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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第56回感想 錠一郎

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

錠一郎の少年時代のエピソードの続き。

定一は戦災孤児の少年がトランペットに興味があると知ると嬉しそうに♪on the sunny side of the street♪の口真似を始めました。定一を演じている世良さん、アカペラでも全然音ブレがなくてカッコいい!!

それに合わせて瓶をトランペットに見立てて楽しそうに演奏する素振りをする少年。彼にとってその楽器はこの先生きていくための”希望”だったのかもしれない。

その日は大きくて美しい月が出ていました。定一は少年が苗字や自分の名前の漢字を覚えていないことを悟り「大月」という苗字を付けてくれたのだという。さらに「錠一郎」という漢字も与えてくれたと。
この頃はまだ定一さんのもとに息子の健一くんが復員していなかっただろうから、身寄りのない孤児の少年をなおのこと愛しく感じたのかもしれないと思ったら熱いものがこみ上げてきてしまった…(涙)。

安子編の時にいつの間にか少年がバンドマンと一緒にいたシーンがありましたが、こんな経緯があったのかとようやく腑に落ちました。定一は錠一郎を自分の店に出入りさせて、トランペットが好きだという彼をバンドマンに引き合わせてくれたんですね…。
そこでトランペットを教えてもらった錠一郎はメキメキと上達していき、やがてバンドマンと一緒に巡業で回るまでに成長したのだという。そして今の大阪の店にやって来た時…、定一の訃報の知らせを聞いた錠一郎。

え!!!そんなに早くに定一さん亡くなってしまっていたの(号泣)!???

ビックリして哀しすぎて涙が止まらなかったよ…。健一くんと再会できた後だったというのがせめてもの救い(涙)。
定一は大阪のジャズ喫茶「Night and Day」の先代の支配人に、”もし自分に何かあった時には錠一郎のことをよろしく頼む”と言伝してくれていたのだという…。あぁ、それで彼はこの店の2階に住まわせてもらうことになったのか(涙)。定一さんにとって錠一郎も大切な息子同然の存在だったんだね…。

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錠一郎は自分の戸籍を見つめながら、るいに「気に入ってる、定一さんが就けてくれたこの名前」と嬉しそうに呟きました。

あぁ…、そうか。今まで気が付かなかったけれど、錠一郎の「錠」の漢字をよく見ると…定一さんの名前の一文字「定」が入っているではないか(涙)。金偏にしたのは、きっと少年が金管楽器のトランペットが好きだったからだろうね…。定一は少年の名前にありったけの愛情を込めていたのです(涙)。このことに気が付いたらもう、涙が止まらなかったよ…!!!

「定一さんは、僕の中にいてくれてる。いつも。今でも」

錠一郎は指で金偏部分を隠し、「定一」という文字を浮かび上がらせる。彼にとって定一さんは、父親であり家族だったんだとこの時初めて悟りました(涙)。それはきっと、るいが竹村夫妻と出会ったことと同じなんだろうな。二人は同じ思いを共有していたのです。

だけど、定一さん…、まだ生きていてほしかった…。

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荷造りを終えて帰ろうとするるいに感謝の気持ちを伝える錠一郎。

しかしるいは、3か月も錠一郎と離れ離れになってしまうことが寂しくて仕方がない。想いが通じ合ってからまだ日も浅いし、一緒に過ごす時間も少なかっただろうからなぁ…。るいちゃんの気持ちはよく分かるよ。
そんな彼女に錠一郎は、クリスマスのライブが終わったらそのまま東京で一緒に住むための部屋を探そうと励まします。そしてその直後、突然彼はこれまでとは違った呼び名を口にする。

「るい」

おっと!!このタイミングでついに「サッチモちゃん」から卒業するのね!?ちょっと意外だったけど、ようやくだわ~~~。るいは突然下の名前で呼ばれて大きく動揺してしまいますが、そんな彼女を見て「今から慣れておこうかなと思って」と照れ臭そうに笑う錠一郎が可愛い。
そして、やがて同じ苗字になるるいにも「大月さん」呼びはやめたほうがいいのではないかと提案。でも、なかなか下の名前で呼ぶのはるいとしてはまだハードルが高そうだったなw。

そんな彼女を優しく見つめながら「3ヶ月なんてあっという間や。すぐ迎えに来るよ」と安心させるように微笑む錠一郎。本当に優しいなぁ。こんな人に愛されてるいは幸せ者だと思う。

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そして錠一郎は東京へ旅立ち、世話になる笹川社長宅に到着する。案内された部屋はとても豪華で広く、ピアノも完備。錠一郎がトランペットを練習したり作曲したりするための環境がきっちり整っていました。さすが社長宅です。

そこへ娘の奈々がお茶を運んで来た。「お嬢さん」とかしこまる錠一郎に対して「奈々でけっこうです」と知的な笑みを浮かべている。ちょっとこれは危険な予感が…(汗)。

笹川社長は娘のことを「どうせ暇してるんだからピアノ伴奏でもお茶くみでも好きに使ってやってください」と笑っていましたが、そんなこと言われたって「分りました」なんて答えられるわけもないww。でも、奈々は英才教育を受けたらしく音楽の才能はかなりのものらしい。

錠一郎はお茶を飲む前にさっそくトランペットを練習したいと申し出る。腕鳴らしに1曲吹いてみると、奈々が近づいてきてそれに合わせてパパッと伴奏してみせる。たしかに彼女の音楽的才能はかなりのものがありそうでした。
オダジョーくんはかなりトランペットの練習を重ねたということですが、あのシーンの音は彼が実際吹いているものかな??とても良い音色が出ていたと思う。トランペットはかなり難しい楽器と聞いていますから、相当頑張ったんじゃないでしょうか。

そして、錠一郎のレコーディングの日々がスタートしました。サポートしているのは一流のバンドマンたちばかりですが、その演奏は彼らをも魅了していたようです。すごいぞ、錠一郎!!

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その頃るいは小暮の店を訪れ紅茶を飲んでいました。錠一郎が旅立ってから既に1ヶ月が経っているらしい。るいを心配した小暮は手紙を書いているのかと尋ねましたが、社長宅に出すのは気が引けるからと出せないままでいると言う。そんな少し寂しそうな彼女に、小暮は笹川から錠一郎のレコーディングが順調であることを教えてやり安心させていました。優しいよね、小暮さん。

そこへ少し不機嫌そうな表情でベリーがやってくる。るいの話を聞いていたらしく「アホちゃうか!!」と一喝。彼女としては何の行動も起こさないるいがもどかしくてたまらないんだろうなぁw。それにビビるるいちゃんは可愛かったけどw、私も手紙を1ヶ月も出してないというのはちょっと奥手すぎるのではと思ってしまったぞ(汗)。

それにしても、大都会・東京の様子を「この店の客全員が私みたいなレベルのルックスと同じくらい」こぎれいな女がひしめき合っていると表現していたのは笑ったww。さすがベリーちゃん、例えのセンスが最高です(笑)。

「チャンピオンでレコードデビュー控えたジョーを狙う女はどこからでも湧いてくるで!!」とるいの不安を煽りまくるベリーww。それに対して小暮さんが「想像力たくましいなぁ」と呆れながらツッコミ入れてるのが面白いww。ベリーちゃんは実際に東京へ行ったことないだろうからねw。

そして、ササプロの社長宅に居候しているということの核心をついてくる。ベリーも私と同じく、社長令嬢の奈々が同じ屋根の下に住んでいるということに大きな危機感を持っている様子。

「あれは絶っっっ対、ジョーを狙てるえ!!」

めちゃめちゃ強調しながら社長令嬢のことを危険視してたな、ベリーちゃん(笑)。るいに注意を促すというより、自分のライバルとして見ている気がしないでもなかったけどww。

ところが当のるいはというと…「大丈夫です、信じてます」とノホホンとしている(汗)。ベリーの注意喚起があまりにも突飛すぎて通じていなかったのかもしれないなww。でも、ちょっと心配だわぁ…。

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東京では錠一郎のレコーディングが順調に進んでいました。バンドマンたちの評価も高く絶好調です。

大阪ではるいが料理本を購入して花嫁修業を始めていました。

「きょうの料理」本って当時はこんなハードカバーものだったんですね~~。

試しに作った肉じゃがもかなり上々の出来のようで、和子さんもまるで娘を見守るように「ええ奥さんになるで」と目を細めていました。
クリスマスがだんだん近づいてきたことでるいの心も少し弾んでいた様子。逢える日が訪れることをるいは少しも疑っていなかった。そんな城田くんのナレーションが不気味…。

東京ではレコーディングが佳境に入っていました。ところがそんなある日、錠一郎は思うような音を出せなくなってしまった…。何度やり直してもこれまでのような音色を奏でることができないことに焦る錠一郎の表情が凍り付いていく…。

そして12月のある日。竹村クリーニング店に硬い表情をしたトミーがやって来た。そして彼は衝撃的な一言を告げる。

「ジョーのデビューコンサート、延期になったんや」

再会できる日はもう目の前と心を弾ませていたるいでしたが、トミーの言葉を聞いて表情が固まってしまった…。いったい錠一郎に何が起こったのだろうか…。

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