NHK大河ドラマ『青天を衝け』第11回ネタバレ感想 横濱焼き討ち計画

とうとうサブタイトルから「栄一」の名前が消えました。ストーリーのテーマ的に難しい選択ではあったかもしれないですね(汗)。ちなみに「横濱焼」という感じの字面だけみると・・・「焼売」を思い描いてしまうのは私だけだろうかww(←横浜住んでた時期長いもので)。

ついに惇忠兄ぃが「幕府を我々が転覆させてやる!」と言い出した(汗)。色んな所から集まってくる浪士たちの話を聞いていくうちに”自分たちはこんなところで議論してるだけでいいのか!?”といったような衝動が抑えきれなくなったんだろうなぁ。傍から見るこちらとすれば、惇忠の提案がいかに無謀な行為であるか分かってしまうんだけど、当時はあの狭い世界の中にいた人たちならなおさら、「自分たちだってできる!」って思い込んでしまったんだろうと。

惇忠の計画を実行するには長七郎の力はどうしても必要だ、ということで無理やり江戸息を断念させて上州に身を隠すよう言い含めたのですが・・・、江戸での攘夷決行計画(坂下門外の変)を任された身でありながらそれを一人だけ断念して黙って姿を消すということは、長七郎には出来ませんでした。もう、死ぬ気でやる覚悟作っちゃってましたからね…。
ということで、我慢できずに身を隠していた上州から抜け出し江戸へ向かってしまった長七郎。その知らせを聞いた栄一は、夜中だったにもかかわらず慌てて行方を探すために飛び出していってしまいます。吉沢亮くん、今回も超全力ダッシュ、頑張ったね!!

そして全力疾走の甲斐あり、熊谷の宿を出立しようとしていた長七郎をギリギリのところで発見した栄一。いやぁ~~、よく見つけたねぇ。あのあたり一軒一軒飛び込んで探したんだろうか。でも、あんな簡単に入口開けて入れちゃう定宿・・・防犯的に危ないんじゃ(←そこはあまり関係ない 笑)。

栄一は何が何でも江戸へ向かうという意思の固い長七郎に、坂下門外の変で河野顕三が討死してしまったことを告げます。そして目的も達成できなかったことも…。「俺が行けばそんな結果にはならなかった」と反論する長七郎でしたが、栄一は「それが無駄死にになるって言ってるだろ!!」と強く諫める。

「生き残ってる俺達には、河野の代わりにまだ為すべき定めがあるはず!!」

この栄一の言葉はグッときましたねぇ。河野は何かと栄一に食って掛かる人物ではありましたが、それでも栄一は「お前の言うことには心打たれるものがある」と彼を認める発言もしていました。二人が和解したようなシーンはありませんでしたが、きっとどこかで意気投合して酒を酌み交わした瞬間もあったような気がするんです。だから、栄一が顕三の死を無念だと思っているような発言をしたことは嬉しかったですね。

河野を熱演した福山翔大くんもそんな風に思っているようで嬉しかった。ほんと、1回きりの出演が勿体なかったよなぁ。次に大河出るときにはもっとメインで出演してほしい俳優さんです。

ちなみに、この時のやり取りは栄一の著書や惇忠の生涯を描いた本のなかで語られている史実だそうです。けっこう詳しく書かれていて、ドラマはそれを忠実に再現していたらしい。そう思うと、遠い昔の出来事ではなかったのだと改めて感じられますね。

栄一の魂の説得により、長七郎は無念の気持ちを引きずりながらも京都へ逃れることとなりました。彼がここで京都に向かったことが、後々大きな意味を成すことになるのです。天がそう仕向けたのかもしれないなぁ…。

以下、さらに第11回を見て気になったシーンもろもろネタバレあり

これまでの『青天を衝け』感想レポ

青天を衝け
青天を衝け
2021年度NHK大河ドラマ『青天を衝け』の感想レビュー
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『青天を衝け』第11回 横濱焼き討ち計画

2021年04月25日(日)放送 NHKBSプレミアム 18:00~18:45 ほか

出演:吉沢亮、高良健吾、橋本愛、満島真之介、田辺誠一、草彅剛、和久井映見、小林薫、ほか

あらすじ

栄一(吉沢 亮)と千代(橋本 愛)に待望の第一子が生まれるが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家は重い空気に包まれる。そんな中、惇忠(田辺誠一)は自らの手で攘夷(じょうい)の口火を切ろうと、横浜の外国人居留地の焼き討ちを発案。心を動かされた栄一は、武器や仲間を集め始める。一方、謹慎を解かれた慶喜(草彅 剛)は将軍・家茂(磯村勇斗)の後見職となるも、島津久光(池田成志)らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。

<公式HPより引用>

長七郎が京都へ向かった1か月後、またしても栄一は全力疾走しておりました(笑)。しかも今回は父っさまとの本気モードの競争ですww。結果は栄一の勝利でしたが、途中までは父っ様めっちゃ頑張ってたわ(笑)。

なぜ彼らがこんなに必死に走っていたかというと…千代が栄一との初めての子供を出産ということになっていたからでした。農作業している時に「もうすぐ産まれそう」って知らせ受けたんだろうね。そりゃ、全力疾走しますわ!!

 家に辿り着いた時には既に産まれていて、栄一は喜びを爆発させる。子供の名前は「市太郎」。大好きな父っ様から一字をもらったんだろうなぁ。その手に抱いた栄一の表情は、優しい父親そのものでした。吉沢亮くん、ここのお芝居もすごく自然体で本当にパパになったみたいな雰囲気だったなぁ。

栄一の子供へのデレデレっぷりは相当なもので、宗助伯父さんも「中の家も安泰だ」と安堵している様子。千代ちゃんもやっと変な気を遣わなくて済むね。市郎右衛門も「これで攘夷とか物騒なことを言わなくなるだろう」と胸をなでおろしていました。
現に栄一は以前よりも商売に熱心に取り組んでいて過激思想からも遠ざかったように見えた…のですが、金子の計算をしていた時にこっそりと一袋だけ自分の懐にしまい込んでいた(汗)。惇忠の攘夷計画のためにお金の一部を懐にしまったんだろうけど・・・栄一、それ、泥棒だぞ!?

後日、栄一と喜作を道場に呼んだ惇忠は今の世の中を変えるためには「天下を驚かす大騒動を起こす必要がある」と熱弁を振るう。大きな騒ぎを起こして世間にインパクトを与えて決起のきっかけを起こそうと思っていたようです。今でいう、テロ行為ですわ、これ(汗)。そして彼が計画していたのが・・・

「横濱にいる異人を焼き討ちにする」

という極めて物騒な行動でした(震)。横濱居留地をすべて焼き払い異人を一掃するって…相当やばい計画すぎるって(汗)。惇忠兄ぃの目がもうイッちゃっててメラメラしまくってて恐ろしい。小さな田舎のコミュニティで一方的な情報ばかりを耳にしてきたことで、どんどん過激思想が育っていってしまったんだろうなぁ。
田辺誠一さんは普段はどちらかというと「ゆるふわ」な雰囲気を持った俳優さんですが、こういった燃え滾るような狂気の一面をグッと前面に出す芝居をするとゾクっとするような恐ろしさを感じさせるんですよね。滑舌はあまりよくないんだけど(それは昔からですがw)、それを凌駕するような気迫と雰囲気を持ち合わせた”戦う役者”さんだと思います。

栄一は惇忠の計画を聞き「横濱がやられれば異国が黙っておらず、幕府はその影響で転覆するはず。その暁には自分たちが天子様を奉じて表に出る番だ!」とやる気に火がついてしまった模様。彼の攘夷思想は全く衰えていなかったわけです。子供が生まれて落ち着いてくれた…と思っている家族がそれを知ったらどんなにか仰天するだろうか(苦笑)。

「俺たちは、この北武蔵から攘夷を決行する!!」

惇忠兄ぃの言葉に、栄一も喜作も心を昂らせていく。その話をかいつまんで聴いていた平九郎も、自分も何かできるのではないかと思い始めていたようでした。国が大きく揺らいでいる時、自分たちもその歴史の一部となりたいと過激な思想がどんどん暴走していく。きっと当時、こんな若者たちが大勢いたのだろうなぁ…。

ドラマに登場した「神託」の書状は、尾高惇忠が書いた「横濱焼き計画」決起文の実物だそうです。自分たちを「神兵」と表現しているところが恐ろしい…。この決起文を書いている田辺さん演じる惇忠が家族にも勘付かれないような静けさを醸し出していてゾクっとしましたね。

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OPテーマ明けに徳川家康さん、登場。今回の紹介は、慶喜が謹慎を解かれて将軍後見職になった経緯について。彼が将軍になるまであと4年まで迫っているらしい…!

慶喜に後見職を申し付ける家茂はあくまでも謙虚で物腰が柔らかい将軍です。これはぜひともお守りしなければと思わせるタイプですな。彼がもっと長生きできていれば…世の中は違う方向に動いていたのかもしれないと思ってしまいます。

政権復帰した慶喜は、家臣を集めて「身分を問わず意見を聞かせてほしい」と告げていました。彼のこういうところはいいですよね。広く意見を聞こうという姿勢が表れています。たしかに将軍になってほしい人材だと思わせる。

そしてもう一人、安政の大獄で隠居謹慎を食らっていた松平慶永…改め松平春嶽も政権に復帰します。謹慎中に改名したようです。春嶽は島津久光の働きかけによって表舞台に復帰できた経緯がありました。ということで、ここで『青天を衝け』での島津久光さんが初登場!

演じるのは池田成志さん!何やら不敵な香りがプンプン致しますね(笑)。

慶喜、春嶽、久光と3人そろっての会談。たしか『西郷どん』では慶喜と久光は超険悪ムードになっていたはずなので、このシーンでも嫌な予感しかしない…とハラハラしていたら案の定w。
久光が「これでやっと攘夷を決行できますな」と慶喜に振ると…「攘夷攘夷って言うけど、そんなもんが可能だと本気で思ってるのか!?」と予期せぬお答え。

「攘夷などもはや詭弁!!父が攘夷と叫んでいたのは単に国が辱められるのを恐れていたからだ」

とピシャリ。慶喜は自分の国の兵力が異国には到底及ばないことを理解していたので、あくまでも現実的な意見を述べただけなのです。まぁ、そこまでで発言を止めておけばよかったのですが…

「あなたはその場逃れの空虚な妄想をしているだけではございませんか!」

と久光の心を逆なでするような余計な一言まで追加してしまう(笑)。今回も慶喜と久光はかなり険悪な雰囲気で進んでいきそうですw。その場にいた春嶽は一瞬「えぇ?慶喜さん攘夷反対なんだ…。ちょっとがっかり」みたいな顔してましたねww。

周りが「攘夷攘夷」と騒ぎ立てて自分を利用していることの煩わしさに対する愚痴を、慶喜は美賀にだけ打ち明けていました。美賀もそんな夫の気持ちに寄り添っています。最初は波乱のスタートでしたが、こうして心許し合える仲になったのは良かった。

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その頃、栄一の身には大きな悲劇が訪れていました。商いから帰ってくると、家には誰もいない。栄一が留守の間、血洗島に「はしか」が流行したらしく…千代と市太郎が感染してしまったのです。当時「はしか」はまだ有効な治療方法がない流行性の感染症で恐ろしい病でした。千代はなんとか一命をとりとめましたが、まだ幼い市太郎は耐え切れず命を落としてしまった…。

亡くなった愛息を胸に抱いた栄一はただ一人、慟哭します…。このシーンの時の栄一の泣きっぷりがもう、あまりにも悲痛すぎて思わずもらい泣きしてしまった(涙)。あれは”芝居”という領域を越えてたよね。泣きじゃくり方があまりにもリアルで…。吉沢亮くんの表現力の繊細さに心が熱くなりました。

ゑいは市太郎の墓の前で涙にくれる千代を励ましました。ここで語られるゑいさんの辛い過去…。彼女もまた、二人の子供を出産後と早くに亡くしていたのです…。それだけに、千代の気持ちがなおさらよく分かるのだろうね(涙)。和久井映見さんの千代に対する無償の愛みたいなものが伝わってくるお芝居にまた泣かされてしまった。

栄一は哀しみを紛らわすかのように畑作業に没頭。しかし、その哀しみはやがてさらに過激な攘夷思想へと突き進ませてしまうことに…。

惇忠は喜作、栄一、伝蔵を密かに呼び集め計画を語りだす。まず最初に高崎城を乗っ取りそこを拠点に武器を集め決起するという。喜作はその作戦計画を『里見八犬伝』のシーンの一節にたとえ成功する構図しか描いていないようでしたが・・・見ているこちらとしてはとてもそんなにうまく事が運ぶとは思えない(汗)。みんな実戦経験ないしね。
でも、惇忠たちの頭には高崎城の乗っ取りはうまくいくに違いないという根拠のない自信に支配されていて、あくまでも「きっかけ」に過ぎないとすら考えてるところが恐ろしい。

横濱襲撃のためには「火が上手く全体に回るような時節を選ぶべし」と語る惇忠。

決行日は「冬至、11月12日」。 彼らの脳裏にはもう、焼き尽くされた横濱の町の姿しか思い描けない状況…(汗)。それがどんなに残忍な行動なのかなんて考える余地もない。当時の若者たちの攘夷思想の危うさがひしひしと伝わってきて恐ろしくなりました…。

栄一は息子を失ったことで”失うものは何もない”的な心境に陥っている様子。この計画が無傷で成功するとは考えておらず、むしろ自分たちの「崇高な死」を以て世の中にインパクトを与えることが目的だと語ります。
喜作も惇忠も同じ想いを抱いていたようですが、伝蔵だけはちょっと怖気づいたような表情をしていたのが気になります…。彼はここにきて本格的な話を聞いて「そこまでの覚悟はなかった」と後悔しているのかもしれない。それが普通の感覚なんだけどね。

するとこの話を聞いていた平九郎が「自分も仲間に加えてほしい」と懇願してくる。しかしそれに対して惇忠はピシャリと「ダメだ!!お前はまだ若い!」と撥ねつける。彼は二度と故郷の地を踏めないことを覚悟していました。それゆえ、家長であった自分の代わりに平九郎に家を守ってほしいと告げるのでした。”家を守ってほしい”と告げられた平九郎は渋々ながらもそれに従うしかありません。
栄一や喜作も、この話を受けて自分たちも「家」のことを考えなければいけないと思い直す。おそらく、この計画が露呈したら家族みんなに迷惑が掛かるのは目に見えてますからね…。それだけ重い行動を決意するからには、それなりの対応をしなければならないわけで。

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1863年、京では「天誅」と叫んで開国賛成や和宮降嫁に賛同した人間を斬り捨てる輩が横行。彼らは斬り捨てた後に慶喜に宛てた書状を残していました。しかも、討ち取った首まで添えるという異常さ(震)。こんなことが日常茶飯事になっていた京、怖すぎる!!

過激な攘夷思考の強かった長州は、公家の三条実美を持ち上げてさらに勢力を増す一方。その三条は慶喜を呼び出して「天子様は攘夷決行をお望みなので、一刻も早くその日時を示すべきだ」と迫ってきた。
それに対して慶喜は冷静に「浪士の暴発など恐れるに足らず」と言い放つ。すでに京都守護職所司代を配置していたこともあり彼も強気でした。この頃守護職に就いていたのはおそらく松平容保さんでしょう。ちなみにその弟の定敬は1864年に所司代に就いています。松平容保の指示で治安を守る舞台として結成さるのが「新選組」ですね。町田啓太君が演じる土方歳三の登場が楽しみです。

慶喜と一緒にその場にいた春嶽も「攘夷決行はそんな簡単なものではない」と同調。あ、結局そういう流れになったのねw。とりあえず和宮降嫁で公武合体となった今は様子を見るべきと冷静な春嶽。
ところがこの二人に対して三条さんがプチっとキレちゃいましたww「天子様の勅命で私らは来てるんだから今すぐに攘夷の日時を決めなされっ!!」とえらい剣幕(笑)。金井勇太君の演じっぷりがエキセントリックで面白かった~ww。
そんなキレまくって興奮する三条さんに対して慶喜と春嶽はあくまでも平常心ww。シレ~っとキレまくってる三条さんを見てるだけ(笑)。この対比が面白すぎww。「なんじゃその、澄ましくさった顔はっ!!」って思わず言っちゃったのはもしや金井君のアドリブ??とすら思っちゃった(笑)。

とは言うものの、捨て置くわけにもいかず慶喜は頭が痛い。それ以外にもイギリスが攘夷事件の賠償を求める事案もあったりして問題山積です(生麦事件の賠償を求められてた)「攘夷など詭弁だとなぜわからぬ!?」と一人憤慨しまくる慶喜、その気持ちわかるよ…。
すると、障子の外から「まことにその通り」と懐かしい声が聞こえてきました。

甲府に左遷されていた平岡円四郎が、慶喜の元へ戻る許可を得て帰ってきてくれました! 「よかったぞ!!」と慶喜も再会したことに感激した様子。一番苦しい時に一番信頼できる人が帰ってきたことは、彼にとってとても心強かったと思います。
ちなみにこの頃、ずっと水戸で斉昭の側近だった武田耕雲斎も慶喜の傍に仕えるようになっていました。彼は後に大きな事件に巻き込まれていくことになるんですけどね…。

一方の栄一は、喜作と共に攘夷決行のための準備として武器を調達するため江戸入りしていました。彼らが訪ねたのは「梅田屋」という武具専門店。

ここの店主・梅田慎之介を演じていたのは渡辺徹さんです。ちょうどこの放送の時期はミュージカル『アリージャンス』の舞台に立っているはずだったのですが、体調不良で降板されてしまいました…。一日も早くお元気に復帰されて欲しいと思います。

刀を60~70用意してほしいという栄一たちの真意を測りかねた梅田は「見たところお武家さんではないようですが」とすぐには応えようとしませんでした。しかし、栄一は「日ノ本はお武家さんだけのものじゃない、自分たちにも志はある!」と大金を差し出す。そのお金・・・商いで得た収入のやつ・・・。ここで使ってしまう気だったのか(汗)。

志を問われた栄一は「すっかり淀んでしまったこの国に一石を投じ蘇らせることが自分たちの志だ」と告げます。その目はまっすぐ前を向いていながらもどこか暗い影を落としているように見えました。このあたりの表現力も吉沢くん、巧い!!

その言葉を聞いた梅田は二人を武具倉庫に案内。威張りくさった貧乏侍が金も払わずに自分たちにたかってくる現状に忸怩たる想いを抱いていた彼は、栄一たちのメラメラとした雰囲気と確固たる志を聞いて売る気持ちになったようです。
栄一には刀を、喜作には槍を差し出す梅田。二人のイメージ的にはそんな感じか。しかし、未だに実戦経験がない彼らだけに見てるほうはハラハラさせられっぱなしだよ(汗)。

栄一たちが購入した武具は密かに惇忠の元へ運ばれたとのことですが、かなりの量が集まっていたわけで…、いくら早朝に行動していたとはいえ誰かに気づかれてるんじゃないかという気がしてなりません(苦笑)。しかも、計画に参加したいと申し出る人も続々と集まってきていたらしいし…どうやったって目立ってしまうんじゃ…。

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ひと段落した栄一たちは江戸で範之助たちと飲み明かしながら計画について語り合っていました。そのメンバーの中に、「幕府が目を光らせているから気を付けたほうがいい」と慎重論を唱える人物がいました。

木村達成くんが演じる中村三平です。達成くん、キターーー!!!出演するってニュースを聞いてから登場するの楽しみにしてました。

どうやら、吉沢亮くんと共演したミュージカル『プロデューサーズ』の時にこの話がきたようですね。今後の登場も期待してます!

するとそこへグデングデンに酔っ払った一人の若者が乱入してきました。その若者に頭を下げる範之助たちを見て不思議に思う栄一たち。飲み代の金をせびってくるような奴になんで頭下げてんだ?ってふつう思うわなw。しかし、その名前を聞いてびっくり仰天。

藤田東湖が大地震で命を落とした時に傍らで少年のように泣きじゃくっていた、藤田東湖の息子・藤田小四郎だったのです!!まさか小四郎くんがこんな初登場の仕方をしてくるとはビックリ(笑)。98年大河『徳川慶喜』で田辺誠一さんが小四郎を演じていた時の初登場は、桂小五郎との密会というかなり物騒なシーンでしたからね。その時とはえらい雰囲気が違いますw。

栄一と喜作は小四郎が敬愛してやまない藤田東湖の息子だと知ると大興奮!まるで有名人に出会ったかのようなテンションの上げっぷり(笑)。ところが、栄一たちを田舎者呼ばわりして高笑いする小四郎にそのテンションも一気に鎮火ww。栄一は失望感からくる苛立ちの気持ちを隠せません。

「水戸の武士ともあろう者がこんなところでただ酒食らって何をしている!?東湖先生に恥ずかしいとは思わないのか!?」と猛然と食って掛かってしまう。そんな彼を喜作は「言いすぎだ」と止めようとしましたが…、表情は栄一と全く同意見と言ってましたね。

すると小四郎の脳裏に父を失った日のことが蘇り感情があふれ出してしまう。突然泣き出した小四郎を目の当たりにした栄一と喜作は「え・・・泣かせちゃった・・・??」みたいに動揺(笑)。ビビった栄一が我に返って「すまねぇ」って謝るのが可愛かったww。
しかし小四郎は、栄一の言葉に目覚めさせられていたのでした。彼が酒におぼれるようになってしまった背景には、斉昭を失い、多くの仲間を攘夷運動で失ったことで自分を見失いどう振舞えばよいのか混乱していたことがあったのです。小四郎は小四郎なりにずっと苦しんできたんだろうね…。

「今に見てろ!俺は、父をも超える大義を成してみせる!!」

小四郎の力強い言葉に栄一と喜作は大いに喜び、共に飲み明かすこととなりました。小四郎のその後の運命を知っているだけに、この彼の決意を聞くと胸がキューっと苦しくなりますね…。

そんな彼らを後ろの方でじーーっと見つめている目線がありました。あれは波岡一喜くんが演じる一橋家家臣の川村恵十郎。今後どうかかわっていくか気になります。

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それと同じころ、長州や薩摩は外国と戦を経験し攘夷が無謀であることを痛感させられていました(薩英戦争と下関戦争)。さらに京でも攘夷派の者たちが多く追放される事態となり混沌としていました(八月十八日の政変)。慶喜や春嶽に「攘夷の日時を知らせろ!」とキレまくっていた三条実美さんもこの時追放されることとなり長州へと落ち延びることに(七卿落ち)

そんな混沌とした時代のさなか、栄一と千代の間に女の子が誕生しました。名前は「うた」。千代ちゃん、頑張ったね。今度は元気に育ってほしい。
しかし、第一子誕生の時にはあんなに大喜びしていた栄一でしたが、今回は娘を抱くこともせず黙ってその場を立ち去ってしまいました…。あれじゃ千代は不安になっちゃうよねぇ。女の子だったからがっかりしたんだろうかとか考えちゃうよ(汗)。そんな栄一を不安に思ったのは母親のゑいさんも同じでした。しかし栄一は逸れには何も答えませんでした…。

そしてその夜、栄一は市郎右衛門に「中の家から勘当してください」と切り出すのでした。家を出て天下のために働きたいからだと告げますが、そのための計画のことまでは言えないよなぁ…。知られたら全力で止められるに決まってる。
「天下のために働くことになればこの家に迷惑がかかる」そう考えての栄一の覚悟に耳を傾ける父…。家を継ぐのはていの婿になる人にしてほしいと頭を下げる栄一。

母は突然の栄一の申し出に納得することができません。そりゃそうだよなぁ。幼いころから「とっさまの後を継ぐんだ」って目標にして目を輝かせていたわけだから、今の栄一の行為は父に対する裏切りでもある。ゑいさんとしては「国を守りたい」という息子の覚悟は理解できなかったと思います。そんな母に栄一は怯むことなく自らの想いを伝えます。

「この世の中みんなが幸せじゃなかったら俺は嬉しいとは思えない。みんなが幸せなのが一番なんだよ」

自分のことばかり考えがちだった幼い栄一に母が語った「みんなが幸せになるのが一番いいんだよ」という言葉が、まさかここで反映されてしまうとは皮肉なものです。ゑいが言いたかった「みんな」は身近な人たちのことを指していたと思うのですが、栄一はいつしか国全体の人たちを対象に考えるようになっていた。そのズレがなんだか少し悲しい…。

栄一はまっすぐで強い眼差しを父に向けながら、これは熟考したうえでのことなのだと必死に伝えます。この時の吉沢くんの目力にどうしようもなく惹きこまれていくのを感じました。なんていうか…目が離せない!!もともと実力のある役者さんだと思っていたけど、今回はそれ以上のものを感じさせられたなぁ。すごいよ、吉沢亮!!

「大義のために生きてみたい」と訴える息子の言葉を聞き、市郎右衛門は答えに窮してしまう。ここで即座に反対しなかったことが少し意外にも感じましたが、おそらくは栄一が百姓という枠から飛び出していく日が近いのではないかということを予感していたが故に複雑な心境だったんだろうなぁと思います。

すると、栄一の隣に千代がやってきて共に頭を下げ「栄一さんは日ノ本のことを一家のことと同じように大事に思っているのです」と訴える。栄一の道は二つあるのだという千代の言葉は胸打たれるものがありました…。まだ娘が生まれたばかりだし、栄一にはいつもそばにいてほしいはずです。それでも自分の気持ちを押し殺してまで夫の決意を後押しするとは…切なすぎるよ(涙)。栄一のことが好きだからこそ、なんだよね…。

ふたりの懇願を受けた市郎右衛門は「俺が何を言おうが思うようにするんだろ」と諦めたように了承するしかありませんでした。本当は大事な息子を勘当なんてしたくなかったはず…。それでも「俺が10年若返ったことにして働くことにする」と告げる父の愛が泣けます(涙)。それに、”百姓”としての本分を市郎右衛門は守り抜こうとしてたというのもありますからね。この選択しかなかったと思います。

ただ、後々栄一たちの本当の計画内容を知った時には…衝撃受けてしまうだろうなぁ。いくら父っ様でも、体を張ってでも止めたんじゃないだろうか…。

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