前回のドラマ出演からしばらく間が空いていましたが、ようやく村上新悟さん出演ドラマのお知らせが夏の始めに届きました！正直なところちょっと心配していたので、出演情報が事務所さんから来たときは嬉しかったです😀。
本日22時より #WOWOW にて放送の
連続ドラマW「不発弾 ～ブラックマネーを操る男～」
第4話に、曽根崎智浩役で #阪田マサノブ が、結城役で #村上新悟 が出演しております。
ぜひご覧ください！#不発弾 #高岡事務所https://t.co/6hILmBtq9x
— 高岡事務所公式 (@TakaokaOffice) July 1, 2018
しかも、出演するドラマがWOWOWの超社会派な作品ではないですか！WOWOWは映画だけでなく舞台作品も多く放送してくれるのでずっと契約していたのですが、ここにきて村上さん関連の恩恵まで受けられるとは思わなかった（笑）。
でも、なんとなく、いつか村上さんはWOWOWドラマに出演する機会があるんじゃないかなぁと漠然と思っていたこともあるんですよね。
WOWOWは地上波の民放とは違って有料チャンネルということもあってか、本格的な見応えあるドラマを放送することが多いんです。その雰囲気に村上さん合うんじゃないかなぁ…とチラチラ感じることはあったので実現したのが本当に嬉しかったです。
村上さん初のWOWOW出演は、ドラマ『不発弾～ブラックマネーを操る男～』。主演は椎名桔平さんで全6回放送されました。その4話目にゲスト出演ということになります。
『不発弾～ブラックマネーを操る男～』 第4話
初回放送・2018年06月10日（日）～07月15日（日）22時00分～ WOWOW
（不定期にリピート放送あり）
第4話は2018年07月01日 初回放送
主な出演者
- 古賀遼：椎名桔平
- 小堀弓子：黒木メイサ
- 東田章三：宅麻伸
- 村田佐知子：原田知世
- 中野哲臣：奥田瑛二
ゲスト出演者
村上新悟 ほか
原作：『不発弾』相場英雄
第4話・雑感
実は私は金融関係にはさっぱり疎くて、今回のドラマも放送されるのは知っていたのですがストーリーを理解できる自信がなくてスルーしていたんですよねｗｗ😅😅。
特にWOWOWの社会はドラマはいつもかなり本格的に作りこんでくるので、エスプレッソのような大人のドラマに自分が追いつけるとも思えなかったんです（苦笑）。
ところが、第3話までが放送された後に村上さんが第4話のゲストで登場するという情報が出てきたではありませんか！！
ここ最近は村上さんの姿を見る機会もめっきりっ減っていたこともあって、久し振りにお芝居してる村上さん見れる！！とテンション上がりましてね（笑）。ホント心配してたんで、ドラマの村上さん見て安心したかったっていうのも大きいかな。
ということで、これはスルーしてる場合じゃないとｗ。ちょうど第4話が放送される前後あたりで1話から3話までの一気見放送があったのでそちらも急遽チェックしました（WOWOWさんはこういう対応してくれるから好き）。
村上さんの出演は4話だけとのことでしたが、その話だけ見たのでは全くストーリーが理解できないと思っていたので・・・せっかくならば最初から見てある程度頭に入れたうえで村上さんの登場を見たかったんですよね。
で、結局、4話以降も最後の第6話まですべて見ました。
意外にも、自分の中で消化できるドラマの部分が多くてじっくりと見れてしまった。金融関連のことや不正の内容とか詳しいツッコんだ部分はたしかに「？？」って思うこともありましたが、それよりも、椎名桔平さんが演じる主人公の古賀が非常に魅力的な人物だったんですよね。
彼がブラックマネーを操る男として成長していくまでのいきさつというのに共感してしまいました。
福岡の炭鉱の町に生まれ、父親が事故で亡くなった後は家庭が崩壊。古賀は大切に想っていた妹を劣悪な環境から救い出すために、興味を持った金融の世界へと足を踏み入れるべく東京へ向かう。しかし、あと少しのところで妹を救い出せるというところまで成長したところで大きな悲劇に直面してしまうんです。
この悲劇の出来事が、古賀を復讐の鬼に駆り立て・・・やがては大企業の掃除屋プロみたいな存在へと突き進んでいく。
どうにもこうにも、古賀さんが本当に見ていて切なくてねぇ…。
三田電気関連の人とも関係が切れなかったのは、自分が一番苦しい時期に応援してくれた人っていうのがあったからでもあるんだよね。奥田瑛二さん演じる銀行の社長も、濃いキャラだったけど古賀を実は買ってくれていてサポートしてくれてたし。
復讐に突き進むうちに自分がどんどん黒い世界の住人になっていってしまうみたいな流れがグッときてしまいました。
一番切なかったのは原田知世さん演じる内縁の妻に密告されてしまう場面かなぁ…。
古賀は佐知子さんのこと本当に愛していたからなおさらね…。佐知子さんも古賀さんの暴走を止めたいという一心だっただけにホントに切ない。
この一連の場面は不正を暴こうとする小堀たちのほうが悪に見えちゃったよ😅。まぁ、小堀も父親を古賀のせいで失ったっていうバックボーンがあったので復讐っていう気持ちもあったんですけどね。
クライマックスは、その先の古賀がどうなっていくのか気になる形になってました。個人的には、世の中はそんなものだなと。古賀には、どこかで折り目つけて佐知子さんともう一度やり直してほしいって思いました。
最後に第4話のあらすじです。
客に扮して佐知子に接触した小堀。三田電機の裏にいる古賀を追い詰めるために佐知子をS（スパイ）にすべく、潜入捜査を進めていく。
1990年、中野はCBFS銀行支店長として派手な生活を送る一方、古賀は金融コンサルタントとして独立。やがてバブル崩壊の局面に。古賀は妹を死に追いやった荒井ら、強欲な顧客たちが抱える巨額損失を海外に飛ばす。だが、それは救済ではなく、荒井を破滅させるための序章に過ぎなかった……。
公式HPより引用
WOWOWを契約されていてまだ未見の方、8月末に再放送されてますので興味があれば見てみてください。おそらくその後もちょいちょい不定期で流れると思います。
村上新悟さん登場シーン
村上さんが登場したのはドラマが始まってだいたい17－8分くらいのところ。
大手と思われる大和新聞社の結城デスク登場～！
シーン的には、部下である小宮山（中林大樹くん）が三田電気の黒い部分を記事にしたいと熱く訴えてくるところでした。
小宮山くんは何が何でも「三田電気が原発子会社に減損の事実を隠すために訴訟相手を買収させようとしている」というネタを記事にして一矢報いてやろうという気迫で満ち溢れてます。
つまりは、巨大企業の黒い部分をつまびらかにして一泡吹かせたいといった正義感ってやつでしょうね。
しかし、デスクという立場からしたら容易にOK出すことはできない結城さん。
ん～～～～って考えてる時の結城デスク、ちょっと猪木っぽいｗｗ！？なんて思ったけど😅、なかなか表情が凛々しくてよかった。
その結果、結城デスクも「たしかに減損の表面化を誤魔化す三田電気の不正は詳らかにするべし！」と判断したのか了承。小宮山はテンション上げ上げで三田電気の黒い裏の顔を記事に乗せるべく執筆に入ります。
ところがその1年後・・・。
小宮山が精魂込めて書いた記事は、三田電気の不正を暴くどころか「買収によって新たなスタートを切る」みたいな応援記事的内容に差し替えられて新聞に掲載されてしまいました。
おそらく古賀さんたちの耳に入った時、裏で政治家・芦原に手を回して新聞社に圧力かけてもらったんじゃないかなと😅。柔和そうな顔の政治家さん（しかも演じてるのが葛山信吾さんっていうのがまたミソ）に見えても、こういうところの手回しは抜かりないってことですｗ。
新聞社としても、政治家に圧力をかけられては今後のこともあるし、それに従う以外ないだろうなぁ。
しかし、若く正義感に突っ走る小宮山にはそんな事情を納得するはずもなく「買収に絡んだ三田電気の不正記事で行こうって言ったじゃないですか！！」と猛抗議。
この怒りの抗議に対して結城デスクは「来たか」とばかりに余裕の対応ｗ。
「色々事情があるんだ！こっちが何を書いても上がNOと言えばNOだ！！」
組織っていうのはそういうところでもあるしね。清濁飲み込まなければいけないことも色々あるかと思いますよ。おそらく若い頃結城も同じ経験をしたことがあるのでは？
「子供じゃないんだ、察しろ！」っていうセリフがなんだかすごくカッコよかった😀。
しかし、このやり取りで社内の雰囲気は白けムードに。皆目線が「小宮山もまだまだあまちゃんだな」って言ってるようだったなｗ。
「おい、どこ行くんだ！！小宮山！！」
飛び出していった小宮山を引き留めたものの、聞く耳持たず去られてしまった結城デスク。おそらく彼には目をかけていたと思うんだけど、その後、どういうやりとりが二人の間で行われるのか気になってしまった。
小宮山はこの後新聞社を飛び出して、三田電気のことを探っていた小堀と接触します。
彼女とつるむってことは、会社の意向に背くってことにもつながるわけで・・・小宮山が大和新聞社に戻るのかどうかは微妙なところかなと。結城デスクの顔を潰さないでほしいなと思ってしまった。
というのも、村上さんが演じる結城デスクはここで出番が終了になってしまったので。このあと2回放送続いたんですがついに登場せず、結城がどうなったのかなどは闇の中ｗｗ。
バリバリ良い記事載せて活躍していることを祈るのみです。
登場時間的には短かったですが、私が最初に思った通り、村上さんにはこういった社会派な雰囲気のドラマが似合うなと思いました。硬派で落ち着いたセリフ回しが特に良かったし。
秋にもWOWOWドラマにゲスト出演が決まっているそうなので楽しみです。出演時間は分かりませんが、これをきっかけに少しずつ出番の多い役で登場してくれたら嬉しいです。
