田辺誠一さんがレギュラー出演しているドラマ『探偵・由利麟太郎』第2話。今回は予告を見た段階からホラー色が強そうな内容だったのでけっこう構えていたのですが…、思っていたよりも普通に見れてしまいました(笑)。これに耐えられたら、その先もけっこうイケそうな気がするw。
由利麟太郎のこれまでの感想
これまでの田辺誠一さん出演作品感想レポ
5週連続特別ドラマ『探偵・由利麟太郎』第2話 憑かれた女
放送:2020年06月23日(火) 21:00~22:12 関西テレビ系列
原作:横溝正史「由利麟太郎シリーズ」
主題歌:吉川晃司『焚き火』
田辺誠一さんの役:京都府警・等々力警部
主演:吉川晃司
その他主な出演者:志尊淳、どんぐり、木本武宏
<ゲスト>水上京香、赤楚衛二、柳ゆり菜、尾上寛之、山口香緒里、他
あらすじ:
祇園のクラブでホステスとして働く吉岡エマ(水上京香)は、近ごろ得体の知れない“黒い影”に襲われる悪夢に悩まされていた。店にいるときも部屋で休んでいるときも、恋人の五月翔太(赤楚衛二)の腕の中にいるときでさえも、“黒い影”は突如目の前に現れ、そのたびにエマを恐怖に陥れていた。
心をむしばまれたエマは、やがて何かにつかれたように意味不明な言動を繰り返し、天井から切り落とされた女の腕が落ちてくる幻覚まで見るように。五月はそんなエマを心配するが、一方で、五月の元恋人で同じホステスの神崎美沙子は、気味が悪いとエマを激しく敵視する。<公式HPより抜粋>
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今回は「事件」が発生するまでちょっと時間がかかっていたように思います。事件の香りだけはぷんぷんしてましたけどねw。
興味深かったのは、麟太郎や俊助のちょっとした風景が描かれていたこと。
蓄音機から流れるオペラのレコードに耳を傾ける吉川@麟太郎はひたすら渋くてかっこいい。さらには花束を購入してお世話になっている大家の聡美さんにスマートに進呈する麟太郎も痺れます(買ってくるように頼まれてただけらしいけどw)!もうやることなすこと、ソツがないんだなぁ、これがっ!そりゃ、聡美さんも惚れちゃうでしょ。しかもその恋心を麟太郎が察知してるって言うのもニクいねぇ。
でも、俊助の推理的にいうと相手は麟太郎ではなさそう!?でも、あの仕草は完全に麟太郎にホの字ですよねぇ!?誰かほかに聡美さんの想い人いるのかな??気になるw。
で、お礼にってオムライスが出てくるのですが…麟太郎さん、俊助の分のオムライスになぜかケチャップでニコニコマーク描いてる!!!なんだ、その、謎のお茶目行動はwww。渋みと可愛さのギャップに混乱してしまったではないか(笑)。
そして、オムライスを食べるときにはちゃんと紙ナプキンを胸にやる律義なところも面白い麟太郎さんw。俊介君はそのまま「いただきまぁす」って食べちゃってるのにね(笑)。
それにしても、「思い出が座っている」という謎のイスの存在は気になります。今後ドラマでも描かれるかな。
今回の事件は、幻覚に苦しむホステスのエマが謎の男に連れていかれた洋館で同僚のホステス・神崎美沙子が血まみれになっているのを見てしまうことから始まります。
エマが幻覚に苦しむシーンで色んなタイプの気味の悪い映像が出てくるのですが、実際に変な薬を飲んだりするとあんな感じのが現れるのかなと思ったらなんか怖くなりました(汗)。
再度洋館を訪れると彼女の見た光景は消えていて「幻覚だったのではないか」と片付けられそうになるのですが、麟太郎はそこに仕組まれていたあるトリックに勘づいていました。
真犯人逮捕まで色んな容疑者が浮かび上がってくるわけですが…けっこう怪しげな人が多かったなかでも私はかなり早い段階から「この人だろう」と目星がついてしまっていました(笑)。いやだって、もう、目がイっちゃってる雰囲気ありありでしたからww。この役者さん、ホント、そういうキャラをやらせたら天下一品なんですよねぇ。
一番犯人に疑われそうなキャラもいましたが、ドラマ的に「真犯人」を気づかせないようにするような演出も入ってはいたものの…もう、この人しかいないだろうと最初からロックオンしちゃってました、ハイ(ただ、あのボウズの常連客さんは不気味な存在だったな。ちょっと彼のことは疑いました 笑)。
でもねぇ、あの「幻覚」の仕掛けというのがなんとも手が込みすぎてるでしょう(汗)。実際あんなうまくいくとも思えないので、ミサさんはそれ以外にも危ないクスリを盛られていたんじゃないかなと思いました。
それにしても、吉川@麟太郎さんのハイキックはカッコよかった!!
伝説のシンバル・キックを彷彿とさせるシーンでもありました。
さて、今回の田辺@等々力警部は…冒頭にとっても可愛らしいシーンが出てきて萌えてしまいましたww。妻帯者設定というのは知っていましたが、本当に妻がドラマに登場してくるとは思わなかった(笑)。
ただいま~~、と脱力系の挨拶で帰宅した等々力さん、奥さんにお土産の袋を渡して喜ばせたのかな!?と思いきや、中に入っていたのは汗まみれのシャツ一式w。しかも、食べかけのたい焼きまで入っているというだらしなさ(笑)。ゆる面白かったww。
奥さんを演じたあだち理絵子さんによると、次回も登場するとのことなので楽しみです。
で、そのあとしばらく出番がなかったのですがw、25分が経過したあたりでようやく捜査に登場。今回は麟太郎たちとの単独行動ではなく、京都府警の刑事として現場を指揮するような形での参加になっていました。
麟太郎と俊助はミサと共に洋館を調査しに出かけていたことから、美沙子殺害の容疑者とされてしまった模様。それゆえ一緒に行動できなかったらしい。でも、等々力警部は彼らのことは疑ってはいない感じでしたけどね。
そしてミサの事情聴取を始めるわけですが…幻覚症状から現実が何かわからず錯乱状態になっている彼女からは真実を導き出すことが非常に難しい。
で、麟太郎の事情聴取にかかるわけですが…最初は「捜査情報は洩らすことはできない」と強気に出ていたものの、ミサが犯人ではなさそうだという推理を聞くとそっちの情報のほうが気になってついつい麟太郎の調査に頼ろうとしてしまう(笑)。手づまりな時は頼りたくなってしまうんだよね、結局。
その後事件が進展し、麟太郎は俊助を乗せて現場へ向かおうとするのですが、その車内に等々力警部から”秘密裏に”情報が入ります。
「これは独り言だが、五月の乗った車が洋館に向かってる!以上っ」
これ、特別に麟太郎たちにだけは警察の極秘情報教えてあげるからねっっていう心理がスケスケに見えて思わずクスっとしてしまいました(笑)。ドヤ顔で情報流してる姿が目に浮かぶよw。今回は立場上彼らと一緒に動けないことが等々力さんはきっと悔しかったんだろうね。
ところが、麟太郎が車を走らせていた方向は洋館とは違う方面でした。つまり、等々力警部のとっておきの情報は見事にスルーされたのです(笑)。麟太郎さんは警察とは違う真相掴んでいながらその情報をあえて教えなかったんですよね。ま、彼は寡黙で多くを語らないキャラなので仕方ないですw。
そうとは知らずに洋館へ突入すると…そこには真犯人ではなく、ミサの恋人・五月の無残な姿があるのみでした…。その犯人は傍にまだいるとして捜索したところ、893まがいの男たちを大立ち回りの末に見事捕獲。
「誰に頼まれたぁ!??」
必死にイカツイ犯人を取り押さえて真犯人の名前を聞き出そうとする等々力警部、頑張ったっ!!全くの無駄足にならなくてよかった。五月君は助けられなかったけどね…。
けど、真犯人を見事な立ち回りで捕獲したのはやっぱり由利麟太郎と相棒の三津木俊助くんでした。ということで、今回は彼らと行動できず、ちょっと残念な等々力警部なのでした。
次回はもう少し出番が多そうなので期待したいと思います。
ドラマに関連して今回も田辺さんのインタビュー記事がアップされました↓