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子宮筋腫の手術体験記 -腹腔鏡手術による子宮全摘- その⑤ 入院4日目(術後一日目)

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この記事は主に女性の方に向けた内容になっていますのでご注意ください。

体験記一覧

子宮筋腫入院体験記
子宮筋腫入院体験記

2022年2月、子宮筋腫が巨大化したため子宮全摘および卵管切除手術を受けました。

※※排出系の話もありますのでご注意を(汗)。

 

朝は午前6時に起床。看護師さんが血圧と体温、ドレーンの様子のチェックにやってきます。この時点で血圧心電図に異常がないことが確認されその二つが外されました。体温は氷枕効果もあってか37度3分くらいまで下がっていました。

この日の朝気になっていたのは前日に続き喉の違和感。あと、尿管の気持ち悪さですかねぇ(苦笑)。

喉の方は唾をのんで痛いとかはないんですけど、ツーンする感覚がまだ抜けない。コロナにかからないようにめっちゃ注意してたのに、ここでのどの痛みが長く続いたらどうしようかと不安に思ったほど(苦笑)。
尿管は体を少し動かすたびに下半身に違和感が走るため(痛くはない)早く取りたいなぁと思ってました。

朝食は抜き。前日の手術日からずっと食事をとっていないのでお腹すくんじゃないかという心配はあったのですが、意外にも全くそんなことなかったです。むしろ、まだ食べたくないって感覚の方が強い。

しばらくしてから担当医の先生が来て「こっちはもう外しても大丈夫だな」ってことでおなかのドレーンが取れることになりました。これを取る時がちょっと嫌な感じ…。プチプチって何かを切ってるときにチクチクした痛み。かと思ったら「ちょっと我慢してね」みたいな声と同時にお腹からなにやら管っぽいものが抜けていく違和感が(汗)。これ、結構めっちゃ気持ち悪かった…。
でもまぁ、2秒くらいの出来事だったのでさっさと終わり一安心。それなりに大きな傷になったっぽいのでそこに大きなガーゼが当てられました。

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朝9時頃の時点でついている体の管は、背中の硬膜外麻酔と、手からの点滴、そして尿管。だいぶ少なくなってきました。

この時点までは比較的体調も良く痛みも少なかった(麻酔の影響であばらの下はシクシク痛みがきてた)ので、SNSで心配してくださった皆様に向けて無事に終わった旨を報告する発信をしました。皆様に心を寄せていただき、本当に心強かったです。

それからしばらくすると、看護師さんがやってきて体拭き着替えをしてくれることになりました。この時点ではまだほとんど動けないのでお任せ状態。顔だけは温かくしていただいたタオルで自分で拭くよう言われましたが、腕から下の部分は隅々まで拭っていただきました。

この時初めて気が付いたのですが、いつの間にやら手術着ではないものを身につけてたw。術後は全く自分の様子を見る余裕がなかったんですが、上から下まで様相が変わってて驚きました。パジャマを着るときに少し体を動かさなければいけなくなったときはちょっと痛かった(汗)。
下着は、「T字帯」という”ふんどし”のようなものを装着。体を拭いてもらう時点でこれも外され自分で用意した下着に着替えさせてもらいました。子宮はなくなったものの、術後の影響でまだ血が出るということで生理用品も装着します。

ちょっと恥ずかしさはありましたが、丁寧に体を拭いて着替えさせていただき感謝しています。

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そのままぼんやりベッドに横たわった状態。暇なのでテレビをつけてみる余裕も出てきました。ということで、朝ドラもしっかり見た(笑)。周囲の評判はあまりよくないみたいだけど、私は「ひなた編」けっこう楽しく見てるし好きです(五十嵐君、好きw)。

それからしばらくすると、体温と傷の様子と血量をチェックしに来た看護師さんが「そろそろ立ち上がる練習をしてみましょうか」と促してきました。朝一のときに「足動かしてみてください」と言われて意外とすんなり動かせてた私。
でも、術後初めて体を起こすのはちょっと勇気がいりました。傷が痛んだらどうしようとかいろんな余計なことがよぎる…。

ところが、案外すぐにベッドの上に座ることができてしまった。そこから少しずつ歩いてみますかと促され…一歩、一歩…、あ、歩けそう!?みたいな。今の手術技術ってすごいですねぇ。24時間経ってないのにもうそこまで体が動く。
ただ、最初の時点では2歩くらいまでが限界で「無理しない方がいいです」とのことでまた横になることに。そうそう上手くは行きません。手術前はあんなにすんなり歩けていたのに、術後半日以上寝たきりになるだけでこんなにも体を動かすことが大変なんだということを知りました(苦笑)。

そうこうするうちに昼食タイムがやってきました。

全粥おすまし煮豆パイナップルヨーグルト約42時間ぶりのお食事です。

ところが、食べられるーー!というテンションにはどうしてもなれなかった(汗)。まだ食欲がわくところまで行ってなかったんですよね。それでも、少しでもお腹に入れないとという想いから煮豆を2粒すまし汁を半分くらいまでは食べました。が、お粥だけは、3口入れた時点で吐き気が襲ってきてしまい終了…。あれはけっこう辛かった(汗)。
作ってくださった方には申し訳ないけど、ほとんど食べられずじまいで終わってしまいました。パイナップルは食べたかったんだけど…気力がわかなかった…。

食後には、痛み止め便通を促す薬を服用。

そして昼食後、再び看護師さんが「歩く練習もう一度試してみましょう」とやってきました。部屋のトイレまで自力で歩くことができれば尿管が外せるということで、それならばということで一歩一歩慎重に足を前に出していくことに。そして…「行けましたね!」ということでここでクリア!!

違和感あった尿管とついにお別れです。これ取る時痛いのかとドキドキしてたんですが、「全然痛くないですから」ってことであっさり終了w。多少抜く時に気味の悪さはありましたが、それも一瞬で終わります。これが無くなるだけでだいぶ体が楽になった感覚があります。

さらには手術前から刺さってた水分補給の点滴も外れました。けっこう太い針が刺さっていたので、抜けた後は少しジンジン痛みが(汗)。でも取れてホッとしました。

残るは背中の硬膜外麻酔のみ。麻酔の入った液体は常に体の傍になければならないということで、歩く時はそれが入った袋をたすき掛けするように言われました。

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ここまではかなり順調だったのですが、その後に関門が…。まず、尿管が抜けたということで自力で出る尿をカップで測り記録するようにとお達しがあります。わたし、尿検査のカップとかも苦手なんですけど…それよりさらにデカいカップが渡されまして(苦笑)。

しかしながら、そこから3時間経ってもまったく尿意が訪れない(汗)。看護師さんも「まだ駄目ですか~」とせっついてくる(汗)。カップ計測嫌だなぁというストレスも重なってか、全く出る気配がない。
それでも、「少しトイレで頑張ってみましょう」という言葉に促され必死に絞り出す。この時は微量のみで終了(苦笑)。もう早くこれ終わらせたいという屈辱感が…。

その後、なるべく歩くようにしてほしいということで室内の壁を這うように頑張ってみました。ところが、ここから体に明らかな異変が…!!

き…、気持ち悪い…(汗汗)!!!

ついにきました、強烈な吐き気。尿を出すために水分をたくさんとってほしいと言われていたこともあり、少し無理して水を飲んでいたのも災いしたっぽい。

ついに耐えられなくなり、コールで看護師さんにヘルプ要求。すると、「飲み薬よりもすぐ効く注射の方がよさそうですね」ってことで、またしても注射を打たれることにw。
しかも、このタイミングで担当医さんが「おじゃましますね~」と来訪。ただ様子を見に来ただけっぽいのですが、私が吐き気に苦しんでるのを見て「あらら・・・」とww。「あまり無理して動かないようにね」ということと「ガスは出してね」ってことを言い残して去っていきました。

「ガス」は看護師さんからもしょっちゅう出すように言われてまして。手術の時に炭酸ガスを体に多く入れているので、なるべくそれを自力で抜いてほしいということでした。これは多くの体験記に書いてあったので、なんとか自力で出そうと努力はするのですが、力を入れて痛みが出たらと思うと怖くてあまり積極的にできなかったです(汗)。吐き気止めの注射をした後しばし眠ることに。

そしてぼんやりと目覚めると夕食の時間になっていました。

全粥ほうれん草と油揚げのお浸し蒸し鶏の味噌がけカリフラワーと人参の酢の物

この時点では吐き気がだいぶ収まっていたので、お昼よりは食が進む感じ。酢の物と蒸し鶏は40分かけて何とか完食しましたが、お浸しは半分、お粥はやはり3口しか食べられず残してしまう結果になりました…。
丸2日間でほとんど食べていない状態(汗)。それでも空腹を感じないっていうのがすごいなと感心してしまったw。

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このあと、気を取り直してもういちど自分で歩行練習。これは意外と順調。テレビも座って見れるだけの余裕が出てきました。

そして、ようやくここで待望の「尿意」が!管が入っている時はそれが全くなかったわけですから、人間の体って不思議だなぁと思います。ここで一度それをクリアすると、次も3時間後にやってきて順調に記録することができるようになりました。

夜の看護師さんの検診が終わり、22時少し前。毎週楽しみに見ている間宮祥太朗くんと清原果耶ちゃんのドラマ「ファイトソング」の時間だとウキウキしていると…、再び来ました、吐き気が(汗汗)。しかも、手術痕の部分(お腹全体)が突然火が付いたように熱くなってきた感覚も襲ってくる。
だけど、間宮君のドラマだけは何とか見たい!その一心でドラマを見て痛みと吐き気を散らそうとしておりましたww。

ドラマを見ている間も「吐き気が…」っていうのがあったのですが、それでも何とか最後まで見れて。このまま眠ってしまおうか、と思ったのですが睡眠導入剤は看護師さん預かりになっているので全く眠気が来ない。

それどころか吐き気が強くなり、お腹の当たりの熱さやあばら下の痛みの違和感も強くなりで踏んだり蹴ったり(汗汗)。23時半過ぎ、とうとう耐え切れずにこの日2度目のお助けコールを押すことに。

看護師さんに症状を伝えると、今度は吐き気止めの薬ともう一度痛み止めの薬、そして持参していた睡眠導入剤を持ってきてくれました。それを飲んで、ひたすら眠気が訪れるのを待つ…。この気持ち悪さが翌朝まで続いたらどうしようという不安も。
ちなみにこの時点で熱は37度5分。また少し上がってしまっていたので氷枕をいただきます。

この日はそのまま眠りに落ちました。やっぱり導眠剤がないと眠れない…

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