NHK朝ドラ『エール』第56回感想(2020.06.15放送)父、帰る<前編>

これまでの『エール』感想レポ

エール
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2020年前期・朝の連続テレビ小説『エール』の視聴感想

先週の第11週で『エール』も一区切りがついたということで、今週はスピンオフ週間になるそうです。サブタイトルも3つに分かれています。その第1回目の今回は「父、帰る(前編)」

事前情報を聞いた時には、けっこう今まで以上に漫画チックにドタバタに走ってまたマイナスな意見が多くなっちゃうんじゃないかなって危惧があったんですけど(汗)、今回のストーリーを見たら予想に反してジーンと来る場面も多く・・・個人的にはすごく良かったなと思いました。

そういえば今回も主題歌流れませんでしたね。そろそろちょっと聞きたくなってきたけどw。

いつもとは違うテイストになるということで、始まる直前には字幕と津田健次郎さんによるちょっとした前置き説明(しかも少しおどろおどろしい雰囲気ww)が添えられてました(笑)。事前に知らなかった視聴者に少し心の準備を持たせる効果はあったかも!?なにしろ、のっけから「あの世」の閻魔様が出てきますからねww。

閻魔様を演じてるのが橋本じゅんさん!!新たな出演者として名前が挙がった時にやけにみすぼらしい格好をしてると思ったんですがww、まさかの閻魔様とはw。こういう突飛な役もこの方はすんなり演じてしまうからすごいんだよな~。っていうか、あの味はじゅんさんにしか出せないと思う。

エール第2週目で突然あの世へ旅立ってしまった音の父・安隆さん。どうやら「あの世」で”宝くじ”の1等に当選したらしくww・・・下界旅行が許されることになりました。
いくつかの約束事が書いてある紙を見てみると色んな決まり事などが書かれてある(笑)。

1.期間は1泊2日とする(幽霊なので着替え要らずww)

2.その姿は祖父母から孫までにしか見えない(つまり血の繋がってない人には姿が見えない)

3.金銭の授受は禁止(恐喝幽霊が出てるらしいwww)

4.おやつは20銭までOK(ハメのはずしすぎに注意www)

お小遣いをもらえると知った安隆は、久しぶりの”食事”ができると大喜びですw。あの世ではそもそも”食べる”ってことがないらしいのでねw。

ちなみに「あの世」は常に23℃の適温に設定されていることも判明(笑)。かなり快適のようです。安隆さんもそれなりに「あの世」での暮らし満喫してたみたいですね。

閻魔様は安隆に「あの世へ帰るための棒」を手渡して送り出しました。この棒を折ると帰れる仕組みらしいのですが、折り損なうと永遠に誰にも気づかれないまま魂として彷徨い続けることになってしまうという。閻魔様曰く、それは「地獄よりも辛い」ってことで(汗)・・・安隆さん、ちゃんと棒を折って帰れますように(なんか忘れる展開になりそうでコワイw)。

この放送のあと色んな人が指摘してますが、安隆さんってクリスチャン設定でしたよね。ホントなら”洋”な神様とご対面ってことになるような気もしますがww、ま、きっと、どちらも行き来できる世界なのでしょう、と勝手に解釈。なにせフィクションだし、漫画みたいなもんだしね、今週w。

橋本じゅんさんの閻魔様の出番はこれで終了とのことw。もう少し見ていたかったかも!この朝ドラ出演についてブログでも触れられています。

ご本人がこのドラマの大ファンだったんだとか。舞台関係者たくさん出演してるしね。

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娘の華をあやしている音のもとにさっそく現れた安隆さん。あたかもさっきからそこにいたように自然に振舞い「女の子か~」と目尻を下げて見守っている。その光景に最初は違和感なく受け入れていたように見えた音でしたが、二度見した時にようやく死に装束姿の父が立っていたことにビックリ仰天ww。
それにしても、音がものすごい悲鳴上げても娘の華ちゃんは全然動じてませんでしたね。すごい度胸だと思ってしまったw。

最初はビビッて腰抜かしそうになっていた音でしたが、けっこう受け止めるのも早くてすぐに普通に父と会話できるようになりました。なんだかんだでも、大好きなお父さんが目の前にいるわけですからね。それに、もともと音は肝座ってるしw。

安隆さん的には音とハグしながらの感動の再会を期待していたようでしたが、「無理でしょう、そんな恰好で来られても」とご尤もなツッコミを受けてしまい納得するしかありませんでしたw。

裕一との新居を嬉しそうに散策する安隆。案内している音もごく自然に普通に接している。そんな時、ふと安隆が「これでお団子を買ってきてくれないか?」と閻魔様からもらった20銭を差し出してくる。あの世を出るときからお団子食べるの楽しみにしてたんだろなと思うと何とも微笑ましい。

「お団子」という父からの言葉を聞いた瞬間、幼い頃に父と一緒に仲良くお団子を食べたことが蘇ってきて切なくなってしまった音は、思わず父の胸にそっと抱きついてしまいます。この場面はちょっとウルっときちゃったな…。

「帰ってくるまであの世に行かんでよ!」と笑いながら音はお団子を買いに行きました。

音が帰るまでの間、安隆は孫の華の傍へ行き「生まれてきてくれてありがとう」と笑顔を見せる。死に装束のままで孫をあやす姿は何とも奇妙にも思えましたが…

「遊びたかったな~。ごめんな…」

という本音がこぼれてしまった呟きは思わずホロっときてしまいました(涙)。そうだよね、おじいちゃんとしてもっともっと孫と一緒に過ごしたかったよね…。

団子を買って戻ってきた音が居間へ行ってみると父の姿がない。消えてしまったのではないかと不安に襲われ部屋中を探し回ると…安隆は華のいる部屋で揺りかごに寄り添いながら眠ってしまっていました。その寝姿もなんだかちょっと泣けたな…。

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目が覚めた安隆はさっそく音が買ってきたお団子を美味しそうに頬張ります。久しぶりの”食事”だし、しかも、家族との思い出の味だもんね。そんな父に音は「あの世では何食べてるの?」と聞いてみますが、閻魔様からあの世のことを告げることは固く禁じられるということ答えは結局わからずじまい。この世の人には「あの世」は未知の世界のままでっていうことなんだろうね。
でも、閻魔様が怖いかと尋ねられると…

「怖くないよ。閻魔様っつったってただのジジイだし」

とサラっとディスってたのは笑えたwww。そりゃ閻魔様もくしゃみ出るわな(笑)。

安隆はこの世に降りた時、自分が命を投げ出して助けた子の元にも訪れてみたという。その子は今、駅員となって元気に働いていたらしい。その話を聞いた音は、かつて子供の頃に「私たちよりその子のことが大切だったの?」と母に迫って泣いた日のことを思い出す…。でも、今はそうは思わない。

「今は誇らしいよ!」

そう笑う音が、安隆は嬉しかったと思います。でも、一つだけ気になっていることがありました。それは、音が歌手になる夢を諦めてしまったのかということ…。それについて言葉を少し詰まらせてしまう音…。

と、そこへ裕一が帰ってくる。安隆の姿が見えるのは血が繋がっている人間だけということなので、裕一には見えません。それゆえ、なぜ机の上に2つの団子の皿が置かれているのか分からないw。なんとか「お父さんの命日がもうすぐだし」と誤魔化す音に納得したようでしたが、それならってことでその団子を自分が食べると言い出す裕一。音は思わず「えぇ!??」と大声を出してそれを阻止しようとしてしまう。安隆さんに食べてほしくて買ってきたやつだからねぇ。

でも、裕一には安隆さんの姿が見えないってことなので結局はOK出すことにw。おいしそうにお団子を頬張る裕一をすぐそばで恨めしそうに眺めてる安隆さんが面白かった(笑)。

とりあえず”お父さん”には感謝の気持ちを言わなければということで、律義な裕一が「豊橋」の方向を向いて祈りの言葉を呟くシーンも面白かったなw。あんなに目の前にいるのに見えないっていうのはちょっとかわいそうな気がしたけどねw。
そんな裕一の優しさが気に入った安隆は、結局残りのお団子を全部裕一にあげることにしました。

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その日の夜、帰ろうとする安隆は吟のところに現れたときのことを語りだす。あの姿で現れたものだから、吟さんは音以上にビビッて悲鳴を上げて逃げ出してしまったようですw。

それでも、吟さんの家庭に少し違和感を覚えたらしく…「少し旦那さんに合わせて無理をしとるように感じた」と音に話す。周りの目を気にして頑なになってしまうことがある吟のことが心配だということで、音に気にかけてやってほしいと頼むのでした。これはちょっと気になる情報です…。あまり旦那さんともうまくいってない様子も垣間見えるし…大事にならなければいいのですが。

安隆はちゃんと玄関から帰ろうとします。これから豊橋のほうへ向かうという父。でも、「また会おうね」と気軽に言えるサヨナラではないわけで…それがすごく切ない。

帰り際、安隆は音に

「俺は音の歌が大好きだ。また絶対歌えよ。約束」

と告げ指切りをかわしました。音楽好きだった音には歌を諦めてほしくない、そんな親としての願いが音の胸に沁みわたる。そして、「ごめんな」と音を抱きしめたあと別れの言葉を告げて安隆は消えていきました。

この別れのシーンの時に、豊橋の裕一のコンサートで音が歌った「晩秋の頃」が流れてたのがすごく泣けた(涙)。「また、くじが当たりますように」と涙を拭いながら音は小山家へと入っていくのでした。切なくて温かい良い場面だったと思います。

次に現れるのは…おそらく躍起になってくじを引いてるであろう三郎さんかもね(その時は裕一にしか見えないってことになるだろうけどw)。

というわけで、次回は安隆さん、豊橋へ行くの巻。久しぶりに岩城さんも出てくると思うのでどんなやり取りが繰り広げられるか楽しみです。