PR

NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』最終回ネタバレ感想 石を継ぐ者

スポンサーリンク

万千代の働きによる和睦成立によって勢力を拡大した徳川。その祝宴が氏真お坊ちゃま主催みたいな形で大いに盛り上がってたんだけどww、やっぱり踊りは松也@氏真が一番様になってて美しかった。それにしても、家康の「豆狸」コスプレ・・・

似合いすぎでしょwwww。

酔い潰れて眠りかけてた万千代に、テンション上げ上げ状態になってる忠勝は「欲しいものがあったら言え!!今なら何でもかなえてもらえるぞ」とかなりな無責任発言(笑)。まったく仕方ない兄貴分だねぇww。それに対して万千代はヘロヘロになりながら「元服」を所望します。何言ってるかよく分からない中、しっかり通訳してくれる万福、最後まで超グッジョブ!!

それを聞いた康政は冷静に「じゃあ俺が取り持ってやる」みたいな感じで了解の言葉を言おうとしたのですが、その瞬間に氏真坊ちゃまが「心得た!!」と先取りww。俺が言おうとしてたのに!とムスっとしちゃう康政が可愛かったw。氏真坊ちゃん、最後までこんな大活躍するキャラだと思わなかったよww。

スポンサーリンク

”そして・・・ついに・・・!!とうとう・・・!!!ようやく!!!!”

井伊万千代あらため・・・

井伊直政・・・爆誕!!

いやぁ~、長かったですねぇ。まさか最終回までこの名前引っ張るとは(笑)。梅雀さんの気持ちのこもりすぎたナレーションも納得です。だけど、その名前の由来が…また泣けた。南渓和尚が家康に託した手紙に、万千代元服の折のことが記されていました。そこに託されていた意味は・・・

「井伊の通り字である”直”と、小野の通り字である”政”」

この家康からの言葉を聞いたときに、万千代あらため直政と共に思わず息を飲んだ万福の表情が泣けました。よもや「小野」が井伊の御曹司の名前の一部に組み込まれるなんて思ってなかっただろうね。逆賊と仇されてしまった政次がこの時ついに汚名返上されたような気がして…なんだか胸が詰まってしまった…。
万福の中にもきっとこれまで張りの棘みたいに刺さっていたものがあったんじゃないかな。それだけに、驚きとともに嬉しさもひとしおだったと思うんです。そんな万福に笑顔を向けていた六左の表情が優しくて温かくてまた泣けました。

「わしは、これよりない、良い名じゃと思う」

と直政に言葉をかける家康。それに対し、直政は万感の思いを込めてある禅語を語ります。

”百尺竿灯に、一歩を進む。大死一番、絶後再び蘇る”

「何事も、大死あってこその蘇りにございましょう。この身にございましょう。新しき井伊は、この方々から始まったのだと…井伊直政!!この名と行いを通して伝えていく所存にございます」

この禅語は、第30回で今川からの徳政令押し付けで井伊家滅亡の危機に直面した時に直虎が「(井伊家を)一度潰してまた蘇えらせる」と決意し南渓に語ったものでした。その言葉を直政が元服して語るとはねぇ…。しっかりとその意思は引き継がれているではないか(涙)。直政によって新しく生まれ変わる井伊家。「大死」という言葉には、直親や政次といった志半ばで散っていった井伊の者たちへの想いも含まれていただろうね…。政次の「死」もここで報われたことになるんだなぁと思うともう泣くしかない(涙)。

そんな頼もしく成長した直政を六左達が後ろから涙を流しながら見守っている姿がまた泣けました(涙)。「直政」の名前にはこれまで歩んできた井伊家の苦難の歴史が刻まれている。それを背負って噛みしめながら彼らはまた前に進んでいくんだなぁと思うと涙が止まらなかったです…。

スポンサーリンク

そしてさらに褒美として、錚々たる面々が直政の家臣に加わることになりました。その中にひときわ美形の男性が…!と思ったら、庵原さんじゃないですかっ!六左の妹である桜の旦那さんですよね。あの時も美形だと思ったけど…さらにそれに磨きをかけたんじゃなかろうか。

あと、国衆から近藤殿や菅沼さんの顔もある。鈴木さんは、井伊家を裏切ったと自分を責めて戦場に散ったお父さんの息子ですよね。あの少年がこんな立派な青年に…。でもなぜか、その脇に控えていた方久と辰はお呼びがかからずwwあ、彼らお呼びじゃないのw??方久、最後はそういうキャラ方向だったのねww。でも傍にいたらきっと役に立つと思うんだけどなぁ~~。どうにか仲間に入れたってくださいw。

そして、旧武田の赤備軍団も直政の配下に加わることに!!「井伊の赤鬼」はここからスタートしたんだねぇ。直虎は生前「お家が潰れる哀れを嘆いていた」と直政に語る家康。だからこそ、武田の赤備軍団は彼が率いるのにふさわしいのだと。家康の配慮、嬉しいよね。直虎の「遺志」はここでもしっかり息づいていると思うと泣けて仕方なかったです。

それを見届けた後、南渓は井戸の前に杯をいくつも並べる。姿は見えないけれど、みんな井伊を支えて散っていった者たち・・・。新しい「井伊家」の船出を共に祝う南渓。あぁ、こんなにも多くの人がもういなくなってしまったんだなと思うとちょっと切なかったけれど、でもここからが新たな「始まり」でもある。井伊家の将来に幸あれ!!ひときわ大きな器で飲んだ酒の味はきっと格別だったに違いないですよね。
この「船出」「いざ!」の台詞は『真田丸』第1回にも出てきたものとしてちょっとした話題になりました。丸でも井伊家について触れる場面があったので、もしかしたらそのレスポンス的意味もあったのかもしれません。

その後、高瀬は直政配下の川手に嫁いだとか。その侍女には「まつ」さんが。これも梅沢さんが演じていてww。「たけ」→「うめ」と引き継いで、最後は「まつ」に昇華ww。

直政は「井伊の赤鬼」と呼ばれるにふさわしい戦場での振る舞いw。旧武田の赤備軍団に馬鹿にされたことが悔しくて大将自ら先頭に立って駆けぬけていく。彼らしいなとちょっと微笑ましく思ってしまった。でももう少し見たかったよなぁ~、あの、ひこにゃん兜。ちなみにひこにゃんのモデルは直政の息子の直孝ですけどw。
あと、兜を無理やり取り替えさせられたのは木俣さんだったそうですが、この先直政の振る舞いに相当苦労させられるらしいですw。

スポンサーリンク

梅雀さんのナレーションと共に戦場を駆けぬけていく直政の姿が、

馬に乗り野を駆ける直虎の姿へと変わる。

「時は戦国~」って言うあのフレーズ、直虎第1回目で流れたのと同じですよね。のちの世代に引き継がれて今再びこれを聞くとなんだかものすごく胸に迫るものを感じました。

そして、ラストシーンが秀逸でした。ドラマチックな場面で〆ずにあえて何気ないほんわかした雰囲気でサラっと終わらせた。色々とドラマチックな展開が多かっただけに、ラストの表現は少し意外に感じましたが・・・逆に気持ち的にちょっと救われたような気持ちになってホッとしました。何より嬉しく思ったのは、

直虎と政次が陽のあたる場所で碁を打ち、直親が笑顔でそれを見つめていると言った構図

が浮かんだこと。というのも、直親と政次はラストシーン、「手」「後ろから見たチラ見せの横顔」しか映っていない。なんたる贅沢な使い方!と思ったけど、こちらの想像力が増して思わず笑顔になってしまった。幸せそうな3人の様子が最後の最後に見られて本当によかったです。出来れば傍に龍雲丸もいてほしかった。

それにしても、この「完」文字の囲碁の並べっぷり、あっぱれでございましたね。「おしまい」という言葉に、初代にゃんけいちゃんがのそのそ歩いてる姿が出てきたのもほっこりしてよかったです。

ちなみに、総集編では直親役の三浦春馬くんと政次役の高橋一生くんがしっかりと映る映像が挟まれていました。最後まで粋な演出してくれたことに感謝!

いやぁ~~、本当に見事な最終回でした!!様々な伏線が繋がっていく展開にはちょっと鳥肌も。かなり早い時間帯で主人公の直虎の死を描いたにもかかわらず、しっかりと彼女の存在を感じさせたまま終わらせた手法も素晴らしかったです。

女性が主人公の大河ドラマはどうしても「女が出しゃばって」みたいな感覚になったり、最後の方がネタ切れでたるんでしまったりと感情移入しづらくなることが多かったのですが、今回の作品は最初から最後までほぼ全てのドラマが本当に面白くてのめり込んで見ていました。

スポンサーリンク

特に良かった点は「痛み」を伴うエピソードを逃げずに真正面から描いていたことです。よくそういうのをオブラートに包んだりきれいごとにまとめたりするドラマも見かけるのですが、この作品の脚本は辛く痛みを伴う場面をストレートに堂々と見せてきました(政次の死などは特に)。それ故、より濃厚な人間ドラマが胸の奥にリアルに感じ取ることができた気がします。
「真田丸」はマンガ的な面白さと推しキャラができたことで1年間楽しませてもらいましたが(推しがいなかったらリタイアしていた危険もあったほどなのでww)、「直虎」は推しキャラがいなかったにもかかわらず最初から最後までがっつり堪能することができました。これって個人的にはすごいことです、ほんとに。それだけ魅力的な人間ドラマを見せてもらえたと思っています。

子役だけで1か月持たせるって最初に聞いたときは正直「え~」と思ったんですけど(どうも子役の芝居とか最近見るの苦手で)、ストーリー展開が毎回すごくしっかりしていて見応えがあったのでその違和感をあまり意識することなく楽しむことができました。これも私にとってはかなり珍しいw。
女性主人公大河でこれだけ感情移入ができた作品は初めてかもしれません(八重の桜も好きだったけど後半少しダレたからね)。柴咲コウさんが演じた「井伊直虎」は間違いなくこれまで見てきたなかで一番好きな女性主人公です。最初から最後まで魅力的な主人公を演じてくれたことに感謝。

さらに素晴らしかったのが、菅野よう子さんによるドラマチックで壮大な音楽の数々。「ごちそうさん」の時に続いてまたまた名曲揃い!!今思い出しても泣けますよ。

そして、脚本の森下佳子さん、この方の功績は本当に大きかった!「JIN」を見た時から感激していましたが、「ごちそうさん」を経てまたさらにその素晴らしさが増したように思います。50回をここまでしっかり緊張感を保った展開で描き切った手腕に大きな拍手を!!最高の大河ドラマを、本当にありがとうございました。

サブタイトルの付け方も面白かったですね!総集編もけっこう攻めてますし(逃げ恥ネタまである 笑)。もっと早くに気付けばよかったw。

次の「西郷どん」にも期待しています!!中園さんの手腕に期待。鈴木亮平くんの西郷はけっこうイメージに当てはまるのでそちらも楽しみです。真田丸に出ていた迫田さんの方言指導っていうのも嬉しいしね。

※大河ドラマ『西郷どん』の感想はこちら↓

西郷どん
西郷どん
NHK大河ドラマ『西郷どん』の感想レビュー

以上で、私の「おんな城主直虎」感想を終わりたいと思います。毎回ただダラダラ長いだけの感想にお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました(今回特にですみません)

「PR」

大河ドラマ『おんな城主直虎』をネットで見るならU-NEXT経由からNHKオンデマンドに入るほうががお得です。



  • 最初にU-NEXTに登録するとNHKオンデマンド料金に使える1000ポイントがもらえる。
    (無料期間終了後は月合算。無料期間中は解約自由)
  • NHK以外の番組は登録してから31日間無料で見られる
  • 有料期間に入ると、毎月1200ポイントもらえる(オンデマンド料金に使える)
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました