これまでの『エール』感想レポ
あーーー、何が残念って、この回で舘林会長が出番終わってしまうことですよーー(涙)。
ということで、今回も会長メインで(笑)。
いよいよハーモニカ倶楽部の公演日。史郎は裕一の様子がおかしいことが気になり、最終の打ち合わせをしている会長のところに「裕一がなんか変です」と報告しに行きます。それに対する会長の答えと言うのが・・・
「いつも変だよ」
舘林さーーん(笑)、そこでまたちょっとツンな受け答えをwww。
でも、「いつもとは違う変なんです」って報告する史郎くんにちょっと「何かあったのかな?」的な雰囲気になる。あのいじめっ子だった史郎くんがこんなにも友達想いのいい子に成長するとはねぇ。なんだか嬉しいよ。
そして本番直前、指揮台に立った会長はチラリと裕一のほうを確認。やっぱり様子が気になっているようでしたね。でも、それを確認する間もなく緞帳が開き公演会がスタートしてしまった。
実は裕一は、公演会の前に父・三郎から伯父である茂兵衛の養子になってほしいと懇願されてしまっていたのでした。
これまでも何度か養子に行く話は出ていたようでしたが、そのたびに何とか店の急場をしのいでその申し出を断り続けていた三郎とまさ。ところが、今回は三郎が巧い話にまんまと乗せられた挙句に騙されて多額の負債を抱え込んでしまう事態となり…(汗)茂兵衛の銀行に頼み込むしかないところまで追い込まれてしまった。金を貸す条件は、裕一を養子に出すことだったわけです。
三郎さん、ほんとに商売向いてないよなぁ(苦笑)。ただ流れで店を継がざるを得なくなったみたいなところもあるから、なおさらねぇ…。なんであんなにすぐホイホイ信じて騙されてしまうのやら。
その犠牲となってしまう形になった裕一。養子になるということは、茂兵衛さんとこの銀行に入らなきゃいけないわけで…それはつまり、音楽を諦めなければならないことだったのです。
せっかく次期会長に推薦してもらえたのに…よもや、舘林さんと同じく音楽の道を諦めざるを得なくなってしまうとは…。
その後の定期公演会だったわけで…「これが最後の音楽だ」って覚悟を決めての出演では、そりゃ、「変」にもなっちゃうよな。
それにしても、会長の指揮棒の振りっぷりが実にスマートでカッコイイ!!見ていて惚れ惚れ致しますよ。もっと見たかったなぁ…。それに、舘林会長にとってもこれが最後の公演会なんだよね。ある程度は腹くくってるからあんなに堂々としていられると思うけど、でも内心は悔しかったと思う。
そしていよいよ最後の曲目。客席に向けて、裕一が作曲した楽曲紹介をする舘林会長…ステキ(笑)。
「彼は、独学で作曲の勉強をした、努力家です。ぜひ、彼のほとばしる熱意のほどをお聴き取りください!」
会長ーーー!!ついこの前は「独学なんかじゃ無理」みたいに嫌味を裕一にぶつけてたのに、やっぱり本心では「すごいやつだな」って思っててくれたんだろうねぇ。あ~、いいなぁ、そういう会長のツンデレっぽいとこ、好きww。
そして会長はさらに、「君の曲だ、君がやるべきだ」と裕一に指揮をすることを促します。こうやってきちんと作曲した相手に敬意を払うことのできる舘林さんは本当に素敵です。好きwwww。
緊張しながら指揮台に立つ裕一、それと入れ替わって裕一のハーモニカパートに就く会長。初めてハーモニカ吹く会長見たけど、なんだか指揮を振ってる時と打って変わってすごく可愛らしくて萌えてしまったwww。もっと見たかったわ~~(笑)。
この裕一作曲のハーモニカ曲が演奏されているときに、裕一が音楽を諦めなければならない瞬間の場面が重なってて…切なかったです。晴れの舞台のはずなのに、それに被せるように泣きながら楽譜を抱きしめ、そして意を決したように決別の意味を込めてそれを破り捨てる裕一の姿が映し出されてて…本当に胸が痛みました(涙)。
最後に「音楽を諦めるなよ」と言う父に対して「残酷だよ、父さん…」って返す裕一が切なすぎた(涙)。ほんと、三郎さんの商才のなさが招いた悲劇なんだけど…二人のそれぞれの涙は見ていて心が痛かった。
窪田くん、こういった壊れやすい繊細な心情表現が本当に巧いしハマると思う。
そしてもう一つの感動ポイントだったのが、どこから聞きつけたのか、藤堂先生が聴きに来てくれていたこと!裕一の音楽の才能を一番最初に認めてくれていた先生だったからね。あの場にいてくれたことはすごく嬉しかった。
演奏が終わった瞬間に割れんばかりの拍手を贈ってて…でも、裕一の音楽生活がここでいったん絶たれることを彼は知らないだろうし…って思うと、ものすごく切なくなってしまった。
公演が終わった後、裕一はハーモニカ倶楽部のメンバーに事情を説明しました。
舘林会長、ショックだっただろうね…。裕一の才能を認めてくれていたし、次期会長にも指名してくれてた。裕一に後を託す気持ちが強かったと思う。それだけに、彼が自分と同じく引退せざるを得ない状況になってしまったことは辛かったんじゃないかな…。固まった表情のまま裕一を見つめていた姿がとても印象的だった。
そして史郎くん…あんなに号泣してくれて(涙)。君はホントに優しい子になったんだね…。
そして時が流れ、裕一が小山家を去る日がやってきた。なんとか退学だけは免れた模様ですかねw。みんなに見送られて旅立ちましたが、父は罪悪感からか最後までその背中を見送ることはできませんでした…。
と、しんみりした感じになってたら…、就職することになる川俣銀行の下宿先に到着したとたんに同僚になる皆さんが超ハイテンションで乗り込んできた(笑)。津田健次郎さんのナレーションに「底抜けに明るい」っていうのがあって、思わず『ちりとてちん』の小草若思い出しちゃったwww。
彼らと裕一がどんな関係になっていくのかも楽しみです。感想はまた様子を見て。
あーーーー、それにしても、ほんと、惜しいよなぁーーー、舘林会長!!もっともっと見ていたいキャラだった。川口覚さんの凛としたお芝居が本当に魅力的でした。再登場してほしい…!!川口さんには、今後もたくさん色んな作品で活躍してほしいと思います。応援してます!!