讃岐うどん店のなかではこちらも有名老舗店のひとつになります。
手打ちうどん たむらさんです。
一見すると「うどん屋さん!?」と疑ってしまいそうな佇まいで、知らないと通り過ぎてしまうかもしれない雰囲気なのですが(汗)、たむらさんはかなり有名な讃岐うどん店です。
看板もどちらかというと控えめなので、見逃さないようにしましょう。
時間によってはかなり多くの人が訪れるようですが、私たちが訪れたお昼前の時間帯は土曜日ではありましたがすんなりと入ることができました。
サイクリング中の人が立ち寄ることが多い印象もあります。今回2回目の訪問でしたが、どちらの日にも本格的なチャリダーっぽいお客さんを見かけました。そんな雰囲気も魅力のお店です。
お店は駐車場の奥の白い建物になります。
扉の所にこれまた控えめに「うどん」の文字が見えているのでw、臆せず中に入ってみましょう。ここのうどんは本当に美味しいんで!
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手打ちうどん たむら
営業時間 9:00~13:00頃(9:00ちょうどに開店するとは限らないらしいw)
うどん玉が無くなり次第終了
定休日は基本的に毎週日曜日と祝日
創業は昭和55年。昭和の雰囲気漂う讃岐うどん店さんです。
駐車場は店の前に数台と、正面のスペースに数台。さらに大きな通りに面したスペースにけっこう広いスペースが設けられています。
店内は座敷はなくカウンター的なスペースになっていて、敷地はけっこう狭いです。
椅子も簡易型でレトロな雰囲気の店内。本場の讃岐うどん店に来たな~という実感がわいてきます。
ちなみに、混雑しているときには隣の倉庫みたいな場所も開放してくれているようです。ベンチに座って食べる感じになるそうで、本場の雰囲気をさらに満喫できるらしい。
私達が訪れた時はちょうど空いていた時間なので閉鎖していましたが、いつかそのスペースでも食べてみたいです。
お店の注文スタイルは「製麺所タイプ」になります。セルフ度のレベルはちょっと高いです。他の讃岐うどん店とは少し注文方法も違っているので、初心者の人は事前にチェックしておいた方がいいかも。
でも、うどんを作ってる御主人がなかなか素敵なお父さんなので、怖いことはありません。
以下、たむらうどんさんの注文方法について少し解説します。
メニューはこちら↓
1.まず、お店に入ったら厨房スペースでうどんの大きさを尋ねられるので「小」か「大」のどちらかを注文します。すると、手際よく注文された大きさの器に入ったうどんをご主人が渡してくれます。
2.うどんをさらに温めたい場合は、左手少し奥にあるお湯の中に数秒くぐらせて器に入れるようにしましょう。
3.次に、味付け。
温かいかけ出汁はうどんを渡されてすぐの左手に大きな出汁タンクがあるのでそこで好みの量を注ぎます。冷たい出汁もたぶん季節によってはあると思う(この日は気付かなかった)。
醤油も置いてあるので、うどんにそのまま醤油を掛ければ「しょうゆうどん」にすることも可能。
4.出汁を注いだら(または醤油をかけたら)タンクの正面(背後)にあるサイドメニューをチョイスしてうどんに乗せます。同じ机にネギやショウガもあるので自由にトッピングしましょう(ネギの味は他の店よりもちょっと強め)。ちなみに醤油もこのスペースにあります。
サイドメニューの種類はそんなに多くはありません。他のお店では見られないなかなか味のある雰囲気なのもオツです。
5.カスタマイズできたらカウンター席(混んでいたら隣の倉庫スペース)に移動してうどんを頂きます。
6.食べ終わったら、注文した厨房の中央に分別用のバケツがあるので、指定された場所にきちんと分けて捨てて、器も指定の水の張られたバケツへ入れるようにしましょう。
7.そして最後にお会計になります。珍しい自己申告制で、これが他のうどん店とは大きく違う点ですね。うどんの大きさ、選んだサイドメニューの種類と数を申告するとご主人が計算してくれるのでそこでお支払いとなります。帰り際にはいい笑顔で挨拶をしてくださります。また行きたくなる!
注文のやり方が分からなくなっても、御主人がレクチャーしてくれるので気軽にお店に立ち寄ってみてください。
かけうどん(小)200円 + オリーブ豚 150円
たむらさんでお勧めしたいのが、オリーブ豚です。カウンターの近くにある冷蔵庫に入っているので自由に取り出しましょう。
たむらさんでしたか食べられないそうです。このオリーブ豚を乗せると・・・
肉うどんの完成!!このお肉を出汁に絡めると旨味が倍増します!!
太麺のうどんはモチモチでコシが強く、食べ応え満点です。サイズ小でもけっこう満足感を味わえました。出汁の味はけっこうシッカリと出ていて全体的には「濃いめのうどん」といった印象。昆布の風味が効いていて本当に美味しいです!
かけうどん(小)200円 + 昆布の天ぷら 100円
もう一つのおすすめが、昆布の天ぷらです。総菜コーナーには名前がついてるわけではないので、最初は何の天ぷらか分からず取ってしまい食べてみて「昆布」と判明しました(←ナスのつもりだった 笑)。
ところがこれがチョイスして大正解!昆布の甘味と旨味が凝縮されていてうどんとの相性も良く、とても美味しかったです。
ちょこっとオリーブ豚も分けてもらって乗せてみたのでけっこう豪華なうどんとなりましたw。
有名店なのも納得の讃岐うどん店です。昔ながらの雰囲気も味わえるし、お店のご主人も気さくな方で、旅の途中で立ち寄ったお客さんとも余裕がある時は楽しそうに会話をされてました。
香川に来たら、ぜひ「たむら」に立ち寄ってみてください。