映画『燃えよ剣』ロケ地探訪 in 岡山県 その1 -吉備津神社-

司馬遼太郎原作の『燃えよ剣』が2021年10月15日に公開されました。本来であれば2020年に公開予定だった作品だったようですが、コロナ禍で延期になってしまったため1年遅れの上映ということに。

私は公開してから1週間後の週末に見に行きました。全体的に血なまぐさい本気の男の戦いという印象が強い。美しくシャープな魅せる殺陣ではなく、がむしゃらに相手を倒していく殺陣。粛清シーンなどはかなり凄惨に描かれていてゾクッとさせられることもありましたが、幕末の混乱期はおそらくああいった血なまぐさい事件がそこかしこで起きていたんだろうなと感じました。新見錦や芹沢鴨の最期などは特に荒々しくてちょっとビビった(汗)。

元Ⅴ6の岡田准一くんは本当に”THE武士”でしたね。彼が演じた土方歳三の殺陣の迫力がハンパない!!剣術がすごく重くて力強い。そして本気で相手を倒しに行く気迫の殺陣がヤバすぎ!!エンドクレジット見たら、「土方歳三関連の殺陣担当=岡田准一」って流れてきてそれもビックリ。

Hey! Say! JUMPの山田涼介くんは飄々とした雰囲気を醸し出しながらも剣を振るう時には感情を無にして相手を倒していく沖田総司が予想以上にハマってました。特に岡田くん演じる土方との兄と弟のような信頼関係が垣間見えるシーンが多くて、凄惨な戦いが多いなかでもそれが救いにもなっていました。

近藤勇を演じた鈴木亮平くんはもう、めちゃめちゃカッコよかった…っていうか、ハマリすぎるくらいイメージピッタリでしたね。奥さんには頭が上がらなくて窮屈な想いしてる分、京に出て愛人作ってテンション上がっちゃう場面は可愛くて思わず吹いちゃったw。こういう人間らしさも感情表現豊かに演じてて。土方とは最初は熱い絆で結ばれていたけれど、徐々に考え方のズレが生まれ二人の関係が微妙になってしまうわけで。その積み重ねを修正できないままの最後の別れ、みたいに思えてそこはちょっと切なかった。

たしか亮平君はこの話を大河ドラマ『西郷どん』をやってた時に打診されたって言ってたなぁと。同じ幕末ものだったのでイメージが固まることも考え話を受けるか迷ったってどこかで語ってたけど、結果的には近藤勇に亮平君が演じてくれたことはとても嬉しかったです。ドンピシャと言っていいほどのハマリ役だと思ったので。池田屋の時の迫力の殺陣とかめっちゃカッコよかったし。
願わくば、もう少し土方と近藤の友情も描いてほしかったかも。今回は土方と沖田に重心置いてるところが多かったのでね。

土方の想い人の雪を演じたのは柴咲コウさん。ほぼ紅一点のような感じで、激しい戦いに身を投じていく土方の唯一の心の拠り所を繊細に演じられていたと思います。クライマックスになってようやく二人の想いが…となるシーンはとても美しかった。

それにしてもこの映画、土方、近藤、お雪さんの3人…、NHK大河ドラマの主役を演じた役者さんっていうのがすごい(軍師官兵衛、西郷どん、おんな城主直虎)
色々と翻弄されてしまうキャラの松平容保を演じた尾上右近くんは、同じ年に放送されていた大河『青天を衝け』で孝明天皇を演じていたのでちょっと頭混乱しそうになったw。

他にも見所の多い重厚感のある作品だったと思います。ただ、亮平君の近藤のシーンはもう少し足してもよかったかも。もっと見たかったくらいハマってたのでね。岡田君の土方はもう、本物感がすごくて言うことなしです。

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さて、映画を見ての簡単な感想はここまでとして。

映画『燃えよ剣』は岡山県内でのロケもいくつか行っていたようで、映画の重要なシーンにもいくつかその風景が登場してきました。

今回はそのうちのひとつ、吉備津神社について紹介したいと思います。

アクセス

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映画『燃えよ剣』岡山ロケ地 ①  吉備津神社

吉備津神社には、桃太郎の鬼退治伝説の元となった「吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅(うら)にまつわる伝説」が残っているそうです。1425年に再建された本殿拝殿国宝に指定されています。

映画では、新選組の屯所となった京都壬生の八木邸裏にある神社仮説の青空道場のシーンとして「回廊」「御釜殿広場前」が登場しました。ロケ日は2019年3月18日とのこと。

回廊

1570年(天正7年)に再建。地形を利用した一直線の回廊で全長約360メートル。重要文化財に指定。

最初は土方と近藤が軽口をたたきながら歩くシーンで登場。「トシという呼び方はやめろ」「その歩き方はよせ」など、この時はまだ笑顔で語り合う余裕がある二人だった。

さらに、ある大きな事件を前にして夜間に土方と近藤が夜間に刀を交えて真剣に語るシーンもありました(亮平くんがめっちゃカッコよかった!)。

回廊の入口はけっこう坂が下っています。映画でも土方と近藤が下りながら歩いてくる様子が伝わってきました。

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御釜殿広場前

回廊の前には大きな広場があります。ここで大勢の新選組の隊士たちが激しい剣術の稽古に励んでいるシーンが撮られたようです。敷地としてはかなり広いので撮影はしやすかったのではないかと。

青空道場は御竃殿前広場が使われていた為、回廊中央から右へそちらに繋がっている回廊も映画の中ではちょいちょい登場していました。岡田君や亮平君が歩いてたと思うとなんだか感慨深い。

映画でもちょこっと映ってた(と思う)御竃殿の入口の扉。たしかこのあたりで土方演じる岡田くんと近藤演じる亮平くんが話し合ってたシーンがあったような。ここから振り返るとすぐに青空道場が見えますからね。武道に励む隊士たちの映像は圧巻でした。

吉備津彦は民を苦しめる温羅(うら)を退治した(桃太郎伝説の大元になった話)後その首を「御竃」の下に埋めたそうですが、13年間そこから唸り声が鳴り響き続けていたとのこと(怖)。ある晩に吉備津彦の夢の中に温羅が現れて「私の妻である阿曽媛に御竃殿の火を炊かせたら、その釜を鳴らして吉凶を占ってやる」と告げられ、それ以来、この「御竃殿」内で”鳴釜神事”と呼ばれる吉凶占いが行われているのだそうな。釜が大きく鳴ったら「吉」、音が途切れたり鳴らなかった時には「凶」と判断されるとのこと。

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吉備津神社は敷地も広く、見応えのある神社だと思います。いくつか写真をご紹介。

自然も多く古い歴史を感じられる素敵な神社でした。機会がありましたらロケ地巡りに訪れてみてはいかがでしょうか。

『燃えよ剣』岡山ロケ地の第二弾は吹屋ふるさと村と広兼邸について紹介します。

映画『燃えよ剣』岡山県内ロケ地レポ一覧

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