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ドラマ『ガラスの仮面2』第十二(最終)章 BS再放送感想

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台風の翌日は見ごとに天候が回復したことで客席には多くの観客が訪れていました。そこには亜弓の姿もあったわけですが・・・初日のチケットのほかに二日目も確保してたってことなのか、はたまた特別枠で融通してもらったのか・・・(たぶん後者w)
でも、私が一番ツッコミたいのはその後の黒沼先生のセリフ「今日はコメディでやる!」です。

えっと・・・初日は速水さんしか見ていないんですよね??だったら、実質的な初日は二日目ってことになるんですよね??それなのに、スタンダード版じゃなくてコメディ版なの!?たぶんそれ、事前にお客さん側に情報出してないよね!?
いやいやいや、それはダメでしょーーーww。シリアスモードで期待してきたお客さんを裏切ることになるよ!?っていうか、普通はしばらくスタンダードやってから変わり種演出するってスタンスだと思うんですが?私だったら「想像したのと違いすぎる」って違和感持っちゃうと思う。

ま、時間の関係もあるのでこういう端折りは致し方ない部分はあるんだけど(笑)。でもせめて2日目じゃなくて原作通り5日目からってことにすればよかったのにねぇ。
1日ごとに演出変えてたらしいというのも衝撃的ww。よくそんな稽古する時間あったなとw。そのこと事前にちゃんと客側にも周知させないとダメだと思うぞ。

そして千穐楽の日。ジェーンが握りしめているスカーフは初日の「青」ではなくて「赤」。そこがこの作品のなかで非常に重要なポイントです。その理由は後々明らかに。バージョンはスタンダードだったようです。最後はやっぱりそうじゃないとねw。

千穐楽の客席には、亜弓を始め月影先生や麗たちかつての「劇団つきかげ」のメンバーも駆けつけていました。成長したマヤの姿を確認した月影先生は「もう、魂の片割れに会いに行ってもよさそうですね」と傍にいた源造に呟く。これ、捉えようによっては遺言って聞こえちゃよ!??

ちなみに、源造さんを演じた六平直政さんのオールアップはこの日だったようです。集まったエキストラに対して挨拶してる姿がお茶目で可愛かった。

千穐楽が終わった後、舞台の上でジェーンとして過ごした日々に思いを馳せていたマヤのもとに黒沼がやって来て『忘れられた荒野』が全日本演劇芸術祭にノミネートされたことを伝える。「お前はそこで何としても賞を取れ!」と励ますのですが…いや、もう、舞台終わっちゃってるから運を天に任せるしかないでしょww。

何はともあれ、全日本演劇芸術祭で「主演女優賞」かそれに匹敵する賞を取ればマヤは『紅天女』候補として再び名を連ねることができる。そうなることを祈るのみ。

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そしていよいよ運命の発表される日がやって来る。

全日本演劇芸術祭のパーティ会場では、相変わらず猛烈な亜弓推しを前面に出してくるハスキー小野寺ww。マヤが落選することを望んでるような発言をしていて…つくづくイヤな演出家だなと(笑)。でもそんな彼に対して歌子さんは「マヤさんの狼少女も素晴らしかったわ」と称賛してくれてる。そんな歌子さんが好き!
亜弓もマヤの芝居が素敵だったと賞賛してくれますが、それと賞レースとは話は別。改めて「賞はあなたには渡さないわ!!」と宣戦布告します。

そしてドラマではあっという間に「主演女優賞」の発表に。っていうかアナウンスの人…「それでは最後に」って言ってるんだけど・・・普通、一番最後は作品賞じゃなくてww!??あ、ツッコんじゃった(笑)。ドラマ的にはマヤが主演女優賞獲れるかどうかがメインだからいいのですw。

真澄がハラハラしながらマヤの後ろ姿を見守るなか、運命の「主演女優賞」が発表される。
しかし、そこでコールされたのは・・・マヤではなく亜弓のほうでした。

小野寺さんと歌子さんは大喜びでしたが、亜弓はマヤがコールされなかったことに複雑な心境を抱いてしまう。「賞は渡さない」と宣戦布告はしたものの、やはりマヤと『紅天女』を競いたいという気持ちは誰よりも強かった亜弓。マヤが呼ばれなかったことは、彼女が『紅天女』候補から外されてしまうことを意味していましたから、喜びたくても喜べない心境になってしまったんでしょうね。

一方のマヤは「主演女優賞」を取れなかったことに大きく落胆してしまう。後ろのほうで見守っていた真澄も戸惑いを隠せない。
しかし、『紅天女』を競いたいと言ってくれた亜弓のおかげで自分はここまで来れたと思い直したマヤは「笑っておめでとうって言わなきゃ」と彼女のほうへ近づいていこうとする。切ないけどマヤちゃんて素直な良い子だなって思う。

と、その時突然「審査員から特別にもう一つ賞が設けられました」というアナウンスが入る。それは主演女優賞に匹敵する「最優秀演技大賞」というものなのですが…え、こんな急にその場で賞を設けられるものなのww。ま、ドラマ(漫画)ですからww

皆が緊張するなか、その賞にマヤの名前がコールされる。なんか「主演女優賞」よりも「最優秀演技大賞」のほうが核が上のように聞こえてしまうのは気のせいだろうかw。

マヤが自分と同等の賞を受賞したことで亜弓もほっとしたようです。真澄も安どの表情を浮かべていました。「おめでとう、マヤ」・・・本当はそばに行って伝えたい言葉だよね。
こうしてマヤは亜弓と一緒に『紅天女』を再び競えることになりました。

このパーティシーンでは多くのメインキャストがオールアップを迎えたようです。マヤと真澄と月影先生以外はほぼ全員このシーンが最後だったかと思います。
亜弓を演じた恵ちゃんが「活舌が悪くて皆さんにご迷惑をおかけしたんですけど」と泣いて挨拶していたのがグッと来たなぁ。あと、小野寺を演じた佐戸井さんが解放されたように眼鏡を取って髭を引っぺがしていたのが面白かったww。これらはビデオの特典映像に収められてました。

賞を受賞したマヤはその足で月影先生のもとに急ぐのですが、周囲がまだだいぶ明るいってことは、けっこう早い時間に授賞式が行われたってことですかねw。
ところが、月影先生が入院していた部屋はすでにもぬけの殻状態…。「魂の片割れに会いに行く」というセリフもあったことから、あれを見て月影先生、ついに…!!????と思った人は多いのではないでしょうか(汗)。

マヤが衝撃を受けていると、先に来ていた亜弓が入ってきて月影先生からの手紙を手渡す。
亜弓はたぶん車移動なのでマヤよりも先に病院についていたと思われます。彼女はきっと病室に現れると踏んでの先回り行動でしょう。さすがです。それを見越して月影先生は彼女に手紙を託したわけか。それにしてもいつ会ってたんだろう?

手紙には「私は一足先に紅天女の故郷へ帰ります」と書かれてありました。「魂の片割れに会いに行く」と言っていたのは、紅天女の故郷で眠りについている尾崎一蓮会いに行く、という意味だったのです。
さらに「紅天女の故郷であなたと亜弓さんが来るのを待っています」と綴られている。紅天女の稽古を二人につける気満々で月影先生は旅に出たようですね。その稽古の様子が完結編で描かれるので…できればもう一度放送してほしい。

亜弓とマヤは握手を交わし、笑顔で『紅天女』を競うことを誓いました。二人がいい関係に戻れてよかった(完結編ではそのあともうひと悶着あるんだけどw)

月影先生を演じた野際陽子さんは手紙を読んだシーンがオールアップだったように思われます。祐実ちゃんや恵ちゃんから花をもらって笑顔でハグしていた姿がとても印象的だった。野際さん…まだまだお元気でいてほしかった…!!
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速水家に戻った真澄が英介の部屋を尋ねると…なんと、ちゃっかり紫織が先に訪れていて薄ら笑いを浮かべていた…www!!転んでもただは起きない女だな、ほんとに(笑)。真澄も相当ビビってましたがwww、そんなのお構いなしに彼女は「わたし、あなたの心が私になくても、待ってますから」と迫る(汗)。

それに対して「どんなに待っていただいてもこの先私の心が変わることはありません」と丁重にお断りする真澄。
いやいやいやいや、あーた、紫織の犯罪的行動にめっちゃ腹立ててたんだからそんな生易しい反応見せちゃダメでしょうwww!!!ここがダメなんだよねぇ。自分がそう仕向けちゃったっていう罪悪感がそうさせてしまうんだろうけど…だから完結編であんなことに…(苦笑)。

しかし、真澄がどんなに「この先あなたのことは好きにならない」と伝えても全く諦める様子のないサイコ紫織。

「それでも私、絶対あなたを諦めたりしない!!!ずっと…ずっと待ってますから…!!!」

こっっわwww!!!!怖すぎるでしょう、この言葉ww!!!まさにス〇ーカー宣言したようなものだからね(汗)。いや~~、とんでもないモンスターに育っちゃったよ!?その真の恐ろしさはスペシャルの完結編で明らかになるんですがww…放送、できないものですかねぇ。

紫織が恐怖の言葉を言い残して去った後、英介は焦げた紅天女の打掛を眺めながら「お前の好きにしろ、お前の人生だ」と告げる。なんだなんだ!?急に物わかりのいいお義父さんになっちゃったじゃないの!!もしかして、紫織の悪行の数々を知ってしまったのかw!?

思いがけない父の言葉に真澄もかなり驚いていましたが、その後じわじわと感謝の気持ちが湧いてくる。この時初めて彼は英介を「父」と認めたのかもしれないですね。でもねぇ…完結編ではさぁ…(苦笑)。

英介を演じた筒井康隆先生はこの場面がクランクアップになっていたと思われます。特典映像では田辺さんが筒井先生に花を贈っていました。

そしていよいよ…この作品最大のターニングポイントの時が訪れます!!

マヤがアパートに戻ってくると、扉の前に紫のバラが置かれてある。久しぶりに扉の前の「紫のバラ」を見た気がする。さっそく部屋に入り”紫のバラのひと”からのメッセージカードを読むマヤ。

「最優秀演技大賞受賞おめでとう。狼少女ジェーン、素敵でした。青いスカーフを握りしめながらスチュワートを求めるラストのシーンは感動的でした」

この先にもメッセージは続いていましたが、マヤは衝撃のあまり続けて読むことはできませんでした。なぜならそこには、初日を見た人しか知らない情報が書かれてあったからです。
「青いスカーフ」は初日しか使っていなかった。原作やアニメのように紛失してしまったからではなく、マヤは「青いスカーフ」をあえて初日にしか使わず肌身離さず持ち歩いていたのです。

台風直撃の日の初日に訪れた観客は、速水真澄ただ一人。舞台が終わった後、彼はメッセージに書かれてあることと同じ感想をマヤに伝えていました。その時のことが彼女の脳裏にハッキリと蘇ってくる。
最初は「まさか…!!」と信じられない気持ちでいっぱいだったマヤでしたが、思い返してみると”紫のバラのひと”と”速水真澄”を繋ぐ心当たりがいくつも浮かんでくる。

『ふたりの王女』で悩んでいた時にレストランで遭遇した時のこと。そしてドレス…。彼は偶然を装いましたが、今思い返してみるとそれが偶然ではなかったと確信に変わる。

拓矢に引き留められて帰りが遅くなった時に真澄に抱きしめられたときのこと。あの感覚と山荘で『奇跡の人』の単独稽古をしていた時に抱きしめられた感覚が同じだったことも改めて思い出す。
この”抱きしめ行為”はパート1で噴水のなかでも「この感じ?」と思ったことはありましたが、今回はそれ以上の確信を持てたことが大きい。そういう意味ではあの第6話ラストシーンは非常にになっていたように思うのです。

数々の思い当たる場面を思い出しながら、「どうして今まで気づかなかったの…?」とマヤは涙を流して真澄のことを想う。

「紫のバラのひと・・・あなただったんですね、速水さん・・・。これを贈ってくれたのもあなた、ずっとずっと、見守ってくれていたのもあなた・・・!速水さん、あなただったんですね・・・!!」

マヤは青いスカーフを抱きしめながら真澄を想い泣き続ける…。このシーンは本当に感動して涙が出ました(涙)。こんな日が来るなんてねぇ…ほんと感激ですよ。

原作でも”紫のバラのひと”からのメッセージでその正体を悟る場面があるのですが、その時点ではマヤは動揺のあまり事実を受け止めきれてなかったんですよね。告白もされてなかったわけですからただ混乱するしかなかったという描写だった。確信に変わるのはさらにその後の話。

ドラマではすでに真澄がマヤへの真摯な愛情を伝えているというのも大きかったですが、そこに至るまでに蓄積されていたマヤに対する少し積極的なアプローチも効いていたと思います。そのことで原作よりもマヤのなかで「速水真澄」に対する気持ちが知らず知らず膨らんでいたんじゃないかなと。だから、メッセージを読んだ後に”紫のバラのひと”=”速水真澄”という真実を比較的早く受け入れられたんじゃないかなと私は捉えてます。

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数日後、真澄はマヤの母の墓の前に立ち、彼女が『紅天女』を競えるようになったことを報告していました。そして…

「あなたを死に追いやってしまったのは俺です…。俺は一生かけてあの子を見守り続けます…紫の影として…!」

と告げる。彼の中で決して消えることがない大きな罪悪感と十字架が今となっては本当に切ない。マヤを想うあまりの行動だったけれど、結果として彼女の一番大切な存在を失わせることになってしまいましたからね…。
思い余ってついにマヤに告白してしまいましたが、彼女の中では自分はいつまでたっても憎まれる対象でしかないと感じ続けている速水さん…。自分の気持ちにマヤが応えてくれる日は永遠に訪れないと思い込んでいるが故のこのセリフがすごく切なくて泣けます…。

するとそこへ母の墓参りに訪れたマヤが現れる。偶然の遭遇に二人とも驚き、しばらく言葉を発することができない。マヤは「紫のバラのひと…あなたが…あなたが…!!」と思いを募らせながら彼に近づいていきますが、言葉を発しようとした瞬間に真澄が「いつ、紅天女の故郷へ行くんだ?」と尋ねてきて出ばなをくじかれてしまった。明日だと聞くと真澄は「いよいよだな…」とだけ告げる。

そんな彼に、マヤは思い切って「紫のバラのひと…」と真相に迫ろうと試みる。その言葉を聞いて思わずビクリと動揺してしまう真澄…。マヤはさらに言葉を続ける。

「紫のバラのひとに、わたし、真っ先に観てもらいたい!もし紅天女をやれるようになったら、真っ先に紫のバラのひとに…!!いつも紫のバラを贈り励ましてくれた、私の大切な、大切な人に…!!ずっとずっと、そう思ってました。その人に、私の紅天女を見てほしいって、もうずっと、ずっと…!!!」

もうこのセリフ、真相を確かめようとする言葉じゃないよね。ほとんど真澄への愛の告白ではないですか…!!マヤの中では「紫のバラのひと=速水真澄」という真実を受け止められているので、”紫のバラのひと”と発する言葉には”速水さん”って言葉がまるまる当てはまっていたようにしか思えない。
彼女は「速水さんに、真っ先に私の紅天女を見てほしい!!」って必死に訴えてるんですよ…。もうほんと、そのことが感無量です(涙)。その想い、感じ取ってあげて…!!!と思っていたのですが…彼が応えたのは

「頑張っておいで、おチビちゃん。紫のバラのひとも君の紅天女、楽しみにしてるよ」

という言葉だけだった。マヤとしては言ってほしかったんだよね、「紫のバラのひとは俺だ」って。だけど速水さんとしては自分はマヤから憎まれてる存在だっていう固定観念が抜けないため、真実を語ることができないでいる。
唯一マヤと正直な気持ちで向き合える”紫のバラのひと”の存在を否定されたくないって恐れる気持ちがすごく大きいと思いますよ。そう思うとなんだか泣けるんだよなぁ…。ほんとはほぼ両想いになってるのに…。

そのまま立ち去ろうとしてしまう真澄でしたが、どうしても彼に伝えたいことがあるマヤは弾かれたようにその背中を追いかける。あまりに急いでいたため階段を踏み外してしまった彼女を、真澄は抱きかかえるようにしっかりと受け止めた。実質、これも抱きしめ行為にカウントできますよねww。もうサービスショット満載で、ドラマ班には感謝しかない(笑)。

「相変わらずドジだな、おチビちゃん」

とちょっといたずらっぽくからかう真澄でしたが、マヤはそれどころではありません。どうしても彼に伝えたいことがありました。カバンの中から青いスカーフを取り出すと、それを差し出しながら必死に想いを告げる。

「これ、初日しか使わなかったんだけど…私のお守りにしてたんだけど…だけど、持っててください!初日に、台風の中来てくれたから…。たった一人来てくれたあなただから、あなたに持っててほしい…!いつか、私が紅天女をやるその日まで、あなたに…!!!」

ここも大きな感動ポイントでした(涙)。マヤちゃん、青いスカーフを「お守り代わり」としてずっと肌身離さず持っていたんですよね。それはつまり、彼女の速水さんに対する想いの表れだったと思うのです。それが「愛」だとは彼女の中ではまだ育っていないのかもしれないけれど、確実に「とても大切な人」には速水さん、昇格してるんですよ…!!

そんな大切な青いスカーフを、マヤは速水さんに手渡した。つまりそれは、”紫のバラのひと”である真澄に「紅天女」へ立ち向かう自分を見守っていてほしいって伝えたかったんじゃないかな。そんな気持ちに彼女がなってくれたことが本当に感無量です…!!

真澄はマヤが差し出した青いスカーフをそっと両手で包み込むように受け取る。この仕草が本当に愛情あふれていて泣ける(涙)。そして一言「大事にするよ、ありがとう」とだけ告げてマヤの前から立ち去っていきました。本心では心の底から嬉しかったと思うよ…!
その背中に向けてマヤは「行ってきます、紫のバラのひと…」と呟きました。

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その翌日、副社長室を訪れた水城は彼の前にいくつかの雑誌を置きその後の予定を告げている。けっこう大事な仕事が立て込んでいるようでしたが…こんな時に限って、彼はそれを無視する傾向にあるんだよなぁという一抹の不安が(笑)。

さっそく雑誌の一つを開いていくと、マヤが最優秀演技大賞を受賞したことに関する記事に目に留まる。そのタイトルと『忘れられた荒野』のラストシーンでの写真を見た真澄に大きな衝撃が走る…!!

そこには「感動的な赤いスカーフのシーン」と書かれてあったのです…!!

ふいにマヤから渡された青いスカーフを懐から取り出し見つめる真澄(彼も肌身離さず持ち歩いてるんだねぇ)。そして、自分がある「ミス」を犯したことに気づいてしまう。紫のバラに添えたマヤへのメッセージのなかで「青いスカーフを握りしめながら」と綴ってしまったことを…!
そしてついに、マヤは紫のバラのひとが真澄だと気づいていたうえで「青いスカーフ」を渡したということに初めて気が付くのでした。

このシーンも驚きがありましたね。原作ではいまだに速水さんはマヤが”紫のバラのひと”の正体を知らないと思い込んでますからww。それをドラマ版では彼が知ってしまったという展開にしたのですから、二人の関係を進展させるためのこれは非常に大きな出来事となります。
ドラマ班、最終回ということでめちゃめちゃ前進しまくってくれてるじゃないの!と当時は狂気乱舞状態でしたww。

そして案の定、その後の仕事の予定が入っていることをスルーして弾けたように副社長室を飛び出しマヤの元へ向かおうとしてしまう速水さん(笑)。彼の中では常に「仕事≦マヤ」なのですwww。このドラマの中ではほとんど仕事してるシーン、なかったですから・・・もう、これはお約束シーンとして捉えてますw。

紫のバラのひとの正体を知られたと分かって、居てもたってもいられなくなったのか青いスカーフを握りしめ車を走らせる。あ、彼の車、無事に手元に戻ってたのね(←この場面でそんなとこツッコミ入れるんじゃないよwww)

そうとは知らないマヤは、「行ってきます、速水さん、紅天女の故郷へ…」と呟いて生けてある紫のバラの花束から一本だけ抜き取り紅天女の故郷へ向かう。紫のバラを見て「速水さん」と言ってくれるマヤちゃんが嬉しい。彼女の中ではもう完全に、紫のバラのひとへの想いは速水真澄へとシフトしている。

その頃、車を走らせマヤの元へと向かっていた真澄でしたが(たぶん最寄り駅方面?)、ふと青いスカーフを見つめたときに「私が紅天女をやるその日まであなたに持っててほしい!」と告げられたことが頭をよぎる。その意味に気づいた時、真澄は突然車を急停止させました…って…

ヲイ!!危なすぎるだろーーーwww!!その止め方、確実に追突される危険レベルだよ!?完全に迷惑行為でしょーーww!!せっかくの高級車が潰れるよw!?ってか、むち打ちになるぞ!?

と、当時は大ツッコミしまくったものです(笑)。ま、今見てもこの場面はやっぱりツッコミ入れたくなりますけどねwww。でももう、いいんです、田辺さんが演じてる速水真澄だから(笑)。ドラマだから(笑)。

マヤは青いスカーフを渡した時に「私が紅天女をやるその日まで」と伝えてました。つまり、「紅天女を演じる日まで見守っていてほしい」という彼女のメッセージが込められていたんじゃないかなと。闘いに行く自分を応援してほしいって伝えたかったんじゃないかな。
それゆえ、あの時彼は会いに行くのを寸でのところで思いとどまったんじゃないかと思います。今は、見守るときなのだと。

そして一人電車に揺られている彼女のもとに、車掌から紫のバラの花束が届けられる。ここのシーン、車掌さんが映るまでにけっこう溜めてたのでw「まさか速水さん、結局我慢できなくて来ちゃった!?」と思わせぶりな演出になってたな(笑)。

車掌さんによると、ひとつ前の駅に届けられていたと。えっと、それがどのあたりの駅なのかが謎なんですが・・・紫のバラを調達してから届けるまで、速水さん、めっちゃ電光石火な行動を起こしたことになるな(←だからそこツッコんじゃだめ 笑)

紫のバラに添えられたメッセージには

「あなたの紅天女が見れるのを楽しみにしています。いつでもあなたを見ています。あなたのファンより」

と綴られていました。これは、きっと、初めて”紫のバラのひと”としてではなく”速水真澄”として彼女に送ったメッセージだろうね。つまりは、マヤに対する本当の意味でのラブレターだったんじゃないかな。
マヤは素直にそのメッセージに感激し「速水さん…!私頑張ります!精一杯!」と紅天女の稽古に向かう決意を紫のバラに向かって告げるのでした。ちゃんと彼の想いを受け止めてくれてて…ほんと胸いっぱい!

そのころ真澄は、とある埠頭に車を止めて青いスカーフを見つめながらマヤへの想いを募らせていました。

「マヤ…!待ってるよ。君が紅天女を演じるその日まで。その時がその時こそ俺は…!楽しみに待ってるよ。虹の世界で輝く、君の紅天女を!」

もうこの際、速水さん、仕事は、会議はどうしたーーー!?というツッコミはしないでおきましょう(しちゃったけどw)。マヤへの想いで幸せな気持ちで追われた速水真澄の姿にただただ浸るのが、一番いいと思います(笑)。希望が見える終わり方でよかったよ、ほんとに。
彼が語った「その時」の後は…想像にお任せするってことになってますが、私は「紫のバラのひとの正体を自ら告げて正式に交際を申し込む」ことを伝えたかったんじゃないかなと思ってます。

そしてマヤは紅天女の故郷に到着し、月影先生の元へと歩み出します。

この場面が、安達祐実ちゃんのオールアップとなっていたようです。スタッフに囲まれながら笑顔で手を振る姿が可愛かった。
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というわけで、「ガラスの仮面パート2」はこれにて完結となりました。一番メインに重点を置いて見ていたマヤと真澄の恋の行方が想像していたよりもかなり進んだところまで表現されていたのが個人的にはとても嬉しかった。よくぞそこまで踏み込んでくれた!!とドラマ班に感謝したいですね。

しかし、速水さんははっきりとマヤに対して愛の告白を成し遂げましたが、マヤはまだはっきりと彼に想いを告げられていないまま終わっている。真澄への想いは確実に募っているものの、彼女の中でそれが「愛情」だと認識するところまではまだ到達していないんですよね。それゆえ、結局最後まで速水さんはマヤの自分に対する想いに確信を持てきれないままになってしまったように思います。

だからこその「完結編」なのですよーーー!!!完結編ではマヤと速水さんの関係に大きな進展がみられることになってます(どんな形であれ)
それ以外にも『紅天女』の試演や、マヤと亜弓の苦悩や葛藤など…色々ギュっと内容詰まってます。ついでに言うと、エキストラ出演した私も映ってます(←どーでもいいか 笑)

きれい画像で残したいんですよね~。なぜかCS放送でも一度も再放送されてないようで、ビデオ時代に録画したものしか手元にない。
しかもこの時期、政治の変換期でやったら「○○氏が××に内定」とかいうニュース速報テロップが出まくってた。それが一番入ってほしくないシーンの時に限ってバリバリ出てて、当時見ていた人たちは阿鼻叫喚状態だったと思います(私もw)。政治ニュースが落ち着いた後は事故ニュースも出てきて…もう、ドラマ見てるのかニュース見てるのかみたいな状況だった(苦笑)。

放送できない理由とかあるんですかねぇ。
一番可能性としてあるのは原作者のOKが出ないってことかな。原作が進まない代わりに完結編ではマヤと真澄の関係を相当先へ進めてましたしww。それか出演者NGか、最悪は元データ紛失してるか(汗)。うーーん、謎です。本当はパート1・パート2・そして完結編とディスク化してもらうのが一番ベストなんですが…なんとか実現してもらいたいものです。

完結編がBSで放送されないとして、感想を書くかどうかですが・・・数人の方からありがたいことに「読んでみたい」とのお声をいただいているので、自宅にいる時間が圧倒的に長いこともあるしw…打ち込みにかかろうかなと思っています。ただし、大いなるネタバレになると思うので、そこだけはご了承ください。

パート1は書けませんでしたがパート2は完走しました。22年前のドラマでしたが、今見てもめちゃめちゃ面白いし大好きだってことを再認識できました。
それにやっぱり、このドラマパート1からファンになった田辺誠一さんに改めて注目できたことも個人的に嬉しかった。田辺さんが演じた速水真澄は、やっぱり大好きだし、最高だし、唯一無二の存在です。

今回の再放送をきっかけに、過去の田辺さん出演作品をいくつか見直してみようかなと思ってます。もしかしたらちょろっと感想もアップするかも(需要はあまりないかもしれないけどw)。

最後に、ここまで『ガラスの仮面パート2』のツッコミ感想を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。回を追うごとにダラダラ長いだけの文章になってしまってすみません(汗)。
こそっとシレっと完結編の感想が上がってた時wに、またぜひお立ち寄りいただけると幸いです。

※シレっと完結編感想上げてますww

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