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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第102回感想 よもやの再会

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

カムカムの放送もいよいよラストスパートへ。この放送前には次の朝ドラヒロインとのバトンタッチ会も行われたようですね。

カムカムはヒロインが3人いましたが、今回参加したのは最終走者の川栄さんということで。

「おかえりモネ」からバトンを受け取っていたのはトップバッターの上白石萌音さんでしたから、深津絵里さんだけがバトンセレモニー参加されなかったということか~。深津さんは徹底してPRのための番組やイベントに顔を出しませんでしたよね。ある意味、深津さんはサムライだなと思います。

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ひなたは、事前に用意していた英語の資料を基に見事にハリウッド視察団の案内役を務めました。忍者パフォーマンスを見てハリウッドの皆さんが子供のようにはしゃいでテンション上がってたのちょっと面白かったw。海外の方にとっては異次元にやってきたような感覚だったのではないかな。

最後に道場に案内すると、最初にひなたに声をかけた初老の御婦人・アニーさん神棚をじっと見つめていました…。なんだかそこに懐かしさのようなものを感じているようにも見えたんだけど果たして…。ひなたも少し気になったみたいですね。

道場でのパフォーマンスのクライマックスはお祓いの一種だという「四方斬り」。真剣を使った迫力の技に視察団の皆さんも大興奮!こうして視察は無事に終了。どの企画も大成功に終わったようで、映画村としてのアピールを十分果たしたと思われます。

皆さんがお帰りになった後、神棚を見つめていたご婦人がキャスティングディレクターの”アニー・ヒラカワ”という方だと明かされました。

演じていたのはやはり森山良子さんでした。前日にお名前が出なかったのはサプライズでの顔見世という意味もあったのかな。直太朗くんと親子そろって「カムカム~」に関わることになられるとは(直太朗くんはOP「アルデバラン」の作詞作曲を担当しています)!!まさか良子さんが日系人役で登場するなんて本当に予想外の出来事でしたよ。 ”ヒラカワ”ということは…、平川唯一さんのご関係の方でしょうか。

榊原と一緒に道場の後片づけをしていたひなたは、映画の主演が”マット・ロリンズ”に決まったと知らされてビックリしていました。あれだけ驚いてるってことは、現実世界でいうところのトム・クルーズ級なのでしょう(←ハリウッド撮影話は「ラストサムライ」がベースになってると思われるのでw)。
詳しいことはまだよく分かっていないらしいのですが、日本人もかなり大きい役どころが用意されているとのこと。「ラスト~」でいうところの、渡辺謙さんや真田広之さん的な感じでしょうか。
アニー・ヒラカワさんがキャスティング関係のことを担当しているようで、おそらくオーディションでは大部屋さんたちにもチャンスがあるだろうとのこと。その話を聞いた時、ひなたは真っ先に文四郎のことを思い出してしまいました。

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家に帰った後、押し入れに封印していた”風鈴”を取り出すひなた。文四郎に買ってもらったやつ…、別れた後思いを断ち切るためしまい込んでずっと開けてなかったようですね。ひなたは風鈴を見つめながら思わず愚痴をこぼしてしまう。

「あほやなぁ、あんた。あともうちょっと我慢してたらスターになれたかもしれないのに」

まぁ、そう言いたくなる気持ちも分かるんだけど…文四郎がやめたのってもう6年くらい前の話だよねぇ(汗)。「あとちょっと」っていうのには長すぎる期間だとも思ってしまう。そう考えると、未だに大部屋として頑張ってる虚無さんの凄さがますます重みを持ってきますよね。

その翌日、ひなたは映画村の茶屋に一人で入っていくアニー・ヒラカワさんの姿を見かけます。美味しそうにお団子を頬張るアニーさんを見たひなたは、思い切って声をかけてみることにする。この時の「May I ~」っていう英語を聞いた時、安子が稔に初めて英語で「手紙を書いてもいいですか?」と問いかけた日のことを思い出してしまった。アニーさんも「Of course!」って答えてたし…なんだか繋がりを感じてしまうなぁ。

他の視察の皆さんは山の上の古いお寺を見に行ったのだという。清水寺とかそちら方面ですかね。京都には古いお寺がたくさんありますから、ロケハンも調べがいがあるでしょう。
アニーは「黍之丞はここの店のお団子が好きなのよね」と嬉しそうに話しひなたはビックリ仰天。ということは、おゆみとの”特殊”なエピソードも御存じなのだろうかw。アメリカにまで「黍之丞シリーズ」が轟いていることを知りひなたも嬉しく思った様子。

ふいに「なぜあなたはそんなに英語が上手なの?」とアニーが尋ねてきた。ひなたは謙遜してしまいますが、それでも「あなたの英語は申し分ないわ」と大絶賛。その言葉に恐縮しながらも、ひなたは毎朝ラジオの英会話教室を聴いて勉強したことを明かしました。
するとアニーは少し驚いたような表情で「まだ放送されているの!?」と答える。「まだ」というワードに反応したひなたでしたが、アニーは「古風なやり方だと思って」と少し誤魔化すような表現ではぐらかしました…。たぶん彼女は知ってますよね…、ラジオ英会話のこと。ひなたが『ラジオ英会話でこんなに英語が上達するとは思わなかった』と語った時に思わず「うん」と日本語で返していたのも気になります。

さらに子供の頃に錠一郎が勉強が続くようにとカードを作ってくれたエピソード(独特のタッチで描かれたイラストのことは言ってないけどww)の時に「ラジオ体操」というワードを聞いた時、なんだか少し懐かしそうな表情を浮かべていたアニーさん。
ひなたには「日本に来たのは初めてだから」と否定していたけれど、あれは日本のラジオ体操の風習を知っていたような感じだったぞ…。日本に居たよね、たぶん!?でもそれを知られたくないような雰囲気があった。ここに何か過去に繋がる秘密がありそうな気がします。

ひなたと楽しくおしゃべりしたアニーは、2年後のオーディションでまた会う約束をしました。そして店を出る直前、ひなたにあることを告げる。

「英語の勉強をこれからも続けてください。きっとあなたをどこか、思いもよらない場所に連れて行ってくれますよ」

ん!??このセリフ…かつて一度聞いたことがあるぞ!?第32話で日本を離れることになったと告げに来たロバートが安子に優しく微笑みながらかけていたときにかけていた言葉とほぼ同じではないか(第32話感想参照)!
これは…、アニーさんもしかして…??それか、安子やロバートと深い関係にあった可能性が高い。この謎をあと2週でどう紐解いていくのか気になります。

いろいろ気になる場面がちょいちょいあったわけですが、でもそれ以上に、あんな流暢に英会話のセリフをこなした川栄李奈さんに驚かされた!!

めちゃめちゃ頑張ったんだろうなと思います。素晴らしかったです。

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ハリウッドの視察団の皆さんが帰国した後のある夏の日、ひなたの部屋に一恵と小夜子と小夜吉が遊びに来ていました。窓の外には文四郎に買ってもらった風鈴がかかっていました。久しぶりに表に出したんだね。文ちゃんへの想いがまたジワジワきてるのかな?

一恵は榊原くんとの結婚式がもうすぐということで、披露宴のデザートに大月の回転焼きを出したいと提案します。ひなたは驚きますが、「お父さんとお母さんの時もそうだったから」と笑顔で告げる一恵。そう言えばそうだった!ベリーさんは本当に大月を贔屓にしてくれたよね~。最近姿見ないけどどうしてるのかな。一恵ちゃんも榊原くんと結婚できると決まってからずいぶん明るくなりました。

小夜子は「あとは(結婚していないのは)ひなちゃんだけだね」とニマニマしている。文四郎とイイ線までいってた時はひなたが一番先に結婚するように思えたけど、蓋を開けてみれば小夜子や一恵に先を越されちゃったからなぁ(苦笑)。人生何があるか分からない。
すると、小夜吉が即座に「おかあちゃん、そないなこと言うたらあかんで」とツッコミを入れてきたw。理路整然と結婚について語る小夜吉くんを見ていると…吉右衛門くんのこと思い出すわww。

そして時代はあっという間に2年後の2001年にジャンプ!!私が結婚した年まで来たか(←いらん情報ww)。

いよいよハリウッド映画のための日本人キャストオーディションの参加募集が始まりました。映画のタイトルは『サムライ・ベースボール』とのこと。元ネタ「ラストサムライ」から”サムライ”は入れてきましたねw。”ベースボール”はこの朝ドラでは欠かせないエピソードなので上手いこと考えたなと思いました(笑)。
関西地方のキャスト募集は条映が請け負うことに決まったとのこと。エントリーシートは英語で書かなければいけなかったため、オーディションに参加する大部屋さんたちはこぞってひなたの元に英訳してもらおうとやって来ているようですw。おそらく参加者ほぼ全員だと思われ、ひなたの仕事が増えたのではと心配になってしまう(苦笑)。それにしても未だにワープロを使っているとは!この頃はだいぶパソコン普及してきたと思うんだけど…、条映さんは導入する余裕ないのだろうか?

するとそこへ虚無蔵がやって来て「近頃のそなたの八面六臂の活躍ぶりは見事なものじゃ」と褒め称える。相変わらず時代劇調で会話されてるんですねw。八面六臂なんて単語、なかなか出てこないよw。最初にひなたを映画村に誘ったことは間違いではなかったとかなりの絶賛っぷり。
そんな虚無蔵に「早くエントリーシート持ってきてくださいね」と告げるひなたでしたが、彼は「御前芸比べには懲りたわ」と鼻で笑いオーディションを受けるつもりがないと言う。

「西洋の映画になど感心なし。老兵は消え去るのみ」

え~~、本当に虚無さん出るつもりないの??勿体ないよ~~。絶対いい役もらえると思うんだけどなぁ。時代劇の将来がかかった作品だということは認めているものの、頑なに出演するつもりはないと告げて去ってしまいました。だけどきっと、このままでは終わらないだろうな。虚無さんのモデルは今は亡き斬られ役の名手・福本清三さんだということですし、まだ何かある予感がします。

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この時期に放送されていた朝ドラは『オードリー』でした。

主演した岡本綾さん、女優を引退されてしまったんですよね。今頃どうされているかな。この朝ドラはかなり豪華なメンバーが出演しています。この頃一番話題になってたのは長嶋一茂さんの出演でしたが、個人的には堺雅人さん佐々木蔵之介さんが出演していたことが特に印象深かった。
堺さんと蔵さんはこの朝ドラをきっかけに大きく羽ばたいていきました。お二人とも小劇団出身で演技力も確かということもあり、今でも引く手数多なトップスターに大出世(堺さんは「劇団東京オレンジ」出身、蔵さんは「劇団惑星ピスタチオ」出身。ピスタチオはもう解散してます 汗)。トークでもよく、朝ドラに出演したことで一気に認知度が上がったと話されてますよね。

『オードリー』は京都太秦が舞台で時代劇の話題もたくさん登場してきたため、映画村の皆さんも休憩室で夢中になって見入っていました。たしか映画村もロケ地としてけっこう出てきましたからね。エキストラ出演してた大部屋さんも多かったのでは?
ひなたもヒロインと自分を重ねていたようで、毎日熱心に見入っていました。するとそこへ、榊原がハリウッドのアクション監督が来るから道場を開けておくようにと伝えにやって来る。

エントリーシートの英訳の手を止め、一足早く道場に向かい扉を開けたひなた。えっと、鍵はしていなかったように見えたんですが…w…そこは見なかったことにしようww。

一人道場に入ると、誰かが後ろからやって来た。気配を感じて振り向いた先にいたのは…

五十嵐文四郎くんではないですかーー!!!

ついに彼が帰ってきました!!!道場に入る前にちゃんときっちりと礼をする姿がなんだかとても美しく頼もしい。彼がアクション監督…ってことはまずないと思いますが、それを匂わせる演出にはなってましたよねww。

物語もいよいよクライマックス。ひなたと文ちゃんの恋は再び動き出すのでしょうか!?そして色々な謎もそろそろ明かされていきそうな予感。まだまだ目が離せません。

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