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『西郷どん』第33回感想 糸の誓い

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薩長同盟が締結された2日後、坂本龍馬が寺田屋で幕府の捕り方に襲われる事件が勃発。世に言う「寺田屋事件」ですね。

少し前に薩摩の同志討ちで吉之助たちの旧知の友だった有馬新七が命を落としたのも寺田屋でした。そう考えると、この宿はそういう事件を引き寄せる何かがあったのかも!?お祓いをしてもらったほうがよかったのでは…なんて思ってしまう😓。

寺田屋事件で一番有名なのが、後に妻となるお龍が風呂場から不穏な空気を察知して龍馬に知らせたということ。今回の大河にもその場面が出てきました。
一説によれば、急いでいたお龍さんは服を着ることなく風呂から上がったままの姿で龍馬に危機を伝えたとも言われてますね。それだけ危機迫る状況だったわけで、今回のドラマのように外を確認している暇もなかったのかもしれません。まぁ、素っ裸の姿はNHK的には描けないところだと思いますが(龍馬伝でも上に羽織ってたしね😅)

龍馬は応戦する中で銃を使用、一人を撃ち殺してしまいます。でも、そうでもしないと龍馬の身も危なかったわけで…なんとも後味の悪い事件となってしまいました。
両手を負傷した龍馬は、たしか『龍馬伝』では材木屋の材木置き場に身を隠していて瀕死の状態だったはずでしたが、今回の大河は西郷さんが主役ですから、そこまでは描かれてなかったですね。

薩摩藩邸に駆け込んだお龍は西郷に取り次いでほしいと助けを要請。知らせを聞いた吉之助は「なんじゃち!?」と仰天。
で、OP明けたら・・・薩摩藩邸に無事匿ってもらえた龍馬はかなりピンピンしておりました(笑)。小栗@龍馬は瀕死の状態までには至っていなかったのかも!?

大河ドラマ『西郷どん』感想一覧

第33回 糸の誓い

2018年9月02日放送 NHK総合

鈴木亮平・瑛太・小栗旬・町田啓太・松田翔太・水川あさみ・黒木華・石橋蓮司 ほか

あらすじ

薩長同盟が結ばれた直後、寺田屋で襲われ負傷した坂本龍馬(小栗旬)は薩摩藩に保護されお龍(水川あさみ)とともに療養のため鹿児島に渡り西郷家を訪ねる。糸(黒木華)は、龍馬とお龍の奔放で大胆な行動に驚かされる。吉之助(鈴木亮平)といまだに夫婦らしい時間を持てていない糸は、お龍の龍馬へのまっすぐな愛に心を動かされる。一方、幕府が第二次長州征伐に動き出す中、薩摩藩はイギリス公使パークスを迎えることに。

公式HPより引用

龍馬の怪我が癒えた頃、藩邸を訪ねた吉之助と一蔵は薩摩で匿いたいと申し出てくる。龍馬は再び西郷邸を訪れることができると大喜びw。
お龍も西郷邸のことは龍馬から聞いていたらしく一緒に行くことを楽しみにしている様子でしたが、吉之助たちは「藩の船に女子を乗せるわけには…」と言葉を濁してしまう。しかし、「お龍はわしの妻じゃき」ということで強引に一緒に連れて行くことを納得させてしまう。

ということで、この瞬間にどうやら龍馬とお龍は夫婦になったようです(笑)。

で、吉之助と龍馬夫婦が薩摩にやってきたわけですが・・・なぜか実家に入るときに吉之助とお龍が仲良く一緒って状況に(汗)。そら、家の人たちはポカーーーンってなるよな😅。特に言葉には出さなくても「今度こそ吉之助と心を通い合わせたい」と思っていた糸にとってはあの光景はダメージ以外のなにものでもない(苦笑)。
まぁ、結局は皆の早とちりだったって誤解は解けたからいいけどw、吉之助もそういうところの心遣いはまだまだ駄目だよなぁ。

食事の時間、龍馬は寺田屋での顛末について意気揚々と語り盛り上がっていましたが、糸にとっては心臓に悪い話で思わずその場を立ち去ってしまいます。もしも吉之助が同じ目に遭ったら…って想像したら、そりゃ、恐ろしくもなるよね。
さらには、自分が吉之助の傍に居られないことについても心の焦りを感じている様子。まだ夫婦らしい交流できてないからなおさらだよ。気の毒な糸さぁ…。そんな彼女を、同じく傍に居ることができない一蔵の妻・満須は慰めます。

と、そこへやってきたお龍。「今夜も明日もおきばりやす」ってww。全く遠慮がないあけっぴろげな性格が出てますな😅。そんなこと堂々と言えるのはこの人くらいしかおらんでしょw。
さらにお龍のあっけらかんさは夕飯時にも炸裂。糸が吉之助に女がいるんじゃないかと心配しているとはっきりと進言。それを聞いた吉之助は思わず「おいにはおらん!!」と否定してしまうわけですが・・・

「には」

に鋭く反応したのが満須さん😅😅😅😅。やっちまったな、吉之助よ(苦笑)。「おいにはおらんが、一蔵どんにはおった」って勘づかれたやないかww。さらには糸の不安もますます増大したようだし・・・。もうツッコミどころ満載過ぎて😅。

さらに、その夜は糸に構うことなく龍馬と政治の話で盛り上がる吉之助(苦笑)。まぁ、国の将来を左右するような出来事についてだから仕方ないんだけど、実家にいる間はやはり奥さんを大事にしなきゃダメだろう😅。

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一方、幕府は第二次長州征伐を何としても実行に移したく、諸藩を集めてプレッシャーをかける。しかし、薩摩を代表して残っていた一蔵はそれに激しく反発。薩長同盟も結んでしまいましたから、ここは意地でも長州征伐に加わることはできんわな。

その最中に大阪で将軍・家茂が重い病の床に倒れる。そのことはトップシークレットとして幕府は長州征伐へと舵を切る。
家茂の病床を慶喜が見舞ってましたが…大河『篤姫』の時はいま慶喜演じてる松田くんが家茂演じてたんだよなぁ。あの時とは全然雰囲気違う。松田くんもいい役者になったなと改めて。

その頃、西郷家には龍馬とお龍夫婦が薩摩の様々なところを周ってきたと嬉しそうに語っていた。女人禁制の高千穂の山にも登ったというお龍の言葉にみんなビックリ!そのために男の格好をしたというお龍はまさにこの時代の最先端を行く女子ですなぁ。
ちなみに、この薩摩旅行が日本における最初の「新婚旅行」だと言われてますよね。龍馬が図解付きで高千穂のてっぺんにある逆鉾を抜いてきたと興奮気味に手紙に書いて姉の乙女に知らせたのは有名な話。私も一度博物館でその手紙を目にしたことがあります。


龍馬とお龍の新婚旅行について書かれた手紙(坂本龍馬記念館にて撮影)

龍馬は驚く糸に「今度西郷さんと一緒に登るといい。人ができないことをやるのは気持ちが良い」と提案しますが、糸としてはすぐにはそんな破天荒なことを受け入れることはできない。

さらにお龍さんはその日の夕食の席でも疑問に思ったことをバンバン聞いてくるw。特に西郷の過去の妻について聞いてきた時にはさすがにみんなダンマリ😅。糸は意を決したように、西郷の2番目の妻の愛加那のことを話す。まぁ、1番目の奥さんはすぐに別れちゃったから…この時は話題に出ないのは仕方ないか。
雪篷はこれ以上のことはと気を遣って酒を勧めてましたね。

その翌朝、幕府が長州征伐に向かったという知らせを聞いた龍馬は様子を見るために下関へ行くことにする。危険な旅となるため、お龍には告げずに一人で出て行った龍馬でしたが…お龍は「何があっても一緒にいる」という強い意志でその後を追いかけて行きました。
別れ際にお龍は「難儀な男に惚れたけど、一生ついていくと心に決めている」と糸にキッパリと告げる。その揺るぎのない愛情に糸は大きく心を動かされていました。

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しばらくしてから、長州は幕府軍よりも少ない兵力で押し返しているとの報が薩摩に届き、久光たちは気持ちを高ぶらせていました。
そして、遂にイギリス公使ハリー・パークスが交渉のため薩摩の地にやってくる。幕府はフランスと手を結んでいるため、薩摩としてはイギリスを何とかして味方に引き入れたいわけです。

なんと、パークスさん役は・・・セイン・カミュさんじゃないですか!!めっちゃ久しぶりにセインさん見たよーーー😆!で、奥方役は…『花子とアン』でスコット先生を演じていたハンナ・グレースさんではないですか!!懐かしい~~😊。

で、パークスさんたちの機嫌を取るために久光親子はめっちゃ頑張ってました(笑)。

パークスと対面するまでは二人とも緊張でドキドキしまくっていたのが可愛かったなw。
しかし、「薩摩の名物だから」と勧めたナマコのチョイスはちょっとミスったかも😅。

パークスじゃなくても、この見た目はかなりフォーク入れるのに勇気がいるぞ(苦笑)。

でも、パークスさん、頑張りました・・・!!!

反応が気になりドキドキしながらも「美味しいでしょ!?美味しいって言って!」と圧をかけてくる久光親子wwww。

とりあえず、水を飲んで反応を誤魔化したパークスでしたが・・・あれは「こんな気味の悪いのもう食べたくない」っていう顔だったぞ😅。でも、国父様は「よし、成功だ!」って表情だったな、あれはww。

吉之助だけは微妙な表情だったなw。「これはけっこうヤバイ展開のような気がする・・・」と勘づいていた模様😅。

今回のストーリーで一番面白かったの、この招待シーンだけだった気がするww。

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とりあえずはもてなしが成功したようだと胸をなでおろしていた帯刀と久武でしたが、そんな時に突然、「パークスが怒り心頭で帰ると言っている!」という知らせが飛び込んでくる。

慌てた薩摩はなんとかパークスの機嫌を取ろうとイギリス船にある人物を送り込む。それが、吉之助でした。

実は英語がペラペラな鈴木亮平くん。「この吉之助には通訳いらんやろ」と心の中でツッコミ入れてしまったww。

対するセインも日本語ペラペラww。「このパークスにも通訳いらんやろ」と心の中で余計なツッコミをしてしまったwww。でも、英語はイギリス英語の台詞で話してましたね。

それにしても、パークスと通訳のアーネスト・サトウですが・・・当時の写真の人物とかなり寄せてきてましたよね!!アーネスト・サトウさんなんかけっこうレベル高いと思います!

吉之助はパークスの前で臆することなく堂々と交渉を勧めようとします。最初は「国のトップでなければ話す意味はない」と頑なだったパークスも吉之助の心意気や説得力に根負けして心を開くようになりました。
「ノー・モア・ナマコ!!」って最後に付け加えてたのは笑ったなww。やっぱり苦手だったわけだ😅。

ちなみに、吉之助とパークスが会談した船は「プリンセス・ロイアル号」という船だったそうです。

無事に交渉をまとめた吉之助は西郷家に帰還。吉之助がイギリスに捕らわれたと思い込んでいた家族は皆ホッと胸をなでおろしますが、一番気を揉んでいた糸はあまりにも心配しすぎたため複雑な想いに駆られてしまう。

怒っているのでは?と心配する吉之助に「心配しすぎてこんな表情になってしまった」と答える糸さんの気持ち、すごくよく分かるよ…。

その夜、糸は思い切って愛加那のことを尋ねる。それに対して、「一度死んだ自分に再び命をくれた人」と答えた吉之助。彼の中にいる愛加那の存在にいつもどこか嫉妬のような複雑な感情を抱いていた糸は、ハッキリと答えを聞けたことでどこか胸のつかえが取れるような思いに駆られていました。

これまで糸が色々と不安な心を抱きながら懸命に待ち続けてきたことを、吉之助はこの夜に初めて受け止めたんでしょうね。その真っ直ぐで健気な想いに深い愛情が芽生えたのを感じた吉之助は、初めて彼女を「妻」として受け入れます。
それにしても、あんな斜めな姿勢で・・・w。せめて布団のう・・・・(以下省略😅)。

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しばらくして、吉之助は再び京へと向かうことに。家を出る直前、糸は吉之助との子供ができたことを報告します。子供ができない体だと悩み苦しんできた糸でしたから、本当によかったなって思いました。が、前のダンナだった海老原さんの事を想うとちょっと複雑…。海老原さん、良い青年だったと思いたいんだよね…。

喜び涙を流す吉之助は、愛する妻や家族と宿った命のために再び奮闘することを誓い旅立って行きました。

次回はいよいよ慶喜が将軍に。さらに「ええじゃないか」が大流行・・・ってことは、龍馬ももうすぐ・・・。

個人的には今回の『西郷どん』はあまりテンションが上がらなかったなぁ。っていうか、ダメじゃないんだけど、最近どうもあまり気持ちがグワっと盛り上がるような展開になってない気がします。何かが足りない気がする…。『龍馬伝』の時のような気持を持って行かれるようなドラマに盛り上がってほしいんだけどなぁ。
役者さんたちは本当に大熱演しているので勿体ない。

まぁ、今の朝ドラに比べたら何倍もマシなんだけどねw。
とりあえず、次回に期待します。

👉今週の鈴木亮平くんのブログ

🎀「西郷どん」ブルーレイ第三弾(24~35話まで)

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