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NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』第15回ネタバレ感想 おんな城主対おんな大名

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当時の直虎の感想は23話からけっこう熱心に綴っていたのですが、この第15話は個人的にも思い入れが深い印象的なエピソードでしたので、CS初放送を記念して書き足したいと思います。当時もっと書けてればよかったんだけど、違うことに熱中してて手が回らなかったんだよなwww(汗)。今はけっこう冷静(笑)。

徳政令の危機をきっかけに、村人たちとの距離が縮まった直虎。今川からの徳政令発布を無視して、彼らに「利益を生む土地運用」を進めることを提案し受け入れられました。ところが、これが今川の知られるところとなり、特に”おんな大名”と目されていた寿桂尼さんからの怒りを買ってしまうことに(汗)。

「直虎を駿府に申し開きに来させよ」

政次、寿桂尼からの命令に身が凍る想いをすることに(汗)。この尼さんの「申し開きに来させよ」は非常に危険です。かつて、徳川と密にやりとりしたことがバレて今川の怒りに触れた直親が、「申し開きに」行く途中で抹殺された過去がありますからね…。直虎も同じ目に遭う確率が非常に高い。こうなることを恐れて政次は徳政令の発布を促そうとしてたんだけど…、直虎と対立する形になってる今となっては難しかった。

これまでの『おんな城主直虎』感想レポ

おんな城主直虎
おんな城主直虎
2017年度NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の感想レビュー

『おんな城主直虎』第15回 おんな城主対おんな大名

本放送:2017年04月16日(日)放送 NHK総合 20:00~20:45 ほか

CS放送:2021年04月27日(火)放送 チャンネル銀河 08:00~08:45

主な出演者:柴咲コウ、高橋一生、貫地谷しほり、市原隼人、小林薫

あらすじ

直虎(柴咲コウ)が今川の下知に背いて徳政令をはねのけたことに怒った寿桂尼(浅丘ルリ子)は、政次(高橋一生)を呼びつけ、直虎に駿府へ申し開きにくるよう命じる。以前同じように駿府へ呼び出され、道中で惨殺された直親(三浦春馬)の記憶がよみがえる家臣一同。政次は直虎に虎松(寺田心)の後見を降りるよう勧めるが、直虎はそれを拒み駿府へ向かうことを決意する。

<NHKオンデマンドより引用>

サブタイトルの元ネタ:「ゴジラVSメカゴジラ」もしくは「エイリアンVSプレデター」(怪獣映画ネタ

今川からの「徳政令を出すように」という命を2度も断っていることから、直虎も「あれがきっと来る…」と覚悟はしていた模様。「あれ」とは即ち、「今川からの呼び出し」です(汗)。さすがに恐怖心が芽生えたからか「女子のやることとして見逃してもらえませんかねぇww」と無理やり楽観視しようとして笑う直虎でしたが・・・、この大河ドラマはそんなに甘くはないんだな、これがw。それが人気の秘密の一つでもあったんだけど。

さらに南渓和尚は「向こうも女子だし、手加減もないだろうねぇ」と身も蓋もないことを言ってくるww。みんな、直虎に容赦ない!でも、繰り返すようですがそれがこの大河の良いところでもあるのです(直虎、ごめんねw)。

周りの反対を押し切って家臣に加えた瀬戸方久(ムロさん、最高だった!)と、前回ようやく分かり合うことができた奥山六左衛門と共に徳政令を発布しない代わりの知恵を出し合う直虎ではありましたが、「今川からの呼び出し」の件が気になって全く話に身が入りません。
そしてついに、駿府から戻った政次によって正式なお呼び出しの命令が伝えられます。覚悟していたとはいえ直虎も気が重い。でも、政次としては本心では直虎を守りたい一心ということもある。

「駿府へ行かなくてもすむ方法はただ一つ、私を虎松様の後見になさることにございます」

もうこれしか方法がないところまで追いつめられてる。政次の心境としては「頼むから、この提案を飲んでくれぇぇ!!」ってところだったと思うのですが・・・そんな想いは届くことなく、直虎は

「ならば、申し開きに参るしかないじゃないの」

と頑なにそれを拒否!これ以上言っても無駄だと諦めた政次は「供をさせてほしい」と言い残してその場を立ち去ってしまった。政次が彼女を守るには、もう、一緒についてくしかないからね(汗)。でも直虎はそんな彼の気持ちに全く気が付く様子がありません。切ないーーー!
ところが政次は他の手立てもこっそりと実行。虎松の母で直虎を未だに敵視しているしのに「今川は直虎の後見を認めてるわけではないから、虎松の後見は自分にしてほしいと一筆書いてほしい」と頼み出ます。その言葉にまんまと乗せられたしのはその旨の書状を書いてしまうことに。これで一応保険は手に入れたってことね。賢いわ、政次!

そんな裏工作があったとは知らぬ直虎は「何か事が起これば政次を人質に取って戦えるのではないか」と南渓に話してる(汗)。政次の気持ち、全く伝わってないことの哀しさよ(苦笑)。そんな物騒な提案をしてくる彼女に苦笑いの南渓は、「もうダメだと思った時には政次に後見を譲ると言って一目散に逃げるのが得策だ」と説きます。命があってこそ、というのはいかにもお坊さんの南渓らしい言葉。
今回の呼び出しは直虎もけっこうビビってる節があるので、「胸に刻んでおきます」と素直にその言葉を受け止めるのでした。

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直虎が屋敷に戻ってくると、あくまでも直虎に反抗的で離反していた中野直之が恐ろしい形相で待ち受けていました。すぐにでも後見を下りて今川に恭順の意を示すべきだと迫る直之に対し、毅然と「嫌じゃ」と反論する直虎、負けてませんw。
これにまたもや直之くんの堪忍袋の緒がプチっと切れまして…「直親様の二の舞になったらどうするつもりじゃ!!!」と怒鳴り散らす。それにも反論する直虎でしたが、「供の者を犬死させるつもりか」と問われると一瞬言葉を失いますが、やがて二人は激しい言い争いになってしまった。でもこの二人、なんだかんだでケンカするほど…って見えてくるから不思議(笑)。

それにしても、直之くんの直虎に向けたムッス~~~とした表情、めっちゃ可愛くて萌えるな(笑)。矢本君が演じる直之、好きだったんだよねぇ。

結局駿府へ行くことは本決まりとなり、護衛のためについて行くことになった傑山や昊天たちの気合も尋常ではない。
直虎は出立の前日、井戸の前で直親に呼び出されたことを報告。いくら強気の発言をしていても、一人になってみるとやはり心細い。「出来れば道中守ってくれればありがたい」と思わず直親の霊に助けを求めてしまう姿は切なかった。

一方の政次も屋敷で不安な夜を過ごしていました…。表に出せない”直虎を守りたい”という想いが溢れ出ているようでこちらもとても切なかった(涙)。政次の辿る道はどこまでも茨・・・。

そして出立の日の朝。六左衛門は剣の腕に自信がないということで留守番組になったようです。直之の説得に失敗したことを一所懸命お詫びする六左、ほんと良い奴。そんな彼に「女子を手に欠けるほど今川も落ちぶれてないと思う」と安心させるようなことを告げる直虎。とは言うものの、留守番する面々は気が気ではなかっただろうなぁ…。特に母の千賀改め祐椿尼はなおさらだったと思う。「何かあったら必ず逃げ帰るように」と念を押しました。

ただ、護衛の戦力がかなり高そうだから本当に何とかなりそうな気もするww。昊天さんは新しく槍を手に入れられたようでよかったね。

駿府へ旅立つ直虎たちの後ろ姿を「あの尼…、あれだけ言うたのに…」と複雑な表情で見送る直之。なんだかんだ言いながらも心配はすごくしてるんだよね。ツンデレキャラ、最高w。そんな彼に南渓は「暇なら手伝いに来てくれないか?」と誘い龍潭寺に連れて行くことに。

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直之がムスっとしながら龍潭寺へ行ってみると、瀬戸村と祝田村の百姓たちが一生懸命字の練習をしていました。南渓は直虎から「百姓たちに字を教えてやってほしい」と頼まれていたようです。仕方なく直之も教えることになるわけですが、墨のすり方がめちゃめちゃ投げやり(笑)。
そんな彼に甚兵衛がニコニコしながら直虎の最近の様子について尋ねてきました。徳政令の一件以来すっかり彼女に気を許したようで、彼にとって直虎はもう孫みたいな存在になったんだろうね。そんな甚兵衛に直之はムスっとしながら

「駿府から呼び出しを食らったのじゃ」

と告げる。すると、甚兵衛だけでなくその場にいた百姓たちの顔色が一気に青ざめていく。彼らは先代の城主・直親が駿府から呼び出されて向かう途中で抹殺されてしまったことを知っていたので、直虎も同じ目に遭うのではないかと気が気ではない。
自分たちの「徳政令」騒ぎのせいで呼び出されたのではという責任も感じてしまい、「今すぐ助けに行かなければ!!」と慌ただしく動き出します。そんな彼らに直之は「そなたらが行っても足手まといになるだけじゃ!!」と一喝しますが・・・

「それでも、直虎様は女子だ!お守りできないなら男じゃねえ!」

と猛然と反論してくる百姓たちに圧倒されてしまう。直虎、めっちゃみんなに愛されてるじゃないのーー(涙)。最初はかなり反目し合ってたからなおさらジーンときますね。
そして直之は「お守りできなきゃ男じゃない!」という彼らの心に何かを気づかされた様子。なんだかんだで心のどこかでは心配してたことには変わりないと思うから、彼らの直虎を想う言葉が彼のなかですごく響いたのではないかなと。

今にも寺を飛び出していきそうな勢いの百姓たちでしたが、南渓はそんな彼らに「ここにいても直虎様を助けられる方法があるとすればどうする?」と意味深なことを告げました。
一方、その場を離れた直之は思案し、そして一目散に駆け出していく。デレの瞬間、キター!

その頃直虎はとある山深い宿で一夜を過ごすことに。ところが、誰もいなくなった部屋にが現れただけで腰を抜かしてしまう(汗)。どんなに強がっていてもやっぱりそういうところは「女子」な一面が出ちゃうよね。
彼女の悲鳴を聞いて一目散に駆けつけようとした政次でしたが、傑山は彼のことを疑っっていたが故に羽交い絞めにして近づかないように護衛してしまう(苦笑)。「離して下され!!」と必死にもがいて直虎のところに駆けつけようとした政次は・・・「鶴」の顔になってた。傑山さん、気づいてほしかったよ、その瞬間の彼の変化に。

結局蛇は昊天さんが見事素手でつかみ取って事なきを得ることに。さすが昊天さん、頼りになるわ!
しかし、蛇に腰を抜かしてヒーヒー言ってる直虎を目の当たりにした政次はホッとするよりも不安の方が大きくなったかもね(汗)。あれごときで腰抜かすとはこの先思いやられる…って感じで。

同じころ、政次の弟・玄蕃に嫁ぎ未亡人となっていたなつが南渓の元を訪れ、政次はあえて悪役に徹することで井伊を守ろうとしているのではないかと告げていました。なつさんだけは、政次の真意を理解してくれていてよかった…。息子の亥之助を見て「弟に似てる」と涙を流してくれたこともあったからね。政次が冷たい態度をとることの裏の気持ちを敏感に感じ取りやすかったのかもしれません。
そしてまた、南渓もそのことに気づいていたようです。「本意を知られることになれば盾にはならないからそれを語ることはないだろう」となつに告げます。一番政次の想いを理解していたのはやはり南渓和尚だったか。

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翌朝、政次は直虎に「おとわ」と声をかける。ここであえて子供の時の名前を呼ぶっていうのがジーンとくる…。これにはさすがの直虎もビックリ。完全に闇落ちしてると思ってたから、急に「鶴」の顔になった政次に戸惑いを感じただろうね。

「今からでも遅くない、後見を辞めると言わないか?昨夜のこともあるかもしれないし、危ない目に遭うのはお前だけではないと思わぬか」

言葉はやはりツンなんだけど、直虎を思いやる気持ちがこもってるんだよね。どうにかして思い留まらせて彼女の命を守りたいって気持ちが伝わるよ…。さすがの直虎も今までとは違う政次の態度に戸惑い、答えに窮してしまった。
と、そのタイミングで突然大木が倒れてきたと思ったら・・・斧まで飛んできた(汗)!!!危機一髪で政次は直虎を守りましたが、これは完全に直虎に狙いを定めて脅しに…っていうか、抹殺しに来てるよ!???斧は怖すぎるぞ!!

異変に気付いた傑山や昊天は襲ってきた相手と交戦状態に。それを目の当たりにした直虎は、あまりの恐ろしさにその場から一目散に逃げてしまった。その後ろ姿を政次も必死に追いかけます。
ところが、政次が追いつく前に直虎が刀を手にした敵に囲まれてしまったーー(汗)。逃げることは実践したものの、やはり女子の足ではすぐに屈強な男たちに追いつかれてしまう事態に…。直虎、大ピンチ!!ここは政次、すぐに助けに入って彼女の信頼を取り戻せーーー!!

と、思っていたら・・・意外な伏兵が登場。

鮮やかに敵をばっさばっさと斬り捨てて直虎の窮地を救ったのは、直之でした。殺陣も鮮やかでしたねぇ。矢本君はこれが初めての殺陣だったそうで、かなり頑張ってたと思います。

「来てくれたのか!?」と驚いて見上げる直虎に対し、「女子のくせに出しゃばるからこういう目に遭うんだ!!」と相変わらずツンツンな発言しかできない直之(笑)。でも、ちゃんと助けに来てくれたんだからそれだけで株上げだよ!!「男でもこんな時は…」と言い訳しようとした直虎に

「守れねば、こちらの立つ瀬がないと言うておるのじゃ」

と諭す直之はめっちゃイケメン!!百姓たちが「直虎さまは女子、女子を守れなければ男じゃない!」って言ってた言葉が彼の気持ちを動かしたんだよね。その話を聞いた直虎は動揺してしまう。自分の行為が周りの多くの人を危険にさらしてしまったことを改めて思い返す直虎。
一方の政次は、完全に見せ場を直之に奪われる形となり(汗)、刀を静かに収めてその場をそっと陰に身をひそめる。信頼回復のチャンス、失ってしまった政次は切ない…。彼女は政次が助けようとしてくれてたこと、知らないからなぁ。

直虎は政次を呼び、虎松の後見を任せると告げました。以外にも直之はその申し出に「なんで!?」と反論。今まではそれが最善の策って吠えまくってたくせにねぇ(笑)。でも、今回の一件で直虎に対する感情が劇的にプラスに働いたみたいで「後見は直虎でいい」って思い直した様子。
しかし、直虎の意思は変わりませんでした。ということで、政次以外の一行は駿府へ行くことを諦めて井伊に戻ることとなりました。傑山さんたちも、ちょっとホッとした様子。政次はその旨を今川に伝えるべく駿府へと向かいました。

井伊に変える直前、直虎は直之をこっそりと呼び出します。

「之の字」

直虎の直之の呼び名が可愛いww。初めてそんな呼び名で言われた直之は居心地が悪そうでしたが「お(之)雪のほうがいいか?」という別の提案を聞くと即座に「之の字で」と了承(笑)。この二人、めっちゃ良いコンビになりそうww!!
直虎はさっそく心を開いてくれた“之の字”に「そなたにしかできない頼みを聞いてほしい」と切り出します。この後のシーン、是非放送してほしかったなぁ(笑)。その頼みを聞き入れてる直之とニマニマしてたであろう直虎の表情はぜひとも見たかったw。

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駿府へ行った政次は寿桂尼に事の次第を報告します。政次が後見になることが決まったと知ると「初めからこうしてくれたらよかったのに」と受け入れた模様。この尼様は逆らった者に対する仕打ちは何倍にもして返してきますから、ほんと恐ろしい。政次もほっと一安心です。
と、思ったら・・・「井伊の中野」という者が書状をもってやって来たという報告が入る。え?直之なんで駿府にまた来たんだ??と疑念を抱く政次。その者には寿桂尼自らが対面することに。政次の胸に嫌な予感ばかりが押し寄せる(汗)。

そして政次と寿桂尼が「中野」の待機する部屋へ訪れると・・・、たしかに直之の着物を着た若者がひれ伏していました。で、顔を上げたら・・・

なんとそこにいたのは、直之の着物を着た直虎ではありませんか!!

「そなたにしかできない役目」というのは、直之と直虎がちょうど背格好が同じくらいということだったわけですw。それで着物を取り換えっこしたんですよね。つまり、直之は直虎の格好をして井伊谷に帰ったわけで…、さぞかしみんなびっくりしたのではないかと(笑)。

このカラクリには政次も全く気付いていなかったようで言葉を失うほどビビってしまう。直虎、奇策にてついに駿府へ潜入成功。おんな大名と呼ばれる寿桂尼と直接対決に臨むこととなりました。

寿桂尼は「政次に後見任せて帰ったってきいてたんだけど?」とまず吹っ掛けると、

「申し開きに行く途中で何者かに就け狙われてしまって、これじゃまた申し開きに行くという下知に逆らってしまうことになるので、但馬(政次)を隠れ蓑にしてここまで来ることができました」

と、あくまでも低姿勢で事情を説明する直虎。その「何者か」を手配したのはおそらく目の前にいる寿桂尼の差し金だったと思うのですが、そこをあえて逆手に取った言い訳をしてきた直虎、あっぱれです。政次までダシにつかうとは、これはしてやられた感あっただろうねw。
こうまで言われては、寿桂尼も「殊勝な心掛けじゃ」と返すしかありません。まずは直虎の先制パンチが功を奏した形になりましたね。

その後さっそく本題に。徳政令に従わなかったのはなぜかと問われた直虎は「すでに瀬戸と祝田の村は寺領になっていたので、今川のかな目録に従って徳政令を出すことができなかった」と弁明します。ところがそれに対して「その掟は義元によって改正されたんだが?」とツッコミが入る。これに対して直虎どうする!?と思ったら、なにやらピンときた様子。

「私が後見として相応しいから徳政令を出せ、とおっしゃってるのですね?」

と見事な返し!!このあたりの会話劇の面白さはさすが森下佳子さんですねぇ。
しかし、政次としては直虎が寿桂尼に堂々と反旗を翻してるように見えてしまって気が気ではない。彼は直虎を守るために「某、一通の文を預かっております」と奥の手を出してきた。それは、出立前にしのをけしかけて「後見は政次に」と書かせた手紙でした。ちゃんと保険を用意しているところが政次のキレ者ゆえのこと。今川を怒らせては井伊、そして直虎の身が危ないと思うが故の作戦なのです。

そのことを知らなかった直虎はビックリ仰天!またしても政次に邪魔されてしまったと思っちゃったよ(汗)。寿桂尼は「生母が望まない後見など火種になるから認めるのは難しい」と反撃。これにはもう直虎も打つ手がなさそう…。政次は寿桂尼のご機嫌が直ってほっと一安心なんだけどね(苦笑)。

ところがその時、「井伊の者からの届け物」とやらが持ち込まれます。それを広げてみると…

瀬戸村と祝田村の百姓たちの自筆の名前がずらりと記されていた。そして、たどたどしい字で「直虎の後見を伏して願い奉ります」との旨が添えられてありました。

さらにもう一通、南渓からの文が寿桂尼に手渡される。そこには「井伊の民が望むことなので直虎の後見を認めてほしい」との旨が書かれてありました。
南渓が百姓たちに提案した「寺にいてもやれることがある」というのはこういうことだったのです。覚えたての字を必死に紙に綴って直虎の命をなんとか救おうとした百姓たち…泣けます(涙)。名前の一つ一つに、直虎への深い愛情が込められてる…!あんなの見たら、直虎だって胸打たれて泣けてきちゃうよね。

手紙を読んだ寿桂尼は「もしそなたに井伊を任せれば、いかにして民を治める?」と尋ねる。それに対して直虎は「潤すことで」と答えます。民を潤し、井伊を潤し、国を潤せば、それはやがて今川のためになると。その言葉に嘘がないと信じた寿桂尼は、ついに直虎の後見を認めることにしました。よくぞあの尼様を説得したよ!!お百姓さんたちもグッジョブ!!みんなの勝利ですね。
しかし、最後に「次はない。もう二度と生きて申し開きすることはできないと思え」と付け加えてくるところが寿桂尼さんの恐ろしいところです(汗)。気を付けなきゃね。政次も、一応は安堵といったところでしょうか。

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無事に駿府から出られることになった直虎が門の外に出てみると、心配でいてもたってもいられなかった六左衛門が迎えに来てくれていました!

百姓たちの手紙を届けてくれたのは、六左だったのです!!グッジョブすぎる働きーー!!「おかげで生きて帰れた」と直虎もウルウルしてしまいます。良き家臣に恵まれたね。

「戻るぞ!!井伊へ!!」

そして井伊に近づくと、どこからともなく百姓たちが歓喜しながら二人を出迎えに現れます。

この一連のシーンが本当に感動的で、当時ボロボロ泣きながら見ました。みんなの笑顔が本当に泣けて泣けてねぇ…!!最高のワンシーンだったと思います。

そして、井伊の城に戻ってきた直虎を先に帰っていた傑山や昊天(傑山の「よく、戻ってきた…」のセリフがすごいセクスィーw)、そして着物を取り換えてくれた直之が感無量の表情で出迎える。みんな心配しまくってたと思うよ。生きて帰れる保証なかったからね。家族もみんなホッとした表情で出迎えてくれた。母の祐椿尼さんは特に心配してたと思うから涙なしにはいられなかったよね。

南渓は、井伊の井戸の前で、亡くなっていった身内たちに酒を振舞い一人、直虎の帰還の喜びに浸っていました。今回のことは、南渓にもだいぶ助けられましたからね。
なつは、小野の屋敷へ戻ることを決意します。政次の真意を知っている彼女は、彼の味方でいようと考えたのかもしれません。それが亡き夫の玄蕃も臨むことだと思ってただろうし。彼女だけでも支えになってあげてほしい。

その頃、今川屋敷に戻ってきた氏真は「撥ねつけてやってもよかったのに」と残念そうに政次に愚痴ってます(苦笑)。それに対して「寿桂尼は直虎の今後を見てみたいと思ったのかも」とさりげなくフォローする政次。こうしてご機嫌取っていくことで彼は彼なりに井伊を守ってる。
そんな彼の苦労を全く知る由もない氏真は「面白くないのぅ」と不満げ。またいつキレるか分からないので政次も気が休まらないだろうなぁ(汗)。

こうして、直虎は正式に虎松の後見として、城主として認められることとなりました。でもまだまだ前途多難です。

この翌週に直虎に大きな影響を与える柳楽優弥くんが演じる龍雲丸が登場します。政次の苦労もますます増していきます。直虎にずっと敵対心を抱いていた亡き直親の妻・しのでしたが、『第三の女』の登場で意気投合することとなり良き関係になることに(そう来たか、といった展開でしたw)。
その他もろもろ面白エピソード盛沢山なのですが、22話までの感想が当時書けてなくて(苦笑)。今回も色々と時間が取れなくなる事情があり、それまで間が空きます(15話だけは本当に好きなエピソードだったので書き足しちゃいました)。23話のCS放送に合わせてまた再アップしていきますので、もしよかったら読んでいただけると嬉しいです。

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