2021年11月から始まったNHKの朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。安子が主人公の岡山編もいよいよ大詰めに入ってきました。
これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ
ドラマに登場した岡山市内のロケ地についていくつかレポしてきましたが、今回紹介するところでおそらくラストになると思われます。コロナ禍じゃなかったらもう少し岡山でもロケできたのかなぁ…(初めからこの予定だったと思いますが)なんて思うと、ちょっと残念な気もします。
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」岡山ロケ地レポ
第3弾は、岡山県総合グラウンド内にある旧岡山偕行社をご紹介します(2022年4月に訪れた第2弾はこちら)。
いつ出てくるのだろうと待ち構えていましたが(笑)第6週の29回放送回でついに登場しました。
アクセス
岡山県総合グラウンドは広大な敷地で整備された公園や本格的な競技場などもあります。有料ですが、けっこう台数留められる駐車場もあるので比較的アクセスしやすいです。岡山駅から徒歩で30分弱程度で行けますが、バスで行く場合は駅から「スポーツセンター前」で下車すると近いと思います。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』岡山県ロケ地 ③ 総合グラウンドクラブ(旧岡山偕行社)
旧岡山偕行社は明治43年(1910年)12月に旧陸軍の集会や社交の場(第17師団岡山偕行社)として建築された洋館です。明治時代から太平洋戦争の期間中、岡山総合グラウンド周辺は練兵場として使われていたそうです。
戦後進駐軍に接収されたあと昭和25年から42年までの間は岡山労働基準局の庁舎として使用。翌年からは合宿所などに使われたとのことですが(この時に元の位置から100メートル移動)、老朽化によって10年間閉鎖状態だったのだとか。平成2年(1990年)に保存・改修工事が施され復活。平成15年(2003年)に体育館設置のため(現・Zeepアリーナ)さらに100メートル移動した現在の場所に落ち着いたそう。
近代洋風建築(ルネサンス風)が特徴的な岡山では数少ない明治後期の建物で、平成24年(2012年)に国の登録有形文化財に登録されています。
朝ドラ『カムカム・エヴリバディ』では、第29回で米軍将校ロバート・ローズウッドがおはぎを売っていた安子を半ば強引にw将校クラブへ招くシーンで登場しました。
[フォトギャラリー]ロバートに招かれ…「#カムカムエヴリバディ」第30回の場面写真#朝ドラ #カムカム #上白石萌音 #村雨辰剛 https://t.co/sSSj1YqRyt
— シネマトゥデイ (@cinematoday) December 8, 2021
ローズウッド中尉役の村雨辰剛さん、めちゃめちゃ素敵だったな~。日本語の堪能さにも驚かされました(アメリカ英語習得に苦労されたそうですが)。村雨さんが岡山にロケに来てたなんてそれだけでちょっと胸アツです。スウェーデン人で筋肉体操の庭師のお兄さんという印象がとても強い方でしたが、最近はCMやミステリーハンターなどでも活躍されていますよね。今後さらにいろんなメディアでお目にかかることができるかも!?楽しみ!!
ドラマには立派な門構えが設置されていましたが、今は洋館があるだけです(お向かいには体育館ジップアリーナがあります)。
訪問日はジップアリーナでダンス大会が行われていたようで、グラウンドクラブの2階はその更衣室として使用されていました。
ドラマでは建物の中が広く多くの部屋があるように表現されていましたが、実際の入口はとても質素で内装もそんなに広いイメージはありません。
2階へ通じる階段はこんな感じ。レトロな雰囲気があって素敵です。
訪問した時はダンサーの皆さんの準備更衣室として使用されていましたが、日によっては会議室などとしても活用されているそうです。
また、1階には喫茶店・キューティパイ倶楽部があります。
ちょっとだけ、安子と稔がデートした世良公則さん演じる定一が経営しているカフェと雰囲気が似ているような気がしました。本当はこの日ここで食事をしようと思っていたのですが、残念ながらお休み日に当たっていました(汗)。次回営業中の時にまた訪れてみたいなと思います。
旧岡山偕行社の横には素敵な池があるのでそちらも要チェック(ドラマには出てこないのですが)。
訪問日はちょうど紅葉が色づき始めた頃でもあったので景色的にもとても奇麗でした。
岡山総合グラウンド敷地内は自然が溢れ散歩コースとしても最適です。特に天気の良い日はお勧め。機会がありましたらぜひ訪れてみてください。