兄がそんな恐ろしい恐喝をされているとは露知らぬマヤは、ついつい寝坊してしまい記者会見場に走って向かうことに。こういうドジ設定はパート2でも生きてますw。それにしても、相変わらず手ぶらで出かけてますな。バッグひとつくらい持っててもいいのにって思っちゃうw。
ところが、その後ろから不審なバイクがすごい勢いで近づいてくる。しかも、後ろに乗ってる人の手にはなんと…鉄パイプが握られてるじゃないですかっ!!!こっっわ!!!!なんじゃこのサスペンスな展開はww。
さらに後ろに目を向けると・・・一台の車がぴたりと後をついている。そこに乗っていたのは、紫織と拓矢。つまり、この計画は紫織の発案だと。超犯罪案件じゃないですの、これっ!!
拓矢は「何をやるつもりだ!!」と動揺しまくってますが、紫織は「私はただマヤさんが役を降りるようにしてほしいと頼んだだけよ」とシレっとのたまわってる。いやいやいや、その言葉の裏には「お前らやること分かってるんだろうな」っていう犯罪のにおいがプンプンするんですけどーーww!!
っていうか、マヤ、いくら慌ててるからって・・・後ろのただならぬ雰囲気をなぜ察しない!!!妖精パックの訓練ではあんなに敏感だったじゃないかwww。
拓矢の「やめてくれーー!!」という必死の叫びに、寸でのところで犯行を取りやめたようですが・・・いや~~~、怖すぎるぜ紫織。
「彼らは命じられたことは必ずやるわ。さっきは大丈夫だったけど、次はマヤさんどうなるのかしら?やっぱりこの仕事、あなたが受けたほうがよろしいんじゃなくて??」
と拓矢を脅しまくるのですが…どこでそんな黒い組織と接触してたんだ!?実は鷹宮グループじゃなくて893さんの娘なんじゃないの!?もうバリバリ通報案件なんですがねぇ、これ。今のドラマなら総ツッコミ入りますよ、きっとw。
紫織の恐ろしさを身をもって知った拓矢は、彼女に協力せざるを得ない状況に追い込まれることに…。
そのころ、なかなか会見場に現れないマヤを真澄と水城が心配していました。「また何かあったんじゃ…」とふたりとも気が気じゃない様子。マヤ本人は気づいてないようでしたが(ありえないけどw)、ほんとに”何か”がありそうだったんだよ!!と教えてやりたい。
亜弓が颯爽と会見場に現れても、真澄はマヤのことが気になって仕方なくてそれどころではない。と、そこへようやくマヤが駆け込んでくる。張り詰めていた緊張が一気に緩む速水さん、分かりやすいわ~w。
会見の席に向かうマヤですが、颯爽と登場した亜弓とは対照的に記者のカバンに躓いて思いっきりばったり転んでしまうドジっぷりを披露。まるで漫画のような見事な倒れっぷりにむしろ拍手したいくらいだったわw。
そして、最後に月影先生が登場。これだけで会見場の空気が一気に緊張感に包まれる。存在感が桁違いなのはさすがです。
で、この会見で驚きの発表が行われる。なんと、亜弓がオリゲルドでマヤがアルディスを演じることに!この時まで全くその話を聞かされてなかったふたりは驚きすぎて動揺を隠せない。いやこれ、事前に教えておかなきゃダメなやつでしょう(苦笑)。記者の皆さんも「全然イメージが違うよ~」と困惑気味。
会見後にふたりは小野寺氏に配役変更の理由を尋ねますが、その提案が月影先生からのものだと聞いてさらに大きな衝撃を受けてしまう。
その横を何食わぬ顔でスーーーっと通り抜ける月影先生の図っていうのが、なんだかものすごくシュールでちょっと笑ってしまったw。
突然の配役変更に動揺しまくり、自分とはイメージが違うアルディスをどう演じればいいのか悩みが尽きないマヤ。そんなぼんやり歩くマヤの後ろからまたしても怪しい影がそっと近づいてくる…。マヤちゃん、もっと後ろの気配に敏感になろうよーー!パックの時の訓練がまるで生きてないじゃねーかwww。そしてついにその肩をつかまれる…!!
でもそれは、拓矢で。ま、そうだろうなとは思ったけど…彼は顔を隠して一度マヤを拉致監禁してますから今回もちょっとハラハラしましたよ(汗)。
マヤは配役変更の不安を拓矢に打ち明けますが「絶対アルディスをつかんでみせる」と前を向いている様子。きっとお兄ちゃんも「頑張れ」って言ってくれるって信じていたわけですが、彼の反応は思っていたものとは違っていた。
「マヤ、俺と一緒に暮らさないか?芝居もやめて、この町も出て。この俺とどこか遠くへ行かないか?」
紫織から脅迫されていた拓矢は、そこから逃げるにはマヤと一緒に町を出て逃げるしかないという結論に至ったようです。紫織としては、マヤが芝居をやめることで真澄を手に入れられると思ってる節もあるのでこういう効果も狙っていたのかもしれない。
しかし、そんな裏事情を全く知らないマヤにとっては寝耳に水な話。兄から「芝居をやめてくれ」と言われたことに大きなショックを受けてしまう。それでも強引に自分と一緒に逃げようと迫る拓矢…。
同じころ、会見場の外に怪しいバイクが止まっていたという報告を受けていた真澄は胸騒ぎが止まらない。しかも、遅い時間の今に至ってもマヤがアパートに戻っていないことを知ってさらに気が気ではない。
水城は必死にマヤの行方を追わせているようですが、真澄はそれに対し「徹底的に探すんだ!人をもっと増やせ!金ならいくらかかっても構わん!!」と指示を出す。この「いくらかかっても~」発言はパート1の時にも出てきたセリフですけど、田辺さん、けっこう苦戦してたようですよねw。たしかにこれを早口で言うのは難しいかも。ちょっと詰まり気味に言ってるの見ると、緊迫したシーンながらもちょっとクスっと和んでしまう私です(笑)。
マヤへの心配がピークに達しそうになったその時、副社長室に一本の電話が入る。それは、マヤを役から降ろせという強迫内容で…「でなきゃ命の保証はできない」と恐ろしい言葉が最後に添えられていた。
この電話をしたのは紫織に操られ追い詰められてる拓矢だったわけですが、真澄としてはそんなこと全く予想すらしていない。「マヤの命が危ない」と直感した彼は居てもたってもいられず気が付いたら車に乗り込んでマヤのアパートへと向かっていた。もうこれは、本能が彼を動かしたね!!そういう意味では、今でも私は拓矢、グッジョブって思ってるよ(笑)。
マヤのアパートの前でしばらく立ち尽くしていた真澄でしたが、もう顔が泣きそうで…あの表情見ただけでもなんだかこちらも泣けてくるわ。さらにあまりにも心配すぎていつの間にか部屋の前に移動。ここからです、このドラマ中盤最大にして最高の見せ場が訪れるのは。
「マヤ…無事でいてくれ…!!マヤ…」
もう、今にも泣いてしまいそうな表情で壊れてしまいそうな気持になりながらマヤを心配しまくる速水さん。すると…背後で階段を上ってくる音が聞こえてくる。ハッと振り返ったときの速水さんの表情がもう・・・
安心感から目がウルウルで今にも泣きそうじゃないか…(涙)!!!
しかしマヤはなぜ彼が自分の部屋の前に佇んでいるのか分からない。驚いて「速水さん…!」とその名前を呼んだ瞬間、本放送当時誰も予想していなかったシーンがやってくる。
「マヤ…!!!!」
(安堵のあまりすべての緊張感が解放されたかのような表情の速水さん)
そして、何の躊躇もなく、ただマヤのほうに自然に体が動き・・・溢れる思いのまま彼女をきつく抱きしめる…!!そこにはいつも彼をガードしている「理性」は全く存在していなかった。ただただ、愛しい人を本能のままに…大事に包み込むように抱きしめる真澄(感涙)!!
「マヤ…!!無事でよかった…!!」
冷静に見ると、なぜ自分が抱きしめられてるのか全く理解できなくて目を見開いたまま呆然としているマヤと、感情の赴くままに愛する人を抱きしめている幸福感のようなものを感じているような真澄の対比が面白いなと思うんですが・・・やっぱり今でもこのシーンはあまり落ち着いて見ることできませんね(笑)。
いや~~、本放送当時に受けた大きな衝撃を改めて思い出しましたよ、今回。原作には出てこないので。
しかもあの当時はまだマヤと真澄がクルーズ船で云々みたいなシーンが世に出る前で、速水さんが直接的にマヤに愛情表現をする場面というのがほとんどなかった。みんながふたりの関係に悶々としたものを抱えていたであろう時代(まぁ、連載が止まってる今も十分モヤってますけどww)だったこともあり、今回の速水さんがマヤを積極的に抱きしめる場面はもう、心境としては、
「速水真澄、よくやった!!!!」
の一言でございました(笑)。とにかく嬉しかったですねぇ、このシーンは。ドラマ版の中では確実にベスト3に入る忘れられない場面です。”紫のバラのひと”ではなく速水真澄としてマヤを抱きしめたっていうところまで踏み込んで描いたことには感謝しかなかった。
それにこの時の田辺さんの繊細な表情の変化の芝居がホントに素晴らしいんですよ。マヤを抱きしめる直前の表情などは今見てもちょっと涙出ますよ。あの万感の想いがこもった…ただただ愛しい人にまっすぐ向かっていくときの表情は私の中では伝説です。田辺さん、ありがとう。良いシーンは年月が経ってもやはり色褪せませんね。
しかしこれ、よくよく考えてみると…紫織さんが拓矢くんを脅迫しまくったことがきっかけですからねww。紫織さんのやってること、色々裏目に出てるんだけどwwやはりあれくらいの刺激を与えないとダメだってことでしょう(笑)。そういう意味では私はやっぱり拓矢くんの存在価値はあったと思うわけです。
ここから速水さんは原作以上に濃い行動に出ていくことになります。いろんなきっかけになった第6回でしたが、さらに田辺@速水ファンにはお宝満載なシーンがバリバリ出てくるので久しぶりに楽しみですw。