今回はほぼ原作にないドラマオリジナルのストーリーでした。原作にほぼ出てこない晴と天馬の親を出してくることによってドラマならではの展開になっていて、登場人物たちを違った側面から見れる面白さというものがあったと思います。
特に、今回も晴サイドは切なかったなーーー😭。
そういえば、晴を演じてる平野紫耀くんのグループKing&Princeがデビューを果たして現場でお祝いしたようですね。
サプライズのお祝いに思わず泣いちゃったっていうエピソードに、なんかすごいキュンと来てしまったよ(笑)。
平野くんって芝居が上手い下手とかそういうのとは別にして・・・何が心を掴んだかっていったら、その素直さだと思うんですよね。素直で一生懸命だっていうのが画面を通してすごく伝わってくる。そんなところが劇中の晴とリンクして感情移入してしまうんではないかと…自己分析😂。
このケーキ、力作ですね!平野くんが現場で愛されているのを感じます😊。
以下、原作のネタバレも含めた感想レビューになります。あしからず。
『花のち晴れ~花男 Next Season~』第7回
📕 サブタイトル:道明寺邸ふたたび!! ばいばいヘタレ男子
TBS系列(視聴区域はRSK)5月29日(火)22:00~
原作:神尾葉子(ジャンプコミックスPLUS)
今回のストーリーに絡んだ原作部分は、主に第5巻~第6巻の一部
ドラマ感想
ジグゾーパズル
天馬から桃乃園学園への転入を持ちかけられた音はそれを受け入れる決意をしました。
原作ではこの話はこれよりもちょっと後の方に出てきて、しかも音は即決しないで保留って形にしてたんですよね。このあたりがもう原作から路線逸らせて違う執着地に向かうのかなって思いました。
一方キッパリとフラれてしまった晴は、絶望感からかこれまで買い集めた開運グッズを全て捨てる決断をします。ここでようやくその気になったかw。原作では音と天馬の付き合う宣言した現場目撃した直後だったからね。ドラマ版ハルトはここまでよく耐えたよ😅。
そんな傷ついた晴にいつも寄り添うように来てくれるのが執事の小林さんです。
気を遣って「元気のない時にこそ道明寺さんを」と映し出してくれるわけですが、「カッコ悪いとこ見せたくない」という意地だけはまだ残っているようでこれを拒否する晴w。ヘタレだけど意地っ張りなところも可愛いんだけどさ😁。
すると今度は「ジグゾーパズルが届いていたので気晴らしにやりませんか?」と提案してくる小林さん。「やりたければ一人でやれ」と相変わらず素っ気ない晴でしたが、「ではお言葉に甘えて!」と晴の部屋に思い切りピースをばら撒いてくる小林さん、負けてないねww。晴が一緒にやらざるを得ない環境を作り出すところがさすがです。
小林さんと一緒にジグゾーパズルを渋々作り出す晴でしたが、ふと
「俺が親父くらい強くて馳天馬くらいカリスマのある人間なら、江戸川は俺を好きになったかな…」
と寂しげに問いかけます。それに対して「ありのままの坊ちゃんを好きだという方が、必ずいらっしゃいますよ」と力強く励ましてくれる小林さん。いつも晴と一緒に過ごしてきた人の言葉は温かいよね😊。”ありのままの晴”を好きでいてくれたのは音だったはずなんだけど…上手くいかないのが切ない。
ところが、だんだんパズルが完成してきて・・・出てきたのが・・・
出た!!!メグリン(笑)!!それと同時に本人も登場っていうねww。いや~~、隙がないねぇ、メグリンはw。さらには「LOVEパワーMAX!!!!」攻撃を体当たりでやってくるあたりかなり手ごわい(笑)。女の子の体当たりで簡単にベッドに吹っ飛んじゃうハルトくんの弱ッちょろいところがまた笑えたwww。
だけど、それでもメグリンのほうに気持ちがいかないくらい・・・晴の中ではまだ音が絶対的存在なんだよね。どんなに弱っててもあのメグリンの押しに屈しないところはすごいと思うわ😅。
ちなみにジグゾーパズルのエピソードは原作にも出てきます(5巻)。だけどQRコードはついてなかったなww。それから、メグリンの「LOVEパワーMAX」は遊園地で音と天馬が一緒に帰るのを見送った直後くらいの出来事でした。あんな体当たりまではしてなかったけどww。
庶民狩り再開
メグリンが英徳に転入してきたことで学園の経営も上向きになってきた様子。っていうか、海斗くん、君は学校のどの地位にいる子なんだww!?そういう分析は学園トップの役目だろう😅。海斗・・・恐ろしい子・・・ww!!
しかし、ここで気を緩めることなかれということで・・・あの忌まわしき庶民狩りを再開することを決めてしまいます。ドラマ版の海斗はマンガよりもなんか黒いな😅。
音への失恋のショックから立ち直れていない晴は「もう、どうでもいい」と投げやりになり庶民狩りを行う宣言をしてしまいます。
この庶民狩りを行う経緯が原作と違ってましたね。
原作では、英徳の生徒が桃乃園に引き抜かれる事件が勃発してるから気を引き締めるためにC5として幅を利かせていこうって話になってました。庶民狩りをするって話まではいってなかったんだけどね😅。この事件に関してはもしかしたら次回あたりに具体的に出てくるかもしれないです。
あともう一つ違うのが、C5の隊列の中にメグリンがいたことww。原作のメグリンはドラマ版よりもかなーり攻めてる印象があります(笑)。で、そのことに愛莉がものすごーーく敵意を持っててイラついてるわけですww。
ドラマでは晴が音を無視したことだけに苛立っていましたが、原作ではメグリンがC5に加わってることのほうが相当オカンムリって感じでしたね。
音から晴を振ったという話を聞いた愛莉は、「振られたショックを忘れるために庶民狩りしようとしてるんじゃないよね?」と鋭いところを突いてくる。それに対して「俺はこの学園を守りたいだけだ」と答えてたけど、本心では愛莉の言った通りだったりすると思うよ…。
それに対して愛莉は「庶民狩りには協力しない」ときっぱり!彼女は庶民狩りに反対なんだね。最初はあんなにノリノリ…っていうか、誰よりも率先して排除活動していただけにwwこの変わりようはビックリです😂。音と出会ってから愛莉の中で色々変わったのかもしれないね。いい傾向だ(原作ではそこまでの境地には至ってないみたいだったからw)。
そして、晴は庶民狩りへ向かう。そこは・・・音のいる教室。
かつて音と友達関係だったアサミが庶民狩りの餌食となってしまった…。「庶民狩りに例外はない」と冷たく言い放つ晴にショックを受ける音。今は疎遠となってしまいながらもかつては友達として付き合ってくれたアサミへの仕打ちが納得できない音は説得しようと追いかけます。
その前に立ちはだかったのは、一茶と杉丸でした。
原作ではあまり大きな出番のない二人ですが😅、ドラマ版ではけっこういいところに出てくるよね。よかったよかった。
庶民狩りの経緯
庶民狩りエピソードは原作には出てきてないのでここからほぼオリジナルストーリーとなってました。
戸惑う音に庶民狩りが始まったきっかけについて語り出す一茶と杉丸。杉丸くんはこんな時でも鉄アレイトレーニングを欠かしてないっていうのが笑えるww。
晴たちが高校に上がった頃、英徳では3年の森口が幅を利かせて学園を支配していた。この森口の親っていうのが裏社会と繋がりのあるフィクサーだという噂が立っていたせいでみんな怯えて手出しができない。一派とつるんでやりたい放題な森口の態度に、F4への強い憧れを抱いていた晴たちはいらだちを隠せませんでした。
ちなみにその頃の音は、父親の会社が危なくなってきてバタバタしていたようで…そういった事情にはあまり気が向かなかったらしい。だけどあれだけ皆がピリピリさせられてたんだから、少しは記憶にあるはずだよねw😅。
どうにかして森口を学園から追い出したい晴たちは対策を練るうちに、あるデータの存在に気が付きます。このデータをはじき出していたのはやっぱり海斗w。この時から手腕を発揮していたというわけです。
それを見た晴は後先考えずに海斗からタブレットを奪って森口のところへ一目散www。情熱だけはあるんだよね~、今も昔も(笑)。だけど、基本ヘタレw。
海斗がはじき出したデータを森口の前にカクカクしながらも突進ww。
「英徳の品格を損なうような行動は控えろ!!・・・・ください・・・」
って、おいwwww!!ハルトくん、高1の頃は今よりさらにヘタレ度が上だったんだね(笑)。凄もうとしても途中で先輩だって気づいて敬語に直すあたりがお育ちの良さを表しているというか・・・なんとも可愛くて激萌えwwww。
そして「お前がそんな態度取れるのも今日で最後だ!」とドーーンとタブレットを突きだしたものの・・・画面がすでに真っ黒状態(笑)。省エネモードだったから、森口のところに行く間に画面の電力が消えたってことだね😅。「何も映ってないじゃないか」と笑われ、点け方が分からずオタオタしちゃう。ハルトくん、機械のことはダメな方なのね😅。
海斗くんにもう一度出してもらって、気を取り直してもう一度突き出したところ・・・森口が去年から学費を滞納しているデータが明らかに。改めて「学費を滞納している奴は英徳に入らない!!」と今度はしっかりとタンカを切って森口に迫る晴。
それに対して最初は横柄な態度を取っていた森口でしたが…その事実を知った取り巻きの生徒たちが潮が引くように気持ちが離れていくのを目の当たりにしてさすがに動揺を隠せない。しかも、父親がフィクサーだっていうのも嘘だってことがバレて万事休す。
最後のあがきで晴に「お前誰なんだよ!?」と詰め寄った森口。それに対して・・・
「か・・・神楽木晴だっっ!!・・・は、はると、です・・・・」
ちょっとーーー、せっかくカッコいいところなのに、なんでそこでヘタレ発揮しちゃうのーーーwwwww!!!上級生に対しての敬語を怠らないところがまたwwww。こんな晴だから萌えてしまうんだよ、まったくぅーーーー(褒めてますwwww)😂😂!!
晴が本物の御曹司だと知った森口は居たたまれなくなって学園を去っていくことに。それ以来、晴たちC5は学園のヒーローとしてもてはやされるようになりました。特に先頭切って森口に対抗した晴はリーダーとして周りから尊敬のまなざしで見られるようになり・・・C5はこれをきっかけにしてブラックジャケットを纏い学園の秩序を守る5人として生まれ変わったと。
庶民狩りは、森口の学費滞納事件がきっかけになっていたんだねぇ…。
現場では仲良しさんだったようで何より😊。それにしても濱田くん、ホント大きくなったよねぇ~。『龍馬伝』の子役の時から知ってるからビックリしてしまうよ(笑)。
音はなぜ自分にその話をしたのかと一茶に尋ねると、「もし晴のことを少しでも想うなら黙っててやってほしい」と頼まれる。二人とも100%庶民狩りが正しい方法だとは思っていないながらも、晴と海斗が行ってきた行動が実を結んできた現実もあるということで黙認している部分はあるという。複雑な心境の音…。
そして晴自身も、庶民狩りを行った時の音の悲しそうな表情が頭から離れず苦悩していました。海斗はこの方法が正しいと信じているけど、晴のなかではそこまでの確信が持てていないみたいだよね…。
そんな晴の前に珍しく父親が「今から私に付き合え」とやってくる。滅多に見られない優しい笑顔をチラっと送ってきたその表情にドキッとしてしまう晴。私なんかは「裏がありそうだ」と思ってしまうんだけど…彼は違うだろうな😢。
近衛の過去
有無を言わさず新しいスーツを作るための採寸をさせられている晴。しかし「神楽木家の後継者にふさわしいスーツを身につけろ」という父親の言葉に自分が認められたような気持が湧き起って思わず笑顔になってしまう。
さらに、週末には新調したスーツで食事に出かけ今後のことを話したいと言ってくる父。英徳が建て直ってきたから自分を認めてくれたのかと尋ねる息子に微妙な笑顔で薄く頷く父。これは絶対裏がありそうな予感…って見ている方はハラハラしてしまうんだけど、晴は素直にその反応に喜んでしまうんだよなぁ…。
これまで散々と罵倒されてきていたけど、本心では父親から認められたくて愛されたくて堪らなかったんだろうね。そう思うだけでもすごく切ないんですけど😢。
一方の音は天馬と継母・利恵との会食の場にいました。桃乃園に音が転入するということで、その祝いを兼ねているらしい。と言いつつも、口調がやっぱり音を認めているようには思えない利恵さん😓。スパイを使って音と晴の写真を撮らせたことも謝ってたけど、本心じゃないなっていうのが伝わってくるw。
さらに、天馬が席を外したすきに「なぜ18まで英徳にいることを婚約の条件に入れたか分かる?」と不気味に迫るところが怖い!!しかもその理由っていうのが・・・
「いずれ学費が払えなくなって退学すると思ってたの。私は天馬さんと音さんの婚約には反対だったしね」
っていうのがさらに恐ろしいーーー😱😱😱。「今は応援してるのよ」って笑ってたけど・・・本心はそうじゃないよな(汗)。あれは脅しに近い😵。
でも音も「桃乃園に行って天馬くんの傍にいたいです」と必死にアピール頑張った。けど、「安心したわぁ・・・」っていう利恵さんの笑顔が凍り付いててやっぱりコワっ!!この先の食事の味、わからないんじゃないか!?天馬くんはこの様子を柱の影から見守っていたみたいだけど・・・本当の利恵さんの恐ろしさを彼は分かっていないんじゃないだろうかと心配になる😰。
後日、庶民狩りを行う晴を後ろに見つつ…音は天馬の誘いで桃乃園へ見学に訪れます。婚約者として紹介された音でしたが、桃乃園の生徒たちからは歓迎されているような雰囲気。ただ一人、近衛だけを除いて…。
天馬は学園長と話があるということで、学校の案内は危険な香りのする近衛が担当することに。
校内を案内しているとき、近衛は音に天馬との過去を打ち明けます。
いじめに絶望していた彼はある日飛び降り自殺をしようとするまで追い詰められていました。橋の欄干に足をかけて飛び降りようとした瞬間、後ろから天馬が走ってきて必死で止めに入る。「こんな毎日生きている意味がない」と嘆く近衛に、天馬は「生きる意味は僕が作る!!」と叫びます。天馬くん、弱い者のことをこんな風に親身になって救ってくれるところが本当に素敵だと思うよ。ほんと、非の打ち所ないんだよね…。
この一件がきっかけで、近衛は生徒会に入れてもらうことになりいじめもなくなったという。天馬は近衛にとって命の恩人でもあるわけで、その人のために何としても「桃乃園を英徳を越える学校にしたい」と使命感に燃えている様子。そして一言・・・
「音さん、馳さんを悲しませたりしないでくださいね」
と釘を刺してくる近衛・・・。なんだか只者ではない雰囲気が漂いまくっていて、音もちょっと警戒心を抱いた様子でした。その不安は今後的中していくんだろうねぇ…😫。
それにしても、桃乃園の天馬くんポスターの迫力…何度見てもすごくて笑ってしまうよww。
これは原作にもあったエピソードですが、話している状況は違います。しかも近衛は落ちる寸前まで行ってて、ぶら下がった状態のところを天馬に腕を引いてもらって助けられてたんですよね😓。さすがにドラマではそこまでの描写はできなかったかと。
ちなみに原作では音は桃乃園に見学に訪れていません。
父の魂胆
父が仕立ててくれたスーツが完成し、晴は食事会の日を迎えていました。慣れない高級スーツにどこか落ち着きがない様子の晴。色々と「大丈夫かなぁ」って感じであれやこれやオタオタしてるところがヘタレっぽくて癒されるww😊。
そこへ父・巌も到着し、ちょっと曲がったネクタイを直してやったりといつになく優しい。久しぶりに父の優しさに触れた晴は嬉しくて思わず表情が緩んでしまう。神楽木家の跡取りとして認められたんだって信じてて…その純粋な想いが汚されないことを祈る気持ちで見てしまったよ…。
「神楽木家の将来についての話に同席させたかった」という父の笑顔に喜びを隠せない晴。どうやらその話し合いの席に相手を呼んでいる様子。その人物を目の当たりにした晴は思わず表情をこわばらせてしまいます…。
現れたのは、西留グループの社長とその娘・・・メグリンことめぐみだった。
事情が呑み込めず狼狽える晴と、同じく何も事情が分からずに連れてこられためぐみ。晴の父は「神楽木家の将来についての話」と言っていましたが、実はそれは晴とめぐみの婚約させるための話し合いの場だったのです。
もっと実質的な、神楽木家跡取りとしての話を父と出来ると思い込んでいた晴はショックを隠し切れない。そんな息子の前で、「このお嬢さんはお前程度には勿体ないくらいの女性だ」と断言する父。さらに
「こいつはまだまだ未熟で、10点満点でいえば5点がいいところです!」
と西留家の前でも容赦がない。西留の社長は「まだまだ伸びしろがあるっていうことですよ」と好意的に受け止めてくれていましたが、神楽木の父はそんな風には晴のことを見ていないというのは火を見るより明らか…。
自分を認めてくれたのだと信じて喜びを隠せなかった晴だけに、父の魂胆を目の当たりにしたショックの大きさは計り知れない。悔しくて悲しい気持ちが押し寄せてくるものの、あまりの出来事に言い返すことすらできない晴。
つーーーらーーーーいーーーーー😭😭😭😭!!!
晴の父に対する気持ちが純粋なものだっただけに、この仕打ちはあまりにも辛いわーーーー😭。朝ドラの父ちゃんと同一人物とは思えないよ、滝藤さん(褒めてます)😓。晴くんのことも愛してあげてほしいよーーーって思ってしまったではないかっ!
俯き絶望的な気持ちに落ちていた晴に変わって抗議したのはめぐみでした。「私はこんな形じゃなくて自分の力で晴くんの心を手に入れるから婚約はしない!」そう言い放つと晴の手を取りその場を飛び出して行ってしまった。
こういうところ、メグリン肝が据わってるよなぁって思います。男前でカッコよかった。そんなメグリンのことを神楽木父ちゃんはなおさら気に入ったようで不気味な笑いを浮かべていました。今後が恐ろしいかも…。
それにしてもメグリン父ちゃん役の藤本隆宏さん、社長オーラがすごかったなww。大物感があってハマってました!
男前なメグリンの行動に自分自身を恥じてしまう晴。メグリンに「鬱陶しい」って言ってしまったこともずっと後悔してたみたいで…そういうところが本当に良い子だなって思うんだけどね。
「どんなカッコ悪い晴くんでも丸ごと受け止めるよ」と言ってくれるメグリンでしたが、「俺が受け止められねぇんだよ」と苦々しく返してしまう晴。
「あの人に、認められるわけねぇのに・・・・」
この出来事で改めて自分の弱さ、情けなさを自覚して極限まで落ち込んでしまう。一人になりたいと言って歩き出した背中があまりにも哀しくて思わずウルっときちゃったよ😭。なんかもう、色々本当に見ていて切なくて辛くなっちゃったよ…。
出来がよかった少年時代、父はとても優しかった。だけど、バイオリンコンクールに出た時にプレッシャーから舞台上で倒れこんでしまって以来その態度は一変…。「完璧でない人間は、いらない」という父の口癖はここから始まったんだろうね。
余談ですが、滝藤さんのその時のリアクションは今ではなんか面白くて笑っちゃうww。
道明寺邸にて
その日の夜、コンビニでバイト中の音のところに晴から連絡が来ない!と血相を変えてメグリンが飛び込んでくる。その時の「至近距離のメグリンの破壊力ヤバイ!!!」と動揺しまくってる紺野さんが笑えたwww。何もそこまでビビらなくても…って思ったけどw、よく考えたらメグリンって超有名タレントさんなんだったよな😅。紺野さんの反応はまっとうですw。
一向に連絡がつかない晴が心配でたまらないメグリンと、「子どもじゃないんだから大丈夫じゃない?」って返してる紺野さんの温度差がまた笑えるwww。だけど、晴LOVEがMAXなメグリンにとっては一大事。コンビニに来たのは、晴が音を頼ってきたからだと思ったからだよね。
でも、音はそれまでのことを何も知らないし、心当たりも思いつかない。自分は仕事だから思いついたら連絡を入れてほしいと言残してメグリンは慌ただしく出て行きました。
ちなみにメグリンは原作だとかなーーーり大胆な行動で晴に迫る場面が出てくるんですが・・・ドラマでは果たしてどうなんだろうか!?それがけっこう気になる。
バイトが終わった音は歩きながらふと晴の行きそうな場所に思い当たる。その場所とは・・・
晴が敬愛してやまない道明寺邸!!
音と天馬がちゃんと付き合うと決める前、道明寺邸に一緒にお茶に行く約束してたんだったよね。それを覚えてたんだ、音ちゃん・・・。
案の定、夜遅い時間にも拘らず道明寺邸の門前で立ち尽くしていた晴の姿がありました。あれからずっとその場にいたのか!!
音は「メグリンが心配してたから連絡してあげて」と告げますが「あとでな」とそっけない返事が返ってくるばかり。父との食事会でのことをメグリンから少し聞いたこともありそれを尋ねてみても「お前には関係ないだろう」と投げやりな晴。でもそう冷たく返してしまったことに自己嫌悪みたいなのも感じてる表情がチラリ…。そこがまた切ないんだよなぁ😢。
そんな晴に音は「きっとこの話もあんたには関係ないだろうけど」と前置きしたうえで、英徳をやめて桃乃園に転入することを決めたと告げます。少なからずショックは受けていたようですが、心が傷つきまくっていた晴は「好きにしろよ」という言葉しか出てこない。失うものが多すぎて、もう感情が追いついてこないんだろうね…。
とそのとき、道明寺の執事の西田が声をかけてくる。おそらくずっと門前にいた晴のことは気になってたんじゃないのかな。
図らずも、音も一緒に道明寺邸へ行くことになり・・・二人は妙な形でかつての約束を果たすことになりました。
中に入るとタマさんがお茶を入れながら「坊ちゃんには近づいたかい?」と晴に尋ねてくる。豪華に並ぶ道明寺の額縁を眺めながら、申し訳なさそうに「まだ全然近づけない」と寂しく答え「道明寺さんは子供の頃からすごい方だったんですか?」と尋ねる晴。全てにおいて一番だったと西田やタマから話を聞くと「俺とは元が違うんだな…」とさらに落ち込んでしまう。
そして、ぽつりと自分と父との関係を語りだす。
幼い頃、父親を失望させて見放されてしまったこと…。そんな父が怖くて何とか認められようと頑張ったけど報われないこと…。そんな自分の心を支えてくれたのが道明寺だったこと…。
「俺が道明寺さんになれるわけがなかったんだ…」
泣きそうな顔で自分を卑下する晴に、タマと西田は道明寺も昔は間違った行動をしていたことを告げます。これ、『花より男子』本編を見ないと分からないだろうなぁっていう、ねw。赤札とか、私知らなかったんで・・・晴や音と同じくらいビックリです(笑)。
そんな道明寺が、一人の女性・つくしと出会うことで変わっていき、人を思いやることができるようになったという。このあたりはミュージカルでも見たのでなんとなくわかるw。
「あんたの言う品格っていうのは、後から磨かれていったのさ!」
というタマさんの言葉に心を動かされる二人。なぜその話をしてくれたのか尋ねると、最初は完璧じゃなかった道明寺も最終的には完璧に近づいていけたんだと、間違ったなら軌道修正すればいいと諭された晴。でも、「学園も、親父も、待ってくれない!」と焦りを前面に出してしまう。
この時音は、初めて晴が精神的に重いものを背負って追い詰められていたことを知ったんじゃないかな・・・。
帰り際、次はもっと大きくなっておいでと言ってくれるタマさん。しかしその言葉を素直に受け入れられない晴…。そんな彼を「早くお礼を言って行くよ」と優しく導く音。そんな二人の後姿に、タマさんと西田さんは道明寺とつくしを想い重ねていました。「ちっとも似てやしないよ」って言いながらも優しい笑顔を向けたタマさんの表情が素晴らしすぎて思わずウルっときてしまいましたよ…。さすがですね、佐々木すみ江さん☺!!
道明寺邸からの帰り道、言葉少ないながらもお互いに別れがたい気持ちを抱いていた二人。ほとんど何も語らないまま別れ別れになろうとしたその時、音は晴に最後の言葉をかける。
「らしくいてね!完璧になろうと悩んでもがいて必死に頑張ってる、それが神楽木の良さだと思うから。だから神楽木らしくいてね。ばいばい!神楽木」
音の優しい言葉は、ゆっくりとじんわりと晴の心の奥に沁みこんでいくようだったな…。なんかすごく泣けるほどいい場面でした😢。
が!!そんな二人を物陰からずっと追いかけてみていた人物が!!近衛😱😱😱!!!!いよいよ本領発揮か!?音の自宅に桃乃園の制服を届けに行ったのも彼だったみたいだしね(ここだけは原作通りw)。
桃乃園の制服を見て母は初めて音が転入することを知ります。音の決意が固いのを知り、娘の意見を尊重することにしていましたが・・・原作では「英徳は私の憧れだったから転入するなんてダメよ」って引き留めるんですよね(笑)。ドラマでは逆だよww。
晴の成長
翌朝、音が退学届を提出しようとしていた頃、晴たちC5はさらに庶民狩りを推し進めようとしていました。でも、海斗は前のめりに庶民狩りを断行しようとしていましたが、晴はどうしても完全に乗り気になれない様子…。
と、その時、庶民狩りされたアサミがなんとか学校に残れるようにしてほしいと泣きながら嘆願しにやってくる。「早急にこの学園から立ち去れ」とあくまでも冷酷な態度を貫く海斗。晴も泣きながら訴えてくるアサミに対し「庶民狩りに例外はない」と通告するのですが、その表情は音にはただ痛々しく映っていました…。晴の葛藤を知ってるだけに、何もできない自分が辛いよね。
なかなかその場を動こうとしないアサミに業を煮やした生徒の一人が、近くにあった花瓶を振り上げぶつけようとする暴挙に出る。この学校、ほんとに狂暴な生徒が多くて怖いんだよなぁ😓。これ、現実にあったら事件として検挙されてもおかしくないケースじゃないか!?
音はアサミを庇うために咄嗟に駈け出して覆いかぶさりますが・・・さらにその前に立ちふさがった人物がいました。自問自答に苦しんでいた晴です。
片腕で花瓶を受け止め割れた破片で顔を傷つけた晴。ここのリアクションの型が・・・晴くん、めっちゃカッコよかったわ😍。いや~、なんか、魅せ方知ってるな~、みたいなww。
割れた花瓶の破片に痛みを覚えた晴でしたが、それと共に彼の中の何かが目覚めた感じがしました。アサミに突き付けた退学届を破り捨て、「こんなダセェことはもうやめた!!」と宣言します。皆に見られているなかで、道明寺になりたかったけど、自分にはそんな力は全然なかったと自らの弱さを告白する晴・・・。庶民狩りをすればするほど自分にうんざりするだけだと叫ぶ晴を必死に制止させようとする海斗でしたが、その想いは止める事ができない。
「これのどこが品格だ!!俺は全然完璧じゃねぇし、馳天馬みてぇになれねぇ。俺はヘタレで弱っちくて、ほんっとにしょうもない。けど、そんな俺からはもう逃げねぇ!!」
迷って、悩んで、苦しんで、ついにやっと、自分自身を受け入れることを決意した晴、ほんとに凄いと思うよ!!この境地にたどり着いたことが立派だよ、ほんとに。なんか胸打たれて泣きたくなっちゃったよ😭。
庶民狩りなんかしなくても英徳の品格を取り戻すから、自分を信じてほしいと頭を下げる晴。今まで彼をリーダーだと崇めてきた生徒たちは、自分たちが思い描いていたのとは違う本当の姿を目の当たりにして戸惑いを隠せない。
誰も何も反応できない中、たった一人感動の拍手を送ったのが音でした。それに呼応するように愛莉が笑顔で手を叩き、次第に他の生徒たちも晴を受け止めていく。でもそれは全員ではなかった…。今の晴の姿に失望して離れていく生徒も少なくありませんでした…。でもそれが現実かもしれないよね…。それでいいんだと思うよ。たとえそれが半分だとしても、ちゃんと晴を受け止めてくれる人がいるってだけで、それだけで何だか嬉しかった。
晴が他の生徒から受け入れられる姿を見届けた音は、退学届を手に桃乃園へ向かう。その後ろ姿を見送りながら晴は心の中で「最後までありがとな、江戸川・・・」と感謝の気持ちを伝えていました。そこには笑顔があって、あぁ、晴、よかったねって思ったな😊。少し区切りつけることができたのかな。それはそれでちょっと寂しくもあるけどね。
ところが、音は桃乃園の天馬に意外なことを告げていました。
「わたし、桃乃園には転入できません」
音ちゃん!!やっぱり心の中にいる晴のことを追い出しきれないんだね…。これはこれで今度は天馬くんがちょっと気の毒かなぁ~。
そうなると、次回以降の近衛の動きがかなーーーり恐ろしい予感😵。彼、原作では相当なことやらかしてますのでねw。あと、メグリンは原作にある大胆行動に果たして出てくるんだろうか!?
今回はほとんど原作にはないエピソードでしたが、今後どれだけテイストが織り交ぜられてラストに向かうのか気になります。
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