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「麒麟がくる」ゆかりの地 -伝・明智光秀最期の地-

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2020年度の大河ドラマ『麒麟がくる』が終わってだいぶ経ちましたが、ドラマでは描かれなかった”明智光秀最期の地”を訪れたいとずっと思っていました。

光秀は謎多き人物でもあるので、大河で描かれたように生き延びた説があったり、山崎の戦で落ち延びる途中で襲撃され命を絶った説があったり…定かなことは分かっていないようです。ここ最近では命を落としたのは影武者で実は『麒麟~』のように生き延びたという話も多く聞かれるようになりました(はたまた南光坊天海として家康に仕えたという逸話も)。

それでもやはり落ち延びる途中襲撃に遭い命を落としたという話も存在しているわけで…、今回時間ができたこともあり思い切って訪ねてみることにしました。

「麒麟がくる」ゆかりの地レポ一覧

麒麟がくる紀行
麒麟がくる紀行

「麒麟がくる」ゆかりの地 -伝・明智光秀最期の地-

明智藪

明智光秀は本能寺の変で信長を討ちましたが、備中高松城を攻略した後引き返してきた(中国大返し)羽柴秀吉との戦い(山崎の合戦)に敗れてしまいました。光秀は本拠地である近江の坂本城を目指し落ち延びようとしますが、小栗栖の竹藪のなかで落ち武者狩りをしていた農民の攻撃を受け落馬。瀕死の重傷を負った光秀は自刃して果てたと伝わっています。

最近では生き延びた説も聞かれるようになりましたが、少し前までは竹藪で襲撃されて自刃という説の方が有力となっていました(というか、それしか知らなかった 汗)。あくまでも”伝”ではありますが、光秀最期の地に想いを馳せてみました。

閑静な住宅地の細い坂道を上がっていくと、「明智藪」と記された碑が立っています。

矢印の方向へ進んでいくと、切り開かれた小さな竹藪のスペースが見えてきました。

「明智藪」という立札があるあたりが光秀が襲撃されたとされる場所(伝)のようです。

現在は「明智藪」とされる一角だけが綺麗に整備されていて残っている感じでしたが、おそらく当時はその一帯が竹藪になっていたのだと思われます。今も明智藪の周りに竹林を見渡すことができます。

もしかしたらこのあたりの場所で…と思うと、やはり気持ちが引き締まるというか…厳粛な想いがこみ上げました。やっとお参りすることができてよかったです。

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明智藪のある場所からさらに坂を上ったところに、本教寺があります。

1506年に創建された日蓮宗のお寺です。このお寺の寺領だった竹藪で明智光秀が討たれたということで、本堂の隣に供養塔が建立されていました。

1998年ころに建てられたようでまだ新しい感じです。こちらにも手を合わせてきました。

アクセス

明智藪は住宅地の細い道を抜けたところにあるため、車を止める場所がありません。私たちは近くのコインパーキングに車を止めてから徒歩で向かいました。電車で行く場合は 地下鉄東西線の「石田駅」が最寄になるようです。

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明智光秀の胴塚

小栗栖の竹藪で襲撃され命を落とした明智光秀。首は介錯した家臣によって隠され、胴体は竹藪の近くに埋葬されたと伝わっています。

明智藪から少し進んだところに直売所があります。胴塚はそのすぐ脇に建っていました。パッと見た感じではちょっと碑の場所分かりづらく危うく見過ごしてしまうところでした(汗)。

アクセス

最寄り駅は地下鉄東西線の「醍醐駅」になると思います。駐車場はありませんが、短時間なら停められるスペースがありました。

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明知光秀の首塚

光秀の首は家臣によって隠されたという伝承がありますが、実際のところはどのような末路を辿ったのか謎が多いそうです。

一説によると、隠された首は発見されてしまい粟田口で晒されたとのこと。その場所に最初の首塚が建てられますが、江戸時代に入ると荒廃した状態で放置される有様に。それを見かねた町の人たちが光秀の子孫とされる人物(能楽師の明田利右衛門)に塚を譲り渡しその自宅に移転。さらに明治時代に入り撤去の憂き目を見たものの、すぐ近くに再興され今に至るそうです。

現在は塚へ通じる細い道の入口にある和菓子屋さんが管理されているのだそうです。

今回は時間がなくて行けませんでしたが、こちらのお店(餅寅さん)では「光秀饅頭」を売っているとのこと。機会があったら購入してみたいです。

首塚はとても細い路地を進んだ先にあるのですが、とても奇麗に管理されていて地元の方たちに光秀が愛されているのが伝わってきました。

アクセス

最寄り駅は地下鉄東西線の「東山」駅。道幅が狭く駐車するスペースはないので電車で行くことをお勧めします。

明知光秀最期の地と伝わる場所でようやくお参りすることができました。もしかしたらここで命を落としていなかったのかもしれませんが、光秀に想いを馳せることができてよかったです。

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