PR

NHK朝ドラ『おかえりモネ』第110話ネタバレ感想 大事な人だから

スポンサーリンク

今週はちょっと個人的にバタバタしていてほとんど感想書けませんでしたが(菅波先生登場の貴重な1日もスルーしてしまった 苦笑)、全体的にかなり重い週だったなという印象が強かったです。サブタイトルの通り、実際に嵐吹き荒れる気仙沼シーンが多かったし(汗)。でもまぁ、一番荒れてたのはやっぱり、りょーちんとみーちゃんの心の中だったかなぁと。

正月の嵐に巻き込まれてしまった亮が乗った漁船でしたが、多くの人の尽力によって無事に難を逃れることができました。未知は安堵感からか涙をボロボロ流して泣いてしまっている。そんな妹の手をしっかりと握る百音。
震災の時には不安に襲われていた未知の傍にいてあげられなかったことをずっと後悔していた百音でしたが、今回はちゃんと手を握れる距離にいてあげられてよかった。とりあえずみーちゃんの百音に対する嫉妬のわだかまりみたいなのはだいぶ薄くなったとみていいのだろうか(汗)。

これまでの『おかえりモネ』感想レポ

おかえりモネ
おかえりモネ
2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の感想レビュー

漁の船のことを心配していた永浦家の面々や三生も一安心。龍己さんの「神様はいたな」という言葉にすかさず「仏様もいました」と付け加える三生くん、さすが(笑)。
龍己は新次にも知らせたほうがいいと耕治を促しましたが、「漁協にいるだろう」と安堵感から今はあまり動きたくない様子。しかしおじいちゃんはこの時、新次さんが息子心配のあまり漁協にじっとしていられないだろうっていうことを予測していたみたいでしたよね。

案の定、車で港のほうまで出て息子が乗った船が帰ってくるのを今か今かと待ち構えていた新次。耕治は龍己の言葉が気になったようでこっそり連絡を入れる。そして、もう一度しっかり亮と向き合うべきだと忠告。船の件についてもちゃんと話を聞いてやれと告げた耕治でしたが、新次は「まぁ、ぼちぼちな」とはぐらかしてしまう。うーーん、まだ気持ちの整理をつけるまでに時間がかかりそうかなぁ。
でも、今いる場所が「家」だとをついた新次さん…。気持ちが揺れていることは確かかな。まだそのことは耕治に悟られたくなかったのかもしれない。息子と向かい合うためには自分の気持ちに決着つけるということ。その行動に移すときが刻一刻と近づいてる気がします。

スポンサーリンク

百音に背中を押されて亮を迎えに行った未知。無事に戻ってきた亮は組合長たちに心配をかけてしまったことを必死に謝っていましたが、みんなそんな彼を責めることなく温かく迎え労ってくれていたのを見てホッとしました。

風呂に入るよう促された亮が部屋を出ると、心配そうな顔をして未知が立っていた。

みーちゃんはホッとしたように少し微笑んでいたけど、りょーちんは目が泳いでいて彼女にどんな顔をしていいのか戸惑っている様子だったのがめっちゃ気になってしまった(汗)。

暫くして百音がいる市民プラザを訪ねた未知と亮。百音も心配してくれたからということで亮が謝りに行きたいとでも言ったのだろうか。その前にまずは二人で今後のことについて話し合ったほうがよかったんじゃないかと思っちゃったよ…この時は(苦笑)。結局百音のすぐそばで話し合うことになっちゃってたけど…、本当は二人きりで気持ちをぶつけ合ったほうがよかったのでは。なんだかんだで、百音に甘えちゃってる気がするんだよなぁ…亮も未知も。

未知は改めて亮が無事に帰って来たことが嬉しくて涙を流してしまいますが、亮はそんな彼女に「俺、大丈夫だから」と無理やり笑顔を作って入り込む隙を塞いでしまう。この時の亮の「大丈夫」は未知にこれ以上踏み込まれたくないっていう拒絶の意味が強かったように見えてしまって切ない…。「このまま俺といてもしんどいだけだよ」と気遣い風の言葉はかけるものの、もう放っておいてって気持ちがダダ洩れてる(汗)。
そんな言葉をいつも傍にいてくれようとしていた未知にぶつけるのは「卑怯だし酷いことをしてる」という自覚はある亮。やっぱり、未知のことは心の隙間を埋めてくれる存在として甘えてただけっていう意味合いが強かったのかなぁ。だけど、そんな関係を続けるのは彼女の為にもよくないと踏ん切りつけたんだろうね。

改めて「俺、大丈夫だから」と未知を遠ざけようとする亮。しかしその後も「もう縛られなくてもいいよ」という言葉が彼女の心を突き刺してしまう。未知は亮と一緒にいることが幸せだったし、これまでだって一度も彼のことを重い存在だと感じたことはなかったはず。亮の発言は、そんな彼女の気持ちを全部否定しちゃうってことになるよね…。
気遣うような言葉をかけながらも徹底して遠ざけようとする亮の言葉に未知は大きく傷つき泣いてしまった。未知の恋心を察したうえであえて拒絶してるわけだから…面と向かってのこれはショックだったと思う。

スポンサーリンク

すると、只ならぬ二人の様子を察した百音が二人の元へ駆け寄ってしまった。えーーっと、そのタイミングはちょっと早いのでは!?と私は感じてしまったぞ(汗)。ようやくみーちゃんがりょーちんに自分の気持ちを曝け出そうとしていたタイミングだったわけだし、あと少し待ってもよかったのではと思ってしまった(苦笑)。
でもまぁ、あの時百音が出て行かなかったら…やっぱりみーちゃんはそのまま黙っちゃっていたかなぁ。そう考えるとベストタイミングだったかもしれないし…色々難しすぎるわ、この3人(汗)。

未知は、心配する百音に自らの心の内を吐露する。

「亮くんは大丈夫しか言わない。優しい顔で笑って大丈夫と言われるたびに、あぁ、私じゃダメなんだ…、やっぱり何もできないんだって思い知らされる」

なんとなく百音に対する嫉妬みたいな愚痴にも聞こえなくもなくてドキっとしたけど(汗)、今回はそういうのじゃなさそうでちょっと安心。でも、未知はいくら亮に寄り添おうとしてもそれを許してもらえないことに限界を感じてるところはあったんじゃないかな…。
亮はそんな未知の言葉を聞いて「それが答えじゃん。んどいだけなんだって、俺といても。もうやめなよ」とさらに突き放すようなことを言う。これはもう、最後のカウンターパンチに近いセリフ(汗)。だけど、未知の恋心には応えられないっていう類の言葉は彼から出てこない。本当に突き放したいんだったら、そこまでハッキリ言ってあげないと…。亮の未知に対する気持ちも中途半端な状態ってこと?

完全に未知の入る余地をシャットアウトしてしまった亮。ショックを受けた未知は涙ながらに「分った。もう終わりにする…」と逃げるようにその場を後にしようとする。そんな彼女を百音は必死に引き止めました。

「二人とも、なんで…。分かってる?お互いにすごく大事て言い合ってんだよ?」

百音は俯く未知を庇うように、亮に「今まで大丈夫って言われるたびに、私もみーちゃんもちょっとずつ傷ついてきた」とこれまで感じてきた違和感を口にする。だけど、彼にそう言わせてしまったのは自分たちが原因だし、亮が「大丈夫」という言葉で自分を繕うしかなかったことも分かってた。百音はそんな彼の心の痛みをちゃんと理解してたんだね…。だけど、本音を言ってくれないからどうすることもできなかった。
図星を突かれてしまった亮は、自分の心をこれ以上見られないようにするかの如く「もういいって」と必死に笑顔を作ってしまう。しかし、百音にはそれが彼のSOSに思えたのかもしれない。

「りょーちん、笑わなくていいよ。大丈夫って言いながら、本当は何て思ってたの?」

彼女の「笑わなくていいよ」って言葉はこれまで閉ざしてきた亮の心の扉をこじ開けるきっかけになった気がします。しばらく黙った後、次第に溢れ出てくる感情を抑えきれなくなった亮はついに本音をぶちまける。

「お前に何が分かる!!…そう思ってきたよ、ずっっと!!俺以外の全員に!!」

あぁ、やっと言えたね、誰にも打ち明けられなかった心の暗い部分を。ずっとそんなドロドロした想いを封印し続けてきて…笑顔でそれを隠し続けて…、しんどかっただろうね。
みーちゃんは、りょーちんのことを「助けたい」っていう気持ちもあってずっと傍にいようって思ってた節がある。だけどもしかしたらその気持ちが彼には煩わしかったのかもしれない。

スポンサーリンク

亮の本音を聞いた百音は「私にはその気持ちは分からない」と前置きしながら未知の気持ちを代弁する。

「それでも…、一緒に生きていきたいって傍を離れなかった人がいる。りょ-ちんを、絶対に一人にしなかった人がいる。大丈夫なんて、突き放さないで。このままじゃ…みんな、寂しい」

その言葉を聞いた亮は、自分がここまで頑張ってこれたのは未知がいたからだと告げる。一人にならないようにずっと寄り添い続けてくれた未知に、心を閉ざしっぱなしで申し訳ないと思いながらも頼ってたんだよね。その件について感謝してるっていう気持ちに嘘はない。

だけど、自分と付き合うということにはリスクが伴うことを一番理解していたのは亮自身。父親と同じようにどん底まで落ちて気持ちが不安定になり崩れてしまう未来が見えてしまう。未知をそこに巻き込みたくないと亮は言う。大事な人に辛い顔をさせたくないと…。

うーーん、亮くんの言う「大事な人」っていう定義が今ひとつモヤっとするんだよね(汗)。自分の心に寄り添おうとしてくれる大切な人っていう意識はあると思うんだけど、どうしても未知が望んでいる「恋愛対象」の感情にまで至っているように見えない…。
それでも未知は亮の元へ歩み寄りその両手を優しく握りました。

「一緒にいたいってだけじゃダメなの?」

たぶん彼女も亮が自分に対して恋愛感情を抱いてくれているとまでは思ってなかったんじゃないかな。だけど、それよりも今は、彼の傍にいたいという気持ちのほうが強い。たとえ「大事な人」の定義が今は違っていても、一緒にいることが彼女の幸せ。

未知の手のぬくもりを感じながら「俺、幸せになってもいいのかな」と初めて気持ちを開こうとした亮。私にはこの時点では彼が未知に対して恋愛感情を持っているようには思えなかったんだけど、将来的にその可能性はありそうな予感がしました。
ただ、結局亮の心の仮面を剝がすきっかけを作ったのは未知じゃなくて百音だったからなぁ…。彼と本当に信頼し合う関係になるためには、もう少し踏み出さないとだめかもしれないとも思ってしまった(苦笑)。

これまで自分の気持ちを殺してずっとしんどい想いをしていた亮くん。もう解放されて幸せ掴みに行っていいんだよ。だけどまだ、新次さんとの関係に決着がついていないんだよなぁ。彼が本当の意味で幸せを感じるためには、やはり父親との関係をしっかり修復しないとダメなんだと思う。
ストーリーも残り2週。新次さんの問題がここまで長引くとは(汗)。心から及川親子が納得して笑える姿を見たい。じゃないと、その後来るであろう百音と菅波先生の大団円が続かないし~~w。

今週は電話で百音の声を聞けなかった先生だったけど、来週はちゃんと話せる時間がありますように(新次さん問題でほぼ休菅日になりそうですがw)。

メモリアルブック発売中

完全版発売中

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました