NHK朝ドラ『エール』第44回感想(2020.05.28放送)福島行進曲

これまでの『エール』感想レポ

エール
エール
2020年前期・朝の連続テレビ小説『エール』の視聴感想

記念公演『椿姫』の最終選考対策としてヴィオレッタの気持ちを学ぶために女給の仕事を始めた音。まぁ、考えることが相変わらず大胆でぶっとんどりますがw、失態を繰り返しつつもなんだかんだで重宝されたみたいです。

学校にも通っていますが、パワフル音でもさすがにお疲れモード。しかし、この日の疲れは女給の仕事から来るものではなく・・・鉄男くんの泥酔騒ぎに付き合ったのが原因らしいw。彼の想い人が女給として働いてる希穂子さんだったわけですが・・・つれない態度を取られてしまいショックで裕一宅で悪酔いしちゃったんですよね(笑)。大将も酒には弱かったってことでw。

このシーンでクローズアップされたのが・・・音が既婚者ということを友達が知らされてなかったこと。シレっと「主人の友達が」って話してるのを聞いてみんなびっくり仰天ww。”人妻・学生・女給”という肩書を持つ音・・・こうして並べてみると、おそるべしだわ(笑)。

そんな音に強烈な視線を向けていた千鶴子は、思い余って彼女を音楽教室に呼び出します。最終選考が近いこの時期に歌の練習をせず女給なんてやってる音のことが見ていて腹立たしくて仕方ない様子。「私だって必死だよ」っていう音の言葉も全く信用していません。

「私はね、子どもの頃から音楽のために全てを犠牲にしてきたの。なのにあなたは…、音楽も家庭も友達も恋愛も、何でも欲しがって手を伸ばす。あなたみたいな強欲な人に私は負けるわけにはいかないの!!」

音は「強欲」と言われたことにムッとしたようでしたが、千鶴子さんの気持ちはすごくよく分かります。彼女のように音楽の英才教育を受けてそれ以外のことを犠牲に必死に努力して頑張ってきた人からすれば、音のように自由気ままに行動して結果もついてきちゃうように見える人は見ていてすごくイライラさせられるんじゃないかな。千鶴子さんの場合は音楽のためにすべてを捧げてここまで来ていますから、音楽の勉強以外のことに熱心な音の姿は見て良い気分はしないと思うよ。
そんなわけで、私としては・・・千鶴子さんに肩入れして見ちゃうかなあ。音のようには人はなかなか生きられないからね。

「私は私の全てを懸けて、ヴィオレッタを勝ち取ってみせるから!」

音に宣戦布告する千鶴子。でもあまりメラメラしすぎるとそれはそれでちょっと心配です…。

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一方、喫茶バンブーではようやく落ち着きを取り戻した鉄男が「昨日は本当に悪かった…」と反省することしきりw。そんなところも可愛いぞ!そんな彼に裕一は「みんな色々あるよ」と笑顔で受け流す。

裕一は裕一で…相変わらずレコード出せない苦しい日々が続いてる状況。横浜の地方小唄の仕事も結局流れてしまったしね(苦笑)。『紺碧の空』の時は田中団長の熱い想いをそのまま曲に乗せたところがあったから成功したけど、仕事という括りになると話はまた別になるのかもしれません。

鉄男は、裕一が作ろうとしていた地方小唄がダメになったという話を聞いて、ふと何かを思いついたようでした。

一方、音のところに遊びに来ていた姉の吟は、音が勉強のためにカフェーの女給をやっていると聞いて驚いていました。あの勢いだとすぐにでも豊橋の家族に話しそうだなww。そんな彼女も結婚間近。誠実そうな鏑木さんとの結婚準備も進んでいるようですが…以外にも亭主関白な一面があるようでちょっと辟易している様子(汗)。今後結婚生活に影響しなきゃいいけど…。

音は千鶴子から「強欲」と言われたことがずっと気になっていたようで吟に思わず「私って強欲?」と尋ねてしまう。すると、「やだ!今頃気付いたの?」と即答www。さすが家族はよくわかっていらっしゃる(笑)。でも、吟は「それが音のいいところ」と好意的に受け止めてくれているのが良いよね。

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そしていよいよ音のカフェーでの最終日が訪れます。音が準備をしているとママが入ってきて「あなた、鍛えれば一流になれそうなのに」と残念がっている。音の行動にはほとほと手を焼いて怒ってばかりだったママだったけど、実は音のほかにはない女給としての魅力を感じて買ってくれていたようです。たしかに、このまま続けていたら…もしかしたらナンバーワン女給にもなれたかもしれないよねw。ま、私は希穂子さんタイプのほうが好みだけど(笑)。

すると、店の入り口で何やら男の人の揉める声が聞こえてきました。慌てて入り口のほうに駆けつけると…やって来ていたのはやはり鉄男でした…。ボーイが止めるのも聞かずに強引に店の中へ入り、希穂子の姿を見つけるや「少しでいいから時間くれねえか?」と必死の形相で頼み込む。どうしても諦めきれなかったんだねぇ…。

しかし、そんな鉄男を複雑な表情で見つめていた希穂子は彼に冷たく言い放ってしまいます。

「分からない?迷惑してるの!本当のことを言いますね。福島を離れたのは、あなたが重荷になったからです。勘違いされて困ってたの。…お帰り下さい」

希穂子さんは鉄男に最後通告のようなことを突きつけてしまいましたが、実際のところは、婚約が決まっている相手がいる鉄男に迷惑をかけたくないっていう気持ちが強かったと思うよ…。女給の自分と一緒になるよりも、ちゃんとしたところのお嬢さんと一緒になるほうが鉄男の為だって思ってしまったんじゃないのかな…。
でも、鉄男としては無理やり押し付けられてる婚約という側面が強いし、断ろうとも思ってる。でもちゃんとその行動を取れないことがこういう結果をもたらしてしまったわけで…。

ん?なんかこの展開…、どこかで似たような男女関係の作品を見たことがあるような気がする…w。

希穂子に完全にフラれてしまったと思った鉄男は、雨が降りしきるなか傘もささずにうなだれて帰るしかありませんでした…。捨てられた子犬みたいな表情が切なかったよ、大将~~(涙)。

音は、希穂子と鉄男の二人による「恋愛の機微」を目の当たりにして、色々と感じるところが多かったようです。最終日だったけど…この後の仕事、ちょっとやりづらかったかもね(汗)。

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再び撃沈してしまった鉄男のために、裕一は自宅に彼と久志も呼んで”慰めの飲み会”をすることにしました。こういう時に友達が傍にいるっていいよね。

で、最初の内はガックリとうなだれていた鉄男だったのですが…酒を勧めてしまったがためにまたまた気持ちが大きくなってきてしまった様子(笑)。すっかり無礼講タイムになってしまった時の彼らの会話が面白かったw。話題の中心は、久志の消え術について(笑)。

鉄男「おっ…そうだ!あん時もおめえが一番に逃げたんだ!」

久志「覚えてないな」

裕一「いや、久志の逃げ足の速さはね、学校…いやいや、宇宙一だよ!」

久志「危機対応能力にたけていると言ってほしいね!」

久志の逃げ足の速さは「危機対応能力」の賜物だったのかwww!!相変わらず久志のキャラは面白くて飽きないわ~~。いっくん、最高!

ひとしきり学校の話題で盛り上がった3人は、あらためて友達がいることのありがたさを感じ入る。そんななか、鉄男は裕一が突然自分を東京に呼び出してくれたことは「嬉しかった」と話します。仕事が忙しくて大好きだった詩を書くことを忘れていた時に声をかけてもらったようで、また創作意欲が復活した模様。

で、さっそく書いてみたという詩を裕一に見せます。タイトルは「福島行進曲」。故郷の福島について恋を絡めて書いてみたという鉄男の歌詞を読んだ裕一と久志は大感動。『紺碧の空』を書いた時のように心にグッと響くものを覚えた裕一は自分に曲をつけさせてほしいと頼み込みます。鉄男も「良い曲をつけてくれよ!」と快諾。そして「久志、歌ってくれるよな!?」と裕一が興奮気味に話すと…

「僕以外、いるの?」

と、今の今までだらけて寝転がってたのにスックと立ち上がってポーズを決める久志wwww。酔っ払っていてもそこだけはブレないのね(笑)。好きだよ、いっくん@久志!

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裕一はさっそく曲作りに入り、またもやすぐに曲を完成させてしまった。気持ちが乗った時の裕一は本当に天才的だと思う。

出来上がった「福島行進曲」をコロンブスレコードに持って行った裕一。興奮気味に曲について色々とアピールしますが、廿日市的にはあまりピンと来ていない様子。しかし、秘書の杉山さんが「他のレコード会社がまだ目をつけていない東北方面の地方小唄なら、話題にもなりやすいかと」と助言してくれたことで、あっけなくレコード化することが決定しました。杉山さん、ありがとう!

ところが…歌に入ったのは久志ではなく、廿日市が連れてきた女性歌手でしたw。久志君、君以外にも歌える人がいたみたい(笑)。無名の学生に任せるという冒険はできなかったようでしたが、ま、久志君にはまだ次があるよ、きっと!

「福島行進曲」を歌うのは、川野美津代。演じているのはソプラノ歌手としても活躍している山田麗さんでした。

裕一は本当に音楽のシーンになるとキリっとしてカッコいいよね。指揮棒を振る姿もサマになってます。

そしてとうとう、コロンブスレコードに入ってから初めての裕一作曲のレコード「福島行進曲」が完成!プロの作曲家デビューまで苦節2年・・・長かった!!