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『まんぷく』第12回(2018.10.13放送)喪失感

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昭和17年の夏になり、いよいよ大阪の町にも暗い戦争の足音が聞こえてきたようです…。

福子も未だに咲を失った悲しみから立ち直れていないようですが、母の鈴さんは家にいることが多いからかさらに深い悲しみから抜け出せないでいるようでしたね。泣いてはいないけど、表情に色がなくて…どこか違う世界を見ているような表情で、咲の夢を見たと語っているのがなんだかかえって心配です
福子はまだ、誰もいないところで悲しいという感情を出せているだけいいのかも…。

それにしても、安藤サクラさんの悲しみの表現は見ている者にその気持ちを伝染させる力をすごく感じますね。ホント素晴らしい表現力だと思ってしまう。

戦争といえば・・・萬平が「立花公房」をやっている頃からの仲間だった竹ノ塚くんにもついに赤紙が来てしまったようで・・・。だけどこの時代は戦争へ行けることは「名誉」とされているから本人も、送り出す加地谷も嬉しそうに微笑んでる。この矛盾が本当に恐ろしいというか…それが戦争の時代だったんだよなぁ(涙)。
だけど、萬平だけは喜んで送りだすという雰囲気ではなかった。彼の中にはもしかしたら二人とは違う違和感みたいなものがあったのかもしれない。

加地谷は前回まであんなに萬平に「早く新商品を開発しろ!」と命令口調でまくし立てていたのに、なぜか今回は「もうそんなことやってる時代じゃない」とあっさり興味を無くしていました。変わり身が早いな(苦笑)。
それだけに、キナ臭い香りがプンプンするぜ、白タキシードの愛ちゃんww

だけど、萬平と福子のことに関するコメントは・・・あれはないよなぁ。「まさか死ぬとはなぁ」という言葉の冷たさがなんだか胸に刺さる。しかも、「俺なら次に乗り換える」って・・・人間としてもクズ的な言い分だよ。萬平も一瞬鋭い視線を向けましたが、もし彼が直情型な人間だったら、突っかかっていたかもしれないよな。
実際の愛之助さんはそんな人じゃないって思ってますよ、私はw(これでも一応長いことファンやってるんでw)。まぁ、結婚に至るときは色々騒がれてたけど←今どうでもいい話題ww。

 

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そして、あの人にも悲劇が起こっていたとは…。今回のストーリーの中でかなりショックだったのが、牧善之介さんの愛馬・蘭丸が兵役に取られてしまっていたことです「おめでとうございます」って満面の笑みを浮かべるおじさんに対して、硬い表情で振り返る牧先生がなんだかとっても切なくて悲しかった…。

蘭丸~~~~!!!なんとか無事に生き延びてほしいよぅっ!!!

戦争のために犠牲になる動物のエピソードは本当に辛すぎることばかりなので・・・せめて蘭丸には希望になってほしい・・・。

その頃ホテルでは、野呂さんが一世一代の告白を恵にしようとしていました・・・!!もしかしたら自分にも赤紙来るかもしれないっていう覚悟もあってのことだったのかもしれないね。頑張って!!

と、思っていたら・・・

牧、善之介氏、現るwwww。

三角関係発覚したの昨日で、今日もう鉢合わせとはwwww。

牧先生、野呂くんが今まさに口に出して言おうとした言葉を先に伝えてしまいましたw。こういうのは、先に言った方が強いw。野呂くん、あんな前置きしないでスパッと先に言っちゃえばよかったのにねぇ

牧先生は、たぶん、蘭丸を兵役に取られてしまったことで恵への告白に向かう気持ちが早まったのかもしれない…って思うとなんだか切ないんだけど。

ただ、当の恵さんご本人が、牧先生のことを何とも思っていない・・・というか、野呂さんのことも正直好きという気持ちになれそうになさそうっていうのが・・・ねぇ(笑)。
暗い時代に入っていくなか、どうなっちゃうんでしょうか、こちらの関係。気になるわ~~。

その頃、克子の家を訪ねた福子は「真一さんがどうしているか心配」という話を聞いて思い切って様子を見に行ってみることに。
克子の夫の忠彦は相変わらず鳥の絵を描いていたけど、赤紙来るかもしれないし、もしかしたらそうじゃなくても好きな絵を描けなくなる可能性も高いからなぁ・・・。戦争で精神を病んでしまわないかすごく心配です。

真一を訪ねた福子は、すっかりやつれた表情に変わってしまった真一を目の当たりにして言葉を失ってしまいます。咲のことを本当に深く深く愛してたんだろうね、真一さん・・・。あの姿を見ただけでこちらも辛いよ
さらに切ないのが、「赤紙」が来たことを少しホッとしたような表情で福子に伝えたこと。愛する人がいない家に帰るよりも、戦争に出た方が今の真一さんにとっては精神的にマシってことなんだろうけど・・・死ぬかもしれない場所に行くことに救いを見出してたことがものすごく哀しかった

 

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そんな真一に、福子は心を突かれる言葉を掛けられることになります。

 


「大事な人がいるなら、生きてそこにいるなら、簡単に手放してはいけない。…いけないよ」

 

優しく、それでも力強く福子に投げかけたこの言葉の持つ重さにグッとくるものがありました。大切な人を失ってもう二度と会えない状況に置かれている真一だからこそ、あの言葉が出たんだろうなと。

「生きてそこにいるなら」

そう、萬平は「生きて」、福子の手の届くところにいるのです。周囲の環境のせいにして大切な人を手放したら、きっと後悔する。大切な人がいるなら、それらをとっぱらって、会って気持ちを伝えるべきなんですよ。

真一の言葉に背中を押された福子は真っ直ぐに萬平の元へ向かう。福子の姿を見た瞬間の雷が走ったかのような表情になってた萬平さんがなんか愛しかった。そして、涙をぬぐいながら一生懸命気持ちを伝えようとした福子にもウルっときたよ…。彼女の涙は本当に伝染する

がんばれ福ちゃん!!!

と、誰もがテレビに向かって思った瞬間・・・憲兵がズカズカと踏み込んできて「軍需物資横流しの罪」といって問答無用で萬平を連れ去ってしまいました!!
これは・・・巻き込まれたっぽいよなぁ・・・あの人のせいで(汗)。

来週からの展開が気がかりですが・・・ハセヒロさんの痛めつけられた芝居にはかなり期待しています←コラw。

蘭丸・・・無事に帰ってこいよ~~~~

 

ちなみに、第2週まで見て気になってたことを2つ。

野呂さんはいつもこっそり缶詰をくすねていたようでしたが・・・あれ、バレたらクビになるんじゃ・・・といつも心配してた

それから、咲姉ちゃんの結核はとても悲しかったけど・・・みんな、感染しなかったのは奇跡だったのでは(汗)。「そばに来たら感染ってしまう」っていうセリフがなかったのがちょっと気になりました。

だけど、ドラマはここまでかなり好印象です。来週からも期待大!

 

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