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【過去ドラマ振り返り】連続ドラマ『2001年のおとこ運』

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第6話

あたるは「風邪だよ」と必死に妊娠の可能性を否定しようとしましたが、天羽は「ケンちゃんの子供かもしれないんだよなぁ?」とあえて現実を突きつける。居たたまれなくなったあたるは帰ってしまいますが、天羽はとても複雑な表情になってしまいました。

結局妊娠検査薬は「陰性」でほっと一安心なあたるでしたが、まだ確実とは言えないためモヤモヤが残っている様子。仕事で産婦人科の近くまで来たことで落ち着かない彼女を見た天羽は「モヤモヤ悩んでるよりちゃんと診てもらったほうがいい」とアドバイスします。
そんなある日、あたるは典子が”抗生物質”の薬を飲んでいるところを目撃、妊娠しているのが嘘だということを察してしまう。

それからしばらくして、あたるは”月のもの”が来たことに安堵感から店でうずくまり思わず泣いてしまった。そんな彼女を「どうしようもねぇなぁ」と言いながら天羽は優しく抱き留めてやります。

あたるも素直に彼の胸で涙を流す。彼女にとっても天羽くんの存在はいつの間にか大きくなっているんじゃないかなと感じられるシーンでもありました。

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妊娠してないと分かったことで、天羽くんのスパルタっぷりが復活w。「やっぱりあいつ悪魔だよ~」とグチグチ言いながら重い荷物を運ばされてるあたるが可愛い(笑)。なんだかんだでいいコンビです。
そんな時、店に典子が訪ねてきました。実は彼女は病気を抱えていたのです。身寄りもなく治療費もかさんで困っていたところ健が救ってくれたという。あたるの家電を売ったのにはその治療費を工面するためやむを得ずといった理由があったらしい。

「私が悪いの」と言う典子に対し、あたるは「どっちにしても健ちゃんがあなたを選んだことに変わりはないよ」と告げる。一番悲しかったのは、その理由を語られなかったことだとも…。改めてあたるに頭を下げて謝った典子は店を後にしようとする。そんな彼女に天羽が病名を尋ねると…「子宮がんです」というシビアな答えが返ってきて二人とも言葉を失うのでした。

3日後に手術をするという典子のため、あたるは天羽に内緒で夜の工事現場でバイトを始める。二重バイト生活となり疲労がたまってくあたるでしたが、二日目の夜に彼女を心配した天羽が「こんなことじゃないかと思ったよ」と工事現場を訪ねてきた。
差し入れを渡しながら「そんなことしても彼女喜ばないんじゃないのか?」と問いかける天羽に対し、あたるは「私のためだよ…」と答える。完全に健への想いを吹っ切るためにやってるんだと話す真っ直ぐなあたるの言葉に心打たれるものを感じる天羽くんなのでした。

そして典子の手術の日、あたるが思ったほど稼げなかったことに凹んでいると天羽が「お前のパソコン代な」と言いながら10万円を追加してくれます。こういうさりげない優しさがほんと魅力的なんだよねぇ。さらに、あたると話す機会を与えるためにその時間に健を密かに呼んでいたというのもニクイ演出ですw。
あたるは「手切れ金だよ」と強がりを言いながら健にお金を渡します。そんな彼女に健は「典子、放っておけなかったんだ」と言いながら頭を下げ心から謝罪する。泣いて湿っぽくなりそうになった時、天羽くんはあたるの傍に行きあえて軽口をたたいて彼女を笑わせる。その様子を健は羨ましそうに眺めていました。

その日の夜、健は天羽に典子の手術がうまくいったことを報告にやって来る。そして、「俺の代わりにあなたがあいつと一緒に飛ばしてくれませんか?あたるのことよろしくお願いします」と言いながら、あたるとカウントダウンで飛ばすはずだった”クジラの風船”を2個手渡します。健ちゃんは、天羽くんとあたるの関係がとても居心地良さそうに見えたんだろうね。

戸惑う天羽くんでしたが、言われた通りに”クジラの風船”を浮かべながらあたるのアパートへと向かいました。「なんで俺がこんなこと…」ってぶつくさ文句言いながら町を歩いていくんだけど、その顔はどこか嬉しそうなのがめっちゃ萌えたww。

ところが、アパート前まで来た時に橋の上であたるとカヲルがキスをしている現場を目撃してしまう。複雑な気持ちが過ってしまう天羽くん。

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第7話

カヲルとキスをしたあたるでしたが、特に恋愛感情が復活するわけでもなくあっけらかんとしていました。しかし、二人の様子を遠くから目撃してしまった天羽は苦笑いしながら「やっぱ元鞘が一番かも」って表情して帰ってしまいます。

翌朝店に来て”クジラの風船”が浮いているのを見てテンションが上がるあたる。そんな彼女に「夕べお前のところにそれ持って行ったんだけどさ、カヲルくんとお取込み中だったみたいだからさぁ」とイタズラっぽくけしかける。慌てたあたるは「ただの友情のキス」だと説明しますが、男と女の間の友情を信じていない天羽くんは半信半疑です。

かつては一度付き合ったことはあったけど、今は友達の関係が一番心地が良いと説明するあたるでしたが、「男と女の友情はタイミングがズレた男と女だよ」と理論的なことを言い出す天羽w。片想いのすれ違いだと解説し、カヲルは恋愛感情上がっているんじゃないかとイタズラ顔で迫られたあたるは不安が過ってしまいます。この時の菅野さんの表情がめっちゃ可愛かった!

その後も天羽はやたらとあたるとカヲルの仲について口を挟みまくってくる。「元彼に戻ったって別に恥ずかしいことじゃないんじゃないか?」と言われ、さすがのあたるも意識せざるを得なくなってしまう。しかし、改めてカヲルと二人きりになり話し合ったあたるは、お互いに恋愛感情を持つ気持ちが全くないことを確認し安堵するのでした。
一方の天羽は店を訪れていたさくらから「離れていても通じ合う人とかいないのか」と聞かれ、「忘れたふりして生きてきたから関係は曇りのち曇り」と曖昧な答えを話していました。

翌朝店へ行くと鍵がかかっていて天羽の姿もどこにもない。あたるは健に捨てられてしまった日のことが過り、自分を置いて消えてしまってしまったのではないかと必死に天羽の姿を探しまくる。結局彼は床に転がって二日酔い状態で寝ていてあたるは安堵。そんな彼女を目の当たりにした天羽は、あたるの頭を撫でながら…

「俺ならどこへも行かないよ」

と優しく告げるのでした。そのあとすぐに「いなくなったらまた健ちゃんときみたいに執着されるからな」と憎まれ口叩いてしまいますが、あれは照れ隠しだよなw。
あたるは嬉しい気持ちをひた隠しながら転がっていたコップの片づけをするのですが、そのうちの一つに女性用の口紅が付いているのを見てしまう。心がざわついてしまったあたるは天羽に八つ当たりするような態度で店を出ていってしまう。

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翌日、ペンキの買い物を頼まれたあたるは近所の神社で「大吉」が出るまでみくじを引きまくる(笑)。ようやく大吉が出たところで店に戻り、クジラの風船の糸にそれを結びつけます。
そして改めて天羽に「一緒にクジラを飛ばしてほしい」と頼むのですが、カヲルとの関係が今ひとつ納得いかない彼はなかなかOKしようとしない。あたるは改めてカヲルとはもう恋愛感情がなくなっていると説得しますが、それでも微妙な反応の天羽に「もういい」と寂しそうに背を向ける。

その瞬間、天羽はあたるの手を掴みキス寸前のところまで顔を近づけます。あたるはドキドキして思わず身構えますが、そんな彼女を見て天羽は「ドキドキしただろう!」とからかいながら笑ってしまう。
そんな彼の態度にショックを受けたあたるは、涙目になりながらクジラの風船を持って店を飛び出していってしまいました。予想とは違う反応をされたことでさすがの天羽も大きく動揺してしまいました。たぶん、一瞬本気でキスしようとしたんだろうけど、そんな自分を認めたくなくて誤魔化しちゃったんだよね。その態度が彼女の気持ちを傷つけてしまったわけで、切ないシーンでもありました。

橋の上で風船に括り付けたおみくじの裏のを見て切なくなるあたる。大吉が出たとき、彼女はその裏に「二人一緒に幸せになれますように」と願いを書いていたのです。あたるは天羽への恋心を自覚し始めていました。
するとそこへ天羽が「悪魔にだって羽根はあるぞ」と言いながらやって来る。あたるは嬉しくなり速足で彼の元へ向かおうとしますが、橋の真ん中で足を捻って転んでしまい風船を手放してしまう。そんな彼女を支えてやる天羽。

形は違うものの一応二人で風船を飛ばすことができましたw。飛んで行くクジラを眺める二人の表情はどこか爽やかで明るい未来を予感させましたね。

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第8話

ある夜、カヲルの家で集まって夕食を食べていた時に洋子は自分のお腹の子供がカヲルとの間ではないかもしれないということをほのめかす。その時彼女が向けた視線が天羽だったことからあたるは思わず動揺してしまう。
先に店に戻った天羽にあたるは「あなたなの!?」と問い詰めますが、のらりくらりかわされてしまう。そんな彼に「いつも真面目な話をしようとすると心の扉を閉じられてしまう」と不機嫌そうに告げるあたるでしたが、「彼女が言えないのにこっちが言うわけにはいかない」とあくまでも真実を話そうとしない。

いよいよ腹が立ったあたるが「けっ!!大人ぶっちゃってさ!!」と文句を言うと、天羽も負けじと「大人だも~ん!!」とムキになって対抗するシーンがめっちゃ面白かったww。この二人のやり取り、ホント良いコンビすぎて笑ってしまうよw。
あまりにもしつこいあたるに「だって気になるんだもん!」と言われ、天羽は洋子とは何もなかったとキッパリ告げる。そして「洋子はカヲルを好きになり始めてしまったことを認めたくなくてあんなことを言ったのではないか」と指摘します。天羽くんは洋子さんと似たようなところがあるから気持ちわかるんだろうね。

その夜、あたるとすれ違うように店にやって来たさくらは伊倉との関係に悩み、深酒をした後複雑な心境を天羽に打ち明けて泣いてしまう。「どうしてあんな奴好きになっちゃったんだろう」と泣くさくらを複雑な想いで受け止めてやる天羽くんは優しすぎるんだよなぁ。
翌朝伊倉と共に店へ行ったあたるは、さくらと天羽が一緒に夜を過ごしたことを知り激しいショックを受ける。さくらは伊倉への意地からか「天羽さんと付き合うことになった」と口走り天羽もそれに合わせてしまう。

あたるが真相を聞こうと天羽に近づくと、さくらとは何もなくてただ彼女に合わせてやっただけだと告げられ安堵する。
それよりも気になるのは、コップの口紅の女性のことで…「あんな嘘ついて傷つく人いるんじゃないの?」とカマをかけると「いるよ、おまえ」とあっさり返事が返ってきて逆に驚き動揺してしまう。そんな彼女を面白がるように「冗談だよ~~」と笑いながらその場を離れる天羽くんww。またもやあたるはからかわれてしまうのでした。

その後も天羽はさくらのために恋人の真似事に付き合ってやるのですが、そんな二人を見るたびあたるの気持ちは落ち着かなくなっていく。さらに、自分には話したことがなかった”バスケットボール”のことまで聞いていたと知り軽くショックを受けてしまう。

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仕事から戻ってきた天羽に対し、あたるは「さくらには何でも話せるんだ」と憎まれ口をたたく。そんな彼女を見て「嫉妬してんの!?」と面白そうにからかう天羽でしたが、そういわれるとついつい否定してしまうあたるw。
今後どうしたいのかと問われた天羽は「どうしたらいいか教えて」とあたるに投げかけますが、ちゃんとした答えを出してくれないことに苛立った彼女は「さくらと付き合っちゃえばいいじゃない」と意地を張ってしまう。

あたるに言われ自分自身を見つめようとした天羽はついにさくらを突き放す。泣きながら走り去る妹を見たあたるは「あなたが中途半端に優しくするからでしょ」と天羽を責めてしまいます。

「あなたは優しい振りして人を傷つけてるのよ!」と痛いところを突かれまくった天羽は「お前だって自分のことしか考えていないじゃないか!」と激高。そして強引にあたるにキスをしながら

「おまえ、ずっとこうしてほしかったんだよ!!」

と屈折した気持ちをぶつけてしまう。あたるは哀しさのあまり「ひどいよ…ひどい!!」と涙ながらに叫んで店を出ていってしまった。

一人になった天羽は自分自身への苛立ちを隠せず、つい物に当たってしまう。その時ふとバスケットボールが目に入り、かつてエースだった頃の自分を思い出し彼女の後を追います。バスケの回想シーンが出てくるんですが、田辺さんの選手姿もめっちゃカッコよかった!スポーツ選手役がなんでもハマってたよなぁ、この頃。

店を飛び出したあたるはカヲルと遭遇し、お互いの悩み事を話し合ううち笑顔を取り戻していました。そこへ天羽がやって来て「もうフリは全部やめる」とあたるに宣言する。

「俺も思ってること言わないとな」

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第9話

あたるの前で「もうフリをするのはやめる」と宣言した天羽は「思ってること」を彼女に告げる。

「お前に会えてよかったよ」

そう告げられたあたるは「どこか行っちゃうの?」と不安になってしまいますが、そんな彼女の反応を笑いながら「そうじゃないけど、とにかく、そういうこと」と素直な気持ちを改めて伝えます。嬉しくなったあたるは「悪魔が天使になったみたいじゃん」と嬉しそうに笑い、天羽も「お、昇格かぁ?」とニンマリする。
「あした、ちゃんとバイト来いよ」と言い残し天羽は店へと戻っていきました。あたるは天羽が素直な気持ちを話してくれたことが嬉しい。

そんなある日、あたるの父がやって来て「東京でやりたいことがないのならカヲルと結婚するか、実家の干物屋を告げ!」と迫られてしまう。腹が立ったあたるは天羽と一緒にカヲルの実家から退散する。
ところが、しばらくすると携帯に「苦しい」と呻く父からの電話が入る。またいつもの仮病だと思ってスルーしようとしたあたるでしたが、天羽から「取り返しのつかないことになったらどうするんだよ!?」と怒鳴られ、不安になってカヲルの家へ向かうことに。

結局父の具合は大したことがなく、翌日そのことを愚痴りながら報告する。すると天羽に「いいんじゃないか?干物屋も」といたずらっぽくけしかけられてしまい、今後のことについて改めて考えこんでしまう。

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店に戻ったあたるは、ふと天羽に前の会社でバスケをやっていた時のことを尋ねてみる。しかし彼は「挫折したんだけどな」と言うだけでまともに答えようとしない。次の夢を見つけられないと語る言葉に思わず同調してしまうあたるでしたが、そんな彼女に天羽は「カヲルくんを次の夢にすればいいんじゃないか」と提案する。まだ彼の中ではあたるとカヲルの関係が引っ掛かっている様子…。
しかし、あたるは天羽のことがどんどん気になる存在となっていて、カヲルの家の前で彼がさくらを慰めるために抱きしめた現場を目撃し激しく動揺してしまう。

その頃天羽はカヲルの家で魚を裁いていたあたるの父・幸造の手伝いをする。家に来るときさりげなく手入れしていた店のマッサージ器を幸造のために持ってくるところもニクイんだよねぇ。優しいんだよ、ほんとに天羽くんは。

幸造は天羽の手際の良さや黙って手伝う優しさに感心し、「おまえ、干物屋継ぐか?」と話しかけますが、天羽はただニコリと微笑むのみでした。その後、父と向かい合ってきちんと話したあたるはなんとか東京での生活を続けることを理解してもらうことができます。

その日の夜、あたるは父が置いていった「干物」の土産を渡しにリサイクルショップへ行きますが、天羽の姿がどこにも見当たらなかったため店で寝込んでしまうことに。翌朝ショップにやって来た天羽にあたるは改めて父の為に来てくれたことへの感謝の気持ちを告げます。
すると突然、天羽はあたるのことを強く抱きしめてきました。あたるも嬉しそうに天羽に抱きつくのでした。

「なんかな、お前といるとホッとする」

確かこれと似たセリフも、『ガラかめ』で聞いたような気がするぞ(笑)。ということで、次のページへ。

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