PR

「麒麟がくる」ゆかりの地 -本能寺-

スポンサーリンク

明智光秀を主人公にした2020年度大河ドラマ『麒麟がくる』ゆかりの地を巡るin京都の第2弾は、光秀が織田信長を襲撃した本能寺です。

光秀最期の地を巡った第1弾レポはこちら

「本能寺の変」については未だに謎が多く、光秀が信長を裏切ったハッキリとした理由は解明されていません。大河ドラマ放送決定時に知ったのですが、その説だけでも数十件あるらしくビックリ(汗)。それまで光秀の信長への怨念説しか聞いたことがなかったので、それ以外にも様々な細かい考察があることに目から鱗でした。

「麒麟がくる」では、光秀と信長の国造りに対する方向性がどんどんズレていってしまい、光秀が精神的肉体的に限界を迎えてしまったが故の謀反、といった展開で描かれていました。信長はそんな光秀の心の内を読むことができず、最後の最後まで彼のことを慕って(LIKEかLOVEか微妙なところでもあったけど)いてなおさら切なく涙したものでした。
実際のところは本当に二人がどんな心境だったのか分かりませんが、新しい国造りへと邁進するべく意気投合していたこともあったので、このドラマのように最後までどこか繋がったままなところがあればいいなと思います。

羽柴秀吉は備中高松城の攻略に手間取り織田信長に援軍を求めました。その要請に応えるべく、信長は家康の饗応役となっていた光秀に先鋒隊として備中へ向かうよう命令。信長自身も出陣しますが、その途中懇意にしていた本能寺に立ち寄り休息をとりました。

天正10年6月1日に亀岡城を出陣、途中行く先を変更し(「敵は本能寺にあり」)翌2日未明に信長が宿泊していた本能寺へと討ち入ります。奮戦した信長でしたが数の上で圧倒的に不利だったこともあり、寺に火を放ち自刃してしまいました。しかし信長の亡骸はどこを探しても見当たらなかったため、その生死も謎に包まれているのだとか…。

「麒麟がくる」ゆかりの地レポ一覧

麒麟がくる紀行
麒麟がくる紀行

これまでの『麒麟がくる』感想レポ

おすすめ
2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」感想一覧
2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」感想一覧
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の感想レビュー

「麒麟がくる」ゆかりの地 本能寺

本能寺は1415年に日隆によって建立されました。その時の名称は「本応寺」でしたが、1433年に3回目の建立をしたときに「本能寺」と名付けられました。

本能寺の変で焼失してしまった歴史は有名ですが、それより以前の1536年にも焼き討ちの憂き目に遭っています。また、本能寺の変以降も、天明の大火蛤御門の変によって焼失してしまった歴史があるため、お寺の「能」の字は「ヒ」ではなく「去」という字に変えられました。

ちなみに、信長が襲撃された当時の本能寺は別の場所にありました(現在はそこに碑が建っています)。事件から10年後、秀吉の命により現在の場所へと移転されたとのことです。

織田信長は生涯のうち少なくとも4回本能寺に滞在したと伝わっているそうです。日承上人と懇意にしていたというのもありますが、「麒麟がくる」でも描かれていた“種子島”つまり鉄砲やその火薬を扱う信者が多くいたことも理由の一つになっているとのこと。早くから鉄砲に目を付けていた信長のエピソードがここに関連しているようですね。

スポンサーリンク

本能寺境内は敷地も広く見所も多いのですが、この日は時間がなかったのでお墓参りだけとなりました。本堂から少し奥へ行ったところに織田信長のお墓があります。

本能寺の変の1か月後、信長の3男・信孝が本能寺跡地を”信長の墓”と定め供養塔が建てられました。廟所には信長の太刀が納められたとのこと。

信長公廟の隣には、本能寺の変で命を犠牲となった人たちの供養塔が建っています。

織田信長の嫡男・信忠や、森蘭丸・力丸・坊丸の3兄弟の名前もあります…。合掌。

そこから左に視線を送ると3つの供養塔が目に留まります。

一番奥から、徳川家重夫人の供養塔、菅中納言局庸子の石塔、島津義久夫人の石塔です。徳川9代将軍家重夫人は上野寛永寺に葬られていますが、生前、本能寺を信仰していたことから遺品が送られこちらに納められているのだそうです。

信長の廟所のすぐ横には大きなイチョウの木があります。

本能寺の変が起こる前からあり、移転と共にこちらに移植されたと伝わっています。天明の大火の折にこのイチョウから水が噴き出して多くの人を救ったという言伝えがあることから「火伏せのイチョウ」と呼ばれ今も親しまれているとのこと。京都市指定保存樹。

このイチョウの木の下に、江戸時代後期に活躍した画家の浦上玉堂と息子の春琴のお墓があります。

次回もし時間が取れればもう少しじっくりとお参りしたいと思います。

アクセス

最初に本能寺があった場所の石碑から、現在の本能寺までは少し距離があります。京都は混雑しやすいので、電車やバスを使って移動したほうがいいかもしれません。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました