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NHK朝ドラ『おかえりモネ』第80話ネタバレ感想 分かりたい

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龍己のもとにサヤカから注文の電話が入っていました。久しぶりに見る龍己さんとサヤカさんの会話シーン、今週は色々とキツい展開が多かったのでなんだかちょっとホッとしてしまった。

ひと通り注文の内容確認が終わった後、サヤカは龍己の声に元気がないことに気が付きました。こういうところ、本当に敏感だよねぇ…サヤカさん。声だけで人の気持ちを察してしまうのがすごい。でも、こういう人いると、ちょっと凹んでるときとか救いになることもあるよね。

龍己もサヤカの言葉に少し気が緩んだからか、「実はちょっと元気がないんですよ…」と本音を漏らしました。龍己が心配しているのは、やっぱり及川親子のこと。そしてたぶん、耕治や亜哉子のことも気遣ってたと思う。龍己は、彼らの苦しみを感じているだけで何もしてやれることがないことに心を痛めているようでした…。何かしてあげたいのに、何もできないって…辛いですよね(涙)。
すると、その言葉を聞いたサヤカは「私たちができるのはあと一つくらいしかないですよ」と応えました。

「最後までカッコよく生きてやりましょうよ!!かなわないなぁと思うくらい。そしたら子供達も生きるの楽しくなるでしょ?」

いやぁ、龍己さんじゃないけど、ほんと、「大した人だねぇ、あんたは!」って思いましたよ。なかなかこんな素敵なアドバイス言えないですよね。何もできないのだったら、せめて自分自身がカッコ良く生きる姿を見て元気づけよう、なんて。サヤカさんは本当にカッコイイ人だ。龍己さんも元気を取り戻せたようでよかったよかった。

耕治と亜哉子は結局あの後何もできないまま家に帰ること。しかしながら、新次は二人が来てくれたことだけでもかなり心が救われていたように見えました。帰ろうと背中を向けた耕治に「亮が帰ってきたら、どうするかちゃんと話すよ」と前向きな言葉をかけられたのはかなり大きな一歩だったと思います。新次さん、頑張ってほしい…!

これまでの『おかえりモネ』感想レポ

おかえりモネ
おかえりモネ
2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の感想レビュー
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同じころ、汐見湯から三生たちが宮城へ帰ろうとしていました。三生と悠人の滞在時間って…けっこう短かったよね!?築地場外だけしか見れなかったのでは??それがちょっと気の毒(汗)。

一緒に帰るメンバーの中に、亮と未知もいました。亮は帰り際に百音に向かって「大丈夫だから」と笑顔を向けていましたが…、まだ気持ちの問題解決してないままだよね…。とても”大丈夫”とは思えないよ…っていうか、かえって心配になる(汗)。だけど、あの場は亮を信じて送り出すしかないよなぁ…。

心配といえば、未知もなんだよねぇ。「お姉ちゃんは正しいけど冷たい」という言葉を言い放ったあと、百音とはほとんど口きいてないっぽかったし(汗)。帰り際も暗い顔をしていて…姉に対するわだかまりは全く解決していない様子。たぶん、4人で帰る道すがらもまともに亮に話しかけることできなかったんじゃないかなぁ。
百音と未知の関係がここにきて目に見える形で噛み合わなくなってしまったのが哀しい。いつかこうなってしまうかも…って予想できてしまっただけになおさら、ね。

翌朝、職場に少し早めに入って仕事を始めている百音。そんな彼女に莉子は「私生活順調だとやる気出るよねぇ」とニンマリww。内田君や野坂さんもそれに頷くようにニマニマしてる。まぁ、菅波先生の恋愛事情聴取を行った後ですから、自然とそういう反応になるよね(笑)。百音はまさか自分がいないところでそんな話が繰り広げられていたとは知る由もないわけで、なぜ皆が思わせぶりな笑みを浮かべているのかピンと来ていないようでした(笑)。

それにしても内田くん、「妄想とかしてないですよ」って慌てて否定してたけど…あれは、モネと菅波のラブラブ姿を妄想中って顔だったぞwww。彼、そんなキャラだったっけw??以前よりも明るくなった気がして好印象。

ちなみに私、玉置玲央君が演じている社会部の沢渡さん、好きです!

今回もちょこっと気象部に連絡に来てたけど、密かにもう少し出番増えないかと思ってます。莉子ちゃんと良い関係に…とかは、ないかなぁ。実は、出演が決まったと知った時には”百音に片想いしちゃうキャラとかだったら面白いのに”なんて想像しちゃったこともあるんですよねw。すごく良い味出てるので、もう少し活躍してほしいなぁ。

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その日の夕方、仕事が終わり汐見湯のコインランドリーでぼんやりとスマホを眺めていた百音。どうやら未知が菅波と百音のツーショット写真を送ってくれた模様。

写真の下には「送るの忘れてた!お似合いだね^^」というニコニコ絵文字付きのメッセージが添えられている。これ、あんなギクシャクした関係じゃなかったら微笑ましいって思えるんですが…、今見るとこのメッセージ「お姉ちゃんには菅波先生がいるでしょ」っていう脅しのようにも見えてきてちょっと怖い(汗)。百音もちょっと複雑な心境になってるようだったし…なんだかちょっと気の毒にも見えてしまう。

するとそのタイミングで突然菅波先生がやって来ました。

まさか、眺めていた写真の張本人が現れるとは思っていなかった百音は慌てて画面を消してしまいました。まだ、二人でほのぼの見れる関係じゃないからなぁ(苦笑)。

洗濯物を持っていない菅波に違和感を覚えた百音は、なぜ菅波がやって来たのか分からずクエスチョンマークが頭の中に浮かんでいる様子w。すると、そんな彼女に戸惑ったように「あなたに会いに来たんですよ…」と告げる菅波先生。予想外の言葉に驚く百音に「これでも…動揺しているんですよ…昨日から…」と苦笑い。こんな風に素直に自分の気持ちを伝えることができるようになるなんて…先生、めっちゃ進歩じゃないですか!?これは、いつもと違う展開が期待できそうだとちょっとテンション上がりましたw。

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百音と少し離れた場所にある椅子に座った菅波は、彼女に伝える言葉を慎重に選んでいるようでなかなか最初は言葉を発することができませんでした。ちゃんと確実に想いを伝えるために色々と考えちゃうところが、もどかしくもあり微笑ましくもあり。だけどそこに優しさが感じられるんだよね。一生懸命相手のことを考えているのが伝わってきてウルっと来ちゃいます。

意を決して話始める菅波でしたが、時系列に未知や亮と会った時のことをポツリポツリと語ったところで”何かが違う”と違和感を覚えてしまう。未知から百音が亮と特別な関係だと言い放たれたこと、亮が自分と目を合わせようとせず去っていったこと…、それを百音に説明したら「嫉妬という感情が過ってしまった」という内容しか伝えられない。
「誤解しないでください」と慌てて嫉妬したという感情は否定していましたが、心にズキンとした痛みはあの時感じたと思うんだよね。少なからず、亮に複雑な気持ちは抱いたとは思います。

でも、いま百音に伝えたいのはそこじゃない

菅波は、ずっと心の中に引っかかっていた百音の言葉があった。それは、妹から「津波見てないもんね」と言い放たれたことが心の傷になっているということ…。
あの話を聞いた時、菅波は思わず百音の肩に触れたくなる衝動に駆られましたが、寸でのところで思い止まっていました。すごくもどかしい気持ちであのシーンを見ていたけど、彼としては百音の辛さに寄り添う方法はそれじゃないって気持ちがあってのことだったんだろうなと思いました。

だけど、菅波先生は百音の心の傷を癒してあげたいという想いをずっと抱いてきたんですよね。

 「あなたがずっと抱えてきたことを、僕が正確に理解して受け止められるとは思わない。ただ、登米に行って、あなたに会って、僕は自分が少し…変わったと思っています。今なら少しは受け止められる…、いや、受け止めたい」

一言一言、丁寧に、できるだけ彼女の気持ちに寄り添うように告げた言葉の、なんと優しくて温かいことよ!!!彼のなかで、自分が百音の心を救いたいんだっていう気持ちがこんなにも大きく育っていたんだなぁと思うと感無量…。「受け止めたい」と告げた言葉の力強さにとても感動して思わず涙がこみ上げてきてしまった。

その後、少し照れたように「だから、なにかあった時は多少は頼りにしてください」とはにかむ菅波先生。百音に頼られる存在でありたいって気持ちがひしひしと伝わってきて胸アツ(涙)。もう、自覚してるよね、百音が自分にとっての大切な人だということを。

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百音は思わぬ菅波の優しく温かい言葉に驚いた様子で、「ハイ」と答えるのがやっとの様子。しかし、それを聞くと安心したように「以上です」と言って当直だからとすぐに帰ろうとしてしまう菅波先生(汗)。えーーー!!もう少し百音の言葉待とうよーーー!と思わずツッコミたくなった(笑)。まぁ、不器用な先生らしいと言えばそうなんですけどww。

百音もこのまま菅波先生との会話を終わらせたくないと思ってしまったようで、咄嗟に机の上にあった三生たちが買ってきてくれたずんだ餅のお菓子を手渡そうとしました。あの「ずんだ餅」がここで役に立つことになろうとはww!!!
「いらないですよね…」と戸惑いながら苦笑いする百音でしたが、菅波は「いただきます」と笑顔でそれを受取ろうとします。でもその前に、意外な決意を告げることに…。

「大学病院を離れようかと思っています。登米の診療所に専念しようかと…。少し前から思ってて、あなたに相談しようと思っていたんですが…」

最初の頃は東京の病院に専念したいと思っていた菅波先生が、百音と出会って変わったことで登米の診療所に専念したいという気持ちになったとはねぇ…。そこに至るまで色々な経験をしてきましたし、医者としても大きく成長した証でもあるのかもしれません。

しかし、その決断は百音に大きな衝撃と動揺を与えてしまいます。

まるで「行かないで」と言わんばかりの気持ちがこもった百音の手が菅波の手に触れる…。彼女が自分の意思で菅波先生の体に触れたのって、彼がトラウマに苦しんでいると知って背中をさすった時以来ですよね。あの時とはまた違った感情で触れた手がすごく印象深いワンシーンでした。

全く予想外の出来事に驚きを隠せない菅波先生でしたが、その手から伝わってくる彼女の激しい動揺を察して心配してしまう。そんな彼に、百音は揺れる心のまま「違う…」と呟きました。登米の診療所へ行ってほしくない、という単純な気持ちじゃない。先生のことは応援したい。「でも…」とその先を続けようとしながらもなかなか次の言葉が出てこない。そんな百音を見た菅波は…

「どうしたの?」

と、初めて敬語ではない、近い者同士が使う言葉でその先を優しく促しました。ここは本当に衝撃というか…めちゃめちゃ感動しましたね。あの時初めて菅波先生は百音との距離を自分からグッと縮めたわけで…、それが本当に嬉しかった。今まで彼女を気遣うあまり引くことが多かったので、ついに前に出てくれたと感激してしまった。

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菅波先生の優しさを感じた百音は、心につかえていた想いがじわじわとあふれ出すかのように、妹から「お姉ちゃんは正しいけど冷たい」という言葉をぶつけられたことを話します。かつて菅波に同じ言葉をぶつけてしまっていた百音…。それがどんなに残酷なことだったか、今なら理解できる。

亮が「分ってんでしょ」と自分の想いを伝えてきたとき、彼が「今だけでいいから」とすがるような気持を抱いていると知りながらも拒絶してしまった百音。あの時彼女の脳裏に過っていたのは、やはり菅波先生の存在だったのです。

「私は…、先生が目の前からいなくなっちゃうのヤダって思ってるんです…」

自分のそんな気持ちは菅波先生には迷惑かもしれない。そう思ったからか「スミマセン」と小さな声で謝り手を離した瞬間…

菅波は百音の腕を強く引き寄せて自分の胸の中にしっかりと彼女を抱きしめました(感涙)。

こうなるのは時間の問題とは思っていたけど…ついに、キターーー!!!って感じでテンション爆上がりしました(笑)。あれはもう、理屈でも何でもなく、菅波先生、百音への愛しい想いがブワっと突き抜けてのハグだったよね。あんな目の前で想いを寄せている人がウルウル泣きそうになりながら必死に「先生が目の前からいなくなるのが嫌だ」なんて 言われたら…、もう、何も考えずに抱きしめてあげたくなると思うよ。

さらに泣けたのが、その後の菅波先生の言葉。

「あなたの痛みは、僕には分かりません。でも、”分かりたい”と思っています」

思い出すだけでも涙出そうになるくらい感動した、菅波先生の真心(涙)。

以前「人の痛みはその人にしか分からないものだ」と言っていた菅波でしたが、百音の心の痛みは”分かりたい”。大切な人の心に寄り添いたいという、彼の大きくて温かい愛情は百音の心を優しく癒していくようだった。
この場面、「分ってるんでしょ」と自分の気持ちに引き寄せようとした亮と、「分りたい」と寄り添おうとした菅波の対比にもなっているのが印象深かったです。どちらの想いも本物なんだけど、今回の場合は、百音は菅波先生の「分りたい」という気持ちに心が動いたのかなぁと。

ついにお互いの気持ちが重なり合った百音と菅波。次週からどのように進展していくのか非常に気になります!

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