NHK大河ドラマ『青天を衝け』第13回ネタバレ感想 栄一、京の都へ

いよいよ今週から新章「一橋編」に突入しました。本格的に幕末での大きな出来事が描かれると思うので、大森美香さんがどのように描いていくのか楽しみです!

横濱焼き討ち計画が寸でのところで長七郎の魂の説得により中断。この計画に関わっていた栄一と喜作は身を隠すために京へ向かうことになりました。
栄一が出立する時、市郎右衛門は軍資金として大金をドーーンと提供してくれましたが…、この時ちょっと嫌な予感も走りました。こういうお金って、まともに使われる展開になることが少ないのでね(苦笑)。栄一たちはまだ若いし、そういった意味では不安の方が大きいかもw。

二人は京へ向かう前に一度江戸へ向かうことにしていました。以前大ピンチを救ってくれた平岡円四郎の「気が変わったら来な、悪いようにはしないから」という言葉を信じて、京へ行くにあたっての力を借りるつもりらしい。
ところが熊谷宿まで来て一休みというところで、栄一は「本当に頼っちゃっていいんだろうか」と怖気づいてしまった様子w。それを聞いた喜作は「お前が言い出したことじゃないか」と呆れ顔。仕官するつもりもないのに力だけ借りるなんて都合よすぎないか?とツッコミまで入れてましたがww、一応は喜作も了解したことでしょうに(笑)。

そんなとき、近くの小屋から「まぁた、おいの勝ちじゃぁ」と何やら楽しそうな笑い声が聞こえてくる。あの声に聴き覚えがあるぞ!!??これは・・・のっけから、ついに来るのか!?

おでぃーん様の五代才助(後の友厚)が、きたぁぁーーーーー!!!!

朝ドラ『あさが来た』で大人気となったディーン・フジオカさん演じる”五代様”。私もあの当時めちゃめちゃ胸をときめかせた一人だったのでww、こうして大河ドラマで再会できたことが本当に嬉しく超テンション上がりました(笑)。

『青天~』バージョンの五代様は朝ドラの時とは違ってセクスィー度が増し増しww!!さらに今回は薩摩弁!相変わらずセリフ回しはディーンさん独特のおっとり感があるわけですが(笑)雰囲気はどこかギラっとしたようなところが見え隠れしていてドキドキしました。
特に、お役人さんが通った時の身の隠し方がえらい色っぽかったなぁ~~(完全にドラマの内容から外れた視点で見てたwww)。五代はこの当時逃亡中でしたからね。

五代は薩英戦争のときにイギリスの船に拿捕され捕虜となりました。その後、イギリス艦隊から横濱に護送され商人・清水に引き渡されることに。しかし、捕虜になったことが”国の恥”とされて故郷の薩摩に戻ることができず、しばらく身を隠す生活を送ったようです(幕府に見つかったら強制送還されて処罰を受ける可能性大だった)。

役人が通り過ぎた後の振り返りシーンもドキっとしちゃったよww。今回の出番は顔見世的な意味合いが大きかったと思いますが、これは今後の展開がますます楽しみになりました。栄一と五代の関係のドラマ、朝ドラではほとんど描かれなかったので大河ではどういう展開になるのか大いに期待しています!!

栄一もまだこの時の薩摩弁の志士が自分と関わることになる人物に全く気付いていません。さりげなーーく二人を同じ場所で偶然遭遇させた今回の演出が粋だなぁと思いましたw。

以下、さらに第13回を見て気になったシーンもろもろネタバレあり

これまでの『青天を衝け』感想レポ

青天を衝け
青天を衝け
2021年度NHK大河ドラマ『青天を衝け』の感想レビュー
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『青天を衝け』第13回 栄一、京の都へ

2021年05月09日(日)放送 NHKBSプレミアム 18:00~18:45 ほか

出演:吉沢亮、高良健吾、満島真之介、町田啓太、ディーン・フジオカ、草彅剛、堤真一、ほか

あらすじ

栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は江戸で円四郎(堤 真一)の妻・やす(木村佳乃)から一橋家のご証文を受け取り、無事京都へたどりつく。京都では朝廷が参与会議を開催。薩摩藩などが国政に影響力を持ち始める中、“一度全てを捨て、新しい世を作ろう”と語る松平春嶽(要 潤)に、慶喜(草彅 剛)は静かに怒りを募らせる。一方、栄一からの文を喜んだ長七郎(満島真之介)は京都に行くことを決意。しかし道中で誤って飛脚を斬ってしまい捕らえられる。栄一の文も見つかり、幕府から目を付けられた栄一と喜作は追い詰められる。

<公式HPより引用>

江戸に辿り着いた栄一と喜作は平岡家を見つけ「何とか取り次いでほしい」と必死に頭を下げていました。するとそこへ、彼らを不審者だと認識した円四郎の妻やすさんがやってきてものすごい勢いで追い払おうとする。「また怪しい奴らが」って言ってたところを見ると、ここ最近の平岡家はけっこう物騒な目に遭っていたのでは(汗)。
やすから円四郎が遠い所へ行ってしまったと聞かされた栄一たちはガックリとその場にへたり込んでしまう。頼みの綱だっただけに失望感ハンパないよね(苦笑)。

自分たちはもう捕まって牢獄行きだとこれ見よがしに悲劇の人をアピールしまくる栄一ww。そんな彼に喜作が「栄一」と呼びかけると・・・やすは「!?」と反応。円四郎からの話でその名前を聞かされていたことから「もしや」と思って名前を尋ねると、案の定「渋沢」という言葉が出てくる。折よく二人とも「渋沢」だったしね(笑)。ここでようやく彼女の疑いも払しょくされました。
円四郎からは「あいつら早死にするに違いない」みたいな話を聞かされていたので、生きていたことを大いに喜んでくれたやすさん。その底抜けの明るさはなんだか混沌とした時代のなかで救いになりますね。

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さっそく二人を部屋に招き入れたやすは、円四郎から「もしかしたら自分を尋ねて”渋沢”っていうのが来るかもしれない」と聞かされていたことを明かします。それにしても円四郎さん、栄一と喜作の顔マネがぶっ飛びすぎwww!!あの場ではああいう表現しかできなかったから仕方ないけど、やすさんもあれじゃ想像できなかったんじゃなかろうか(笑)。

さらに言葉でも二人の特徴をやすに伝えていたらしい円四郎。

「大きい方はキリっとしていて良い侍になりそうだが、もう一方の栄一っていうのがどうもおかしれぇ!」

ということで、やすさん、二人の特徴を見分けてちゃんと判断できたようです(笑)。喜作は気分いいけど、「おかしれぇ」と評された栄一としては「どういう意味だ??」って感じだよねww。

やすは円四郎が慶喜の共として京へ行ったことを告げると、ある書状を二人の前に差し出しました。それは、”平岡の家臣であることを示す証文”だった。
円四郎は栄一たちが無茶な攘夷運動に参加して早くに命を落としてしまうだろうと予感しながらも、心のどこかでは生きて自分の元を訪ねてきてくれるのではないかと期待していたんだろうね。その懐の大きさがなんだかとても頼もしくて温かい。

そんな話をしているうちに円四郎とやすさんは気持ちが盛り上がっちゃって・・・(笑)。まぁその後は御想像にってことでwww。とりあえず、それほど仲のいいベストカップル夫婦だったということです。
その当時を思い出してニヤつきまくるやすさんを「・・・・」という冷めた眼差しで見つめていた栄一が面白すぎたwww。

気を取り直して、やすは二人に証文を渡し「これさえあればどこへでも胸を張って行ける」と告げました。栄一と喜作は感激して証文を手に取ろうとしましたが、その瞬間、やすは「ちょっと待った!!」とすごい勢いでそれを制してしまう。何か不都合か!?と狼狽える栄一と喜作。そんな二人にやすは強く言い含めました。

「これを受け取ったからにはあんたたち、きっちり、うちの人の家臣になるんだろうね!?家臣になって殿を、うちの人を、ちゃんと守ってくれるんだろうね!??」

明るく亭主を見送ったやすさんでしたが、心の中では円四郎の身の上が心配で仕方なかったんだと思います。彼らは家臣になるつもりはないだろうと聞かされてはいましたが、証文を渡すにあたってはやはり「ちゃんと家臣として夫の命を守ってほしい」という気持ちの方が勝ったんじゃないだろうか。その切なる気持ちはよく分かるよ…。離れ離れになっている今となればなおさらです。

しかし栄一たちは仕官するつもりが本当になかったので返答に窮してしまう。でも、このままではらちが明かないと思ったからか栄一はとりあえず

「はい、忠誠を誓います(棒読み)」

と答えてやすさんを安心させ、証文を受け取ることに成功しますw。明らかにその場しのぎの回答だったわけですが、この時の吉沢くんのセリフ回しがやけに可愛くて思わず吹いちゃったよ(笑)。でも内心は複雑な心境だったろうね。

平岡円四郎の家臣であるという証文を手に入れたということで、それらしく見えるように古着屋で武士の着物を調達して身なりを整えます。脇にも木刀ではなく本物の刀を差す二人。喜作は自画自賛するように武士っぽく見えましたが、栄一はやっぱりちょっと「着せられてる」感が残ってて可愛らしかったな(笑)。喜作からも「お前は鍬持ってるほうが似合う」って言われちゃってご機嫌ナナメになるところも愛らしい。

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同じころ、血洗島の渋沢家には宗助とまさの伯父夫婦が訪ねてきていて「こんな時にお伊勢参りとはどういうことなんだ」とカリカリしていました(汗)。まさか”志を立てるために京へ向かった”なんて口が裂けても二人には言えなかったため、伊勢に行ったことにしたんだね。残された家族は大変だわ…。
さらにお小言は栄一を引き留めなかった千代にも向かってしまい気の毒なことに。他人に干渉したがる田舎の嫌な部分が出てるなぁ(汗)。でもすぐさまゑいさんが「悪いのは甘やかして育てた私の方だから」と庇ってくれました。かっさまの存在は千代にとっても大きな救いになってると思います。

それからしばらくして栄一の妹のていと外へ出ていた千代は、重そうな荷車を引く平九郎と遭遇します。兄の惇忠が忙しいらしく、一家の大黒柱の代わりとなって生き生きと働く平九郎、立派な青年に成長したね。
ていはそんな平九郎にちょっと意味ありげな視線を送り荷車を押すのを嬉しそうに手伝います。これはもしや…ていちゃんの初恋か!?千代もそんな彼女の気持ちに少し勘付いたみたいでしたね。今後注目していきたい二人かも。

平九郎と一緒に尾高家へ向かった千代とていは、長七郎が「江戸へ向かわせてほしい」と惇忠に懇願している姿を目撃してしまいます。逸る気持ちを抑えきれない長七郎でしたが、惇忠はそんな彼を「落ち着け!」と厳しく諫め栄一たちからの知らせを待つようにと告げました。

惇忠を演じる田辺さんのギラギラした戦う視線がとても刺激的でしたねぇ。まだ戦う意思は全く衰えていない惇忠の覚悟みたいなものが感じられます。田辺さんはこういう攻めの芝居も非常に魅力的ですね。

その言葉にいったん自分を抑えた長七郎でしたが、その表情はどこかうつろで危なっかしい。千代とていはそんな長七郎の姿にショックを受けてしまいます。平九郎も様子がおかしい兄の様子を心配している様子。
母のやへはこれまで攘夷計画に携わろうとしている息子たちの様子を心配しながらもずっと黙認してきました。しかし、今回の長七郎の一件はそれまでとは違う不安を覚えているようで…深く事情は聴かないまでも「あまり兄さまに迷惑をかけるんじゃないよ」と静かに声を掛けました。そういうのが精いっぱいだったと思う…。

一人ぼんやり立ち尽くす長七郎の脳裏に、同士だった河野顕三の姿が思い浮かぶ。彼は何のために命を懸け、何のために命を散らしてしまったのか…。親しい間柄となったが故になおさらそのことが頭から離れない。その迷路に嵌まれば嵌まりこむほど、精神を病んでいく長七郎が痛々しくてたまらないよ…。

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一方、栄一と喜作は無事に京の都に到着した模様。

夜の京はどこか妖しくそれでいて華やかな雰囲気に包まれていて、二人とも初めて目の当たりにする光景にテンションが上がりまくっていましたw。

栄一は「ここに数多の国から攘夷の志士が集まると思うと、グルグルするのぅ!!」と気持ちを昂らせている様子。横濱焼き討ち計画は断念したものの、攘夷思想は未だに捨てていない彼らにとって、京は自分たちの志を大いに生かせる憧れの場所だったんでしょうね。

と、その時、彼らの後ろを「どけ、どけぇい!!」と叫びながら走り去っていく数人の志士の姿が!二人が何事かと振り向くと、その後ろから恐ろしい形相のだんだら模様の羽織を着た一団が現れます。

新選組、見参!!!

京に着くなり攘夷の志士を追いかける新選組に遭遇するとは、えらいスリリングな展開ですな。そしてその先頭には只ならぬ殺気を漂わせる男の姿がありました。

町田啓太くんが演じる新選組副長・土方歳三が、キタぁーーーーー!!!!

おでぃーん様の登場と同じくらい楽しみにしていたのが、町田君の土方です。『西郷どん』で演じた小松帯刀もすごく良かったけど、今回はそれとはかなり雰囲気の違うギラギラした土方役。もう登場した時から美男子っぷりが際立っていて思わず目を奪われました。町田君は笑顔が本当にとっても素敵なんですが、それを封印したギラっとした殺気立つキャラもハマりますねぇ。

橋の上で土方に睨まれた栄一たちはビビりまくりww。土方は二人を怪しんで刀に手を掛けましたが、恐怖心で怯えまくりながら刀の扱いすらおぼつかない栄一の様子を見てそのまま立ち去ってしまいました。「こいつらは危険分子じゃないな」っていうのが分かったからだろうねw。
めちゃめちゃカッコイイ登場シーンだったので、今後どんどん登場してほしいところです。

新選組の姿が見えなくなると同時に、京の町の人は「幕府の犬が!」と悪態をつきまくり。その言葉が気になった二人が意味を尋ねてみると、彼らは一橋の企てで好き勝手に浪士を取り締まっているといった辛辣な言葉が飛び出す。新選組は京の町の人から大いに嫌われているようです。
さらに、諸悪の根源は「一橋よりも佞臣・平岡円四郎じゃ!」と衝撃的な一言を聞き栄一たちは狼狽えてしまいました。彼らはその平岡に御恩がある身ですからねぇ…。

それでも喜作は「俺たちは攘夷の志士だから一橋の威光に頼ることがあってはならねぇ」と鼻息が荒い。対して栄一は「一橋に縋るのではない、平岡様に男と男の約束でここに助けてもらったのだ。きちんと礼をして終わりにする」と答えました。そこの仁義だけはきっちり守り通したいという強い意志をみせるところは、いかにもまっすぐで真面目な栄一らしい。

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翌日、慶喜の宿舎を訪ねた栄一と喜作。

 あくまでも「御礼」を述べるためだけの訪問だったわけですが、あいにく円四郎は不在だという。証文に目を通した役人は栄一たちが来たことは伝えておくと言って扉の中へと去ってしまいました。あれ、本当に言伝してくれるか怪しいパターンだったなぁ(苦笑)。特に大した用事もなさそうだったということでスルーされる可能性大な予感しかしないww。でもとりあえずは訪ねたということで「礼は尽くした」と自分たちを納得させる二人w。でも心の中ではモヤモヤが残ってるっぽかったけど、でもまぁ、いないのでは仕方がない。

気持ちを切り替えた栄一たちは、京の町を探るべく攘夷派の志士とコンタクトをとることにしました。
ある人物と無事に会うことになった二人は、高そうな料亭でもてなしながら話を聞き出そうと必死。
するとその席で、「西郷さんがじきに京に戻って来るらしい」という情報が飛び出します。見ている私は西郷といえばあの人の顔しか浮かばないわけですが、栄一たちからすれば「西郷って誰??」状態(汗)。

西郷吉之助(後の隆盛)は島津久光の怒りに触れて2度の島流しとなり生死の境をさまよう体験をしています。ようやく許されて薩摩に戻った吉之助は、久光に代わり薩摩藩主となっていた息子の茂久の命により京へ向かうことになりました。
このあたりのエピソードは大河ドラマ『西郷どん』26回あたりで描かれています。

西郷について詳しい話を聞き出したいところだったわけですが…、そのタイミングで芸者さんたちがやってきてしまう。

こうなるともう、政治のことよりも遊びに意識が向かれてしまって何の情報も得られずじまい(苦笑)。声をかけた手前、それに合わせざるを得ない二人でしたが…お金の心配が募りそれどころではない栄一に対して喜作は酒も入っているからか一緒に大盛り上がりで楽しんじゃってる(笑)。そして強引に誘われた栄一もついにはその輪に加わって大いに遊んでしまうっていうねww。
とっさまからの大切な軍資金はこうしてどんどん使い込まれていくのでした(苦笑)。やっぱりなぁ、そういう予感はしてたんだよぉ~~w。

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その頃京都御所では孝明天皇のもと、一橋慶喜松平春嶽会津藩主の松平容保前土佐藩主の山内容堂前宇和島藩主の伊達宗城、そして薩摩の国父・島津久光が集結し参与会議が開かれていました。この中で一番権力を握っていたのが武力に勝る薩摩の久光でした。余裕の表情を浮かべる久光に対し、会津の容保さんは帝の前で委縮してしまってちょっと頼りない印象でしたね(汗)。
久光は開国派のようで、それをどう帝に納得してもらえるかと前宇和島藩主の伊達とにやにやしながら相談していました。そんな姿を慶喜と春嶽は冷めた表情で見つめています…。

すると、久光たちの最後尾から静かについて歩く男と視線が合う。その男とは…

石丸幹二さんが演じる大久保一蔵(後の利通)、キターーーぁぁ!!!

石丸さん演じる大久保の登場も楽しみに待っていた一人です!石丸さんは『花燃ゆ』以来の大河ドラマ出演になりますね。セリフはありませんでしたが、静かながらも只ならぬオーラを纏った大久保の姿は非常に濃く印象に残りました。慶喜たちの脳裏にもインプットされたみたいですしね。
今後どうドラマに関わっていくのか気になります。たしか朝ドラ『あさが来た』では大久保は五代友厚の無二の親友として描かれていたんですよね(大久保が惨殺されたあと五代は取り乱して号泣していたほどだったし)。今回の大河でも二人の絆が描かれると嬉しい…。おでぃーん様と石丸さんの夢の共演、見たいよっ!!!

慶喜は、政は本来は公儀(幕府)が行うべきものなのになぜ京の都でやらなければならないのかと不満を募らせていました。おそらくそう仕向けたのは薩摩ではないかと不信感を募らせている様子。あの久光様は自己主張激しそうだし有り得るよねぇw。
それに対して春嶽は、この国難は古い体質を捨てて新しいシステムに変えないと乗り切れないとため息交じり。公儀だけで国を守るのはもう不可能だと断言しました。そして、朝廷がこれ以上「国を閉じろ」と言ってくるのならば…

「徳川はもう政の委任を返上したほうがいい!」

と宣言する。一度すべてを捨てて慶喜と春嶽を中心とした新しい国造りをするべきだと考えているらしい。これは後々のあの政変に影響してきそうなセリフでしたねぇ。春嶽のこの言葉が伏線になるわけか。でもこの時はまだ慶喜にはそういった考えには至っていないようでした。それどころか「春嶽のやつ、何を藪から棒に言い出すんだ」とちょっと不快にも思ってたかも(汗)。

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円四郎も春嶽の提案を快く思っていませんでした。いきり立つ彼をなだめていたのは、黒川嘉兵衛。円四郎と同じく慶喜の側近として仕える人物です。するとそこへもう一人、新しい家臣がやって来ます。

慶喜の要請に応えてやって来たという、水戸藩士の原市之進です。98年の大河ドラマ『徳川慶喜』ではミュージカル俳優の山口祐一郎さんが演じていました。あの時は市之進は慶喜の手足となって活躍していたのですが、今回の大河ドラマではどう描かれていくのか注目したいところです。

円四郎は水戸藩士が自分たちの命を脅かす存在だったことから、最初は市之進に対して冷たい態度をとってしまいます。しかし、彼の口から混乱する水戸家中の話を聞いて驚愕。一番衝撃を受けたのは、藤田東湖の息子である藤田小四郎が攘夷を叫び領内を出てしまったことです。
武田耕雲斎は出て行こうとする小四郎を「時期尚早だ」と止めますが、「長州の桂小五郎と接触し盟約を結んだ」として強引に出て行ってしまったらしい。烈公を神のように崇める小四郎たちはやがて「天狗」と呼ばれ恐れられる存在に…。これが、悲劇の”天狗党”の始まりだったわけですね…。

98年度大河ドラマ『徳川慶喜』の第32回では小四郎と桂小五郎が密談を交わすシーンが出てきます。ちなみに、この時に小四郎を演じていたのが当時大河初出演だった田辺誠一さんです。時を経て同じ時代の大河ドラマに田辺さんがレギュラー出演していることに感慨深いものを感じます。

市之進はかつて弘道館で慶喜と共に学んだことをアピール。武田耕雲斎からも慶喜を守るように言い付かってきたと必死に訴えます。その姿に疑いが晴れた円四郎は、疑っていたことを詫びて快く市之進を迎えるのでした。

するとこのタイミングで「渋沢と名乗る者が…」と知らせが入るわけですが、それを聞かないうちに「うるせぇ!!今めっぽう忙しいんだ!!」と一喝してしまう円四郎(汗)。栄一たちは再び門前払いを食らってしまう羽目となってしまいましたw。最初は「もうこれで義理を果たした」と言っていた二人ですが、その後何度も円四郎を訪ねていたようです。

喜作としては「もういいんじゃないか?」と諦めモードに入っているようでしたがw、栄一は「奥方様に忠誠を尽くすと約束したからいっぺん会って礼を言わない時がすまねぇ!」と躍起になってました(笑)。真面目で一直線な栄一らしいよねぇ。でも、キチンと対面してお礼を言わないままだとモヤモヤするっていう気持ちは分かる気がします。

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やがて時は流れ…いつの間にか冬に突入。栄一たちの髪型も「総髪」へと変化していました。
が、円四郎にも会えず、攘夷派の志士たちからは大した情報も得ることができず、とっさまからもらった軍資金だけが湯水のように消えていくという最悪の状況です(汗)。話を聞こうと料亭に呼び出しては収穫を得られず遊んだ金だけが消費されていったらしい(苦笑)。結局、そういうことになっちゃったか。

今宿泊してる旅籠はけっこうお値段も張るらしく、そろそろ持ち合わせも尽きてきたということで苛立つ栄一はもっと安い場所へ移ろうと決断しました。こちらで会った志士たちは幕府の愚痴ばかりで何も動こうとする気がないということも苛立ちの原因のひとつ。未だに何の志も立てられない自分が情けない。

いっぽうの喜作はホームシックにもかかってしまったらしくww、かなり気持ちが折れてきてしまってる。栄一も藍玉の出来のことが頭をよぎる。武士にはなり切れない二人がおかしくも切ないシーンでありました。

その時、ふと長七郎のことが頭に浮かぶ二人。号泣しながら焼き討ち計画を止めた長七郎のただならぬ様子が未だに頭から離れません。「あいつがあんなふうに泣くなんて…」と喜作も気にかけている様子。
それを聞いた栄一は「そろそろ動くべ!」と一念発起し、惇忠に当てて手紙を書きます。

「京では未だに大きな動きはないが、そんな今こそ俺たちが動かなければならない。昨年叶わなかった横濱焼き討ちの悔いを晴らし、さらなる大きな攘夷の夢をかなえるのだ!長七郎にも即刻江戸に上るよう伝えてほしい」

惇忠はさっそくその手紙を長七郎に渡します。「ついに来たか!!」と震える手で手紙を食い入るように読む長七郎でしたが、その目はどこか虚ろで尋常ではない。そんな弟の様子が気にかかった惇忠は、京への道中に中村三平を同行させることにしました。

京へ向かう途中、盟友だった河野顕三の故郷である下野吉田村に立ち寄った長七郎と三平。小さな墓の前で「河野とは無二の交わりを結んだと言うに、俺は未だに忠義の血を流せずにいる…」とぽつりと呟く長七郎。三平はそんな彼を気遣うように「あまり思い詰めるな」と告げますが、その言葉も耳には入ってこないようで心配です…。
それにしても、1回きりの登場だった福山翔大くん演じる河野がこうして物語の中に色濃く影響してくるとは…!それだけ濃いインパクトを残した人物だったということだよね。福山くんの熱演、本当に素晴らしかったし!そんな彼の興味深いインタビューがネットに掲載されています。

謎だった目のことにも触れられていて、大変興味深い記事でした。福山くんと長七郎を演じる満島くんがいかに熱く役作りに没頭したかも語られていて、読んでいてグッとくるものがありました。

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そこからしばらく歩いていた長七郎と三平でしたが、日も暮れて暗くなってきたということで三平は宿を探そうと提案して先を急ぎます。長七郎もその後について行こうとするのですが、背後にただならぬ気配を感じて立ち止まってしまう。
すると、彼の視線に謎の嫁入り行列の姿とそれを告げる子供の存在が飛び込んでくる。天かが乱れているこんな時勢に祝い事を堂々とするとはどういうことかと混乱してしまう長七郎。そして錯乱状態に陥り、「やい狐!汝なぜこの長七郎をたぶらかそうとする!!!」と叫び動けなくなってしまった。震えながら振り向くと…

狐の面をつけリズムよく歩みを進めていく嫁入り行列の光景が飛び込んでくる…!

次の瞬間…、長七郎は無我夢中で叫びながら刀を振りかざし”狐”に向かって斬りかかる。しかし、呆然と立ち尽くす彼の傍に倒れていたのは、”狐”ではなく、”飛脚”の姿だった…。長七郎は、ただそこを通りかかっただけの飛脚に刃を振るい殺してしまったのです…。しかしあの瞬間、長七郎はそれさえも理解できていないようだった。

おそらく、鬱病による幻覚症状に襲われたんだろうね…。実際、未だに長七郎がなぜ飛脚を斬り殺してしまったかについては謎のままだと言いますし、もしかしたらドラマと同じような症状があらわれていたのかもしれません…。飛脚の人は本当に運が悪かったというか…お気の毒というか…言葉がありませんよ(涙)。

そんな恐ろしい事態になっているとは露知らぬ栄一たちは、宿の部屋から長七郎がやってくる姿を今か今かと待ち構えていました。結局彼らは安宿に行かずにそのままの宿にとどまっているのかしら(汗)。
そんな二人に早飛脚で惇忠からの文が届く。そこには、江戸へ向かっていたはずの長七郎と三平が「何かの間違い」で捕縛され牢に入れられてしまったという衝撃的な内容が書かれてありました。さらに悪いことに、長七郎が持っていた栄一からの過激な内容の手紙がお上の手に渡ってしまったという。

長七郎のことも心配ではありましたが、今の栄一たちにとってはそれよりも・・・「横濱焼き討ち」だの「攘夷の夢をかなえよう」だのといった物騒な内容がてんこ盛りな文が幕府の知るところとなってしまったことの方が一大事です(苦笑)。忘れ気味になってましたが、そもそも栄一たちは”追われる身”で隠れるために京へ来たわけだしね(汗)。

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あの手紙が上に渡ったということは…見つかれば即刻捕らえられることは必至。顔面蒼白になった二人は大混乱。喜作はパニック状態に陥り、何の行く当てもないのに逃げる準備に必死ですw。栄一はそんな喜作に「弱音を吐くな!!」と檄を飛ばしましたが、自分も全く心に余裕がないww。
と、そんな二人に来客があるという知らせが入る。これはいよいよ捕らえられる時が来てしまったのかと頭が真っ白状態になる二人(汗)。とりあえず持てるものを持ちすぐに逃げる体制に入るのですが、そうこうするうちに「お客」が栄一たちの部屋まで上がってきた。万事休す!!その現れた人物とは・・・

円四郎の家臣・川村恵十郎でした!ここ最近、栄一たちの様子をコソコソ偵察していたのは彼だったのです。川村は「平岡様がお呼びだ、すぐに来い!」と告げます。もうここまで来たら腹をくくるしかない栄一と喜作。

どんな目に遭うか分からず、この世の終わりのような心境で平岡の屋敷を訪れた栄一と喜作。そんな二人に円四郎は「江戸で何か企てたことはあるか?何かあるなら包まず語れ」と聞いてきた。喜作は必死に「何も企ててはいません」と嘘をついてしまいますが、「おぬしたちを捕らえるための追手がすでに京まで来ている」と告げられて二の句が出てこない。

しかし、栄一たちが平岡の家臣だという証文を持っていたことから一橋家に話が下りてきたのだという。それゆえ、円四郎としてはどう返答していいか迷っていると。栄一は「ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」と平謝り。
ところが、「平岡様の奥方様にも大変お世話になって」と言いかけたところで円四郎が反応w。「いい女だろう!」とニンマリご機嫌な様子の円四郎さんが好きだよww!やすさんのこと、本当に大好きなんだよね。その反応を見た喜作はチャンスとばかりに「お美しい方で」とヨイショ発言するのですが、円四郎は一度はニンマリしたもののそれには乗らずすぐに「ばかやろう!」とツッコミ入れるのでした(笑)。

どう答えていいのか分からずに戸惑っている二人を見た円四郎は、自分は謝ってほしいわけでもおべっかを言われたいわけでもないと告げます。どうやら栄一たちに救いの手を差し伸べようとしてくれているらしい。
そのことを察した二人は顔を見合わせ、円四郎を信じてこれまでの自分たちの出来事について正直に語ることにしました。

喜作は、仲間の長七郎が何かの間違いで獄に繋がれたという文が届いたと切り出す。栄一も、長七郎に自分たちから攘夷を促すような文を出したことを告げる。

「幕府は政を怠っており、今のままじゃ日ノ本は成り立たない。一刻も早く幕府を転覆せねばと悲憤慷慨しております!」

真っ直ぐな眼差しで真っ正直に想いをぶつけてくる栄一に、円四郎は思わず「はぁ!??」と口あんぐり状態になってしまいました(笑)。まさかそこまで直球でくるとは予想していなかったんだろうねw。そういった内容が書かれてあると知った円四郎は「そんなこったろうと思ったぜ!」と呆れるしかありませんでした。

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ところが円四郎は栄一たちに「殺しや盗みなど人の道に外れたことはしたことがないか」と尋ねてくる。栄一と喜作は「誓ってそのようなことはやっていない」と断言。でも栄一は

「斬ってやりてぇ!国を亡ぼす監物は捨ておけねぇ!とは思いましたが、あいにくまだ手を下せる機会に恵まれておりません」

と余計な一言を添えてしまうw。危なっかしすぎるぜ、栄一ぃ(汗)。そんな彼に円四郎も「馬鹿正直な奴だねぇ…」と苦笑い状態ww。あそこまで真っ正直に言われたら、もう脱力するしかないって感じでしたね(笑)。

この先どうするのか未だに分からないと告げる栄一と喜作。何の志も果たすことができないままこんなことになってしまったと、悔しそうに俯く二人の姿を円四郎は柔らかい表情で見つめていました。そんな彼らのことを、円四郎は大いに気に入ったようです。

「いつ死んでもおかしくないと思っていた二人が顔を見せてくれた」と感慨深そうに語るシーンはグッとくるものがありました。惜しい人物だと言ってましたからね。生きて再び会えたことが嬉しかったんだと思います。

「だったらそろそろ、腹を決めろ!」と立ち上がった円四郎は、幕府がダメだと言っても一橋が同じだとは限らないと告げ、意外なことを提案してきました。

「どうだ、一橋の家来になれ!!」

ついに、栄一たちに一橋への仕官の話が正式に出てきました。返答するかどうかというところで今回は終了。そしていよいよ来週、第1回目冒頭の慶喜との出会いのシーンへと繋がっていきます。

今回も盛りだくさんすぎる内容で満足だったのですが、何かが足りないと終わった後に気が付いた…。

毎週欠かさず登場していた家康さまが、まさかの不在ーーー(汗)!!

これは意外過ぎた!北大路欣也さんの家康コーナー、自分が想うよりもずっと楽しみにしていたことを痛感w。来週は復帰しますように!!

完全版ディスク発売!

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