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子宮筋腫の手術体験記 -腹腔鏡手術による子宮全摘- その① 筋腫発覚から入院準備まで

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この記事は主に女性の方に向けた内容になっていますのでご注意ください。

体験記一覧

子宮筋腫入院体験記
子宮筋腫入院体験記

2022年2月、子宮筋腫により子宮全摘および卵管切除手術を受けることになりました。

最初に子宮筋腫が確認されたのが15-6年前。もともと生理不順が起こりやすい体質だったことから、不安になり重い気持ちで婦人科を受診したとき偶然発見されてしまいました(苦笑)。かつて母親が巨大子宮筋腫の摘出手術を受けていて術後にかなり体調悪そうにしていた様子を見てきたので、切るのだけは避けたいとずっと思っていました。

その後ダンナの転勤で土地を移るたびに婦人科を探し診察を受け続けてきたのですが(女医さんオンリーで探しました)、筋腫によって生活ができなくなるようなことは今までなかったのでどこか安堵した気持ちがありました。6-7年前からなんとなく量が増えてきてたまにクラっと立ち眩みすることも起こってきましたが、年齢のせいもあるんだろうなとここでも楽観視。他の子宮筋腫持ちの人の体験を聞いても、自分はそこまでひどい状態になったことはなかったので閉経を迎えるまで様子見で終われそうと期待していました。

ところが、香川県で診察してもらった時に「7センチ近くのやつと数個3センチちょいのやつがありますね」と言われてちょっとビックリ(汗)。その前までは5センチくらいの様子見でずっときていたので、いつの間に巨大化したのかと驚いてしまった。さらに、血量も一般の女性から比べるとかなり多い方だと言われ二度ビックリ(汗汗)。年齢のせいで増えたのだと思っていたけれど、実は筋腫が大きくなったことが原因だったと初めて知りました。

そこで提案されたのが、新しい筋腫の薬の治験を受けてみないかということでした。治験なので無料ということもあり思い切ってそれを受けようと決めたのですが、データを提出している間に治験の薬に重大な案件が発覚したということで飲む前に中止になってしまった(汗汗)。
仕方がないのでホルモン治療を試そうかって時に香川から岡山への引っ越しとなってしまい、また新たに婦人科を探さなければならなくなりました。

岡山に引っ越しが終わってから数か月後に月のものが非常に不安定になり、予定より早く婦人科を見つけなければならなくなりまして…、ようやく見つけたところで受診したところ驚きの展開が。先生曰く

「内診ではもう見えないので、MRIを撮ってください」

半年前の香川県で最後に診てもらった時は内診で確認できていたのに、岡山県で同じ診察をしようとしたらもう見えないくらいに成長してしまっていたらしい(汗汗汗)。嘘やろ!???っていうのが正直な心境でした(苦笑)。

で…、MRIの画像を見てビックリ仰天。私、妊娠した経験ないんですけど…、まさにお腹の中に子供が宿っているかのような画像だった。その時点で10センチと判定(汗)。しかし、この時点でもまだ手術には踏み切る気持ちになれなくて、婦人科の先生と相談して投薬治療を試してみましょうということになりました。

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「レルミナ」という毎朝食前に1錠飲む薬なのですが、これを飲み続けることで月のものが停止することになります。つまり、強制的に閉経状態にするということ。なぜそんなことをするかというと、月のものが訪れることで筋腫に栄養がいきわたりどんどん成長してしまうかららしい。月のものがなくなれば、大きさが小さくなるパターンが多いのだとか。閉経してしまえば自然に縮むとも言われました。

しかしながらこの薬、めっちゃ高額で…。1ヶ月で8000円以上(汗汗)。これがけっこう家計を圧迫したわけですが(苦笑)小さくなることとそのまま閉経になることを信じて半年間飲み続けました。

その間、先生が心配した通りきっちり更年期障害の症状が出ました(苦笑)。肩こり、頭痛、そしてホットフラッシュと呼ばれる「ほてり」症状。この「ほてり」が本当に厄介で、数時間おきくらいに背中の奥の方から突然ものすごい熱い感覚が襲ってくる。さらに気が付いた時には滝のような汗が止まらない状態。漢方薬を処方されましたが、ほとんど効果がなくかなり苦しめられました(苦笑)。さらに困ったのが、不眠。ギンギンに目が冴えてしまって全く眠れない。とうとう睡眠導入剤のお世話になることになりました。

そして半年が経過して「レルミナ」服用終了。この薬はかなり強いらしく、それ以上飲むと骨粗鬆症を起こす危険が大きいとのこと。もう一度飲む場合は半年明けなければなりません。

ちなみに、飲み終わった後にほっとフラッシュなどの症状は治まりましたが、不眠だけは残ってしまい今も導入剤を飲み続けています(汗)。

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飲み終わってから約1か月間、生理は止まっていました。これでそのまま閉経を迎えればOKと言われていて、祈るような気持で「来るな、来るな」と念じていたのですが…、結局その半月後に基礎体温が上がってしまい、来てしまった(苦笑)。しかも半年ぶりだったからか量がさらに増えたように感じるし、挙句に1ヶ月に2回ということまで(汗)。生理前の下腹のシクシクする痛みも復活。

これを相談したところ…血液検査の結果を見てもまだホルモン量が多く閉経まで数年あるだろうとの判定が(苦笑)。それでも切るという選択肢をとりたくなかったのですが、内膜症の薬で量を抑える方法もあるけれどもそれはそれで不具合も多いよと言われてしまいました。

残る手段はもう、手術して子宮全摘するということのみ(苦笑)。

その診察を受けたのが昨年末のこと。一応、家族と相談してから連絡くださいとのことでダンナとも話したのですが、癌のリスクなども考えてやっぱり取ったほうがいいんじゃないかということで覚悟を決めるに至りました。まさに、最後の手段ってやつ。ここまで来てほしくなかったけれど、もう仕方がない。
約1年の間に3センチ近くも巨大化してしまったので、このまま様子見続けてたらこの先どのくらい大きくなるか分かりませんしね(苦笑)。今ならば腹腔鏡手術で取れそうだってことだったし、時期的にギリギリだったっぽいです。

今から考えると、引っ越しが重なることによるストレスもあって大きくなったというのもあるかもなぁと…。まぁ、原因ははっきりわからないんですけどね。

大型の総合病院は待たされることが多いのでそこは覚悟していたのですが、その道の有名な先生を指名していたことから予定時間から2時間半くらいかかりました(汗)。婦人科は女性の先生を見つけて毎回お願いしていたのですが、今回ばかりはそんなこと言っていられない(苦笑)。

で、診察してもらったところ…「私もこれまで数えきれないほど切ってきたけど、ここまで大きいのは久しぶりだなぁ」と苦笑いされたwww。手術方法は腹腔鏡(ロボット)の予定だけれど、取り出すときはおなかを切る可能性が高いということは言われました…。たぶん、そうなると思います(苦笑)。

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入院1週間前にはダンナ同伴でお医者さんからの確認事項を聞き、さらには麻酔の説明(私は入院が土曜日になるのでその前にいうことになりました)、入院のための準備の説明などを聞いてきました。正直一人でも問題なさそう…とは思いましたがw、家族同伴は決まりになっていたっぽいので旦那には申し訳ないけど会社を半ドンしてもらって一緒に聞いてもらいました。

そこからもろもろ入院のための準備。書類の記載(同意書など)は問題なかったのですが、一番迷ったのは持参するものの準備です。いろんな方の体験記を読むと、結構いろんな便利グッズを用意されている。さらには下着やパジャマもどういうものをチョイスしていいのか迷いました。

というのも、私の場合は子宮筋腫なのでお臍から下の部分に手術の痕ができることになります。体験記を読むと、下着がその部分にあたるとけっこう痛いとのこと(汗)。ということで、おすすめは2サイズ上くらいのおなかの上まである下着と書いている方が多い。

でもなぁ…、なんかそんなデカパンちょっと恥ずかしいよなぁとか余計なことを思ってしまったりで(苦笑)。とりあえず、手術直後は本当に大きい方がいいらしいということで1サイズ上のお臍上まである下着を3枚購入。あとはいつものより少し深めのを用意しました(しまむらで購入w)。

それから、パジャマは前開きのものがベストというアドバイスもありまして(入院した病院ではパジャマのレンタルはありませんでした)。持っているやつが上から被るタイプのものしか持っていなかったので、これも新たに購入。無印良品のやつと、GUで3着購入しました。今はあまり前開きのものって結構少なかった印象が強い(汗)。デザイン的にも”これはちょっと…”みたいなのもあったし(ホームセンター系のところとか特に 苦笑)。

靴下は病院へ行くときと退院したときしか履かないと思ったので2足しか持参していません。ちなみに、退院するときは腰回りがゆるいものを用意した方がいいとアドバイスされました。
このところ、成人病の危険があるということで毎日1時間ウォーキングを続けていてその影響で少しウエストが楽になりました。大きめの洋服もちょっと余裕が出てきたのでwタイミング的に良かったかも(笑)。

あとは、筆記用具、時計、ティッシュ、除菌シート、歯ブラシや保湿クリーム、シャンプーやボディソープ。帰る時のための軽い化粧道具。カップ(100均のものを用意、ストロー。必須なのはマスク。
ちなみに、手洗い用の石鹸、ドライヤー、タオル類は病室に備え付けられていました。

室内履きはスリッパではないかかとのあるものを指定されました。これはちょうど履きやすそうなものがあったので「しまむら」で購入しました。

それから、パソコンも持参しました(この文章も病院から打ってますw)。延長コードも持っていきましたが、部屋的に必要なさそうです。

最後に、私が持参した入院のため用意したものをまとめて書いておきます。

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  • 下着(ちょっと大きめで深めのもの)×6枚
  • 上の下着(スポーツ系のもの、カップとつながってるもの)×6枚
  • パジャマ(前開きのもの)×3枚
  • 履物(かかとがあるもの)×1足
  • コップ(食事用のものと、洗面用←100均で調達)
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
  • ストロー
  • ティッシュ箱×1箱
  • 洗面・入浴用具(ボディソープ・シャンプー・リンス)
  • 洗顔クリーム
  • 保湿クリーム
  • 帰りのとき用化粧道具
  • 帰りのとき用衣類(緩めのもの)・靴下2足
  • 卓上時計
  • 生理用品(ふつう・長時間と2種類持参)
  • 除菌シート
  • マスク(30枚入りボックス)
  • 延長コード、充電器
  • パソコン(イヤホンも持参)
  • 本1冊
  • 100均で購入した収納用ボックス×2個

入院期間は1週間の予定なので、使わないものも結構出てくる可能性大w。ですが、無いよりはマシかな、みたいな。なにせ、久しぶりの入院(結婚前に体調崩して2週間近く入院したことはありますがもう記憶にほとんどないw)なので、けっこう多めに準備しちゃったかなという感じです。

次の記事では、入院1日目のことについてレポしたいと思います。

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