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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第110回感想 激走

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

2022年。NHKの英会話番組の講師を依頼されたひなたは引き受けるべきかどうか悩んでいて、気が付いたらかつての職場でもある映画村に足を運んでいました。ボンヤリしながら歩いていると、前から聞き覚えのある声が聞こえてくる。

なんと、虚無蔵さんではありませんか!えぇと…、虚無さん、今おいくつなのでしょうか(汗)。声色にはさすがに年齢を感じさせるものがありましたが、それでもあんなにシャキシャキ歩けているうえに弟子の指導までしているとは驚きですww。アンチエイジングにもほどがあるというか…もしや不老不死とか(笑)。でも相変わらず時代劇口調が抜けないところはなんだかホッとするものを感じました。

ひなたは英語番組の講師を引き受けるかどうか悩んでいる話を打ち明ける。そんな彼女に虚無蔵は「そなたが鍛錬し培い、身につけたものはそなたのもの。一生の宝となる。されどその宝は、分かち与えるほどに輝きを増すものと心得よ」と助言する。つまり、持ってる技術をそのままにしているのは宝の持ち腐れだということですね。
虚無さんから力強い言葉をもらったひなたは、おそらく英語講師の話を受けるような気がします。颯爽と立ち去っていく虚無さん、カッコよかった。ということは…、2代目モモケンさんもまだご健在の可能性ありますな。どうしているんだろう。

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偕行社のクリスマスパーティ会場では、健一や勇たちがデザートに出された「おはぎ」に舌鼓を打っていました。

健一によると、このおはぎは「横須賀にあったときからのお気に入りの店」とのこと。そう言えば彼は戦後しばらく横須賀にいたんでしたよね。さらに、この店はフェスティバルのスポンサーにもなっているらしい。勇はその話を聞いて「そんな遠くの店が?」と驚きますが、健一はケロっとした顔で「岡山の百貨店にも入ってますよ」と答えていました。天満屋ですかねw。

っていうか、ついにここにきて「おはぎ」がクローズアップされましたよ。宣伝ポスターには協賛として”(株)たちばな”が名前を連ねていたとSNSでも大きな話題になっていました(全然気づかなかった 汗)。
勇はこのおはぎを食べて何かハッとするものはなかったのだろうか?おそらく安子の店だった「たちばな」とほぼ同じ味がしたと思うんだけどなぁ。

今は横須賀に本店があるとのことで、その店を誰が経営しているのかが気になります。きぬちゃんは豆腐屋さんだったし、可能性が高いのはやはり焼け野原で金太が気にかけていた孤児の少年かなぁ。そんな気がしてきた。実際に「たちばな」のおはぎを食べたこともあるしね。そうなると、きぬちゃんの消息が気がかり。小夜ちゃんの家族ってことかなぁ?だとすると存命してるのかどうかも…。

店の名前が出ないうちにw、いよいよコンサートがスタート。

最初に演奏していたのは、「カムカム~」の音楽を担当している金子隆博さんとBIG HORN BEEの皆さんではないですか!!これは本格的なやつ!!金子さんは錠一郎と同じ病でピアノに転向された方でもありますよね。

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その頃、ひなたは遠回りされているとも知らずにwwヤキモキしながらタクシーに乗って岡山駅に向かっていました。あの位置から真っ直ぐだと、岡山駅と反対方向になっちゃうんですがw…土地勘ないと分からないよなぁ、なんて。

アニーこと安子とジョージが関空に到着していた頃、ひなたはまだ新幹線の中でようやく新神戸になるところでした。これはもう、間に合う予感がいたしません(苦笑)
案の定、ひなたはかなり遅れての到着になってしまったようで二人を見つけることができませんでした。そのことで肩を落としてしまうのですが、結局ジョージとは連絡がつかなかったということなのだろうか!?携帯持ってないの??何かしらの話は通ったと思っていたのだけれど、あのひなたのがっかりした様子を見るとそれもなさそうだったし…(苦笑)。

ちなみに、関空のシーンのロケ場所は、BKだったとのこと。つまり、お膝元のNHK大阪放送局(笑)。

ガラスの球体部分はBKの建物にあるやつだったのか。納得です。

金子さんとBHBの最高のジャズ演奏が終わった頃、ひなたは桃太郎に安子たちに会えなかったと申し訳なさそうに連絡する。その話を聞いたるいは電話口で彼女の労をねぎらいました。そして少し諦めたような口調で言葉を続けます。

「アメリカへ帰ったらキャリアも何もかも捨てて、そのまま姿を消すと思う。そういう人だから…。私のお母さんは…」

るいはかつて同じような行動を起こしましたから(連絡先も告げず岡山を出て大阪に移住したものね)、母親の想いが手に取るように分かってしまうんだろうね。こういうところ、親子だなぁと思ってしまう。本当は逢いたくてたまらなかったけれど、もうそれは叶わないと諦めの境地が彼女の心の中で広がっていたのでした。

そして、いよいよメインイベントのトミーと錠一郎によるセッション演奏の時間がやってきました。

トミーの大物感、ハンパなかったな(笑)。それに対する落ち着いた笑顔の錠一郎も素敵でした。ケチャップこぼしまくる子供っぽさが嘘のようだったよw。

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演奏が始まると、会場の客席は二人の演奏に釘付け。

早乙女君もオダジョー君も、楽器の演奏シーンを撮るにあたって相当な努力したそうですね。それであの臨場感のあるシーンになったんだなぁと思うと、なんだか見ているだけで胸が熱くなりました。

特に小暮さんは錠一郎が演奏している姿を見て本当に嬉しかっただろうなと思う。長い間原因不明の病で大好きだったトランペットを吹けず苦しんでいる姿を、ずっと近くで見てきたものね…。親代わりということもあったし、会えない時間が長くてもずっとずっと気にかけてくれていたんじゃないかな。
息子のように思っている錠一郎が再び音楽に向き合っている姿を目の当たりにして感極まり涙する小暮さんを見たら、思わずもらい泣きしそうになってしまった(涙)。

同じ頃、関空からがっくりと肩を落として偕行社まで戻ってきたひなた。ずいぶん早く着いたんだなとちょっとビックリしてしまった(汗)。

ふと視線を上げると…、なんと、偕行社の入口のところに安子が佇んでいるではありませんか!彼女はアメリカ行きのフライトに乗らなかったのですね。るいは「このまま姿を消すと思う」と寂しそうに告げていたけれど、今回はその予想は外れたようです。やっぱり、娘に逢いたいという気持ちの方が勝ってしまったのではないかな。

しかし、ひなたが驚いて「おばあちゃん」と声をかけると安子は慌ててその場から逃げてしまう。

せっかく会えたチャンスを逃すまいと、ひなたも必死に安子の後を追いかけました。ここから二人による壮絶な追いかけっこRUNがスタートw。

安子さんが逃げた方向はこちらになります。かつての偕行社の門跡の間を走って行かれました(偕行社レポはこちら)。それにしても、この場所から次のシーンに出てくる表町商店街までは相当な距離があるんですよね(汗)。
それをもろともせずにひなたを突き放して爆走する安子にただただ驚いてしまったww。「鍛え方が違う!」と追いかけるひなたが音を上げそうになりながら口走ったセリフに思わず頷いてしまったよ(笑)。まぁ、若い頃に相当苦労して足腰には自信があるとは思うんだけど…それにしてももうかなり年齢が行ってるわけだし。いったいアメリカでどんな訓練を受けたのかと思ってしまった(←ロバートさんから筋肉レッスン受けてたとかwww)。

「あさイチ」で川栄さんがゲスト出演した時に、VTR出演した森山良子さんがちらっと「二人で全力疾走するシーンがある」と語っていましたが、まさかこんな長距離走るとは思いませんでした(笑)。

ひなたと安子が激走を繰り広げた表町商店街については以下↓のロケ地探訪レポを参照してくださいw。

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同じ頃、出番を控えたるいは安子に想いを馳せながらも淡々と身支度を始めている。

ここで、真珠のネックレスとそれが入っていた少し年季の入っていそうなオシャレな袋がアップになっていました。きっと何か意味があるに違いない…。安子に関係するものか、それとも誰かの形見とか…?以前出てきたか思い出せないなぁ。

それにしても、イヤリングをつけている深津絵里さんの美しさと色っぽさは絶品でした。思わず見とれてしまったではないか。

するとそのタイミングで一子が控室にやって来た。ベリーさん、久しぶり!!「サッチモ」という彼女の呼び方もなんだかとても懐かしくて嬉しい。

客席で久しぶりに小暮さんと会った一子は思わず泣いてしまったと告白。その時の光景が目に浮かぶよ…。小暮さんも本当に嬉しかっただろうね。

るいは、そのまま客席に行かずに控室まで来てくれた一子(桃太郎が母を心配して行ってほしいと頼んだらしい。母想いの息子だ)に、これまでの事情を話しました。そして、「お母さんに届けるために歌うつもりだったけど、お母さん自身が私にもう会わないと決めているんだったら、歌う意味があるのだろうか…」と複雑な胸の内を明かします。

それに対し、一子はお茶を点てながら「私も分からない。そのお茶に意味があるのかどうか」と告げる。その上で彼女なりの考えを伝えました。

「けれども、意味があるのかないのか分からないことをやる。誰かのことを思ってやる。それだけでいいんじゃないかな」

相変わらず深くて心に響くことを言ってくれるベリーさん。意味があるかないかを考えるよりも、誰かを思っていればそれだけで十分ではないかと。思っているだけで、それはきっと伝わるからということも伝えたかったのかもしれない。一子も今、るいを思いながらお茶を点ててくれていて、彼女にもその気持ちはちゃんと伝わっている。

るいは少し安心したような表情で一子が心を込めて点ててくれたお茶を飲み干しました。素敵な友達が傍にいてくれて本当に良かったね。

同じ頃、圧倒的な走力でひなたを突き放した安子は大きな神社に辿り着いていました。そこは、稔との大切な思い出の場所…。生まれたばかりのるいを背負いながら愛する稔の無事を必死に祈ったあの神社だった。
るいが生まれたばかりの頃を思い出した安子は、娘の名前を呼びながらその場に泣き崩れてしまった…。もしかしたら、稔がここまで導いてくれたのかもしれない。もうすぐひなたも追いつくはずです。きっと明日は何か奇跡が起こるはず…。

だけどまだがいくつかある。今一番気になってるのはきぬちゃんと、小夜ちゃんの家族のこと。おはぎは、あの少年じゃないかなと思うんだけど…?それから、ロバートさんが一体どうなったのかもすごく気になってます。後は、ナレーションの彼がどのタイミングで…ってことかな。あと2回で全部明らかになることを期待して待つしかない(汗)。

ちなみに、稔との思い出の神社は岡山県ロケではなく滋賀県ロケの場所です。

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Blu-ray・DVD発売決定

 

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