菅波先生はサプライズとして百音に宮田さんのホルンの音色を聴かせたいと思ったわけですが、久しぶりに音楽に直接触れることになる百音としてはちょっと戸惑い気味な様子でした。トラウマにもなってたから怖さもあっただろうけど、せっかくの菅波先生からの想いも無駄にしたくなかったのかもしれない。
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宮田さん、ホルンを持っていた時は自信ありげな表情をしてたので意気揚々と吹き出すのかと思ってたのですが、いざ二人を目の前にして演奏するとなると少し怖気ずいてしまった様子w。
「音がよれてしまうかもしれないんですけど…」
と不安そうな顔をする宮田さん。趣味で再開させてはいるものの、息子や家族の前以外で演奏するのはこれが本当に久しぶりだろうから緊張しちゃうのも分かるなぁ。そんな宮田に「それは体のせいですから」と声をかける菅波先生。この励ましの言葉がいかにも”らしい”というかww。なんとも正直な励まし方だなと思った(笑)。
「下手だけど勘弁して」とさらに前置きを重ねる宮田でしたが、二人から「お願いします」と頭を下げられて勇気を奮って演奏を始めることにしました。
これまでの『おかえりモネ』感想レポ
宮田さんがホルンで演奏したのは…『ダニーボーイ』ではないですか!!これは、かなり泣けるやつ…!
アイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」に歌詞をつけられた楽曲が『ダニーボーイ』。戦場へ旅立ってしまった息子を想う親の気持ちが歌詞にこめられているとされています。日本語歌詞は今は亡きなかにし礼さんが訳したものが有名。哀愁溢れる歌詞と美しい音楽に自然と涙があふれる名曲です。
これまでこの曲の歌詞には様々な解釈がされてきたようですが、そのなかで女性の立場から歌った場合は”愛する人への別れの言葉”という意味もあるらしく…、今回の宮田さんの演奏で『ダニーボーイ』が選曲された意味と重ねるとちょっと微妙な気持ちにさせられてしまいました(汗)。
それにしても、宮田さんのホルン演奏、本当に素晴らしかったですね!
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演じてる石井正則さんが実際に吹いていたのかどうかは定かではありませんが、楽器と宮田の想いとが見事に調和していてとても感動的でした。アリキリの石井さんはコロナ感染してかなり苦しい体験をされたと聞いていたので、元気そうな姿を見られて嬉しかったです。
宮田の音色を聴いている菅波の脳裏には、百音に宮田の人生を奪ってしまったと悔恨の念を語った時の光景が浮かんでくる。あの時彼は「宮田さんは自分を信じたせいで人生かけてきたものをすべて失った」と語りましたが、今目の前にいる宮田はホルンを生き生きと吹き、新たな自分のやりがいも見つけ、前を向いてしっかりと歩いていた。
菅波はそのことがとても嬉しかっただろうし…、彼がこれまで抱えてきた罪悪感が音色と共に浄化されていくように見えました。やっと、一つ大きなトラウマを越えることができたのかもしれないなと思ったら、なんだか胸が熱くなってしまった。目に涙をためて感極まってる菅波先生の姿に感動したなぁ…。
一方の百音の脳裏には、震災前の音楽を心から楽しんでいた中学生時代が蘇ってきた。あの時の百音は曇りのない表情でいつも明るい笑顔を浮かべていた子だったよね…。でも震災があってから色々と自分で心の中に重荷を増やしてしまい苦しんできた。
宮田さんの演奏を聞くまでは怖さもあったと思いますが、音色に触れているうちに百音の心の中に”音楽”という存在がどんどん大きくなっていったような気がします。ずっと封印していたものが徐々に解放されていった感じ。いつの間にか浮かんでいた彼女の笑顔にはグッとくるものがありました。百音が楽器を再び手にする日も近いかもしれない。
そしてシーンはいつの間にか陽が落ちて二人だけの世界になっていましたが…、SNSを見ると穏やかな表情で宮田さんに拍手を送っていると思われるシーンの写真がある。
【おかえりモネ】第95回見どころ 優しいホルンの音色が、百音の背中を後押し(写真 全5枚)https://t.co/nuYhDEzTAY
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時間の関係でカットされちゃったのかもしれないけど、ドラマではいつの間にか素晴らしい演奏を披露した宮田さんがフェードアウトしていたので(汗)、ここ入れてほしかったなぁと思ってしまう。
宮田が帰った後、百音は菅波に「音楽って、こんなにも人の背中を押してくれるものなんですね」と告げました。 そう気づかせるきっかけを与えてくれたのはやっぱり”俺たちの菅波”先生なんだよなぁ。ホント、その温かい愛情にグッとくる。
さらに百音は、強くて力がないと誰かのために働くことなんかできないと思っていたけれど、本当はみんな強くいられないし力がたくさんあるわけではないことに気づいたと話す。今回島に戻ってみんなの明るさを目の当たりにしたとき、自分がこれまで雁字搦めにされていた「私が何とかしないと」という想いは間違いだったと気づいたのでしょう。そして、涙を拭ったあと自らの決断を伝える。
明日のおかえりモネ:第19週「島へ」振り返り 東京編ラスト! 菅波がプロポーズ 百音は帰郷を決意し… https://t.co/Y2YprAaSMb
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「私、島に戻ります」
やっぱりそういう決断になるよね、百音は。「勝手を言ってすみません」と謝罪もしていたけれど、それはプロポーズの答えに絡んだものではなかったような気がするし(苦笑)。この時点では、百音の気持ちは菅波先生との結婚よりも、島に戻りたいという意識のほうがずっと上だったということなんだろうなと思い知らされましたw。
そんな彼女に対して「突然東京に戻る僕だって勝手だ」と自分のほうに非があると庇うようなことを言う。百音を傷つけないように自分が悪いんだって少しでも彼女の負担を減らそうとするんだよねぇ。こういうところがホント、”俺たちの菅波”なんだよなぁw。優しすぎるよ。
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「気仙沼と東京かぁ…」と、再び距離が離れてしまうことをちょっと残念そうにつぶやく菅波先生。プロポーズしたことについては全く触れようとしなかったなぁ。本心では百音の答えも直接聞きたかったはずなのに…。あんなに熱い告白はしたけれど、それと同じ熱量が今の彼女にはないことを悟ってしまったのかもしれないね。 そして意を決して
「結婚は、保留だね」
と百音に告げる菅波先生。二人の仕事が落ち着いてからじゃないと…って言ってたけど、本心ではけっこうダメージ受けてるんじゃないかちょっと心配(苦笑)。しかも、百音はあまりプロポーズされたことを意識してないようにも見えたぞw!?
「一緒にいるってどういうことでしょう?」と尋ねたときも、菅波との結婚については考えが及んでないように見える。このテンションの“差”みたいなのが見ていてなんとも言えず切なかった(汗)。リアクションが薄すぎて菅波先生ちょっとあれは気の毒だよなぁw。
それでも、「一緒に二人の未来を考えることじゃないか」と答える菅波先生は本当に優しい。ただそれに対して百音は少し微笑みながら首を振っててちょっとビビったぞ(汗汗)。あれはどういう意味だったのだろうか!??違うの??よもや、あの時点で「いったん距離を置きたい」って思っていたとか!??めっちゃ気になるんですが、あのリアクションww。
で、気になりすぎてHPの先の展開チラミセ動画を思わず見ちゃったよ(笑)。とりあえずこの二人は今後のほうが大きく動きそう。10月からの展開に望みを託しますw(来週はほぼ”休菅日”みたいなので)。
翌日、百音は仕事が終わった後のミーティングの最後に「Jテレ気象班をやめさせてください」と切り出しました。え!?モネちゃん、そのタイミング!??とちょっとビックリしたw。あれ、何の前触れもなく流れで辞意を告げたって感じだよな!?まぁ、ドラマではありがちな光景ではあるけれどw。
ビックリして固まる一同を前に、百音は地元で地域に根差した気象の仕事をしていきたいと告げる。皆が驚くなか、高村デスクだけは「言ってくると思った」とため息をつきます。朝岡さんからそういう日が近いうちにくるかもって話は行ってたみたいですね。
とりあえず、事前に社長と朝岡さんには了承してもらったらしい。ところで朝岡さんの会社での役職ってどれに当たるんだろう??今は百音の直属上司じゃなくなってるんじゃなかったっけ?謎(笑)。
会社を辞める意思はないらしく、予報業務をするために社員としての肩書だけは残しておきたいと話す百音。そのために、もう一度地域密着型予報士企画のプレゼンにチャレンジしようと思っているらしい。そのあたりはしっかりしてるw。
そしてそのプレゼンの時がやってくる。前回よりも納得してもらうための資料は揃えての発表に臨んだ百音。「ウェザーエキスパーツは新しいシステムのトップランナーになります」と社長が食いつくようなパワーワードもしっかり取り入れてきましたね(笑)。
しかし、朝岡さんから厳しい目線を向けられた社長はすぐに現実に戻ってしまったww。周囲の反応も今ひとつです。それを察した百音は、その場に相応しくないと分かっていながらも個人的な想いを語り始めました。
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震災があったあの日から、地元の役に立つ仕事がしたいとずっと思ってきたことを告げる百音。「少し、病的なくらい・・・」と付け加えたのは意外だなと思った。百音の島に対する執着がすごいというのは感じてきたけど、自分でもそれを自覚するまでに至ったんだね。ちょっと安心しました。
いまなら貢献できる力が備わったと思っていた百音でしたが、今回地元に戻った時に明るく逞しい島の人たちを目の当たりにして、「助けたい、守りたい」という気持ちよりも「一緒にいたい、一緒に何かをやりたい」という想いのほうが強くなった。
「そう思えたことがすごく嬉しかった」
こういう気持ちに至るまで本当に長かったけど、自分が何とかしなければという強迫観念みたいな想いから解放されたことはよかったと思いました。
社長は百音のプレゼンを聞いた後「ビジネスとしては甘いね」とバッサリ切り捨てる。でも、なぜか百音の言葉に胸が熱くなるとも告げました。えーと、この言葉はモネちゃんの前で言ってあげた方がいいのでは(汗)!?っていうか、発表してから逃げるようにその場を立ち去っちゃうのは、ダメだったと思うぞ、モネ(汗)。社長もそれを許すなんて、甘いねぇ(苦笑)。
その後、朝岡は改めて百音に「新事業としては認められない」と結果を報告しました。しかし、地方営業所扱いとして基本給は出してくれることになったらしい。しかも初期費用まで出してくれるとは…、社長、ふとっぱらw!!まぁ、この会社はあの社長の意見ひとつで決まるみたいなところもあったし、こういうのもアリかなと思います。推しまくってたカサイルカ&コサメのキャラも百音のおかげでバズった恩がありますしね(笑)。
そのうえで朝岡は「二年で結果を出してください」とキッパリ告げる。百音もしっかりと「必ず結果を出します」と意欲を見せます。
『おかえりモネ』第95話では、百音(#清原果耶)が朝岡(#西島秀俊)らに思いの丈を話す#おかえりモネ
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人の顔を見る仕事は想像以上に厳しく過酷なことも多いと今一度その覚悟を問う朝岡に対し、百音はそれを承知の上で「今度は離れたくないです」と自らの意志が固いことを告げました。そんな彼女に朝岡は
「ようやく…ようやく帰れますね」
と笑顔でエールを送るのでした。出会った頃から百音のことはずっと気にかけていたし心配することも多かったと思います。万感の想いを込めて送りだしてくれる朝岡さんの優しさにグッとくるものがありました。このセリフがタイトルへと繋がっていくのかな。
ということで、次回からまた舞台は宮城・気仙沼に戻ります。「なつぞら」以来の宮城県出身・山寺宏一さんが満を持して登場してくるのも楽しみ!山ちゃん、東北学院大学の落研にいたことでも有名。東北愛は人一倍強い方だと思いますので、どんなお芝居を見せてくれるか期待大。
でもやっぱり一番気になるのは”菅モネ”の行方w。菅波先生、10月からの展開に期待してます!!(ブログ感想はそれまで書くかどうか分からないかも。見た後のテンションに寄るかなぁw)
それにしても今日の「あさイチ」ゲストの坂口健太郎は可愛くて最高だったなぁ~~。”俺たちの菅波”も公認していたとは(笑)。