ついに鈴母さんと直接対決の時を迎えた福子。彼女の後ろには大勢の味方がついているし、なんとか萬平とのことを理解してほしい!!と思っていたのですが・・・そんな甘くはなかった。
まぁ、鈴さんも、この時初めて、福子の悩みが「萬平が憲兵に連れて行かれてしまったこと」だったと知らされたわけですから、そう簡単には受け入れられないっていう気持ちも分かるんですけどね。ずっと「咲のことで気が沈んでおかしくなってしまった」と信じてましたから(苦笑)。
で、この時の全体会議の様子が語られたわけですが…相変わらず牧先生と野呂くんのグイグイさがウケるww。深刻な場面なのに、あの二人がいるとなんかホッとしますよ(笑)。
恵さんが「私は福子さんを信じますっ」と迫ったあと、すぐさま「私もですっ!!」と先に出たのはやっぱり牧、善之介w。負けじと野呂くんも「僕もっ!!」と自己主張w。どうもこの二人は、福子の為というよりも、恵への点数稼ぎに必死になっているようにしか見えん(笑)。
だけど、「とりあえずそこは認めてあげましょうよ!」と鈴さんに迫った時の牧先生の気持ちは福子のための本気だったように見えたな。ここは男らしいしカッコよかった!もちろん、その脇で必死に説得しようとしてた野呂くんも。
ところがそう簡単には鈴さんの牙城は崩せるはずもなく・・・っていうか、鈴さん的には、
「咲を好きだったはずの牧善之介がなぜ福子のために必死になってるのかが理解できない」
…という、そこからの問題にwww。たしかにその通りだわ(笑)。
そこを突かれた牧先生、「今は恵さんですっ!!」と熱いアピールして横の本人から「今はそんな話どうでもええでしょ!」とまともなツッコミを受ける羽目にwww。挙句に敏子とハナからも苦い顔でツッコミ入れられる始末w。牧先生、ポイントちょっと落ちましたな、ここで。
ここでグイグイっと熱血前進してきたのが野呂くん!!鈴さんに突進しながら「憲兵に立ち向かうには覚悟を決めてかからねばっ!!」と松岡修造ばりの熱弁っぷりww。
ところがこれが逆効果でwww。鈴さん的には野呂くんのことを全く知らないわけで
「あなたは誰!??」
と恐がられてしまうっていう、ね。うん、たしかに、面識ない人にあんなに熱く迫られたら恐いわw。それに対する野呂くんの回答が・・・
「僕があげた缶詰、召し上がってたんでしょう?お母さん・・・・」
思わず吹いちゃったよーーーwww!!いや、たしかに食べてたけど、野呂くんがあげてたって福子は話してなかったから、残念ながらあなたは「知らない人」でしかないんだよw。哀れ野呂缶、その愛は全く伝わっていなかった(汗)。
結局、牧&野呂のグイグイ作戦(?)が仇となった形となり、ますます鈴の萬平に対する不信感を増幅させただけという望まない結果になってしまったようです。福子に対しても「あんな不謹慎な娘とは口をききませんっ!!」と事態はさらに悪化。これはかなり厄介なことになっちゃったねぇ…。
その会話を外で絵を描きながら聞いていた忠彦は「これだから別々に暮らした方がいいのに」と内心思っていたに違いないw。
その翌日、恵は福子に事態を悪化させてしまったことを詫びましたが、福子の表情は以前よりもちょっと緩んだように見えました。恵や他の人も本気で心配してくれていたのが伝わったからなんだろうね。本当に良い人に囲まれてるよ、福ちゃんは。
そんな時、フロントに世良が訪ねてくる。相変わらずのお調子者感丸出しだわ、この男(笑)。と思ったら、さっそく福子に気が付いて「立花君とは会ってるの!?」と気安くグイグイ迫ってきたw。世良が自分の名前だけでなく姉の事情まで知っていたことに戸惑いを隠せない福子。そんなことはお構いなしに「立花君とはどないなってんの~~」とネチネチ聞いてくる世良ちゃんww、もうこれ、完全に興味本位のオッサン状態だわ。
しかし、福子としては今は萬平と親しい人が現れたということに光明を見出した様子。
しかも、世良は調子よく
「立花君は屋台でラーメン食べたほどの仲で、親友と呼んでもええな!!」
と超ドヤ顔してくるwww。いや、あんた、親友って思ってないだろww・・・っていうか、萬平さんは世良ちゃんが来るたびに困惑(半分迷惑そうだったw)してたじゃないかww。
すると、恵さんから大変鋭い一言が…。
「親友なのに、御存じないんですか?」
はい、全く、その通りでございますよ(笑)。簡単にメッキが剥がれる世良ちゃんww。でもとりあえずはその場は上手く取り繕ったみたいだったけどw。
その後、ホテルの裏で萬平が憲兵に連行された事実を聞かされてビックリ仰天してしまいます。さらに福子からは「立花さんを助けてあげてください!!親友なんでしょ!??」と必死の形相で迫られてしまう。あまりにも予想外の展開に巻き込まれてしまった世良ちゃんは、とうとうたまらず・・・
「ラーメン一緒に食うただけや!!!」
と本音を叫んでしまいました(苦笑)。ドヤ顔して自分を大きく見せようと「萬平とは親友」なんて言っちゃうからこういうことに巻き込まれるんだよ、世良ちゃんは~ww。
その頃、憲兵たちの間では萬平への処遇について話し合いが行われていました。
未だに食事を採ろうとしない萬平に苛立ちを隠せない様子。彼は横流しした仲間を知っているかもしれない大事な証人でもあるため、このまま何も白状しないで死なれると困るらしい。でも、怪しい横分け髪型wwの憲兵は今すぐにでも萬平を厳罰にしたがっている…。
ん!?この流れはなんとなく・・・におうな・・・。あの妙な横分け憲兵、もしかしたら!??
牢獄では萬平が無理やり飯を口に突っ込まれそうになるという拷問を受けている。それでも頑なに飲み込もうとせず「僕はやってない!!」と自分を貫き通す萬平・・・。そして、自嘲とも取れるような笑いを浮かべてその場に倒れこんでしまう。激しい拷問を受け続けてついに精神が崩壊してしまったんだろうか?ハセヒロさんの痛めつけられてる表情はなんか妙にドキドキするけどw、でも、そろそろ早く助けてあげてほしい!!
その様子を、怖い顔した稲村のオッチャンがじっと見守っていました。
一方、福子の前では「萬平とはただラーメン食べただけ」と本音を漏らしちゃってた世良でしたが・・・やっぱり萬平のことは気になっていたようで理創工作社を訪ねていました。
ところが、会社が傾いてしまっているのではないかと予想ていたものの…なにげに上手いこと持ち直していてちょっとビックリw。加地谷も何事もなかったかのようにご機嫌で、大嫌いな世良ちゃんが訪ねてきても余裕の表情してます。
それどころか、「立花がいなくなってくれてむしろ良かった」と平然な顔してる加地谷。
「あんたもグルやないやろうな?世良はん(ニヤリ)」
とけしかけた時の、ラブリン加地谷の悪そうな顔といったらwww。あんな悪どい愛ちゃんの表情初めて見たかもしれないよ(笑)。「とっとと、いね!!」の言い方も黒かったわ~~ww。ちなみに「いね」とは関西弁で「出てけ、帰れ」っていう意味です。
ここまでの流れを見ると・・・らぶりん加地谷が限りなく黒に思えて仕方ない(笑)。
それに対して世良は、律儀に再び福子たちのところに戻ってきて「助けるのは無理だ」と報告してました。「不幸が伝染するからもう関わりたくない」とは言ってましたが、たとえそうでも、少なくとも加地谷よりは萬平のことを気にしてくれているような気がします。
ちなみに、朝ドラ受けの華丸さんによれば・・・ラーメン食べたらみんな友達ってことらしいです(笑)。まだ一緒にラーメン食べてない近江ちゃんが動揺しまくってたのは笑ったw。
克子が出かけて忠彦が一人留守番をしていると、入隊直前の真一が訪ねてきました。あぁ・・・ついに、戦地へ行ってしまうのね…真一さん。
その前に、忠彦が描いた「桜の絵」を自分が戻ってくるまで預かってほしいと頼みに来ていたのでした。咲が大好きだった絵でしたが、さすがに戦地にそれを持って行くことはできない。誰もいない部屋に飾っておくよりも作者である忠彦に預かってもらった方がいいって考えたんだろうね。なんか切ないなぁ。忠彦はそれを快く了承しました。
しばらく福子たちに会っていない真一は、その後どうなっていたのか気になっていた様子。
すると忠彦が「あそこは今大変ですよ」と事情を説明。直接話には加わってないものの、全部聞こえてたり克子から情報得てたりしてたからなにげに忠彦さん、あっちの事情に詳しくなっちゃってるよね(笑)。
福子のことを聞いた真一は、自分が彼女の背中を押してしまったせいでこじれたのでは?と責任を感じてしまったようでしたが、「大事な人を手放してはいけない」とアドバイスしたことは公開していないとハッキリ告げていました。
そこで「自分のせいだ」とウジウジ悩むよりも、自分は間違ったと思ってないとしっかりした意見が言える真一さんは本当に素敵だしカッコいいです。
忠彦と真一の二人の会話はなんかレア感も相まって、なかなか素敵なシーンでしたね。
一方、福子と鈴の関係は険悪なまま。今まで鈴に遠慮して自分の気持ちを話せなかった福子でしたが、皆が援護射撃してくれたことで吹っ切れたのか、もう何を言われても萬平への気持ちを隠そうとしなくなりましたね。良い傾向だと思います!
「あんなに心のきれいなまっすぐな人はいません!!」
と断言した福子にちょっと感動してしまいましたよ。
だけど、憲兵に捕まったっていう事実がねぇ…。全くの無実の罪で連行されてしまってるんだけど、未だにそれを証明してくれる人が現れない今、鈴さんが「憲兵に持ってかれるような人と一緒になるなんて許せない!」と思ってしまう気持ちもわかる…。
何とか活路を見いだせないものでしょうか…。
同じころ、牢獄の中では牢名主の稲村が力なく横たわる萬平に「家族はいるのか?」と尋ねられていました。それに対して、「家族はいないけど、大切な人ならいる」と答える萬平…。思い浮かんでいる人はただ一人…福子のことですよね。
それを聞いた稲村は、こっそりと隠し持っていた萬平が食べなかった分の飯を差し出しながら
「生きて大事な女に会いたかったら、食わんとあかん」
と静かに・・・でも力強く告げます。
ここで死んでしまったら、大切な人…福子ともう二度と会うことはできない。せっかく見つけた、たった一人の大事な人に何としてももう一度会いたい…!!そんな気持ちが萬平の中で急速に大きくなっていったように見えました。
そして、渡された飯をついに口にする萬平。その味は「まずい」牢獄飯だったようだけど、彼にとっては生きて福子ともう一度会うための、再生の飯だったんじゃないかなと思います。
この場面、すごく感動しました!稲村さん、コワモテだけど、萬平のことをすごく温かい目で見てくれていたんだなって思って…ウルっと来ちゃったよ。やっぱりただの恐いオッチャンじゃなかった!
生きて大事な女に会いたかったら、
食わんとあかん。シンプルな言葉だけど、ズシッとくる。
稲村大悟さん、こわおもてだけど、心のある人ですね。#まんぷく #朝ドラ #まんぷ句 #六平直政 pic.twitter.com/6GcWHimt1s— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) October 16, 2018
稲村さんとは、この先もどうにか良い関係で繋がっていけたらいいのになぁ…。そのためには牢獄出なきゃいけないんだけど(汗)。
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