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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第76回感想 破天荒将軍

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

榊原が案内してくれたのは、なんと、前回放送からずっと気になっていた『破天荒将軍Ⅲ』の撮影現場だったww!!

忙しく動き回るスタッフさんに気を遣いつつ撮影の入っているスタジオに行くと、斬られ役を担当する大部屋俳優さんたちがスタンバイしているところでした。その中には休憩室に戻って来たばかりにも拘らず、声をかけられ喜んで飛び出していった3人の大部屋さんの姿もありました。これはテレビでは絶対に見られない光景なので私もひなたと同じくドキドキワクワクしながら見入ってしまったw。
ちなみにクライマックスの立ち回り(水戸黄門で言えば、印籠出す直前のチャンバラシーンってとこですな)のことを業界用語では”ラス殺”と呼ぶらしい。勉強になるわ~。

そしていよいよ”破天荒将軍”が満を持してスタンバイにやってくる!!主人公オーラがハンパねぇwww!!!っていうか、演じてるの、徳重聡さんやないのっ!!!ポスターは写真が小さくて気が付かなかったわww。

まさに私も「本物や!!」と口あんぐり状態になりそうでした(笑)。

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『大月』でるいと錠一郎がポスターを眺めて「もうあれから20年経ったんや…」と感慨に浸っている頃(あれからそんなに時間が進んでるのかと見てるこちらもジーンときた)、条映のスタジオでは今まさに本番の時を迎えようとしていました。

敵をばっさばっさと斬り倒していく”破天荒将軍” のカッコいい名シーンを超特等席で見つめているひなた、羨ましい(笑)。

モモケンに負けず劣らず、徳重君の”破天荒将軍”の決めポーズもめっちゃ渋カッコよかったわ~!重厚感があっていいよね。タイトルが『暴れん坊将軍』のパロディ的なのでちょっと笑っちゃうけどw、これはかなりしっかりした時代劇作品だわと感心してしまった。

撮影はこの後アングルを変えて別方向からもう一度同じ場面を撮るようでした。もう一度同じ芝居をやるわけでしょうから、役者さんも大変だなぁと思います。

目の前で憧れの時代劇シーンを生で体感したひなたは、息をするのも忘れるほどの興奮を覚えた様子。その気持ちめっちゃわかる!そんな時代劇愛に満ちた彼女を見て榊原も目を細めていました。
少し落ち着いた後ふと横を見ると…、ひなたの天敵である五十嵐がじっと撮影の様子を見つめている姿が目に留まる。彼も大部屋俳優のはずなのに斬られ役の中にいなかったことを不思議に思っていると、榊原が「五十嵐くんは養成所を出たばかりのはず」と教えてくれました。今はまだ、先輩が斬られる現場を見て勉強させてもらっている立場らしい。

「アラカンもモモケンも超える!」と大見栄切っていた五十嵐くんですが、時代劇の世界ではまだまだ駆け出しのひよっこだったのです。ひなたは内心で彼のことを「まだ下っ端なんやん」とバカにしていたようですが、私は五十嵐くん、真面目で一所懸命な子なのかもなぁって思いましたよ。まぁ、ひなたの場合は出会う度にケナされまくってたから仕方ない部分もあるけどねw。

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ひなたが条映に通うようになってからはや1週間。今回はちゃんと続いているようですね。やっぱり好きなことが関わってくるとモチベーションも上がるんだろうな。今では休憩室にやってくる関係者たちから名前も憶えられたようでお茶出しなど積極的に行えるようになっていました。
そんな彼女の様子を相変わらず渋い表情でじっと見守っていた虚無蔵さん。いそいそと働く姿を見届けた後は何も言わずにそっと部屋を出ていってしまう。こういう行動も硬派な武士らしい。ひなたはその存在に全く気付いてない様子だったけどw。

しばらくして、ひとりの煌びやかな女性が休憩室に突然やって来た。

安達祐実さん演じる大物女優・美咲すみれがついに本格登場です!!風格といい華やかさといい、登場した時から一気に視線を向けたくなる存在感はさすが。ドラマ『ガラスの仮面』でマヤ熱演した経験もあるしねw(私のブログにパート2の感想がありますww)。
それにしても…、この時点ですでに役名で呼ばれてたのになぜOPでは”不機嫌な女優”だったんだろう(笑)。

ひなたは黍之丞シリーズに登場する茶屋の娘を演じていたすみれをずっと見てきましたから、彼女が突然目の前に現れて興奮を抑えきれない様子でしたねw。憧れの人が目の前に!!ってなったら、そりゃ心臓止まりそうになるほどテンション爆上がりするの超理解できる(笑)。

彼女が黍之丞シリーズに登場してからもう7-8年が経つらしい。その後は東京に進出して女優として成功を収めたようで、どこか態度が上から目線w。
ひなたはあまりの感動を抑えきれず、思わずすみれにサインをお願いしてしまう。あの状況でよくそこまで声かけられたなww。私だったら緊張しすぎて声かけるどころか隠れてしまうかも(笑)。

そんなひなたに快くサインを書くことを承諾したように見えたすみれでしたが、OKする直前に一瞬顔が歪みかかったのを私は見逃さなかったぞ(笑)。

あの時顔に「なんで私がこんな下っ端にサインなんか書かなきゃいけないのよ」っていう気持ちが浮き出てたww。こういう細かい表情の出し方とか、祐実ちゃんは本当に巧いと思う。ま、ひなたはそのことに全く気付いてなかったけどねw。

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美咲すみれのサインがもらえることに興奮したひなたは、急いで色紙を買いに行きます。ところが、いそいそと部屋に戻ろうとした時、廊下から榊原に食って掛かるすみれの厳しい声が響き渡ってきた。

すみれは自分のことを相当高く買っているようで、映画村の時代劇ショーに出演することを”屈辱”のように捉えているようでした。

そんな彼女に対し、榊原は「黍之丞シリーズの初代茶屋の娘として人気を博した美咲さんあってのショーなんですよ」と必死に説得している。 彼女のモチベーションを上げようとヨイショする言葉を懸命に並べ立ててる榊原君がなんだかちょっと哀れに見えてしまう(汗)。
その努力が実りなんとか「やってあげる」という言葉を引き出すことができたわけですが…、だけどすみれさん、その大柄な態度が今後悪い方に向いていかなきゃいいけどねぇ。

ただし、すみれは時代劇ショーへの出演を承諾する代わりにある条件を榊原に突きつけたようでした。「すみれのお願い、聞いてくれるかしら?」とちょっと妖艶に迫られた時…、榊原君、ちょっとドキっとした表情してたような??もしや彼は今後すみれさんに??だとしたらけっこう”M”な素質があるようなww。

すみれが出した条件というのは、『破天荒将軍Ⅲ』に特別ゲストとして参加させてほしいということだった。映画村の時代劇ショーの企画は榊原くんが考えて初めて通ったものらしく、それを成功させるため監督に必死に頭を下げ続けている。ひなたはそんな彼の様子を陰からじっと見つめていました。

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なんとか榊原の熱意が通じて監督がすみれの出演をOKしてくれることになりました。さっそく『破天荒~』の台本を手に取るすみれでしたが…「へぇ~、監督、轟さんなの?出世なさったのねぇ」とここでも超上から目線で非常に感じ悪いww。とりあえずホテルで台本読むからショーの話はまた今度、とご機嫌で帰っていくすみれ。この「また後で」が本当に実現するのかなんだか不安がよぎる(汗)。約束チャラにする空気をひしひしと感じちゃうんですけど!?

すみれが帰ったのを確認して休憩室に入ったひなたは、榊原にねぎらいの言葉をかける。それに対し彼は「割と日常茶飯事や」と苦笑い。中間管理職みたいな立場なのかな…。けっこう精神的にも辛いことが多そうでちょっと心配になってしまう。

ひなたは榊原に「あんな感じの人なんですね、美咲すみれさんって…」とがっかりした様子で語り掛ける。あんな高飛車な姿を目撃してしまい、ひなた自身もショックだったに違いない。テレビじゃそういうこと分からないしね。もうサインのこともすっかりテンションが覚めてしまったようでした。

しかし、榊原はひなたと同じく「黍之丞シリーズ」の茶屋の娘を演じる美咲すみれのファンだったと懐かしそうに語りだす。東京へ進出して最初は良かったらしいのですが、実は今はあまり仕事をもらえていないらしい。だからスケジュールも空いて映画村のショーの仕事を入れられたってことだったのか。プライドの高そうなすみれとしては、それが屈辱と感じてしまったのでしょう。
だけど、榊原はそんな彼女に映画村のショーで復活してほしいという熱い想いがあったらしい。だからこの企画を考えて成功させようと必死になってたんだね。ということは、やっぱり榊原君はすみれさんのことが好きなのかも…!?

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複雑な想いでひなたが自宅に帰ってくると、店の前に五十嵐が立っていてビックリ仰天。何の用かと意気込むひなたに対し、「回転焼き買いに来たに決まってるだろ」と冷めた表情で答える五十嵐くん。そりゃそれしかないよね(笑)。彼は『大月』の回転焼きがかなりお気に入りなのかな。

そのまま帰ろうとした五十嵐をなぜか必死に呼び止めてしまうひなた。何を言うのかと思ったら、「偉そうなこと言うて、下っ端中の下っ端やん!!」と罵声を浴びせまくり(汗)。言うことだけ言ってドヤ顔しまくるひなたですが、そりゃちょっと言いすぎだろ!?と思ってしまった。無意識なんだろうけど、けっこう彼のことを侮辱しまくってましたからね。そういう相手の気持ちを考える配慮っていうのが彼女には足りないんだよなぁ(苦笑)。
すると五十嵐は「明日、第1スタジオに来い」と冷たく言い放って帰っていきました。

翌日、言われたとおりに第1スタジオへ行ってみると…ちょうど『破天荒将軍Ⅲ』にゲスト出演する美咲すみれが紹介されているところでした。

すみれとしては、久しぶりのドラマ出演でかなり高揚している様子。しかもスタッフやほかの出演者たちからも称えられて気分も上々というところでしょうか。

現場では撮影のための準備が着々と進められていく。その声にふとひなたが振り向くと…、なんと、侍姿をした五十嵐がスタジオをじっと見つめる姿がそこにあった。果たして、五十嵐くんの出番は訪れるのでしょうか!?

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