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土曜ナイトドラマ『モコミ』第7話感想

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「よく出来た非の打ち所のない優しい兄」を演じ続けることについに限界が訪れてしまった俊祐。激しく家族を罵りまくった挙句、捨て台詞を吐いて家出をしてしまいました(汗)。萌子美は兄のスマホの中身を知ってしまっていたので今回の出来事をただ哀しく見送るのみでしたが、伸寛と千華子は今まで全く見たことがない豹変した息子の姿に気持ちが追いつかず呆然とするしかなかった。

でもまぁ、俊祐、出て行くときにトミーを踏んづけなかったのだけはまだ「良い人」の片鱗が残ってるなと思ったかな。萌子美に対する激しい嫉妬心はトミーにも向いてましたから、あの状況だったら踏みつけるか蹴とばしてもおかしくなかった。それをしなかったのを見たときは、まだ修正の余地ありかなと思ってホッとしましたねw。

トミーさんの体調(?)も問題なさそうでよかったww。

家出した俊祐は違う自分に生まれ変わろうとするかのようにあえて”黒い自分”を演出w。その手始めに手を付けたのがタバコだったわけですが、やっぱり吸ったことない人間が突然煙吸い込んだら…そりゃ、むせるわな(汗)。
「良いお兄ちゃん・良い息子」からの脱却を図ろうと必死になってるようでしたが、彼自身、自分が本当はどういう人物なのか分からなくなって混乱している感じ。完全に迷路にハマりこんじゃった、みたいな…。悪態ついて家出したはいいけど、思い切りレールを外れたいわけでもなさそうだし。そういう不安定な時が一番辛いよね…。

以下、第7話についての感想です。基本的にネタバレありですのでご注意を。

※第6話感想はこちら↓

これまでの田辺誠一さん出演作品感想レポ

田辺誠一さん出演作品感想一覧
田辺誠一さん出演作品感想一覧
田辺誠一さんが出演した作品の感想

土曜ナイトドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』第7話

放送:2021年03月13日(土) 23:00~23:30 テレビ朝日系列

脚本:橋部敦子

主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE『雨のち晴れ』

田辺誠一さんの役:清水伸寛

主演:小芝風花

その他主な出演者:富田靖子、工藤阿須加、加藤清史郎、水沢エレナ、内藤理沙、橋爪功

あらすじ:

 清水萌子美(小芝風花)は兄の俊祐(工藤阿須加)の本心を知り、衝撃を受ける。子どもの頃から父の伸寛(田辺誠一)も母の千華子(富田靖子)も、“変わり者”として周囲から浮いていた萌子美のことしか見ていないと感じていたのだ。それでも何とか優等生のふりをして妹を助けてきたが、一人で守ってきた「清水生花店」を萌子美の感性でリニューアルされたことで我慢の限界に。「いいお兄ちゃんの役は、今日で降板させていただいます」と言って家を出て行ってしまう。

<公式HPより抜粋>

第7話|ストーリー|土曜ナイトドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』|テレビ朝日
テレビ朝日 土曜ナイトドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』番組サイト「ストーリー」ページ。2021年3月13日(土)よる11:00~放送【第7話】あらすじ。
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全体感想

翌朝、萌子美は家族に兄の変化に気づいていたことを話し…、あの、悪意に満ちたSNSアカウントを知らせてしまいました(汗)。全体公開にしてたからな、っていうか、全世界に向けてどす黒い感情吐き出しまくってましたから…、当然家族も普通に見れてしまうわけだw。

千華子さんは投稿された内容を見てショックすぎて涙が止まらない様子。ここ数か月色んな事件が家庭内であったけど、あの「黒い本音」を目の当たりにしてしまったことは一番ショックな出来事だったかもしれんなぁ(汗)。

しかし、「嫁でもないのに嫁さん面するな」という一文を見つけると急に好奇心のほうが勝ってしまう千華子さんwww。感づいた萌子美を問い詰めて俊祐が花屋の涼音と恋仲になっているのではないかと聞き出すと、今度はそっちでソワソワ始まっちゃう(笑)。そんな姿彼が見たらまた爆発しちゃいそうだよ~w。
それにしても、俊祐君、全く反抗期がなかったとは…。っていうか、反抗したくてもできない空気を家族が作ってたからかもしれないよね。だからなおさらストレスが溜まって今に至るということか。

兄が行方不明になるなか、萌子美は一人花屋へ。すると、涼音が自分が俊祐にキツく当たってしまったせいで出てこれないのではと落ち込んでしまう。でもまぁ、あの場合は涼音さんがイライラしてしまう気持ちももっともだったからね。彼女が悪いわけじゃないと思うんだよな。
ちなみに、俊祐と涼音が付き合っていることは花屋仲間の真由さんもしっかりと勘づいていました(笑)。一応秘密の付き合いってことにはなってたけど、あれだけ長く一緒に働いていれば雰囲気で察するものだよねw。ちょこちょこ二人になる時間とかもあったしw。

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俊祐不在の1日目はなんとか乗り切れた萌子美たちでしたが、次の日からは注文や配達の予定が立て込んでいるらしく不安を隠せない涼音たち。無理そうだったら他の店を紹介して対応するしかないという話も出ましたが、萌子美は店を閉めずになんとか頑張りたいと懇願。そんな彼女の心意気に涼音たちも賛同してくれますが、配達するにはやっぱり運転手が不可欠です。
その運転手と店の車は…今は俊祐の仮住まいと化してしまってますからね(苦笑)。いくら萌子美でもそれだけは言えないよなぁ。

と、その時、まるで見計らっていたようにおじいちゃん登場(笑)。いや、ほんと、タイミングよすぎるってww!!観さんは個人タクシーの運転手やってますからね。仕事のほうも自由が利きそうですし、これでとりあえず配達の件は一件落着w。

疲れて帰宅した萌子美の今の心の安らぎは、佑矢とのメッセージの交換です。しかし、次いつ会おうかという話になった時、萌子美は俊祐が不在で花屋の仕事が忙しい事情を明かし「兄が店に戻ったら会える」と返信するしかありませんでした。せっかく恋人一歩手前くらいの関係までいってるのに、ここでお預け状態になるのはちょっと気の毒だよなぁ(汗)。
でも佑矢は萌子美の事情を分かってくれたみたいで「お兄さんが戻ったら会おうね」と返信する。萌子美が心惹かれるだけあって、彼の優しさはとても温かいね。

その翌日、おじいちゃんフル活動で配達運転手のお仕事頑張っております(笑)。まぁ、タクシー運転手の仕事もそんなになさそうだったから結果オーライでしょう。
しかし、古くからのお客さんに花を届けに行ったときのこと。萌子美は自分がアレンジメントした花を渡すのですが、その時に「私は俊祐くんが作る普通のオーソドックスなアレンジメントが好きなの」と告げられることに。

俊祐ーーー!!ちゃんと君の居場所は花屋にあったんだよーーー!!!

俊祐の花のほうがいいというお客さんがいてくれてなんかすごくホッとしたよ。みんながみんな、萌子美の世界観溢れるアレンジメントが良いっていうわけじゃないんだよね。独自性に溢れていなくても、オーソドックスで少し地味に見えるアレンジメントに心の安らぎを感じる人だってたくさんいる。あのお客さんの声を、彼に聞いて欲しかった…。

しかし問題は、その翌日予約が入っているお客さんが古くからの常連さんばかりだということ。とりあえず萌子美は自分が何とかするしかないと気持ちを奮い立たせるしかありませんでした。

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萌子美が帰宅すると、千華子がいの一番に「涼音さん、仕切ってた?」と聞いてくるww。いや、そのあからさまな言い方(苦笑)。もしかしたら涼音のせいで俊祐が不良になっちゃったって思ってるのかなぁ(汗)。
2日間家に戻っていないことから「俊祐に電話してみる」と言い出す千華子でしたが、萌子美はそれを止めました。

「自分がどうしていいか分からない時に色々言われたら、もっと混乱する」

萌子美はかつて自分が不登校に陥ってしまった時に担任の先生が家まで訪れて「おいで」と促したことがあったことを思い出していました。その時彼女は、学校に来るよう説得しに来た先生に対して「安心して戻れるように、待っててほしかった」と思ったことを千華子に打ち明ける。
つまり、今の俊祐もあの時の自分と同じような気持ちなのではないかと思ってるわけです。兄妹だからこそ、今の彼の複雑な心境を察してしまうんだろうね。そして家族はそんな萌子美の言葉を自然と受け入れてくれました。ちゃんと萌子美の言葉が届く家族になってきていることはなんだか嬉しい。

ちょうどその頃、自分を見失いどうすればいいのか迷路にハマった状態になってしまっていた俊祐は車の中で荒れ狂いながらコンビニで買ってきたと思われるカップ麺をすすっていました。BGMでガンガンに流してたのはまたしても…

「うっせぇわ」by Ado

なんかこの歌が俊祐のテーマソングのように聞こえてきちゃったよww。っていうか、お店の車を2日間も私物化してるのはかなり問題だと思うぞww。

ちょうどそこへ通りかかった佑矢が声をかけてきた。彼に対しては印象最悪なので頑なに無視し続けようとしていた俊祐でしたが…、全く動じずに「おにいさーん!」と声をかけ続ける佑矢についに根負け(笑)。まぁ、あのままスルーしてたら一晩中車の窓叩いてそうな雰囲気あったからねw。

佑矢は俊祐に「お兄さんが戻るまで萌子美さんに会えないので」と真顔で迫り、花屋を休んでいる理由を聞き出そうとする。そんな佑矢の言葉に居心地の悪さを感じて構おうとしなかった俊祐でしたが、萌子美が「お兄さんが戻るまでお店守る」と言っていたことを聞かされると気持ちが揺らいでしまう。
「何様だよ!?」と小さく悪態をついたものの、頭に浮かんだのは子供の頃にいじめられていた妹を庇っていた自分の姿でした。萌子美に対する嫉妬心が強かったのも本当の気持ちだけど、いつも守ってやりたいほど可愛くて大好きな妹という気持ちも本当なんだよね。その二つが彼の心の中でせめぎ合ってるわけだから…そりゃ辛いと思うよ。

それにしても、佑矢くんはけっこう積極的な男子だったね。萌子美と会うために俊祐を説得するんじゃなくて「お兄さんが拗ねてると会えないんで」と真正面から突撃してきた(笑)。なかなか骨のある青年じゃないか。

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佑矢が去った後、店じまいをした後の花屋をこっそり訪ねた俊祐は傍にあった伝票に手を伸ばす。それを見て自分がいなくても上手く店が回っていたことを悟りまた暗い気持ちになってしまう。あーーー、ちがうんだよーーー!!!と言いたいっ!!
「俺、いらねぇじゃん…」と呟いた俊祐はふいに自分が使っていたアレンジ用のハサミを取り出して眺める。あのシーン、もしやハサミで自分を傷つけるつもりじゃなかろうな!?とちょっとハラハラしちゃったよ(汗)。何事もなくてよかった…。あのハサミには自分の仕事への誇りの気持ちが込められてるんだよね。戻りたい気持ちもある。でもまだその踏ん切りがつかない。切ないなぁ…。

そして俊祐が戻らないまま迎えた運命の3日目。萌子美はなんとか兄のアレンジメントを思い出しながら花を作っていこうとするのですが…どうしても「花の声」を察知してしまいためらってしまう。萌子美が差す場所を花が拒絶しちゃうんだよねぇ(汗)。しかしその声に全部従っていたら俊祐のアレンジメントは完成しません。

切羽詰まった萌子美は、ふと目に入った俊祐が使っていたアレンジ用のハサミを握ってみる。”モノの気持ちが分かる”萌子美は、ハサミから伝わってくる俊祐の「オーラ」をキャッチ。すると、あれよあれよという間に彼がいつも作っていた、常連さんが喜びそうなアレンジメントが完成する。

淡々と俊祐らしいアレンジメントを完成させていく萌子美に涼音たちは感心していましたが、萌子美の表情には喜びはありませんでした。ただ無心で作り続けている彼女の中で何かが変わっていくようにもみえたな…。
なんとかその日を乗り切った萌子美は家に帰ると誰にも話しかけることなく疲れ切ってぐったりとしてしまう。色んなパワー使ったからね(汗)。それゆえ、この時はまだ自分に起こった変化に気づくことができませんでした。

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仮眠から覚めた萌子美が階段を下りてくると、ちょうどそこに俊祐が3日ぶりに帰ってきた。バツが悪そうな俊祐に対し、萌子美はただ笑顔で「おかえり」と普段通り向かい入れる。それに呼応するように、あの千華子でさえ「あ~、おかえりぃ」と普通に出迎えてやります。これは彼女にしてはファインプレーじゃないでしょうか!これまでの千華子さんだったら確実に「今までどこ行ってたの!?心配してたのに!!」とか根掘り葉掘り聞き出そうとしてただろうから(笑)。
ところが、観だけは「久しぶり」と一言多いww。千華子や伸寛は俊祐の神経を逆なでするのではないかと冷や冷やしまくってる(笑)。

とりあえず、いつもと同じ雰囲気で迎えてくれた家族に少し安堵したからか、俊祐も「晩飯、なに…」と言葉を発することができた様子。しかし、明らかに気を遣っているという空気は否めない清水家w。俊祐もそれを察し「どうせ思ってるんだろう!?家出まで中途半端だって」と拗ねてしまう。千華子たちはアタフタしてしまうのですが、観だけは「あぁ、中途半端だな!」とあえて本音をぶつけてくるのでなおさら気が気ではないww。しかし、観に俊祐を咎めようという気持ちは微塵もありませんでした。

「中途半端!!なかなかすごいぞ!!いいじゃないか!!」

諦めがつかずにズルズル続けたり、中途半端が良くないという理由で意味なく続ける人もいるなか、”中途半端”で切り上げてきたことは勇気がいることだと観は俊祐を賞賛したのです。
いや~~~、なかなかこんな名言を投げかけてくれる人いないと思いますよ。この言葉に彼がどれだけ救われたか…!!その言葉の裏には、”ちゃんとお前の気持ちも分かってるからな”っていう優しいおじいちゃんの気持ちも込められているような気がしてグッときました。さすがは元教師ですね。

ふっと俊祐の重荷が下りたような雰囲気を感じた千華子さんは、ここぞとばかりに「今までどうしてたの!?」とやっぱり聞きに行っちゃう(笑)。それに対して「うぜぇよ!!」とまるで反抗期の高校生のような反応を返してきた息子にやっぱりビビっちゃうわけですが、どこか吹っ切れて本来の自分を見せてくれた俊祐のことを嬉しく思っている家族がそこにはいました。

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翌日、ようやく店に復帰した俊祐をみんな何も聞かず普通に受け入れてくれました。涼音さんとの関係もこれまでとは違った良い方向に進みそうな予感。まさに、雨降って地固まるって感じですね。あの俊祐の「嫁さん面すんな」書き込みが彼女の目に触れないことを切に祈る(汗)。早くあのアカウント削除してーーーw!!
これで色々と丸く収まったかな…とは思っていたのですが、よく考えると今回が最終回ではない(笑)。最後の問題は、萌子美自身に再び降りかかります…。

花に水をやろうとした瞬間、萌子美は「花」が自分に何も語りかけてこないことに気づき大きく動揺してしまう。様子がおかしい彼女を心配した涼音たちの計らいによって早退することになった萌子美でしたが、自分の部屋に戻っても何も声が聞こえてこない。いつも悩みを聞いてもらっていた「トミー」ですら萌子美に何も語りかけてきませんでした…。

トミーさんも、めっちゃ動揺してるやん!!!

公演を訪れた萌子美は花壇に向かい合いますが、やはりいつも語り掛けていた「花」たちから声が聞こえることはありませんでした。そこへやって来た佑矢は「何も聞こえない、喋れなくなった…」と狼狽える萌子美の姿に言葉を失ってしまいます。果たして彼は萌子美の心を本当の意味で救うことができるのでしょうか!?

っていうか、まだちょいちょい「謎」のままになってる事象、ありますよねえw。「畳の部屋に入っちゃいけなかった理由」とか「おじいちゃんと教え子の関係の真相」とか「伸寛さんとつぜんの在宅ワークの謎」とか。全部解決してスッキリできるのか!?

今週の伸寛父さんについては次のページにて。

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