これまでの『エール』感想レポ
今回はオープニングで嬉しい発見がありました。
なんと、岩城役の吉原さんと御手洗役の古川くんが並んで表記されてるじゃないですかっ!これはもしや、気を遣っての配置でしょうか(笑)。舞台を中心に活躍してる二人の名前が並んでるだけで嬉しくなる今日この頃です。
嬉しいといえば、「音楽への区切りに」と応募した国際作曲コンクールで裕一の作曲した交響曲『竹取物語』が奇跡の入賞を果たしましたね。あのオドオドしてた裕一くんが喜びを爆発させてビヨンビヨン飛び上がりまくってたのは可愛かったww。西洋のコンクールで日本人が入賞するのは当時としてはあり得ないくらい稀な出来事だったのです。
公式SNSでその撮影中の様子が掲載されてましたが、裕一役の窪田くんのジャンプ力がハンパなかったのでビックリしました(笑)。身体能力高いね~。
しかし、養子の約束が頭にあった裕一は職場に入賞したことを報告していませんでした。それでも顔に滲み出てしまう喜びww。あれを見たら「受かったのでは!?」みたいにみんな察してしまうのではと思ったのですが、「田舎の青年が太刀打ちできるコンクールじゃない」と落選したものだと思い込んでいる様子ww。そこはみんなけっこう冷静なのね(笑)。
そんな矢先、権藤家の当主・源蔵が急死してしまい裕一の養子縁組をいち早く行いたいという話になってくる。しかし、父の三郎はその話を進めることになかなか踏み切れない想いを抱えていました。元はといえば、三郎さんが蒔いた種でもあるんだけどねぇ…養子話は(苦笑)。
ところが、裕一の弟で実家の呉服屋・喜多一を継いだ浩二に対しては厳しい態度で接してしまう三郎。新しい事業を始めたいと相談しようと思っても「呉服屋の仕事を覚えてからだ」と言ってなかなか取り合ってもらえない。こうも兄と弟とで接する態度が変わってるんじゃ、そりゃ、浩二としては面白くないよねぇ。のちのち大きな溝にならなければいいけど…。
茂兵衛からも一日も早く養子縁組の話を進めたいと直談判されてしまった裕一。コンクールに入賞したことでイギリス留学に無償で行ける話も来ていたため、音楽を諦めきれない気持ちがこみあげてきて悩みが深くなってしまう。どうすればいいのか悩んだ結果、恩師の藤堂先生に相談することを思いつき手紙を書くことにしました。
手紙を読んだ藤堂先生は真っ先に裕一の元へ駆けつけてくれる。良い先生だねぇ。
双葉銀行を訪ねてきた藤堂先生はさっそく裕一を近くの喫茶店へ連れ出すのですが、この時に対応したジムの菊池さんが・・・惚れちゃったみたいですねぇ(笑)。でもこの方かなり惚れっぽい体質のようですから、今後うまく進展するかは謎のまた謎ww。
藤堂先生は嬉しさのあまり喫茶店で大声で裕一を褒め称えますが、裕一としては人に知られたくない事情があるので慌ててそれを制止します。でもあんなに我が事のように喜んでくれるなんて、卒業した後もずっと気にかけてくれてるってことじゃないの。素敵な先生だよ~。っていうか、直太朗くんの芝居が実に自然でめちゃめちゃ良い感じ!!
裕一は改めて自分はどうすればいいのか尋ねますが、藤堂先生は興奮しながら「留学だ!決まっているだろう!!」と選択の余地はないことを告げる。そんな彼に「家族のために音楽を捨てて養子になることを決めてしまった」とおどおどしながら事情を説明した裕一。「先生なら、どうしますか?」と尋ねると…
「自分の人生だ。自分の人生を生きる。天から授かった宝物はドブには捨てない」
と諭す藤堂先生。裕一の才能を誰よりも早く見出して期待をかけてくれた藤堂先生だからこその言葉で心に響くものがありましたね。かつて少年時代の鉄男に「無いものを追ったんだ」と話したことがあったから、彼も過去に人生の選択を迫られ辛い思いをしたことがあるのかもしれません…。
藤堂先生の話を聞いた裕一はその言葉を受け止めたうえで「くれぐれも内密で」と必死に口止めをしました。この時は藤堂先生もその約束を果たしてくれそうな雰囲気だったのですが…
数日後、裕一が国際作曲コンクールに入賞したことが新聞に掲載されてしまい一気に世に知られてしまうことに(笑)。入賞の件を話していたのは藤堂先生しかいなかったことから、裕一は慌てて電話して抗議ww。裕一の動揺っぷりが漫画チックでめちゃめちゃ可愛くて面白かった(笑)。
藤堂先生、嬉しさのあまりついつい興奮して鉄男君に喋っちゃったみたいですねww。一見口が堅そうに見えたけど、だいぶ緩そうだな(笑)。いやでも、やっぱり快挙中の快挙だったし黙っていられなかったって言う気持ちもよくわかるよ。
鉄男に話が伝わるということは、必然的に新聞記事になる流れになるわけでw・・・そしてついにその記事を読んだ茂兵衛さんが興奮しながら「これは どういうことだ!?」と怒鳴りこんできてしまう。裕一に音楽の道へ進まれると銀行員の跡取りにするという思惑が崩れてしまいますから、是が非でも辞めさせたいところなんだろうけど…裕一にはやっぱり夢を追ってイギリス留学してほしいな。
そして裕一のニュースはついに豊橋にも伝わり、御手洗先生が音が自主レッスンしてる部屋に興奮しながら「ビッグ・ニュース!!」と言いながら駆け込んできましたww。慌てててもどこか浮世離れしたような雰囲気出してる御手洗先生が面白すぎる(笑)。
御手洗先生から裕一の記事の書かれた新聞を受け取った音は大きな衝撃を受ける。
慌てて家に帰るなり、母と姉、妹の前でいかに裕一がすごいことを成し遂げたかを大興奮しながら熱弁しまくる音でしたが…音楽に疎い家族はその凄さがほとんど理解できていない様子でただただポカンとするのみ(笑)。
それでも興奮が収まらない音はファンレターを書くことを思いつき、妹の梅に代筆してほしいと必死に頼み込みます。
それにしても、関内家の三姉妹・・・子役時代の面影がくっきり残っていて皆そっくりですね~。特に一番下の妹の梅ちゃんなんか子役ちゃんがそのまま成長したといっても誰も疑わないレベルです。
梅は何度もしつこくファンレターの代筆を頼んでくる音に対して「お姉ちゃんは文章を勘違いしとるよ。美辞麗句並べたって伝わらんの!心から出た思いをつづらなきゃ!」と必死に説得。ようやく音の頼みを振り切ることに成功したようです。
あのまま梅ちゃんが代筆するようなことになっちゃったら話がややこしくなりそうだと思っていたので、音が自分で書く気になってくれてよかったよw。
あんなに自分で書くことに自信がなかった様子だった音でしたが…いざペンを持つと思いの丈が溢れてきたのかスラスラと文章が進んでいました。
あ~、なんか、その感覚すごくわかる!!書き始める前は色々と悩んだり何を書こうとか悩むんだけど、いざ紙に向かってペンを持つと何かが降ってきたかのように文章が躍り出すんだよね。私もファンレター書くときそんな感じなのでww音が手紙を書くシーンはすごく共感しながら見てしまいました。
裕一の元には多くのファンレターが届いていてニマニマが止まらない様子(笑)。あんなに知られたくないって騒いでたのが嘘みたいだなww。こういうお調子者っぽいところが可愛くもあるんだけど(窪田くんが演じてるからなおさらねw)。
数多く届いた中から音の手紙を読んだ裕一は、心に何か響くものを感じたのか思わず返事を書こうとしました。
音の手紙を読んでいる時に月夜を眺める裕一の姿がなんだか雰囲気があってよかったな。
ところが、返事を書き始めようとしたときに突然父・三郎が部屋にやってくる。倒れこむように入ってきたのは、あれは唐沢さんのアイディアかwww!?
二十歳越えただろう!?と強引に酒を一緒に飲もうと裕一を居酒屋へ連れていく三郎。相変わらず突拍子もないこと言ってくる父ちゃんだねぇ。その勢いにのまれるように裕一は父と酒を飲みに出かけることにします。
初めて息子と杯を交わした三郎は嬉しそうに「すげえ賞取ったな。おめでとう」と裕一を褒める。その言葉が嬉しさを感じるものの、養子の話があることから素直には喜べない。今後どうするか決めてから報告するつもりだったと伏し目がちに話す裕一に、三郎は気にするなと笑う。
しかし、入賞賞金が日本円で4000円くらい(現在の価値だと1200万円くらい)だったと聞くとビビりすぎてむせてしまうwww。お金にはいつも悩まされてきた父ちゃんだったからね、そんな金額聞いたらそりゃ酒も口から飛び出すわ(笑)。
賞金の殆どはイギリス留学のための資金だからと冷静な裕一に対し、「おめぇ、俺の息子か~!?」と喜び讃えてくれる父。
しかし、養子になる話がのしかかっているため、イギリスに留学してもいいのかどうか迷いは尽きない。その悩みを思い切って三郎に話す裕一。本当は音楽を諦めるつもりで応募したコンクールでしたが、いざ入賞して留学の話が目の前にぶら下がってみるとその決意が大いに鈍ってしまった。本心では留学して音楽を学びたいよね…。
そんな息子の話を聞き、かつて養子になる話を持ち出した時に「音楽を諦めるな」と言って傷つけてしまったことを悔やんでいた三郎は「俺に任せとけ」と言ってしまう。
いや~~、三郎さんの「任せとけ」発言ほど危ないものはないと思うぞww!?嫌な予感しかしない。裕一も「いや・・それは・・・」って感じで動揺しまくってたじゃないか(笑)。
でもねぇ、裕一に愛情を注ぐ三郎さんはジーンと来るものがあるんだけど・・・店を継いでくれた弟の浩二くんも同じくらいの愛情を与えてやってほしいよ。「唯一誇れるのはお前だけだ」ってセリフがなんだかすごく危うい感じがした。
しばらくたったころ、音は自分の家のポストをチェックする日々を送っていましたw。裕一からの返事が来ていないか毎日毎日気が気じゃない様子。ファンレターは返事を期待しちゃいけないものなんだけどw。でも、彼女には何か確信があったんだろうね。
何度確認しても裕一からの手紙が来ていないことに動揺を隠せない音を見かけた岩城さんは「待っとる時は来んよ。諦めた頃に頼りは届く」とさりげなく彼女を励まします。
少女の頃は天敵と呼ばれてた岩城さんなのに、今ではなんかちょっと柔らかい関係になってるんじゃない!?なんか嬉しいな~。
と、そこへベストタイミングで郵便屋さんの自転車が通るのですが・・・音の家のポストはスルーして通り過ぎてしまいましたw。ガックリした彼女の肩をそっと叩いて励ます岩城さんが、めっちゃカッコイイんですけどーーー!!やっぱり好き、吉原さんが演じてる岩城さんw。今後の出番にも期待しちゃう!