NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第51回感想 同じ夢

これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

ベリーにジョーとデートできるチャンスを与えると調子の良いことを言っていたトミー。ふたを開けてみれば…、カッコいいオープンカーになぜかベリーが一番会いたくなかったるいも同乗していました(トミーも一緒にw)。ベリーはそのことに不満タラッタラでしたがww、るいは「なぜ自分がこの場にいるのだろうか」と混乱しまくってました(笑)。ジョーは無邪気に「海が見えてきたよ!」とるいに話しかけて楽しそうにしてて、これがますますベリーの気に障ることになってる状況w。

 それにしてもこのWデートのドライブシーン、なんだかとても懐かしい一場面を見ているような気持になってしまった。トレンディドラマ時代をちょこっと思い出したよw。

ちなみにロケ地は、たぶん淡路島でしょうね。『まんぷく』で萬平さんたちが一所懸命塩を作ってたシーンにも登場したあの海岸かなぁと思いました。

で、るいがなぜWデートに参加することになったのかについては、竹村夫妻の再現劇によって明らかに(笑)。平助さんがるいちゃん役で、和子さんがトミー役、二人ともノリノリだったがなww。っていうか、配役が逆になってるのが面白すぎた(笑)。
あと、「トミーとかベリーとかなんやの!?」とツッコミを入れてるてる子おばちゃんも最高w。たしかにツッコミたくなるような名前ばっかり出てきますからねw。

それによると、トミーが突然高級車でやって来て「ベリーに言い寄られて困っていて、海に誘われてしまっているので一緒についてきてくれないか」と泣きついたらしい(笑)。るいは「仕事があるから」と断ったらしいのですが、和子さんが「るいちゃんがいかないんだったら私が行く!」と言い出してトミーがビビる羽目になってたとwww。そんな彼を見捨てることができずにるいは車に乗り込むことになったみたいですが、竹村夫妻に翻弄されてオロオロしてるトミー君の顔も見て見たかったわ~~(笑)。

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暫く車を走らせたところで休憩をとる4人。その原因はジョーの車酔いだった(笑)。るいが一緒に来てくれたことでテンション上がって酔ってしまったのだろうかw。うずくまってるジョーがまるで少年のようでめちゃめちゃ可愛かった!!

そんな彼にピタリと寄り添って何かと世話を焼いていたのはベリー。彼女にとっては絶好のチャンス到来!って感じでしたよね。

どうやらジョーはトミーから「この前のお詫びに良いところ連れて行ってやる」と誘われて一緒に来ることになっていたようです。ジョーとしてもトミーとの仲直りの機会を探っていたでしょうからそれに乗ってしまったというわけだろうね。まさかWデートみたいな形になってるとは思わなかったという点ではるいと同じということか。

ジョーを心配しつつもトミーに誘われて二人で海の方へ行くことになったるい。この時、トミーは瓶に入ったジュースを2本購入して栓を開けていたんですが…、今ではもうほとんど見られない昭和の光景がなんだかとても懐かしかったです。

そういえば、こんなの見かけたことあったなぁ~~。今じゃペットボトルが主流になっていますから一部地域を除いてはすっかり過去の産物だよなぁ。

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るいはトミーに「話が違う気がするんですけど…」と困惑した想いを打ち明けますが、それに対してトミーは意外なことを告げてきました。それは、関西一のトランペッターを決めるコンテストにジョーが出場しないと言っていたことだった…。驚くるいにトミーはジョーが戦災孤児だったという過去を語る。

「小さい頃からトランペットだけがお友達なんや。そやからトランペットで優劣をつけたくない。トランペットで負けるのが怖い。あほやろ!」

トミーはジョーの心の内を知っていたんですね。きっとそこに秘めてる孤独も理解していたのだと思います。彼自身、ジョーにはその心の闇からコンテストをきっかけに抜け出してほしいという気持ちもあったのではないかなとふと感じてしまいました。トミーにとってジョーは越えたいライバルという存在だったけど、それと同時に才能を認める同志という意識もあったんじゃないかな…。だからこそ、なおさらコンテストには出場してほしい想いが強かったのでは。

るいは、なぜその話を自分にしたのかとトミーに尋ねます。それに対して「あいつが出ないのなら俺も出ない。意味がないからな」と答えるトミー。この時るいはトミーのジョーに対する気持ちを察したように見えた。

その頃、ようやく落ち着いたジョーはベリーにキツイことを言ってしまったことを素直に謝りました。あんなにしおらしく謝られたら、誰でも許しちゃうよ!それに対してベリーも「分ったようなことを言ってごめん」と謝罪。するとジョーは「ベリーらしくないなぁ、そんなしおらしいの」とクスクス笑みを浮かべている。彼女にとってはこの時が一番幸せだったのではないだろうか。ずっとこんな風にリラックスしてジョーと話したかっただろうからね。

ところが、この一番いいところで、ベリーにとっては最悪のタイミングでトミーが乱入ww。空気を読めーー!!と言いたいところだけど、あれは”わざと”だった可能性が極めて高そうだったなw。
「作戦会議」とベリーを呼び出すと、そのまま車に押し込んでさっさとその場を離れてしまうトミー。なんたる策士!!あれはベリーちゃん可哀そうだろうーーー(汗)。だけど…、あの行動はトミーなりのベリーへの優しさでもあったようにも思えるんですよね。彼女にはジョーの心を掴むことはできないと悟ってしまっていただろうから…。

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一人ぽつんと置いてけぼりをくらったジョーが海岸に足を向けると、海の前に佇むるいの姿が見えました。

ジョーの姿を見て恥ずかしそうに慌てて麦わら帽子をかぶるるいがとてもイジらしくて可愛かった。前髪が風で浮かないようにという気持ちもあったかもしれないよね…。

そんな彼女の横にそっと、自然と歩み寄るジョー。そして海を見つめながら「これ、渡っていったのかぁ…」と少し感慨深そうに呟きました。数日前にニュースで放送されていた堀江謙一さんが単独ヨットでアメリカのサンフランシスコまで渡ったことを思い出していたのです。あの時のニュースがこの場面に繋がってくるとは!!

ちなみに、堀江さんは現在もお元気で83歳になってもなお冒険心を燃やしていらっしゃるのだとか(2022年春から日本とアメリカをヨットで横断する計画を立てているらしい!)。

るいは海を見つめながら「本当に繋がっているんですね、この海が、アメリカに…」と感慨深そうに答えました。

ちょうどそのタイミングでトミーに拉致されていたベリーがなんとか元の場所まで戻ってきました。「ジョーとサッチモ二人きりにさせるわけにはいかない!」と息巻くベリーでしたが、そんな彼女をトミーは「やめとけ!あの二人は共鳴し合ってるんだ」と言って止めました。

「ええセッションは響き合う。出会ったことが運命やったみたいに。楽器と楽器が。音と音が響き合う。求めあう、惹かれ合う。そして、同じ夢を見るんや」

トミーとベリーの視線の先には、まさに共鳴し同じ夢を見ているるいとジョーの姿がありました…。そこに入って行ける余地がないということをこの時ベリーは痛感させられてしまったのかもしれない…。

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じっと海を見つめているるいに、ジョーはふと「お母さんの顔が浮かんでいる?」と尋ねます。るいはハっとさせられますが、ジョーにも「トランペットが聴こえてますか?」と聞き返す。まるで二人はお互いの心の内が見えているかのよう…。
静かな海の向こうにあるであろう”アメリカ”に、るいは母の面影を探し、ジョーはトランぺッターとしての夢を浮かべていたのでしょう。そしてついにジョーは本音を告白します。

「吹いてみたいなぁ…、いつか、アメリカの空の下でトランペットを。♪on the sunny side of the street♪を吹いてみたい」

この時るいは、ジョーが本当はトランペットのコンテストに出場したい気持ちがあることを悟ったのかもしれません。その本音を自分に打ち明けてくれたことが嬉しかったと思います。

そして海を見つめ、アメリカを想いながら♪on the sunny side of the street♪を一緒に口ずさむ。穏やかで静かな…でも、たしかに共鳴し合っている二人。いつまでもこんな幸せな時間が続いてほしいと思ってしまった。

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そんな二人の姿を遠目から見つめ動けなくなっているベリーに、トミーは「サッチモちゃんにしかジョーの気持ちは変えられない」と諭す。それを聞いたベリーは悔しそうに「私はあんたに利用されただけってこと?」と憮然として答える。
トミーは素直にそれを認めますが、ジョーの心を変えさせるためという目的ももちろんあっただろうけど、ベリーの片想いに決着をつけさせたいという気持ちもあったんじゃないかなと思ってしまった。

踵を返して一人車に乗り込んだベリーは最後の強がりをトミーにぶつける。

「言うとくけど、私は負け犬やあらへん。ジョーが世界に認められるトランぺッターになったら私の勝ちえ」

ある意味、その言葉は間違っていないと思う。ベリーは彼女なりに頑張ってジョーの心を掴もうとしてた。ジョーを諦めたことが彼のためになったときは、十分勝ち誇って良いと思う。そんな彼女の横顔を見たトミーは「僕と共鳴せえへんか?」と誘いました。この時のトミーの言葉は、今までとは違う本気が見えた気がしたぞ。私もこの二人なら合うんじゃないかなと感じることが多かったし、案外うまく行きそうだけどなぁ。

でも、ベリーとしては簡単にその言葉に乗ることはプライドが許さないだろうねww。「私をハントしようなんて100万年早いわ!!」と捨て台詞を吐いてトミーの車を運転して帰ってしまいました。カッコイイよ、ベリー!!

少し吹っ切れたような清々しい表情を浮かべていたベリーがとても印象的でした。だけどこの後…、残されたトミー、ジョー、るいはどうやって大阪まで戻ったのだろうか(笑)。

どうやって戻れたのかは不明ですがw、ジョーはるいをクリーニング店の前まで送ってくれました。そして、トランペットのコンテストに出場することを決めたことを告げます。トミーから話を聞いていたるいは、そのことに安堵の笑みを浮かべました。

しかしそのあと、ジョーはるいが予想もしていないことを提案してきました。

「もし…、僕が優勝したら…、一緒に東京に行ってくれる?」

あまりの突然の申し出に固まってしまうるい。ジョー、これは紛れもなく、るいに対する告白ですよね!?うまく行ってほしいけど…、このことで何か一波乱が起こらないかちょっと心配(汗)。 平和な場面が続いた後にはいろんな落とし穴が待ってるような気がするんだよなぁ、藤本さんの脚本には。

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