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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』岡山県ロケ地探訪 ⑤ -表町商店街-

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2021年11月から始まったNHKの朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

2022年4月に最終週を迎えるにあたり、新しい岡山ロケの映像が登場しました。今回は、ストーリー後半からちょいちょい登場していた岡山市の表町商店街について紹介したいと思います。そのほかの岡山県内ロケ地については以下のリンクを参照してください。

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」岡山ロケ地レポ

カムカムエヴリバディ岡山ロケ地
カムカムエヴリバディ岡山ロケ地
2021-22年朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の岡山県内ロケ地レポ

『カムカム~』の岡山編で安子の実家やその近所の皆さんが暮らしていたのは「朝丘町商店街」でしたがこれは架空の名称で、実際は岡山市北区にある「表町商店街」がモデルになっています。

戦国時代に岡山城を本拠地にしていた宇喜多直家が城下町を整備し商人が住む町を作ったそうで、これが現在の表町商店街の起源と言われているとのこと。明治時代には「表八ヵ町」と呼ばれる8つの町による合同組織が結成されました。上之町中之町下之町栄町紙屋町西大寺町新西大寺町千日前町(戦前までは橋本町)の名称は今もそのまま残っています。

表町商店街の全景地図は公式サイトにあるので参考にしてみてください。

ちなみに、安子編で実際に商店街として撮影されたロケ地は京都の太秦映画村内にある東映京都撮影所です。映画村はひなた編で実際にひなたが働く職場としても登場しましたね。

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』岡山県ロケ地 ⑤ 表町商店街

表町商店街「紙屋町」エリア

ひなた編も後半に差し掛かった頃、るいが久しぶりに岡山へ家族と一緒に里帰りするシーンが放送されました。

第20週96話では、お盆までを父の実家である雉真家で過ごすことになったるいが錠一郎と一緒に2代目の「ディッパーマウス ブルース」を訪ねる展開に。

この時初めて店がある場所の近くのアーケード街として「表町商店街」の映像が登場しました。

さらに、クリスマスパーティに参加するためにるい、錠一郎、トミーが岡山入りした最終週108話でもクリスマスに装飾された表町商店街の様子が映し出されていました(岡山ロケは2月下旬近くに行われたそう。本当に私が入院中に来てたらしい 苦笑)。

このシーンの風景をよく見たところ、撮影場所は表町商店街の「紙屋町」エリアであることが分かりました。ということで、実際に現地に行って同じような角度から写真を撮ってみました。

お蕎麦屋さんの看板や、ラーメン屋さんの提灯も見えますので間違いないかと。ピンクと薄緑の小旗が下がっているのも同じですしね。ドラマではかなり遠くからの引きで高精細映像で撮影してると思うのであのようにハッキリ映っているのだと思います。私のカメラはこれが限界で(引きで撮った後トリミングしたのでボケぎみ 苦笑)分かりにくいかもな写真になりました。すみません(汗)。

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表町商店街「栄町」エリア~「西大寺町」エリア

一番メインになったのは、最終週110話でひなたと安子(アニー)が疾走した場面でした。

アメリカへ帰ったはずの安子が実は飛行機に乗らず一人で偕行社にやって来ていて、それに気が付いたひなたが声をかけたところ慌てたように逃げ出してしまった。

※偕行社のレポはこちら↓

このあと、二人の追いかけっこが始まるわけですが…その距離の長さにビックリww。偕行社から表町商店街にシーン飛んでましたが、あんなに簡単に行ける場所じゃないです(笑)。3kmから4kmはあるはず。

若いひなたならともかく、年老いた安子にはかなーーりハードな距離ではないかと(汗)。さらにそこから岡山城まで行きましたからね。どんなすごい体力ww!?と見ていて思ってしまったw。

さて、今回ひなたとアニー(安子)が全力で疾走した場所について少し紹介したいと思います。ちなみに偕行社からは車で行きましたw(商店街の近くにコインパーキングがあります) 。

まず最初に出てきたのが栄町エリアの商店街

偕行社からの距離を考えても、ひなたをこれだけ突き放して疾走する80代近い安子、すごすぎました(笑)。こちらも事前に予告を見て目星をつけていたので何枚か撮影してみました。

仏具販売専門店の「三香堂」さんの表看板の文字がはっきりと見えたので、この通で間違いないと思います。

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※追記

最終週111話では安子をおぶったひなたが偕行社に向かって歩いていくシーンが出てきました。

ひなたが「ひなたの道を歩いてよ」と言った時にカフェ「フラスケット」さんの青い看板と、マスコットのさとちゃんがちらりと見えていたので、この場所で間違いないと思います。ちなみに、歩いた方向はこの写真と逆方向なのでドラマでは向かって右側に映ってました(←反対方向から撮影できなかった 汗)。

最終回にも表町商店街が登場。かつて安子が暮らしていた「たちばな」があった「朝日丘商店街」の後の姿ということになっていますからね。なんだかとても感慨深かったです。

安子が立っていたのは栄町エリアと紙屋町エリアのちょうど境目のあたり(紙屋町エリア側)です。

奧に見えてるのが栄町エリアになります。この場所に森山良子さん演じる安子が清々しい表情で立っていたかと思うと胸が高まります。

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その次のシーン屋町エリアの商店街

”天丼・そばセット”という旗が目に入ったので、「手打そば  なん野」さんのある通で間違いないと思います。

ひなたと安子の激走したエリアは比較的人通りが少ない印象なので、ロケもしやすかったかもしれません。

さらに、安子の姿がすでに岡山城に入った頃ひなたが走っていたシーンで「木下ラジオ」さんの看板が目に留まりました。

こちらのお店の看板もレトロな雰囲気を残しているのでとても目を惹きます。

木下ラジオさんの前を通り抜けてすぐ左に曲がると”西大寺町エリア”となり、岡山城へ続く道に繋がることに。ちなみに、ひなたと安子が全力疾走したこの”紙屋町エリア”には、「たちばな」の店のモデルにもなったと言われる「翁軒」さんがあります(以下に紹介しています)。この場面では映りませんでしたが(反対側に当たるので)、なんだか感慨深いものがありましたね。

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御菓子司  翁軒

『カムカムエヴリバディ』で安子の実家として登場する和菓子屋「たちばな」

このお店の明確なモデルはないとされていますが、店構えのモデルになったと言われている和菓子店が表町商店街に存在しています。それが、「御菓子司 翁軒」さんです。

創業は明治22年の伝統ある和菓子屋で、現在の店舗は戦後に再建された当時のものだそう。紙屋町エリアの一角にお店がありますが、レトロな木造建築物はひときわ目を引く存在です。アーケードは最初昭和32年に築かれたそうで、53年に新しくなり今に至るとのこと。「翁軒」さんはそんな中でも再建されたままの姿で町の皆さんに愛されています。

ハッキリと”モデルになった”ということは公表されていませんが、NHKがドラマ制作にあたっての取材に訪れたことは明らかになっています。昨年12月に掲載された山陽新聞ではそのことにも触れられていて、店内にも記事をコピーしたものが置かれていました。

お店の外観のつくりは本当に「たちばな」とソックリです。歴史を感じさせる看板も素敵。優しいお店のおかみさんに許可をいただき店内も少し撮影させていただきました。

美味しそうな和菓子が並ぶショーケースの形や木のぬくもりなど、「たちばな」を思い起こさせるような雰囲気でホッコリします。

ちなみに、こちらのお店では「おはぎ」は売っていません。ドラマに登場したおはぎを提供していたのは、大阪の和菓子店さんとのことです。

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岡山の銘菓といえば真っ先に「きびだんご」が浮かぶと思いますが、それ以外にも贈答品としても好まれる伝統的な和菓子「調布」があります。翁軒さんの「調布」は元祖の味を継承していると言われているとのこと。

店舗の前のショーケースでも展示PRされていました。

ということで、さっそく5個入りをお買い上げ。お値段も400円台とかなりお財布に優しい金額です。

薄皮のカステラ生地で求肥を包んだお菓子で、大きさは手のひらサイズ。5個でもあっという間に食べられます。優しい甘さが口の中に広がってホッコリ。お茶請けにも最適な和菓子だと思います。昭和天皇が行幸された際にご用命されたことでも知られるのだとか。ちなみに、賞味期限は約3日とのことなので購入後は早めに食べたほうがいいと思います。

岡山駅の土産物店でも扱っていますが、ここはやはり表町商店街まで足を延ばし「翁軒」さんで購入してほしいなと思います。ご主人もおかみさんも人柄がとても柔らかく素敵な方ですよ。

それと、「翁軒」さんがもう一つの推しているが”不老餅”。柔らかく真っ白な餅のなかにクルミが練り込まれているのだとか。看板商品にもなっているようなので、機会があればこちらも購入してみたいと思います。

アクセス

どちらかというと人通りの少ないエリアの商店街ですが、私たちが訪れた日は『カムカム~』の影響からか多くのお客さんが絶え間なく訪れて賑わっていました。

営業時間は10時~19時。定休日は火曜日とのこと。商店街周辺にはパーキングもいくつかあるのでアクセスしやすいと思います。電車の場合は路面の東山線で西大寺町で降りるのが便利です。

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ちなみに…ドラマの中に出てきた荒物屋”あかにし”ですが、翁軒さんの隣にある木畑商店さんの店構えがちょっと似ていて「おっ」と思ってしまいました。

昭和を感じさせる存在感のある看板が非常に目を惹きます。”あかにし”の表看板はこちらのお店を少し参考にしたのかも、なんて。今回訪れたときはお休みしていましたが、少し前に通りかかった時には営業していて多くの食器類が並んでいました。

こちらのエリアはシャッターになってしまった店もポツポツあるのですが、そこには色々な岡山イベントのポスターが貼られていました。その中にもちろん『カムカムエヴリバディ』もあるわけですが、巡回展やってたのって昨年なんですよね(汗)。

翁軒さんのお店にはちゃんと正規の『カムカム~』ポスターが貼られてます。

表町商店街はそれぞれ色々なお店が並んでいて楽しめます。下之町エリアには岡山で有名なデパート「天満屋」もあるのでぜひ足を運んでみてください。

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