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NHK朝ドラ『おかえりモネ』第99話ネタバレ感想 自分がいなかった時間

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いよいよクライマックスに向けての気仙沼編がスタートした『おかえりモネ』。週初めでお母さんがタイトル言っちゃってたけどw、おそらくもう少し深い意味での「おかえり」があるのではないかなぁと思いながら見てます。

ちなみに第20週「気象予報士に何ができる?」では菅波先生がほぼお休み状態。でも、全休かもとすら思っていたら今日ちょこっと出番があったので久しぶりにちょっとテンション上がりましたw。やっぱり百音と菅波のシーンを見ると気持ちがホワッと落ち着く~。

今週に入って印象的だったのは山寺宏一さんをはじめとした新キャラの登場ですが、個人的には悠人くんに光が当たりだしたのが嬉しい。ちょっと遅いくらいだけどね(汗)。彼が役所に就職した意味がここに来てやっと生きてきた。

亮と未知の関係は素人目で見るとかなり進展しているように思える。っていうか、もはや恋人以上みたいな安定感すらw。でも三生や悠人からすると「微妙」なんだよねぇ。たしかに、しっくりいってるようで、どこかちょっとハマりきれてない雰囲気も感じるところはある。二人がどういう気持ちで寄り添い行動しているのか、また今後大きな問題の一つとして出てくるような気もします(汗)。

そして、地元の役に立ちたくて帰ってきたと語った百音への亮の本音の場面…。

「ごめん、きれいごとにしか聞こえないわ」

あの時百音は「そう思われても仕方がない」と彼の言葉をなんとか受け止めていましたが、内心は大きなショックを受けたと思います。いつも優しく自分を受け入れてくれてた亮から言われた…というのが特にね…。

都会で成功して結婚も予定していて順風満帆な百音が、なぜいまさら地元の役に立ちたいと言って戻ってきたのか。生半可な同情心みたいな気持ちで帰ってきたのではないか。そんな風に感じているのではないかなぁ。未だに亮の心の問題は何も片付いていないんだなと思い知らされた気がしたシーンでもありました。未知とラブラブで気持ちに余裕があったらきっとあんな言葉は出てこない。みーちゃんは色んなものを抱えたままだと承知の上で亮と寄り添っているのだと思う。

これまでの『おかえりモネ』感想レポ

おかえりモネ
おかえりモネ
2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の感想レビュー
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隣の部屋でやり取りを聞いていた亜哉子は龍己に促されて百音たちの部屋へ行きその場を納めました。寝たふりをしていた三生と悠人がお互いに目を合わせたシーンは印象的でしたね。彼らも亮の心の問題が何も解決していないことを知っていて色々と気遣っているんだと思う。それから…、突然気仙沼に戻ってきた百音に対しても、亮ほどではないにしろ「都会で成功していたのに何でわざわざ地元に帰ってきたのだろう」というモヤっとした気持ちは抱いていた気がします。

百音は未知以外に「島に戻りたい」と思った気持ちを誰にも打ち明けていないので(家族はみんな察してくれてた)、友達からの誤解を生んでしまうのは哀しい。それでも百音は自分の言い分は表に出さず、ただ受け止めていました。おそらくこの時点では本音の部分を語ろうとは思ってないのかもしれない。

でも、もう震災後に感じていた孤立感ゆえに島から逃げ出した時の百音ではない。ちゃんと「島に戻ってみんなの傍にいたい」という確固たる気持ちで帰ってきたので、たとえこれまでと違った意味での皆との”壁”を感じても、もう下を向く様子はありませんでした。強くなったね、百音。そんなふうに彼女を成長させたのは、やっぱり菅波先生の存在も大きかったと思うな。

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気象予報士のラジオDJの仕事のほうは最初こそ失敗もありましたが(あんなに細かく天気予報オンリーな放送しちゃそりゃ苦情も来るわww)、なんとか周りの人ともうまくやりくりして軌道に乗り始めた様子。百音の声は柔らかいのでラジオDJには向いてるかもね。癒し系な感じで。

そんなある日、漁協の組合長・慈郎が尋ねてきた。

アワビ漁の開始時期が迫っていることの告知をしたいのだという。この「アワビの開口日」というのは、海の資源を守るために月に2回数時間だけ限定でアワビの漁ができる期間のことをいうそう。漁にもいろいろな決まりごとがあるんですね。

でも、慈郎さんの放送内容はどちらかというとかなりアバウトな感じ。漁師の感覚が頼りみたいなところがあるようで、ハッキリとした時期などは告げないまま終わってしまいました。とりあえずもうすぐ開口日だから準備だけはしっかりしてね、っていうお知らせだったわけです。

それを聞いた百音はピーンと閃いたようで「アワビ開口日」についてのリサーチを開始。龍己の話も参考にしてさっそくアワビ漁ができそうな日を探るべく天気図と向き合い始めました。そして資料が仕上がったところで慈郎さんに連絡を入れ、アワビ開口日の予測のための資料を見てほしいと熱心に提案しようとしたわけですが・・・「しつこい」と跳ね返されてしまいました。漁協にも他人に関わってほしくない、みたいな保守的考えもあるだろうからこれは手強そう(汗)。

それでも諦めない百音は電話がダメなら足でということで、実際にアポの了解も得ないまま漁協に突撃しに行ってしまいますww。いや~~~、百音、ホントに逞しくなったね。まぁ、そうじゃないとやっていけないか。気仙沼支社一人しかいないし、このくらいグイグイじゃなきゃ2年で結果は難しいだろうからな。

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その日の夜、百音は菅波に電話して漁協に乗り込んでいったことを報告していましたw。それに対して「強いね~、さすが百音さん。僕なら心が折れる」と笑いながら答える菅波先生。

なんだかまたさらに表情が柔らかくなったような気がする!百音と話している時の幸せ感が伝わってきてなんだか見ているこちらまで癒されちゃうよw。結婚話の時には気持ちがかみ合っていないのではと心配したけど、ちょっと安心したわ。でも、距離感ができたからこそリラックスできてる…みたいなのだったらイヤだなぁとも(そうではないと信じてるけど 苦笑)。

地元の人の役に立ててるか分からないと弱音を打ち明けた百音に、菅波は「続けるしかないね」と背中を押してくれました。好きな人からのこういう言葉は励みになるよね。

菅波先生の方はというと…、病院を離れていたブランクを埋めるのに必死になってるようですがなかなかうまくいかず怒られて凹む日々だという。彼の「辛い」という言葉を聞いた百音は思わず「先生、本音が出ちゃってる」とツッコミw。これまであまり菅波先生の愚痴や弱音のシーンがなかったから、個人的にはすごく新鮮に見えました。これはかなりいい傾向ではないかと!

ただ凹むことも多いものの、話しかけやすいからことが上手く進むとチーム内での評判は上々の様子。「自分でいうのもなんだけど」って自己ツッコミ入れてる菅波先生が面白いw。それに対して百音は「病院内で噂されてるんじゃないですか?菅波先生は変わったって」と指摘します。いや、ほんとそうだよ。以前病院にいた頃は仏頂面ばかりしてただろうからね。戻ってきたときには別人!?なんて思われたのではww。そんな風に彼を変えたのも、百音と出会って愛に目覚めたからだよね。
辛いことも多い病院での仕事のようではありますが、菅波はそれを苦には思っていないようです。

「自分がいなかった時間を埋めるのは、しんどいけど案外面白い」

この菅波先生の言葉に百音も共感していました。二人は今、同じような境遇にあるんだよなぁ…。どこまでも波長が合うというか、共鳴できる関係がとても微笑ましいし羨ましい。
ここで菅波先生にお呼びがかかり電話は終わりということに。短い間だったけど、穏やかで優しい安らぎの時間だったと思います。

百音の部屋に菜津さんから餞別でもらったツーショットの優しいイラストが飾られているのも嬉しいしホッコリします。写真は…みーちゃんが撮影したやつしかないのかしらw。

翌日、百音が仕事をしていると気仙沼の町の人たちが訪ねてきました。ラジオでお祭りの告知をしたいのだという。喜んでそれを受け入れ楽しく放送が始まる。山ちゃん演じる遠藤さんが最初の一声挙げたラストシーン、めっちゃしっくりきてたわ~~w。山寺さんは声優・俳優のほかにラジオDJもやってますからね(バズーカ山寺w)。それにしても、山口紗弥加さんが重要なキャストとして配役されているのも気になる(最後から2番目に名前出てきたのがビックリ)。

それからもう一つ気になるのは耕治さんの栄転話。普通ならかなり喜ばしいニュースですが、龍己さんのことや旅館をやりたい気持ちも捨てきれてない亜哉子さんとしては複雑そうだったものなぁ。ちょっと耕治さんが気の毒だった…。

ということで、次の菅波先生の出演日を楽しみに待ちます(ドラマは見続けますが、やっぱり”俺たちの菅波”いないとちょっと寂しい 汗)。

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