NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第77回感想 特殊な回

これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

五十嵐に呼び出されて第1スタジオに行ったひなたでしたが、彼は立派な扮装をしてスタンバイしているものの本当に出演する機会があるのか分からない様子。ええとこのお侍さんの格好してたから役柄的には良いポジションっぽく見えちゃうわけですが、大部屋の下っ端にいる彼にそんな大きな配役があるとも思えず(苦笑)見ているこちらも謎だらけ。

そうこうするうちに、轟監督の指示のもとすみれ扮する珠姫が悪党に襲われるシーンの撮影が始まります。ところが、すみれの第一声を聞いてみんな顔をしかめまくりww。

「きゃあぁ~~!なにものじゃ、そなたらはぁ~!きやあぁ~~~~!!」

あんな高飛車な態度を取っていたにもかかわらず、彼女のセリフ回しはビックリするほどの棒読みっぷり(笑)。えぇとぉ・・・、黍之丞シリーズで茶屋の娘を演じていた時は普通にちゃんと役に入ってセリフ言えてたよね??一体、何があってそこまで落ちぶれたんだろうか(汗)。これじゃぁ東京で仕事がもらえないっていう設定が納得できるわw。

それにしても、安達祐実ちゃんの棒読み演技を朝ドラで見られるとはねぇ~~。演技派の彼女がやってるからこそめっちゃ新鮮・・・っていうか貴重です(笑)。

シーンが進んでもすみれの棒演技っぷりは群を抜いており、周りの人たちはみんな絶句状態w。何とか「カット」が入るわけですが、轟監督は「相変わらずやなぁ」と顔をしかめまくって困惑している。彼がすみれを参加させることを渋っていた理由はこれが最大の原因だったのかw。

ところが、当の本人は自分の芝居がまるでダメであることを全く認識していない。それどころか、轟監督に場面の設定を変えるようにと提案してくる始末。

彼女が指摘したのは、武士の娘が花を生けるのはおかしいから「お茶」の場面に変えたほうがいいというもの。それが気になってセリフに集中できなかった、とまで抜かしてくる(汗)。普通なら、”どの口が言うとんのじゃ!!”と誰もがツッコミたくなるところではありますがw、 みんな彼女に気を遣ってい何も反論することができない。

結局、すみれの無茶ぶりが通ってしまい…珠姫のお花を生けるシーンはお茶を点てるシーンへと急遽変更になってしまいました。

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座る姿勢はなんとか様になっているものの、セリフ回しは「お茶」の設定になっていても全く進歩無しww。「きゃあぁ~~!」の叫び声も、どんなに芝居経験浅い人でもあそこまでの棒読みはなかなかいないと思うぞ(笑)。これ、すみれ本人はいたって真面目にやってる(と思いたいw)ところがかなり深刻ですな。

しかし、彼女の芝居が改善する兆しがないまま撮影は本番に向けて準備に入らざるを得ない様子。これは轟監督も頭が痛いところでしょう。「なんだその芝居は!!」と誰かが喝入れられればいいんだけど、誰もそんな素振りもなく…。

すると、準備中に再びすみれが轟に「私思うんだけど」と注文を付けにやって来た。これには思わず彼も「思わんでええ…」と心の声が表に出てしまっていた(笑)。いやでも、そう言いたくなる気持ちはめっちゃわかるよ。芝居できないのにいっちょ前に設定の注文を上から目線でしまくってこられるわけですからね。文句も言えないみたいだし、ストレスは溜まる一方です。

今度は何かと思ったら…、「斬られた従者と珠姫は恋仲っていう設定にしたら」というものでした。全く想定外の設定を押し付けられそうになった轟は必死に「そんな設定ありませんて」とやんわり否定しようとするのですが、「その方がこのシーンの深みが増すと思うのよ」と譲らないすみれ。つまり彼女は、自分がメインであるということをアピールしたくて仕方ないんでしょうな(苦笑)。

そんな彼女に助監督の畑野さんが思わず突っ込んだ一言がこちら。

「いや、ここそんな深いシーンとちゃいますけど」

これは思わず爆笑してしまったwww。つまり、すみれが何とかねじ込まれた役柄は『破天荒将軍Ⅲ』のなかでは重要なパーツではなかったということですねw。だけど、すみれは全くそうは思っていないので畑野を恐ろしい目で睨みつけて黙らせてしまいました。

畑野は轟監督がすみれの超わがままっぷりを放置していることに苛立ちを隠し切れない。芝居もまともにできないくせに無理難題ばかり押し付けるなんてホント、怒鳴りつけて現場から追い出してもいいレベルだもんなぁ。
しかし、事情を知る結髪さん曰く…轟さんは黍之丞シリーズにすみれが出演していた頃まだ助監督だったことで彼女に頭が上がらないとのこと。いやでも、ここはそんなところで遠慮しちゃダメなんじゃないの!?と素人の私は思ってしまいます(苦笑)。

結局すみれの要求通り、珠姫と従者(千代之介という名前もついたww)は恋仲という設定で撮影が再スタートしましたが…すみれの棒演技は全く改善の兆しが見えずじまい。あんなのテレビで流したら絶対ダメだろう!っていうレベルの酷さ(苦笑)。轟監督も息も絶え絶えの様子で「カット」かけてましたが、その気持ちはよく分かるw。

轟監督のすみれに聞こえない声で畑野に囁いた「編集でみんな切ってまえ」っていう指示も納得ww。今やってるのがストーリーに影響しない場面だなんて彼女には絶対知られたくないだろうけど、あれを電波に流すわけにはいかんわな。

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誰もがすみれの棒読み芝居に顔をしかめ、さらには自分優位の設定にドラマを変える傍若無人っぷりにストレスをためていたわけですが、ひなただけは全く違うことを思っていましたw。

「すみれさん、ええ作品にしようと思って一生懸命なんや」

えぇとぉ・・・、ひなた、あのすみれの芝居を見て素直に「こんなもんなんだな」って納得してしまったということなのか!?しかも、あのわがままっぷりを見ても「良い作品にしようと一生懸命になっている」と解釈できるのがすごいわww。

現場を整えるためにいったん休憩になったとき、榊原がすみれの元へ歩み寄り笑顔で会話を交わしていました。あの様子をみるに・・・、やっぱり榊原君はすみれさんに片想いしてるのかも!?と思ってしまった。そして、ひなたはそんな彼を見て「榊原さんにとってもこの撮影は大事なんだ」と感じ意を決してすみれの元へ向かいます。

ひなたは、撮影の時にすみれが抹茶の茶杓の音を立てたことが気になっていました。お茶のマナーを一子から叩きこまれていた為、そのことが引っ掛かってたようです。それでつい、すみれに間違いを指摘してしまった。ひなたとしては、すみれの為に親切心でアドバイスしたつもりなんですよね。まさかすみれが自分を目立たせようとすることしか考えていないなんて思ってなかっただろうなぁ(苦笑)。

案の定、すみれは機嫌を損ねてしまい休憩に入ると言い出してしまう。それに対して即座に榊原がひなたに「謝り!!大月さん!素人に所作の指導されたら気分悪いに決まってるやろ!!」と怖い剣幕で注意する。今まで優しい顔ばかりだった彼が、あんな険しい表情になるなんてね…。やっぱりすみれのことが好きなんじゃないかって思ってしまう。

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慌ててひなたはすみれの元へ駆け寄り謝罪します。それでも本当のところはあまり納得できてないようで「すみれさんは良い作品を作ろうと一生懸命になっているんだと思って…、私はただ、その気持ちを応援したいと思って!」と感じたままを告げてしまう。

これには轟監督も大いに困惑してしまい現場には緊張感が走りまくっている。ただ一人、虚無蔵だけはその様子を黙って渋い顔で見つめていました。

すると突然、ひなたの元に血相を変えた様子の五十嵐が駆け寄ってきて「お前のようなバカが居ていい場所じゃない!」と痛烈に非難する。全く納得がいかないひなたは彼に食って掛かろうとしますが、それに対して時代劇の現実をぶつけられてしまう。

「速く撮らなきゃならないんだよ。それがテレビ時代劇だからだよ!良い作品作るとか、一生懸命だとか、誰もそんなこと考えていない。お前みたいなバカを喜ばせることしか考えてないんだよ!」

五十嵐くん、「お前みたいなバカを喜ばせることしか考えてない」発言はちょっとキツすぎやせんか!?と思ったけれど、それがテレビ時代劇の実態であることも本当なんだろうね。
つまり、毎回同じセット、同じ場所、同じ展開を迎えるシーンを速く安く撮影することが会社の利益に繋がっているのだという。世知辛いことだけど、制作会社も儲けを出さなければいけないので「良い作品」にこだわって作るという余裕を無くしていたということでしょう。実際にこういう裏事情あるって話聞いたことあるしな…。

しかしひなたも黙ってはいない。子供の頃から夢中になってみていた黍之丞シリーズもたしかに同じ展開がドラマの中で繰り広げられていた。だけど、そのことにいつも胸が高まり楽しみで仕方がなかった。その気持ちまでは否定されたくなかったのです。

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ひなたが黍之丞シリーズですみれ演じる茶屋の娘・おゆみが助けられるシーンを夢中で語ると、五十嵐の様子が一変する。

「おまえ…、卑怯だぞ。そんな特殊な回のことを持ち出してくるなんて…!」

五十嵐くんは、ひなたが語ったのが黍之丞シリーズのなかの『黍之丞危機一髪!おゆみ命がけ』でのワンシーンであることを悟ってしまっていたのです(笑)。

頭の中にあの時のシーンがまざまざと蘇ってきたからか、五十嵐は突然その時のシーンの再現を始める。悪者どもに襲われたおゆみを救うべく、黍之丞は刀を抜いたにもかかわらずカンフーのように素手で敵を倒していったというw。

ひなたもまざまざとその回のエピソードが頭の中に蘇って来たらしく、おゆみになり切って五十嵐の芝居に合わせてくる。

おゆみは背中を斬られたものの、座布団を背負っていたおかげで助かっていた。そしてその座布団は黍之丞のために彼女が拵えたものだったという(この話を聞いて畑野さんが「それ、どういう設定??」と疑問符だらけになってたの笑ったww)。

黍之丞とおゆみになり切って芝居に入り込んだ二人は、犬猿の仲だったことも忘れたようにまるで恋人同士のように手を取り合ってしまう。っていうか、黍之丞と茶屋の娘おゆみってそういう関係だったのww!?

はたと現実に立ち返りすぐに手を離した五十嵐とひなたでしたが、気が付いた時には監督から「摘まみ出し」に遭う羽目になってしまいましたw。ま、そりゃそうだ。っていうか、おゆみを演じたすみれの目の前でこれを再現したんだから勇気あるよね(笑)。

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ひなたと五十嵐が現場から追い出された後、撮影を再開しようとする轟。するとすみれは懐かしそうに「轟さんが初めて演出してくださった回ね」と笑顔を向けてきた。その当時のことを思い出し振り返る二人の表情はどこかとても和らいで見えた。黍之丞が素手で相手を倒す場面は”ブルース・リー”の映画に感化された轟さんが考えた演出だったようですね(笑)。おゆみが座布団背負って歩いてたって設定は当時を知る人も未だに謎に思っているらしい(←そりゃそうだww)。

現場はとても良い雰囲気になっていて。追い出されてしまったけど、ひなたと五十嵐の再現劇は結果オーライということに。すみれも轟も、あの当時の芝居の楽しさを思い出すことができたようでよかった。
だけど、あの当時はまともな演技してたんだよねぇ、すみれさん。いったい何が起こってあそこまでの大根女優になってしまったのだろうか(苦笑)。

一方、そんなことになっているとは知らない追い出された二人。五十嵐は「お前のせいだからな。今日の仕事がパーだ」と憮然としている。でもひなたは未だに彼に出番があったとは到底思えないw。結局彼女の指摘通り、五十嵐くんは本当は出番がなくて勉強しているだけだったのだろうか?そのあたりは口を濁されてしまったので分かりません。

ひなたは憎まれ口を叩いていましたが、五十嵐も黍之丞シリーズを熱心に見ていたことを知りちょっと彼に対する印象が変わったようでした。それを知る間もなく床に倒れて眠っちゃう五十嵐くんだったけど(なぜそこに寝るww!!)、次回あたりから二人の関係も少し変化があるかもしれない?っていうか、そろそろあってほしいw。

ということで第17週へ続く…わけですが、実は明日から入院・そして来週頭に手術を控えているので(子宮筋腫です 汗)おそらく感想を書くことができないと思われます(月・火はテレビを見れるかどうかも怪しい 汗)。順調にいけば3月頭に退院してるはずなので、その時にまた書ければ書きたいなと思います。

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