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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第75回感想 パラダイス

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

虚無蔵さんとの約束の日、ひなたは半信半疑ながら映画村へ向かおうとするのですが…それをるいが体を張ってブロックw。店の前で母と娘の攻防戦が繰り広げられることに。そんな二人の様子を呆れ顔で見ていた錠一郎は”妙で珍妙な人”から誘いがあったと聞いてますます「???」状態(笑)。

とりあえず必死に名前を思い出そうとするなかで「どこかで見たことある気がするんやけどなぁ」と徐々に記憶を手繰り寄せようとする。どこかどころか、下手すりゃあなたたち毎日その顔を見てるんですけどwww。早く思い出してあげてよーーー!!

と思っていたら、ようやく「あーーー!!」っとポスターを見て気が付いたるいとひなた。もっと早くに気づいてほしかったわw。

虚無蔵さんの名前を思い出したことでようやくGOが出たひなたは、急いで映画村の指定場所である橋に向かいます。そんな彼女に虚無蔵がかけた第一声は…「待ちかねたぞ」ww。この方だけ違う時代を生きていらっしゃるようです(笑)。もしや江戸時代からタイムスリップしてきた設定!?
とりあえず「茶を一服進ぜよう」ということで場所を移動することになったようですが、だったらなぜ最初からその場所を指定しなかったのだ、虚無蔵よwww!!わざわざ離れた太鼓橋の上で待ち合わせさせた意味がよう分からんわw。

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で、案内された場所でお茶を入れてくれるわけですが…普通に茶葉入れてお湯を注ぐという現代式でひなたはちょっと拍子抜けした模様w。お茶の準備をしてくれている虚無蔵に、父と母が『妖怪七変化』を見て殺陣に感動したという話を伝えると、「めっそうもない、拙者ただの大部屋俳優である」と謙遜されてしまう。
っていうか、るいと錠一郎がちゃんと映画の内容覚えてて良かったって思っちゃった(笑)。そういえば、殺陣のシーンは二人ともかなり前のめりで凝視してたっけね。

”大部屋俳優”という単語を初めて聞いてチンプンカンプンなひなたに「名もなき有象無象」と意味を説明する虚無蔵。有象無象というのはちょっと卑下しすぎじゃないか…?と思わなくもないけれど、ひなたはその意味すらあまりピンと来てない様子だったなw。

それにしても、トコトン昔風の言葉にこだわり会話をしてくる虚無蔵さん。「寺子屋通い」は私も一瞬なんのことを言ってるのか理解が追いつかなんだww。「学校」に行ってるかどうかを尋ねたことをすぐ理解したひなた、すごいぞww。

 そこでいよいよ本題に入る虚無蔵。「夏の休みの間しばらく骨を折ってみないか」と持ち掛けてきました。それに対して「嫌です、そんな痛そうなこと」と拒絶反応を見せるひなた・・・そこは理解せなあかんところでしょ(苦笑)。まぁ、突然”骨を折ってみないか”なんて言ってくる人もそうそう居ないとは思うけどww。虚無蔵はつまり、ひなたに夏休みの間だけちょっとバイトしてみないかと誘っているわけです。

仕事の内容は…、控室でただ”座っているだけでいい”という。全くその意味を理解できないひなたは大混乱。彼曰く、「御前芸比べ(=ミス条映コンテストのことw)」でひなたを見てその時代劇愛をひしひしと感じたとのこと。このままでは時代劇が滅びるだろうから、それを阻止するべく立ち上がってほしいのだという。
あまりにもすごい顔圧で”時代劇救済”を懇願してくる虚無蔵にひなたはビビりまくり、「私の手には負えることができなさそうなので」と告げ逃げるように立ち去ってしまいました。彼女ならと見込んで「おひな」と親しみこめて呼んでくれたのにねぇww。

まぁでも、時代劇が衰退してしまうという危機感は実際にこの時代からかなり経った2000年代くらいから話題に上っていたような気がします。現実問題、今民放では殆ど時代劇の放送がなくなってしまいましたからね。最後の牙城がNHKということになってますが…それもいつまで続くのか不透明。私は時代劇が好きな方なので絶やしてほしくないという気持ちが大きいです。

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ひなたは心の中で”時代劇が滅び去る”という虚無蔵の言葉に大きな違和感を抱いていました。

まぁ、1983年は色んな時代劇放送されてたから俄かには信じられないという気持ちは分かる。でも、現実とリンクする設定ならば数十年後にそれを実感する時が来ると思うんだよねぇ(苦笑)。

モヤモヤしながら映画村から帰ろうとしていると、道端でバッタリ倒れている青年に出くわします。

慌てて声をかけて救急車を呼ぼうとすると、突然むっくりと起き上がり「またお前か」と怪訝な表情を浮かべる青年は、ひなたの天敵になりつつあるあの彼だった。ここまで偶然の出会いが続くと…その先をちょっと期待してしまう(笑)。ただし、この時点では全くその気配は感じられずw。

青年はひなたのことを本当に鬱陶しく思っているようでしたが、それを決定づけたのはやはりコンテストでの彼女の咄嗟の芝居だったようですね。「ああいう目立ち方をすれば勝てると思ったのか?」と痛いところを突いてくる。それに対してひなたは否定しますが(実際、本当にアクシデント的な出来事だったしねw)、青年は冷めた眼差しで「冒涜だ!侍にも、時代劇にも、愛のない所業だ」と痛烈に非難する。

あまりにケチョンケチョンにけなされ、さすがに怒りの感情が湧いてきたひなたは「袴つけてこんなところで寝ているなんて、そっちこそ時代劇への冒涜やないの!?どうせ大部屋なんでしょ!?」と言い返す。ひなたよ、”どうせ大部屋”っていう言葉はそれ自体が冒涜に当たる言葉だぞ(汗)。しかし、言葉の意味がピンと来ていないため簡単にこういうこと言って”勝った”気になっちゃうのが危ういんだよねぇ。

これには彼も我慢がならなかったようで、その勢いでやっと名乗ってくれました。”不愛想な男”の名前は、五十嵐文四郎くん。次からはようやくOPにちゃんとした役名が載るねw。

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五十嵐は自分の名前に誇りを持っているようで、ひなたにドヤ顔で宣言する。

「五十の嵐と書いて”いがらし”。”嵐”は『嵐寛寿郎』の”嵐”。つまり、アラカンの50倍だ!俺は越える。アラカンも、モモケンも」

それに対してひなたも自分の名前を名乗ったうえで負けじと時代劇愛を叫ぶw。

映画村の中心で「時代劇愛」のマウントを取り合う二人w。お互いに心の中で思っていたのは、「こいつ、底なしのバカ(アホ)だ」ということだった。なんだかんだ言って似た者同士ってことですなw。
っていうか、「底なし」ってワードを聞くと・・・『ちりとてちん』での小草若のキメ台詞「底抜けに~」を思い出してしまったよ(笑)。

五十嵐と時代劇愛についてやり合うことになってしまったひなたは、再び伴虚無蔵の元へ戻ってきた。

「信じます!私の時代劇への愛を信じてくれた虚無蔵さんを!やりますっ!時代劇を救うアルバイト」

と依頼をOKすることに。その時の彼女の心境が五十嵐くんへの対抗心から来るものだということを虚無蔵さんは知る由もなかっただろうけどw、まぁ彼としては結果オーライでしょう。

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ということで、ひなたは朝9時から詰所(つまり、映画村の控室)に座るだけというバイトを始めることになりましたw。ここには条映が手掛ける時代劇作品のポスターが貼られていたのですが…その中でも私の目を一際惹いたものがありました。

『破天荒将軍Ⅲ』wwww!!!!これって、元ネタは『暴れん坊将軍』シリーズのやつですよね(笑)。こっちも見てみたいわ~。

さらにひなたが不思議そうに見つめていた”香盤表”の作品名がスゴい!!『江戸を蹴る』(元ネタは『江戸を斬る』ww)、『金太郎侍』(元ネタは『桃太郎侍』ww)と、ネーミングが絶妙(笑)。

この場所が条映の作品に出演している関係者の休憩室(控室)であることを理解したひなた。次々と入ってくる出演者やスタッフに彼女のテンションは爆上がり。憧れの時代劇の世界にいつの間にか自分も飛び込むことができてしまったわけですから、その時の喜びはひとしおだったでしょう。

さっそくウキウキしながらお茶を入れて近くにいたスタッフらしき青年に手渡すひなた(ラジオから流れてきた曲は薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」だったw)。爽やかな笑顔でその人は受け取りましたが…、目の前に無関係の女の子が突然現れたことには全く驚いた様子がなかったのは意外だったw。まぁ、彼はミスコンでのひなたを覚えてくれていたからっていうのがあったわけですけどね。

彼の名前は榊原誠さん。誠実そうな榊原くんは最初から役名が分かっててよかったねw。演じている平埜生成くんは大河ドラマ『おんな城主直虎』で家康の悲劇の息子・信康を熱演したことが印象深い。今回朝ドラ初出演とのことで、ここから人気が一気に上がりそうな予感がします。

条映お姫様コンテストを企画したのも実は榊原君だったことが判明。それでひなたのこともよく覚えていてくれたみたいです。彼女から「伴虚無蔵さんに言われて夏休みの間だけここでバイトして時代劇を救ってほしいと言われた」という事情を聞くと、「君、すごいな!虚無蔵さんに見込まれるなんて」と感心した眼差しを向ける榊原。どうやらひなたはかなりの重鎮に目をかけてもらったらしい。

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しばらくすると、斬られ役の大部屋俳優さんたちが撮影の文句をぶつぶつ言い合いながら休憩室にやって来た。彼らのことを聞いて虚無蔵の言葉を思い出したひなたは、思わず「有象無象…」と口に出してしまう(汗)。これには榊原さんも大慌てで「こっちの話」と笑ってごまかすことに。
「有象無象」の意味を知らないからそんな簡単に言葉に出しちゃったんだろうけど、あれはダメだわ。これって、人のことを卑しめる意味で使う言葉だからね。大部屋俳優さんたちにそれが聞こえてしまったら侮辱に当たるからホント気を付けないと(汗)。虚無蔵さんも余計な一言を吹きこまないでほしかったよ(苦笑)。

そこへ別の時代劇の撮影をしていたスタッフさんが「斬られ役が今すぐできる侍役の人はいませんか?」と慌てた様子でやって来た。それを聞いて即座に手を挙げいそいそと現場に向かって行ったのは先ほど戻って来たばかりの大部屋俳優さんたち。
彼らは給料も少ないため(1本でいくらの世界とのこと)、出れる作品があれば喜んで掛け持ちするらしい。大変な世界なんだなぁ…。大部屋俳優から出世できるのはきっと一握りもいないかもしれない。

榊原は目をぱちくりさせているひなたに「ちょっと撮影現場覗いてみる?」と声をかけました。これはひなたにとって願ってもない申し出!私でも撮影見てみるかなんて誘われたらテンション爆上がりしちゃうよ(笑)。ひなたは実際の現場を見て何か自分の道を見つけるきっかけを掴むことができるのかな?

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