぞら』第39回感想(2019.05.15放送)自然な気持ち

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翌朝、作業小屋にやってきたなつと富士子に戸村親子が声をかける。
悠吉さんは「ふ~じこちゃ~ん、今日も綺麗だねぇ」ってヨイショしまくってて、富士子さんも「知ってる、忘れてたっしょ」といたずらっぽく答えるんですがw、私はそのきれいさが柴田牧場に馴染んでない気がするんだよね(苦笑)。ってか、悠吉さん、呼び方がルパン三世ww(剛男もそうだったけどw)

なつは泰樹に「東京へ行きたい」と切り出したことを詫びて「ずっとここで頑張るから」と宣言してしまう。OH,NO!そっち方向へ行ってしまったのか(汗)。ここは自分の気持ちを素直に告げた方がいい気がするんだけどなぁ。

対する泰樹の反応はというと、そっけなく「その必要はないと言ってるだろう」と出て行ってしまう。
泰樹の心の中もモヤモヤしたものがあって整理がつかないのかもしれない。最初はなつを自分の手元に縛り付けておきたかった気持ちが強かったけど、照男との結婚を強制しようとしたあとになつに泣かれてから「自分が間違ってた」って反省した経緯があるからね。自分のせいでなつが束縛されるようなことはいけないんだと自覚した故に、逆に彼女が「ずっと残る」と言ってきたことがかえって辛くなったんだと思う。
だけど、なつにはその想いはなかなか理解できなくて「じいちゃんの分からずや」って感覚なんだろうな(苦笑)。なにげに色々鈍感だからね、なつは。

照男は泰樹の複雑な胸中をちゃんと感じ取っていて「じいちゃんの方こそ本当はお前に悪いことしたと思ってんだよ。そんなこと言ったら余計じいちゃん傷つくべ」となつを諌める。照男は本当に人の心を思いやれる優しい奴だよなぁ…。毎度毎度グッとくるよ。
それでもなつは、「東京行くって言ったのが間違いだった」と自分の言葉を否定する。そうやって気持ちを押し込めることが逆に周りを傷つけてしまうんだけど…分からないよなぁ、この時のなつには。

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山田家を訪れたなつがさっそく天陽に事の経緯を報告すると、「なんでそんなウソついたんだよ!」と厳しい口調で責められてしまう。東京に行きたい本当の理由を柴田家の家族に言わなかったことが天陽をイラつかせていました。
今のところ彼だけが「アニメーターになりたい」っていうなつの本当の気持ちを知ってますから、そのことを正直に話さないことに対して苛立ちを隠せなかったんだろうね。その感情はすごい分かる!!私も見ていて「早く本当のこと言えばいいのに!」ってイラっときてるのでww。

しかしなつは「言えんかった。自分でも信じられないもん、そっだらこと。私にできると思う?」と超ネガティブ発言を天陽に話してしまう。「だったらなんで東京行くなんて言ったんだよ!!」ってそりゃ天陽くん怒りたくもなるよねぇ。そんな曖昧な気持ちだったら柴田家のみんなの前で「東京行く」なんて言わなきゃよかったんだよ!と私も思うw。
だけどなつの想いは頑なで「やってみたいと思っても、酪農辞めてまでなんてじいちゃん裏切るようなことできない」と反論。引っかかってるのは「酪農をやめる=泰樹を裏切る」ってところなんだろうけど、その気持ちも分からなくはないけど…


「言わない方が裏切りだよ、それは」

という天陽くんの意見に一票だな。天陽としては、なつが「裏切る結果になってでもアニメーターになりたい」っていう強い気概がなかったことが悲しかったんじゃないかな…。自分にだけ「アニメーターになりたい」って告げられた時、想いを告白できなくなったという残念な気持ちと同時に嬉しかったって気持ちもあっただろうから。

「東京へ行ってもできるか分からないもん」とますますネガティブ思想まっしぐらになっていくなつに対し、ついに天陽は「そんな奴、何もできないよ!!行かんほうがマシだよ」と声を荒げてしまう。ここも天陽くんの意見に賛成だな。
何が腹立つって・・・天陽の前ではあんなにハッキリと「アニメーターになりたい」って決意を語ったのに、色々あったにしても今度は「ホントになれるか分からないから東京行くのやめる」ってやる前から諦めてしまったことだよ。そりゃ天陽くんだって怒鳴りたくなるよ。

なつは、天陽くんに何を求めていたのだろうか。自分の意見に賛同してほしかった、逃げ道がほしかったというところかもしれない。人間はそんな強くはないから気持ちは分からなくもないんだけど、なんでか賛同できないっていうか、ただイラつくのはなぜだろう(苦笑)。

で、この最悪の空気のなかでなつは「それより天陽くんの話ってなに?」と切り出してくる。話題を変えたかったからなんだけど・・・

これじゃあ、言えるものも言えなくなるだろうがーーーー(苦笑)。

「なつが好きだ」って告白しようとしてるなんて予想だにしてないからあんな質問ができるわけだけど、天陽からすれば「こんな空気のなかで言えるかっ!!」ってなるよな(苦笑)。哀れ也、天陽くん…。っていうか、あんななつだったら下手したら百年の恋も冷めかねないよw。

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その頃、富士子は照男と一緒に阿川家になつが世話になったことへのお礼を言うため訪れていました。入口に立った弥市郎の迫力ある顔力に一瞬ビビった様子の富士子さんと照男くんがちょっとおもろかったw。
なつが世話になったことへの挨拶だと知ると、快く家の中へ入るよう勧める弥市郎さん。不器用だけど根は優しい人なんだよね。

お礼の印として柴田家で絞った新鮮な牛乳を2本持参した二人。それを受け取ろうとした砂良に対し「重いから自分が」と気遣う照男。いつもの優しさ発動か?とも見えますが…どうもそれとは違う空気を感じるw。


砂良を見る目がハートになってて顔の緩みを隠せてないじゃないかww。萌える(笑)。

照男の微妙な変化に気付くことなく富士子は弥市郎に感謝の言葉を述べていましたがw、その会話の中でなつが一晩中阿川家の中の様子をスケッチしまくっていたことを聞く。
一睡もせず一心不乱に絵を描き続けていたからあんな早くに出立することができたのか。

富士子や照男はこの時初めてなつが「絵」を描くことに夢中になっていたことを知ります。
私たちは天陽くんの家で二人で絵を描いているシーンを見ていたからなんとなく察してたけど、富士子たちはなつの絵への情熱に気付く機会がなかっただろうから驚いたんじゃないだろうか。酪農一本でやっていきたいんだろうって思ってただろうから。ここで富士子は「東京へ行きたい本当の理由」についてなんとなくピーンと来たんじゃないかと。

その傍らで砂良は嬉しそうにさっそくもらったばかりの牛乳を鍋に入れてみる。あの様子だと、牛乳入れるのは初めてって感じだったな。そして完成したものを照男にそっと差し出すんですが…なにげに彼は毒見役ww!?


でも、渡された照男くんもめっちゃ嬉しそうだったし、渡した砂良さんもまんざらでもないような表情。きっと照男は毒見役として渡されていたとしても喜んで食べるだろうね、あの様子だと(笑)。

もしかしたら照男、なつの話で「なまら美人の娘さん」って言葉に反応してたから、富士子が挨拶に行ってくるって言った時に「自分も行く」って積極的に同行したのかもw。
照男兄ちゃんはここ最近不憫なことが続いてたから、この先は春爛漫って感じになってほしいぞw。とは言うものの、清原君の苦悩の表情も絶品だったけどwww。

それにしてもあの牛乳汁、美味しそうだったな。北海道っぽい感じ。ちょっとレシピを知りたいかも。

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同じころ、山田家の食卓で一緒に食事をさせてもらっていたなつは正治やタミにも「アニメーターへの夢」を話していました。こういう場合、近しい家族よりも友達の家族のほうが話しやすいっていうのはあるよな。

ここでも煮え切らない態度のなつに対して、天陽は「兄ちゃんに相談してみるのが一番いいよ」とどんどんなつをアニメーターの道へ進めるよう囲っていく。これじゃまるで、天陽くんがアニメーターになりたいって感じみたいじゃないか(苦笑)。
陽平への手紙をタミさんが書いて橋渡ししようかと提案しても、「なっちゃんが自分で書いた方がいいだろう!!」とムキになって止める天陽。正論ではあるんだけど、今のなつにそんな強引にアニメーターへの道筋を作ろうとしても、それはそれで逆効果になりそう。案の定「なんでそんなに早く勧めようとするの」とますます後退してしまったようだし(苦笑)。

いつまでたってもウジウジななつに対し、天陽は


「なっちゃんも自然に生きればいいだけだろう!どうしたいのか自然な気持ちに従えばいいだけだ」

と説く。”自然な気持ちに従う”か。天陽くん、なかなかに深いセリフですね。
本当にやりたいことがあって自分の気持ちひとつでそれが叶えられそうな環境にいるにもかかわらず後ずさりするなつを見て、天陽はもどかしくてたまらないのかもしれない。柴田家はそこそこお金に余裕がありそうだけど、山田家は未だに家計が苦しい感じだしね。もしかしたら天陽くんは心の奥底に思い描く夢があるけど、現実を見て押し殺してしまっているのではないだろうか…。

一方、阿川家から戻った富士子はなつの部屋に並んでいたノートを取り出しページをめくってみる。そこには、何ページにもわたってイラストがびっしりと描かれていた。その中には阿川家で描いたと思われる弥市郎の木を彫る仕草がパラパラマンガもあって…それを見た時に富士子は東京でなつと一緒にアニメ制作会社を訪れた日のことを思い出したようです。

そこへやってきた夕見子は「人のノートを勝手に見てる!」と非難しますが(私もそう思ったけどw)絵のことについて聞かれると「なつの落書きは病気だから」と答える。柴田家の中でなつが絵に夢中になっていることを知っていたのは夕見子だけかもしれないね。


「これは落書きじゃない。あの子、本気だったんだ…」

富士子はなつのイラストノートを見て初めてその心の中の葛藤を理解したようでした。

泰樹はというと、なぜか一人帯広の『雪月』を訪れていた。とよさんにある話をするために…。

山田家から帰ろうとしたなつに、天陽は「できるか分からない中で一人で北海道に渡って開拓してきた泰樹は誇りじゃないのか」と今度は穏やかに語りかける。「なっちゃんがどうすべきか、自然とわかるべ」と天陽は背中を押すつもりで話したわけですが、なつは「そんなに応援しないでよ」と暗い顔で答える…。
なつを追い詰めてしまったのではないかと動揺してしまう天陽くんでしたが…、彼は悪くないよね。なつが頑なすぎるというか…どうすればあの引っかかりを外せるんだろう。

これはもう、富士子さんたちがなつの本心を突くしかないかもしれんな。

私個人としましては、なつの決断よりも照男の幸せの方に興味があります(笑)。あさイチで大吉さんが「(照男に)つい肩入れして見ちゃう」って言ってくれてうれしかったw。
今回の朝ドラ受け見てると、華丸さんはあまりこのドラマ好きじゃなさそうだよねw。キレがわるいww。私も大好きってわけじゃないけど、男性キャラは魅力的な人が多いのでそれが楽しみで見続けてる(笑)。

 

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