第2週に入った『おかえりモネ』。子供時代がほとんど描かれずにスタートする朝ドラは久しぶりですが、個人的には見やすくてホッとしています。子役時代のほうがストーリーがよかった…なんてパターンもあったことはありましたが(汗)、基本的に朝ドラは成長してからがスタートって感じで見ているので。
でも・・・先週見た感じで次から単体で感想を書いていけるかなぁなんて思ってはいたのですが、今週はちょっとまだそこまでのテンションに至らず。なんか、自然についての学習週って印象が強くて物語的には薄かったかなぁ。
おそらく、今年に入ってからよく耳にする「SDGs」を意識した展開にしたかったのかもしれない。ステラにもそういう特集が載ってたのでねw。でもちょっとそのシーンが長すぎたというか…、まるでEテレの学習番組見てるようで退屈する場面も多かったのが残念(苦笑)。
キャストも良いし内容も繊細さが感じられる良いドラマになる予感がするので、ここで脱落する人が増えないといいなぁ…と、ちょっと心配になりました(余計なお世話w)。
これまでの『おかえりモネ』感想レポ
以下、ちょこっと第2週を振り返った感想です。
NHK朝の連続テレビ小説 『おかえりモネ』第2週
清原果耶、坂口健太郎、浜野謙太、永瀬廉、西島秀俊、鈴木京香、内野聖陽、夏木マリ、ほか
第6回
百音が無事に森林組合の正式採用試験に合格。晴れて正社員となりました。その「合格~!」ってタイミングでまるで障子を開くようにホワイトボード押しのけて
「困ります!父です!!」
と耕治が突然乱入してきたシーンはビックリしたと同時にドンピシャすぎて笑いましたww。前回百音が「私はここにいます」ってメール送って安心させようとしてましたが、やっぱり心配しすぎてきちゃいましたねw。
耕治は父が漁師であるのにそれを継がず銀行員になっていました。そんな彼に対し「なぜ漁師を継がなかったのか」と疑問を投げかけてみる百音。それに対して「死ぬからね、漁師は」と呟いた耕治のセリフがなんだかガツンと響きました…。
一番近くで父の仕事を見てきた耕治は、漁師の仕事の厳しさを痛いほど肌で感じていたはずです。命の危険が隣り合わせであることも知ってしまった。だからこそ自分は「経済や科学で世の中を良くしていきたい」という想いが高まったのだという。その気持ちはなんかわかる気がしました。
百音は父が漁師が嫌いで後を継がなかったのではと思っていたらしく、意外な答えに驚いていたようでした。それと同時に、父が海が嫌いだったわけではないことにホッとしたようなところはあったかもしれません。
そして第6回でキンプリ永瀬廉くんが演じるりょーちんこと及川亮が百音の幼馴染軍団のなかから一足早く登場しました。
【おかえりモネ】永瀬廉“モテる”役作りは必要なし「優しさを演じていれば自然に出る」https://t.co/GvpnlPKcS5
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百音の妹の未知は亮に片想いしているようで、「漁師はきつい仕事だけどみーちゃんと話して元気が出た、ありがとう」と言ってもらえて超テンションMAX状態になってましたねww。っていうか、りょーちん、あの囁きっぷりは恋する乙女には効果覿面でっせwww。
キンプリ永瀬くんは映画『うちの執事が言うことには』で見ているのですが、その頃よりもお芝居がかなり自然体になって良いなと思いました。今後の展開にも期待したいです。
第7回
百音が林間学校の生徒たちに生き生きと対応している姿を見た耕治が複雑な心境を抱いてしまう展開がありました。「親離れしたほうがいい」とアドバイスするサヤカに対して「それは分かっている」と答えた耕治。しかし、2か月前の娘の表情を目の当たりにしたことで「あの時その手を離さなければよかったという想いが拭えない」と打ち明けました。
百音が「島を出たい」と悲愴な表情で語ったのはまだ2か月前の出来事だったのか…!
たしかに回想シーンを見ると「何か可能性を見つけたい」といった前向きな雰囲気は全く感じられないよなぁ。父親としてその時のことが記憶から消えなくて心配が募り連れ帰りたいという衝動に駆られてしまったのは、仕方のないことだったかもしれないと思ってしまった…。百音ちゃん、いったい何があったのだろうか…。
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しかし、耕治は百音が明るい表情で仕事を頑張っている姿を見て連れて帰ることを諦めることに。自作の笛をせめてもの置き土産として百音に渡したのが、耕治の気持ちとしては精いっぱいだったのかもしれないなぁ。やっぱり可愛くてたまらない娘だし、心配も尽きないはず…。
そんな父の背中に百音は「お父さんが俺はこっちだって自分で決めたように、私もこっちだって自分で決めたい。そういうものを見つけたい」と告げて一緒に帰れないことを謝りました。娘として今の気持ちの精一杯をお父さんに何とか伝えたかったんだろうね。心配してくれてる気持ちは分かっていただろうから…。
そんな百音と耕治のやりとりを、1週ぶりに診療所に戻ってきた菅波が複雑な表情を浮かべながら見つめていました…。
第8回
耕史が帰り道に偶然昔の知り合いでバーのマスターをしている田中知久と出会うシーンがありました。
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知久はトムさんと呼ばれていたようで、耕治がまだ音楽をやっていた時代に写真を撮ってもらっていたらしい。音楽業界専門の写真家って感じですかね。
今後トムさんは百音たちとも深く関わっていくキーマンになるようです。どのようなドラマになっていくのか期待したいところ。
一方、気仙沼の亀島に戻った耕治は祖父の仕事を手伝っている未知に向こう岸から大声で呼びかけて煙たがられていました(笑)。未知は年ごろの娘だから、ああいうお父さんは恥ずかしいって思っちゃうだろうねw。
それにしても「試験なんか簡単すぎてつまんない」っていうセリフにはビックリですww。一度でいいからそんな感覚味わってみたかったよw。未知ちゃんはかなりの秀才さんなんですねぇ。おじいちゃんも頼もしい孫がいて嬉しいでしょう。
その頃百音はというと、林間学校の生徒たちと森林学習のため森に入っていました。こういう団体行動する子供たちのシーンって、だいたい決まってはみ出た行動しちゃうトラブルメーカーみたいな子が登場するんだよねぇw。
今回もその例に漏れず、天候が悪化しそうな頃に集団行動からはみ出した圭輔が困ったちゃんな展開となってしまいました(苦笑)。百音は佳輔の近くにずっとついていたことで巻き込まれる形となり、悪天候の中孤立してしまいます。
第9回
百音も佳輔も荒天の中その場から動けなくなってしまい大変なことに。
明日のおかえりモネ:5月27日 第9回 雨でみるみる体力消耗 必死に考えを巡らせた百音の答えは? https://t.co/5FVS4aek8J
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体力も奪われていくなか、パニックになりかかっていた百音が藁をもすがる想いで連絡したのが、気象予報士の朝岡でした。
このシーン、ちょうど親切なスタッフさんが「電話かかってきてますよ」って教えてくれたから気づいてもらえたけど、もしも天気予報の放送真っただ中だったら完全にアウトだったよね(汗)。ホント、繋がったのはラッキー…っていうか奇跡だったと思うわ。
おかえりモネ:まるで北風と太陽? “菅波”坂口健太郎は苦言、“朝岡”西島秀俊は助言 キャラ対比話題に https://t.co/timGotE2k1
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それにしても、朝岡さんの的確なアドバイスはさすがでしたね!冷静に雲の動きを読んでほぼその予測を言い当ててしまうのがすごい。おかげで百音と佳輔は無事に避難小屋に辿り着くことができました。
ところが、小屋に着いたはいいのですが…今度は佳輔の様子がおかしい。するとそのタイミングで菅波から佳輔の様子を尋ねる電話がかかってきた。彼は森林組合のざわつきを察知して、医者として子供の様子が気になり居てもたってもいられず百音の連絡先を聞いたんだろうね。
もしも反応がなく眠ってしまったままだと低体温症で佳輔が命を落としてしまう危険があると聞いた百音は、顔面蒼白になりながら必死に揺り起こそうと声をかけ続けました。実際こういうことが起こった時は、顔をひっぱたいてでも意識を戻させるということのようですが、コンプライアンス的にそこまではテレビで表現できなかったのかもしれないですね(汗)。
第10回
百音は父からもらった自作の笛を思い切り吹いて佳輔の意識を回復させることに成功します。あの笛がこんなところで役に立つとは!その後も細かく佳輔に対する対応を的確に指示してくれる菅波先生。彼の医師としてのプロ意識を感じさせられる一幕でもありました。
でも、言うことだけ言ったら「電源切れちゃうでしょ」ってぶっきらぼうに伝えて電話を切ってしまうのが菅波先生らしいといえばらしいww。まだ心開いてない感じだからなぁ。
その後、百音と佳輔は無事に森林組合事務所に戻ることができました。念のため、佳輔は救急車で病院へ運ばれることに。その時、佳輔の父は百音に「あなたのおかげで助かりました」と感謝の気持ちを伝えます。
佳輔はなぜ列から離れてしまったのかというと、これから生まれてくる子供のために作った竹トンボを遠くに飛ばしてしまい取りに向かったからというものでした。純粋な子供の気持ちゆえの行動ってことですが、やはり今後はもっと注意して行動しないとね。みんなに迷惑かけてしまうし。いいお兄ちゃんになってほしいよ。
「あなたのおかげで助かりました」と声を掛けられた百音は少し胸が熱くなった様子で立ち尽くしてしまいます。しかし、そんな彼女に菅波はすかさず「あの言葉は麻薬です」と冷たく言い放つ。
おかえりモネ:“菅波先生”坂口健太郎のフォローに感謝の声 「ファインプレー」「ぐっときた!」 https://t.co/hk4NRCkKvE
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「あなたは知り合いの気象予報士と、知り合いの医者の知識と判断に助けられただけです」
うーーん、まぁ、そう言われればそうなんだけどね。なんとも身も蓋もないことを(汗)。百音ちゃんもあの言葉が嬉しいと思ったことは確かだと思うけど、有頂天にはなっていなかったと思うんだよな。
しかし菅波はさらに「あなたが半人前かどうかは関係ない。何かあれば責任が生じる。ちゃんとプロになってください」と容赦なく百音に指摘してくる。いちいちご尤もな忠告ではあるんだけど、百音も精一杯がんばってはいたからなぁ。朝岡さんに助けを求めるっていうのもすごく良い判断だったっと思うし(まぁ、運もよかったけど)。あの場合は百音一人に責任を負わせるのはちょっと酷だったと思う。
ただ、菅波は百音に厳しい言葉を言いつつも…実は自分自身をも律しているようなそんな雰囲気もちらっと感じたんですよね。彼の心の中にもなにかほの暗いものがあるのではないでしょうか…。
百音が父親に「私はこっちだって自分で決めたい」と告げたことに対してもかなり辛辣な言葉を投げかけていた菅沼先生。何が彼にそう言わしめているのかがとても気になるシーンでもありました。
その夜、百音のもとに朝岡から電話がかかってきた。翌朝お礼を伝えようとしてたみたいだけど、萌音ちゃん、もっと早く自分から連絡したほうがよかったと思うぞ(まぁ、繋がらなかったかもしれないけど 汗)。
明日のおかえりモネ:5月28日 第10回 迫る危険! 圭輔くんウトウト…百音が取った行動は? https://t.co/E2SkAlSUer
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このとき朝岡は百音に思いがけないことを告げました。
「永浦さんは海で育って海のことを知っている人ですし、山のことも知ろうとしている。ならば空のことも知るべきです」
自分の本当にやりたいことを見つけたいと思っていた百音は「空のことも知るべき」という朝岡の言葉にハッとさせられました。そして翌日、本屋で気象予報士試験の本を手に取ってみる。一度は狭き門であるという文言を見て怖気づいて本棚に戻してしまいましたが、なにかに導かれるようにもう一度本を手に取ってみる。すると、序文の最期の一文が彼女の心に突き刺さります。
「気象予報士は、命を守る仕事です」
ここでサブタイトル回収ということか!!百音はこの言葉にピンとくるものがあったようです。彼女の運命がいよいよ動き出すのかな。
次週は百音が故郷へ帰るエピソードになるようです。さっそく「おかえりモネ」のタイトル回収ってことか?とも思えるのですが、本当の意味での「おかえり」はまだまだ先が長いような気がします。