なんとか「ラーメン俊ちゃん」を始めたことを隠しておきたかった俊介たちでしたが、ふとしたきっかけで満にまずバレてしまいww、観念してラーメンを提供。すると、意外と美味しいとお墨付きがもらえたことで「僕にはラーメンを作る才能もあったみたいだ~」とすぐに調子に乗っちゃうプリンスメロンくんが可愛すぎ(笑)。
ラーメン代はいらないから麻奈美にだけは正体を明かさないでほしいと懇願する俊介に、満は「麻奈美さんは外見で判断するような人じゃない」と諭す。すると、「同情されたくない!なぜなら…欲しいのは愛情だから」とカッコいいセリフでイケメンっぷりを発揮。
ところがそのすぐ後に自分で吹き出しちゃってww「爺、今のカッコよかった!?カッコよかったよね!?」と確認しながら大感動wwww。おバカなのか純粋なのか、もう分からないわ(笑)。このシーン、満を演じる草彅君もちょっと素で吹き出してたしねw。
その後、ラーメン屋である自分をひた隠し貸衣装屋でキラキラしたスーツを手に入れた俊介は麻奈美を食事に誘い出すことに成功。ところが、会話のなかで彼女の気持ちが全く自分に向いていないことを思い知らされてしまう。
そして彼女は食事もそこそこに立ち去ってしまうと、俊介も店員の一瞬のスキを突いて猛ダッシュで店を飛び出すwww。一文無しに近い状態なのにあんな立派なレストラン大丈夫なのかと思ってたんですが、食い逃げする気満々だったとは(笑)。
ということで、このドラマでも田辺さん、超全力疾走しておりましたwww。今まで見た中で一番ダイナミックに走ってたかもしれないwww。
第8話はゲストが芸能界追放の人だったので特に触れてはいけない回となってしまいましたが(苦笑)、プリンスメロンくんのエピソードは面白かった!
ついにひた隠しにしていた「ラーメン俊ちゃん」のことを麻奈美に知られてしまうんですが、そのきっかけが・・・屋台が側溝にハマって抜けられなくなったのを手伝ってくれたことだったというのが笑えますww。
何とか必死に取り繕おうとするプリンスメロンくんが可愛すぎww。思いついた言い訳というのが、「加賀見グループでラーメンのチェーン店を出すことになったので、屋台をアンテナショップにして自らお客のニーズを探ろうとしている」という、ま、信じようと思えば信じられるかな的レベルのものでした(笑)。
麻奈美も「額に汗しながら自ら働いているなんて、ただのお金持ちのお坊ちゃまじゃなかったんですね」と好印象を持ってくれました。しかし、「見直しました」という言葉を「惚れ直しました」と受け取ってしまうところがなんとも単純明快というかwww。
麻奈美は苦笑いしながら「見直しただけです」と答えたことで、まだ気持ちが向いてないと分かったプリンスメロンくんは落胆のあまり失神してしまうのでした(笑)。
その後満は再び麻奈美と「俊ちゃんラーメン」に訪れるのですが、満のスーツのポケットに穴が空いていたことを知ると「縫ってあげる」と優しい言葉をかける麻奈美。それに応じた満との間に良い雰囲気が流れているのを察知したプリンスメロンくんは、思い切った行動に出ますw。
「ヨ!!」と力を入れたかと思うと、なんと、自分で自分のズボンの後ろに穴をあけるという力業に出ましたwwww。いや~~、このシーン、久しぶりに見ましたけどもう、爆笑ですわ(笑)。
しかも「僕のズボンも破けてしまいました」と麻奈美に猛アピールしたつもりが全く通じてなくてww、代わりに爺やが「私が縫って差し上げます」と急いで駆け寄ってきちゃうww。その場でズボンを脱ぐようにとまで言われてしまい果てしない追っかけっこに(笑)。この二人、めっちゃ良いコンビだったな~。
後日、孤児院のつくし園を訪ねた俊介でしたが麻奈美に会うことはできませんでした。子供たちはガックリくるプリンスメロンくんを面白がって見ていましたが、かすみだけは「私じゃダメですか?」と目をキラキラさせながらやって来る。
つくし園の出身だという彼女の話を聞いて、優しい顔で「それでボランティアしてるんだ、えらいんだね」と語り掛ける俊介。かすみは生き別れになった兄を探しているという。
かすみと兄の生き別れになった話を聞いて、想いきり感情移入して泣いちゃうプリンスメロンくんはホントにピュアな奴で可愛いです。
それにしてもこの、学生の女の子と30代の青年という構図を見ると・・・『ガラスの仮面』のマヤと真澄を重ねて見てしまいます(笑)。今回は女の子のほうがラブラブ光線を送りまくってるのがなんか嬉しくもあり。だけどプリンスメロンくんは麻奈美への気持ちを捨てきれてないんだけどね。
その後、八百屋で特売のネギに目を付けた俊介は思わず手を伸ばしてしまうのですが…その姿を麻奈美に見つかり大慌てww。結局特売ネギは彼女の前では買えず「僕の場合、電話一本で農家から5-6トンの無農薬高級ネギを送ってきますから!」と大見栄張った嘘をついてしまう(笑)。その涙ぐましい努力よww。
ところが麻奈美は「どうして嘘をつくんですか?一流企業じゃなくても一生懸命働いていれば構わない」と告げる。俊介は自分の正体が彼女にバレてしまったのだと思いガックリうなだれてしまいます・・・が、実は彼女は、満が正体を隠していたことへの憤りを語っていたんですよねw。これは喜ぶべきか否か(苦笑)。
でも、満に不信感を抱いたかのような麻奈美に対して俊介は「あなただから正直に言えないんです、好きだから・・・」と満の気持ちを代弁してやる。「嘘をついてるほうがきついんです!」と結局最後は自分の気持ちになってしまうんだけどw、恋のライバルの肩をもってやる発言をするなんて・・・やっぱり俊介はピュアな良い奴だと思うよ。
それにしても「本当のことを正直に告白できればどんなに楽だろうって!」と泣きながら訴えるシーンがあるんですが、これ、野島さん、『ガラスの仮面』での田辺さんの速水真澄見てたんじゃないか!?と思ってしまったよw。速水さんの心情、まさにほぼそれでしたからね(笑)。
第9話で満と麻奈美はついに両想いとなります。第10話でそのことを知ってしまった俊介は大きく落胆。肩を落としてつくし園から帰っていく背中が切なかった。
初めての、一生懸命な恋が玉砕してしまったことで俊介は自分のラーメン屋の屋台でヤケ酒しまくりますw。爺やは糖尿病のため医者から酒を止められているということで、「僕は孤独だ、一人で飲まなきゃいけないなんて!」とぼやきまくるプリンスメロンくんw。
するとそこへ「私じゃダメですか?」とかすみが慰めにやって来る。爺やの老後の面倒も見るって約束もしちゃったらしくて、かすみは爺やを味方にラブな気持ちをバンバン俊介にぶつけていきます。
この時はまだ乗り気じゃなかったプリンスメロンくんでしたが、失恋したこともあり、自分にまっすぐ愛を伝えてくれるかすみに対して徐々に気持ちが変化していきます。
「ガラス~」で歳の差恋愛に苦しんでる役をずっと見てきただけに、個人的にこの場面はなんだか救われたような気持になって心が温かくなりました。
最終回では満がフードファイトで勝利した時には株券を戻してくれるという話が持ち上がり、俊介たちにも光明が差すことに。その条件として満は彼に、麻奈美と会って「つくし園に寄付をし続けてきた足長おじさんの正体を俊介ということにしてほしい」と伝えます。実際につくし園に寄付していたのは満でしたが(フードファイトのお金を全額寄付していた)、彼女のために別れを決意したことから嘘をついてもらおうと苦しい選択をしたのでした。
株券を手に入れたい俊介は言われた通りに「自分が足長おじさんだった」と麻奈美に告白しますが今ひとつ信用されてない様子w。俊介自身も、嘘をついていることに罪悪感を隠しきれず追い詰められたような気持になってしまう。
それでも、麻奈美に信用してもらうために掌に書いてきたセリフを一生懸命読む健気さが可愛くて仕方ないw。
後日、遊園地デートに麻奈美を誘って一緒に観覧車に乗るまでこぎつけるのですが、麻奈美は心ここにあらず状態。結局何も進展がないまま別れの時が訪れるのですが、俊介は思い余って彼女を抱きしめてしまう。そしてキスをしようとするのですが…申し訳なさそうな顔で拒絶をされてしまった。
「ガラス~」の時と同じく好きな相手からキスを拒まれてしまった~~(汗)と、どうしても重ねて見てしまうww。泣きながら申し訳なさそうにしている彼女に気を遣い、俊介は「すいま億円」とくだらないオヤジギャグを飛ばしてみせるw。でもこれも切なかったけどねぇ。
そして「やっぱり僕には足長おじさんを名乗る資格はありませんね」と言い、意を決して自分は足長おじさんではなく、本当の足長おじさんは満であることを告白します。
満は自分の胃に大きな潰瘍があり命の危険が迫ったままフードファイトを戦っていました。それゆえに麻奈美との別れを決意したことを知った俊介は、抜け駆けのように彼女にキスをしようとした自分を恥じるのでした。
プリンスメロンくん、めっちゃ純粋でまっすぐで泣けるーーー!!
満はなんとかギリギリのところで最後のフードファイトにも勝利、俊介たちは無事に財産を自分たちのもとに取り戻すことができるのでした。
そして、改めて自分が「足長おじさん」となり今後つくし園を支援していくことを決めるのです。プリンスメロンくんの大きな成長の証です。
そして、まっすぐに自分への愛を伝えてくれたかすみの想いもついに受け止めます。「本当にこんな僕でいいのかい?」と不安げに尋ねる俊介に「もちろんです」と笑顔で答えるかすみ。そんな彼女をプリンスメロンくんはしっかりと抱きしめるのでした。可愛い告白シーンで癒されました。
今回はガラス~とは逆パターンで結ばれる展開になってたのも嬉しいw。プリンスメロンくんと、パイナップルプリンセスちゃんのカップル誕生です(笑)。
以上でプリンスメロンくんな田辺さんの出演は終了。出番は本編のみでスペシャルには出てません。
このドラマで初めて田辺さんの超3枚目キャラ(時々2枚目が顔を出してましたが基本3枚目)を見たので最初はちょっと衝撃受けてビックリしたんですけどww、独特の可愛さ炸裂で見ているうちに愛しさが増していくといった素敵なキャラでした。
ドラマそのものはお蔵入りしてしまいましたが、田辺さんの出演記録としてはずっと残しておきたい作品でもあります。